走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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さいきんFBで散見される、ユーザーをミスリードしようとする「広告」を対処しましょう。

 

 






 

 

スマホでフェイスブック(FB)を開けると、最近、このような投稿を見ることがあります。

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パソコンでは出てきませんが、スマホでのみ、出てくるんですよね。

 

「100%笑える『放送事故』」と銘打たれています。この種の投稿は過去にもよくあって、思わずプッと吹き出してしまうネタあったりします。

 

見る時間はわずか数秒の、一服の清涼剤的なネタですが、中にはマジで面白いものなどもあるので、クリックして見ると…

 

まず前面に大きな広告が出てきます。この場合は本文とは何の関係もない、マンガの広告でした。

 

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興味がないので広告を消して「100%笑える『放送事故』」を見たいので、X印をタップします。

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↑実は上の例はまだ「良心的」です。もっとX印部分が小さくしている例もあります。

 

そうなった場合、指では正確にX印部分をタップできず、消したつもりが広告画面に飛んでしまう、なんてこともしばしば。

 

「さあ、広告を消したぞ!!いよいよおもしろネタが見られるな!!」と思っていると…。

 

こんな画面。某有名キャスターが、今はフリーになって有名になっている元・某地方局女子アナの手を握りながら本番を進行させているかのような写真。

 

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「おお、どんな本文かな?」と下にスクロールすると…。

 

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なにやら、期待を煽るような文言!!

 

さっきの有名キャスターはどこにいったんだ…と頭の片隅で思いながら…

 

「厚焼き玉子」とあります!!

 

厚焼き玉子で何か爆笑ネタがあったのか!!と期待しながらスクロールすると…。

 

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ええっ??!!

 

このページの情報量、たったこれだけ??!!

 

このあたりで、もはやこの投稿の本質は見えてきました。

 

次のページに映るにはさらに下へスクロールしなければならず…

 

僕のスマホが旧機種のせいかもしれませんが、このページがゲキ重で、うまくスクロールもできません。

 

下手をすると、各所に散りばめられている広告に触れてしまう可能性も。

 

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すると突然…。

 

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ええー??!!

 

なんすかそれ??!!

 

こっちはただ、チラっとみてプッと笑える程度の、おもしろネタを期待してきただけなのに!!

 

いったいゼンタイあなた、ボクをどこに連れて行くつもり??!!

 

こんな手練手管を施すサイトが信用できるはずもなく、「アプリを開く」をタップするわけがない!!

 

トップページに戻って

 

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こういった広告はすべて非表示にすることにしています。

 

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おもしろ投稿と擬態しておいて、アプリをインストールさせようというのが趣旨なんでしょうか。

 

FBの広告については詳しくないのでよくわかりませんが、少なくとも、ユーザーをミスリードしようという意図ははっきりと汲み取ることができます。良心的とはとても言えません。

 

進んで行くと、確かにおもしろネタは書いてあるんでしょうが、先の「厚焼き玉子」を見ればわかるように、一つのネタのオチが来るまで、いったい何度、「次へ」を押さなければならないか。

 

そのたびにあの全面広告が表示され、X印を押さねばならないか。

 

指がずれてX印を外れ、広告に飛んでしまうこともあるでしょうし。

 

ユーザーからすれば、時間と、得られる情報の割が全く合わない、時間の無駄。

 

ネットに広告はつきもので、興味があるものもありますが、いくらなんでもこの種の仕組みは悪意すら感じます。

 

 

 

 

 

 

借金問題で実績のある「おしなり法律事務所」

 

「アウトレイジ ビヨンド」 爆発的暴力の前作から若干の軌道修正。正統的暴力映画に戻るも、塩見三省、西田敏行ら怪優たちの熱演で恐怖は倍増!!

 

 






 

 

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やや整合性にかけるパート1とパート2(ビヨンド)

 

前作「アウトレイジ」のラストシーンで、小日向文世演じるマル暴刑事・片岡は、確かに「大友は刑務所で刺されて死んだ」と言っています。

 

どっこい大友は生きていた、ってところから始まる本作。

 

「アウトレイジ」の続編ではあるものの、若干、タッチの違いに気づきます。

 

前作はこれでもかこれでもか、とばかりに理由などほとんどない暴力の波状攻撃だったところが、今回はきっちりとした流れの中にある暴力、かつての北野映画に回帰した、理由ある暴力、に回帰しています。

 

