「5時に夢中!!」で中瀬ゆかりさんが紹介してらっしゃったこのマンガ。「俺 つしま」という猫のマンガです。
猫目線の物語
主人公は「つしま」という名前の猫。この猫の目から見た世界を面白おかしく描いているマンガです。
や、どうも。だいぶ春めいてきたけど、あさばんはまだ冷えるって、おじいちゃんが。みなさん、いっぱい食べていっぱい寝て、カゼなんかひかないでね。 pic.twitter.com/KA0AO6BCtj
— 俺、つしま (@tsushimacat) 2019年3月17日
野良猫だったつしまが、「じじい」に拾われて、「じじい」の家にいた先猫たちと一緒に暮らし始めるのですが。
実は「じじい」は女性だったり。
きっすいの野良だったこの俺だ
もちろんかんたんにこいつ(おじいちゃん)に
こころを許したわけじゃない
とか言いながら、3時間以上ブラッシングさせたり…。
良かれと思って病院に連れていったら、次の日から家出したり。
とにかくかわいい「猫あるある」に溢れていて…。
猫=リアル 人間=適当
それがまた、憎たらしい表情をしながらも愛情表現をしてくる猫の姿をとてもリアルに描いていて。
いっぽうの、飼い主のおじいさん(実はおばあさんだけど)はまるで「へのへのもへじ」クラスの適当さで描かれていて。
猫の可愛さ、愛しさが全編に溢れていて。
猫目線の物語は、
ああ、猫ってこういうこと考えてるんだ
って思わせるに十分な説得力。
作者の圧倒的な猫愛
作者が人一倍、猫を愛してらっしゃるんだろうな、だからここまで深く猫の気持ちを代弁できるんだろうな、と思わせます。
基本的には、呑気な野良猫たちと猫愛の激しい人たちとのギャグマンガですが…。
野良だったつしまがおじいちゃんのところにやってきたいきさつや、先輩猫たちとのやり取りの中には、涙なしでは読めない物語もあります。
野良だからこそ経験する出会いや別れ。それを、猫目線で丁寧に描いてくれているので、
野良猫ってきっと、こんな経験をしてるんだろうな…。
と、気づけば号泣しているエピソードもあります。
猫が好きな人は言うに及ばず。
そうでない人にも、是非読んでほしいマンガです!!