先日から、映画「ゴッドファーザー」PARTⅠ〜PARTⅢをDVDで鑑賞した。
名作の名にふさわしい映画である。
同作品の音楽もまた、万人の胸に染み渡る名曲といえよう。
音楽はニーノ・ロータ。映画音楽界では巨匠中の巨匠だ。
特に有名な曲が「ゴッドファーザー 愛のテーマ」。
作品中、イタリア・シシリーのコルレオーネ村でしか流れない曲だ。
このニーノ・ロータ、他にもたくさんの名曲があるが、やはりこれではないだろうか。
「太陽がいっぱい」
「ゴッドファーザー」を見ながら、「太陽がいっぱい」が見たくてたまらなくなった僕は、DVDを借りてきて、若かりしアラン・ドロンの名画を観た。
隣でお方さまも退屈そうに観ていた。
アラン・ドロンが親友を殺すまでが長い長い。この冒頭の部分で、観客はドロン扮するトムが、親友フィリップを殺す動機を知り、大なり小なり彼に感情移入するわけだが、お方さまにはそんな過程などどうでもいい。
お方さまは、
銃声!
爆音!
破壊!
この程度しか、映画に対するシンパシーが湧かないのだ。
しかし、「太陽がいっぱい」は、徐々に見ながら興味が出てきたようだった。
なぜなら、
アラン・ドロンが男前すぎる!!
からであった。
妻:アラン・ドロンって、こんな男前やったっけ?!
夫:男前やなあ!
妻:男前すぎるやろ!!
夫:特にこの映画のアラン・ドロンは男前すぎるな、確かに。
妻:こんな人間、いてへんやろ!!
夫:まあ、この当時は世界一の男前と言ってもええやろな。
妻:今で言うたら誰よ?!こんな男前、今、いてるか?!
夫:そうやなあ…
妻:トム・クルーズかいなっ?!
夫:…トム・クルーズはなあ…背ぇが低いねん…男前やで!日本のこと大好きなエエやつやで!でもアラン・ドロンと比較したらあかんわ…
妻:アラン・ドロンって身長何ぼよ?!
夫:(iPhoneで調べる)184cmやって!親日(新日本プロレス)やったらヘビー級いけるで!
妻:いっぽうトムわえ?!
夫:165くらいや、確か!
妻:ちょっと弱いな!
夫:弱いな、ドロンと比較するには。
妻:草刈正雄だけやな。
夫:く…
妻:大阪のおばちゃんにとって、「世界の2大男前」って言うたら、西の「ドロン」、東の「正男」やろ?!
夫:御意。