まさか続編があると作り手も考えていなかったと思われるため、やや物語の結合部分に無理が見えるところもあります。

 

例えば冒頭でも紹介した、大友が生きているという設定。

 

いくら策士・片岡といえど、生きている人間を死んだなどとヤクザに報告することはないでしょう。調べればすぐにわかるのだから。

 

また、中尾彬演じる富田、名高達男演じる白山、光石研演じる五味、は山王会の古参幹部という役どころ。

 

しかし「アウトレイジ」の冒頭の幹部会には一瞬たりとも映っていません。

 

さらに田中哲二演じる船木は先代会長・関内のボディーガードだった、とのことですが、これも一瞬も出て来ていない。

 

船木の話では、先代が殺された時、三浦友和演じる加藤が船木には来なくていい、といった。しかし池元組若頭の小沢が来ていたので、何かあってはいけないと思い影で見守っていたら、加藤が小沢を殺して先代も殺したところを見てしまった、とのことでした。

 

しかし、他の場面で船木が先代にぴったりと寄り添っているシーンなどありません。

 

あまり細かい点をつくのは野暮というものですが、これらのことを鑑みても、「アウトレイジ」が続編を作ろうと思っていなかったのは明白です。

 

「アウトレイジ=暴力至上主義」「ビヨンド=北野映画らしい必要悪の暴力」

 

そして何よりも前作との繋がりで首を傾げたくなるのは、主人公・大友のキャラクター設定です。

 

「アウトレイジ」における大友は、確かに状況が劣勢になって来たとき、部下の1人に逃げるように指示したり、1丁しかない拳銃を部下に与えたりする、男気のある側面も描かれてはいました。

 

しかしほとんどの場面で大友は率先して怒鳴り、殴っています。

 

謝罪に来た木村に対し、無言で顔面にカッターナイフで切りつけるという狂ったような行為を行なっています。

 

まさに狂犬といってもいいほどの、恐怖の存在。

 

その大友が、なんか、すっかり丸くなっています。

 

木村のことを「木村さん」と呼び、「謝りに来たのを切りつけて、どう考えてもこっちが悪い」と反省の弁を口にします。

 

5年の歳月を刻み、大友組は全員が死に絶え、信じていた仲間に裏切られた挙句の、現在の姿、というのはわからなくはないのですが、予想外の「いい人化」にやや拍子抜けしてしまいます。

 

その後の、自分を殺しに来たヒットマンを殴打し続ける姿や、花菱会と渡り歩く姿などは前作を彷彿とさせるも、大友も木村も、前作のような狂ったヤクザぶりが影を潜め、復讐に燃える側面が強調されています。

 

本来、続編を作るつもりがなかったせいか、この「アウトレイジ ビヨンド」に物語に整合性を取るためには、この若干の軌道修正が必要不可欠でした。

 

恐怖の花菱会

 

そして本作で最も輝きを放っているのが花菱会の面々。特に西田敏行演じる西野と塩見三省演じる中野の恐怖溢れる威圧感は、観客として対峙しても息がつまりそうなほど。

 

ほんの少し、西田さんの関西弁に違和感がある箇所がありましたが、そんなことさえほとんど気にならない。

 

塩見さんのヤクザ役は怖くて怖くて、芯から震え上がるような迫力。

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残念ながら、山王会のスタッフにあの威圧感を出せる役者がいないため、花菱会に吸収されてしまうのもわかる気がします。

 

西田敏行のアドリブ

 

北野監督は台本通り進めることを好まれるらしいのですが、逆に西田さんはアドリブ好きで知られています。

 

どう考えても西田さんのアドリブとしか思えない箇所は2箇所。

 

お前のチ◯ポの毛ぇ

 

中野英雄演じる木村と、ビートたけし演じる大友が、初めて花菱会の事務所を訪れ、大もめに揉めるシーン。

 

花菱会と山王会を喧嘩させる気か?と、塩見三省演じる中野が木村に問うと、木村は「補佐(中野のこと)も、あれは昔の山王会じゃない、ただの加藤組だって…」と反論しようとします。そこに割って入る西野のセリフ。

 

「ちょお待てコラ。何ぬかしとんじゃコラ。山王会とは、お前のチンポの毛ぇ生える前から盃かわしとるねん!!」

 

この「チンポの毛ぇ」の部分、若干ですが言い淀んでいます。明らかに、その場で思いついた言い回しだと思われます。

 

ゾウさんみたい

 

もう1箇所は、抗争が終結し、木村が再び花菱会を訪れるシーン。

 

西野は山王会と木村組を五分の手打ちにすることにした、と木村に説明します。

 

うまく飲み込めない木村に、不満げに西野が言います。

 

「あんまり嬉しそうとちゃうなぁ?お前の組みたいな、小ぃっちゃなトコと。山王会いうたらでっかい、言うたらゾウさんみたいなでっかい組と、五分の手打ちになるんやで?おぅ?」

 

この「ゾウさんみたい」な部分で、同じシーンに収まっている塩見三省の左の頬が一瞬、ヒクっと動きます。予想外のセリフに発作的に出た笑いを止めているのがわかります。

 

そもそも花菱会って…

 

でもそもそも花菱会ってネーミングは何でしょう?

 

吉本興業式の芸人・花菱アチャコから取っているんでしょうか、そこだけが気になる…(^_^;)

 

唯一、残念なのは…

 

本作の完成度はとても高いと思います。

 

ただ、もし許されるなら、パート1における石橋蓮司や黒人大使のような、出てきただけでクスッと笑える登場人物が欲しかった、という点でしょうか。

 

徹底した威圧感溢れるヤクザの恐怖の中で、そんな存在がいれば、もっと面白かったようにもいます。

 

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STORY 

 

山王会は先代の会長・関内亡き後は加藤(三浦友和)が後任となり、大友(ビートたけし)を裏切った石原(加瀬亮)がナンバー2となっていた。インテリヤクザの石原はやり口は、国交相にまで及んでいた。

 

5年の月日が経ち、石原の手腕もあり、山王会は巨大化していた。片岡(小日向文世)の後任となったはずの山本が山王会に殺されるに及んで、警察は山王会への締め付けの強化を図る。

 

片岡は久しぶりに山王会を訪れ、山本殺しの犯人を誰でもいいから差し出すよう依頼。そこで、先代の関内のボディーガードだった船木(田中哲二)が石原同様、かなりの出世をしていることを知る。

 

山王会が差し出した山本殺しの犯人は素人と紙一重程度のヤクザだった。片岡の部下・繁田(松重豊)は露骨なやり口に片岡に抗議するが、片岡のやり口は変わらない。

 

山王会の幹部会においても、石原の存在感は強烈であった。古参幹部の富田(中尾彬)白山(名高達男)五味(光石研)らは冷遇される自分たちの立場に我慢ができない。

 

三人で会食中、片岡があらわれる。片岡は巨大化しすぎた山王会を本気で警察が潰しにかかろうとしている現状を憂い、加藤、石原に引退してもらうべきだ、と説く。そして三代目会長には富田に就任してもらうために、関西暴力団の巨大組織・花菱会との会合をセッティングする。

 

富田は片岡とともに花菱会の会長・布施(神山繁)、若頭の西野(西田敏行)、中田(塩見三省)と会い、加藤体制で揺らいでいる山王会の現状を布施に相談する。布施も加藤の器の小ささを危惧していたので、この訴えを斟酌すると約束。

 

ところが、富田が東京に戻るとすぐに加藤から呼び出しがかかる。なんと花菱会の布施が富田の動きを加藤に報告していたのだった。さらに石原は白山、五味から富田が加藤体制を批判していた事実を聞き出していた。兄弟分に裏切られた富田は土下座で命乞いをするさなか、船木に射殺される。

 

これは片岡にとっても予想外の出来事であった。

 

山王会の勢力の縮小を狙う片岡にとって、最後の切り札は…

 

刑務所にいる大友であった。大友は、片岡が自分は死んだと噂を流しているのを知っていた。そういうことにしておかないと、山王会に狙われるから、というのが片岡の説明であった。

 

何度も大友に面会する片岡。しかし大友はもうヤクザ抗争に関わるつもりなどなかった。

 

しかし片岡が手を回し、大友は早期に釈放される。

 

片岡と繁田のクルマを素通りし、大友は李(白竜)のクルマに乗り込む。

 

李は韓国と日本で手広く商売をする大物フィクサー・張(金田時夫)の部下であった。張は10代で戦後の上野を舞台に広く商売を手がけ、その頃から大友と付き合いがあった。張の世話になる大友。

 

いっぽうで片岡は、刑務所で大友を刺した木村(中野英雄)ともコンタクトを取っていた。木村はバッティングセンターを経営し、かつての兄弟分の息子・嶋(桐谷健太)と小野(新井浩文)の面倒を見ていた。

 

木村が刑務所で大友を刺したことを、大友は喋らなかったことを知った木村は、大友への思いを強くする。片岡は大友と木村が手を組めば、木村組、大友組、どちらも再興できる、と木村を諭す。

 

山王会では、石原が狼狽していた。死んだと思っていたかつての親分・大友が生きて出所したことは、大友を知る石原にとっては脅威であった。部下に大友の早期の殺害を指示するも、なかなか見つからない大友に、石原の焦りは強まる。

 

片岡の仲介で大友は木村と話し合いの場を持つ。大友は懐の大きいところを見せるも、ヤクザの世界に戻るつもりはないことを明言する。

 

花菱会では、山王会の加藤が先代の関内を殺したという噂について協議していた。若頭・中田は木村を知っている。山王会に恨みを持つ木村を使って、山王会に揺さぶりをかける方策を練り始める。

 

木村との共闘を断った大友だが、木村は大友をヒットマンから守るため、嶋と小野を護衛につける。大友は2人に帰れというが、木村を慕う2人は大友から離れない。

 

ところが2人が目を離したエレベーターの中で大友はヒットマンに襲われ、腹部を銃撃される。

 

2人の働きで大友は一命を取り留めるが、責任を感じた2人は山王会へ殴り込み、返り討ちにあって惨殺される。

 

ことここに及んで、大友は腹を決め、木村とともに花菱会の盃を受けることを決める。

 

張に自らの決意を告げる大友に、張は言う。「利用されるなよ」と。

 

花菱会に出向いた木村と大友。この状況は花菱会にとっても期待した流れのはずであったが、少しでも相手に貸しを作りたい花菱会側は、盃を要求してきた木村、大友の態度に激昂する。

 

過去の話まで持ち出し侮辱する西野や中田たちに激怒した大友は、交渉決裂を宣言。これに激昂した中田は拳銃を抜き、大友の頭に突きつける。

 

一触即発の事態を救ったのは木村であった。なんと木村は自らの小指を歯で食いちぎって指を詰め、けじめを見せる。この男気には花菱会も沈黙するしかなかった。

 

大友と木村が最初に狙ったのは、山王会の先代のボディーガードだった船木であった。夜道、船木の乗ったクルマを襲い、船木と運転手以外全員を射殺し船木を拉致する。

 

大友は船木の目の前で、生きたまま運転手の頭蓋骨を電動ドリルで穴をあける。恐怖におののいた船木は、先代の身に何があったかを大友たちの前で白状するのであった。

 

山王会では石原の焦燥がピークに達していた。

 

加藤は花菱会に相談へ出向く。ところがそこで、録音された船木の告白を聞くこととなる。加藤が先代・関内を殺したところを目撃し、それ以来トントン拍子で出世したと喋っていた。

 

花菱会・布施はこの録音は石原から送られてきた、と嘘をつく。石原が山王会会長の座を狙っていると加藤に吹き込む。石原はかつて大友を裏切っているので、この話の信憑性は高く、信じてしまう加藤。

 

加藤は石原に、木村が大友と憎み合っているとの情報を流す。

 

花菱会の後ろ盾を得た大友と木村は、山王会幹部を次々と殺害。焦る石原は木村とコンタクトを取る。

 

大友発見の報を受けた石原は、のこのこと木村の元に出向く。一瞬で部下の全員を殺され、たった一人、大友の前に連れ出される石原。

 

失禁し、土下座をして命乞いする石原を縛り付け、ピッチングマシンの前に放置する大友。

 

豪速球を頭部に無数に受けながら石原は絶命する。

 

山王会幹部会では出席者全員に船木の告白テープが事前に郵送されていた。数名を残しただけで、すべての幹部が加藤に反旗をひるがえす。

 

その後、加藤側に残ったほぼ全ての幹部は、大友と木村たちに殺される。

 

全て花菱会が裏で糸を引いていた、と加藤が気づいた時は既に遅かった。

 

ほぼ仕事をやり終えた木村は木村組、大友組の再興を確信する。が、大友にはそんな欲はなく、何処ともなく消えてしまう。

 

花菱会へ赴いた木村。西野から、山王会と木村組との関係を取持ち、五分の手打ちにする旨、伝えられる。木村組の再興が約束されたわけである。

 

しかし代わりに大友の破門をいい渡される。山王会は加藤が引退する以上、こちらも敵役を差し出さなければならない、との言い分だった。

 

加藤は山王会を引退、白山が三代目会長についた。花菱会の西野が後見人となり、三代目の就任式が行われる。花菱会が山王会を吸収した瞬間であった。

 

かつての部下の白山、五味に罵られながら山王会を後にする加藤。

 

落ちぶれた加藤はパチンコ屋に入り浸る日々となった。李など、韓国人が従業員として入り込んでいることに気づきもしない。

 

白昼堂々、他の客の視線を遮るように配置された韓国人に囲まれ、パチンコ中の加藤の横に忍び寄る人影。大友だ。

 

大友は加藤の腹部を7箇所、短刀で突き刺す。

 

再興されたばかりの木村組に加藤殺しの嫌疑がかかりガサ入れが入り、構成員の大半が警察に連行される。形だけだ、と木村を諭す片岡。

 

その直後…

 

組員のほとんどいない木村組に、花を届けにきた配達員は、数少ない加藤の残党で、木村を射殺する。

 

木村の葬儀は盛大に行われた。

 

マル暴・繁田は片岡のやり方を嫌悪している。正攻法ではなく、暴力団側に入れ込み、金ももらいながら裏で暗躍するやり方を。

 

今回の木村の件も、ガサ入れ直後の出来事だ。片岡が操ったのではないか?そう疑う繁田は片岡との決別を宣言し、木村の葬儀会場から姿を消す。

 

片岡は大友を葬儀に呼んでいた。

 

今度は花菱会を潰すために大友を利用しようというのだ。

 

葬儀の会場には花菱会の大物も来ている。護身用に、と自分の拳銃を渡す片岡。

 

それを手に取ると、大友は一瞬の躊躇も見せず、片岡を射殺するのであった。

 

 

 

 

借金問題で実績のある「おしなり法律事務所」

 

「アウトレイジ」 暴力描写のあらゆるエクスキューズを排し、徹底した緊張感の中、残酷なカタルシスを描いたバイオレンス映画

 

 






 

 

 

アウトレイジ [DVD]

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暴力、暴力、畳み掛ける暴力

 

「アウトレイジ」に描かれているヤクザには、任侠とか仁義とかそんなものは一切ありません。

 

ただ権力とカネを得るためだけの暴力。

 

「親分・子分」の関係も、「兄弟の盃」もあってないようなもの。

 

親分は子分を陥れ、そのために動いたコマとしての子分も始末する。

 

子分は親分に従いながらも、いよいよとなれば容赦なく殺す。

 

「ゴッドファーザー」などで見てきた、実際の血縁ではない親子関係の日本のヤクザなら、確かにあり得るのではと思えるような抗争を描いています。

 

開き直った北野映画

 

北野監督の作品は特にヨーロッパでの評価が高いものの、たびたび描かれる暴力シーンについてはやはり批判的な声もよく聞かれていました。

 

北野作品が描く暴力シーンは、見るものが実際に痛いと感じるほど、その描き方がうまいです。だからこそ暴力シーンにアレルギーにある観客にはインパクトが強すぎ拒絶反応が起こるのもわかる気がします。

 

これまでは、描く暴力にも必ずどこかに理由があった北野作品。

 

それは愛するものを守るためであったり、若い日の過ちであったり。

 

しかし本作はもはや、そんなあらゆるエクスキューズを排し、暴力のための暴力を徹底的に描ききりました。

 

もはや理由なんてどうでもよく、狂人のごとく対立相手を殺しまくる。

 

「うるせえバカヤロー!!」「なんだとコノヤロー!!」

 

セリフはほとんどこの2フレーズを、

 

怒鳴って怒鳴って、怒鳴りあっているだけの、徹底した緊張感。

 

いつ、誰が、なぜ殺されるか、一瞬たりとも目が離せない緊張感が画面を覆っています。

 

笑いの場面も実は残酷

 

そんな緊張の連続の中で、乾いた笑いを提供するのが、石橋蓮司演じる村瀬組組長と、架空の国「クバナン共和国」の黒人大使。

 

村瀬組は巨大暴力団・山王会の傘下ではない弱小暴力団のため、その傘下の池元組と兄弟の契りを交わし、山王会への加入を企てています。

 

部下がしでかした後始末に追われ晒す醜態。石橋蓮司があのコワモテを顔芸のように歪ませながら笑いを誘います。歯医者でヤクザたちに口の中を治療器具でぐちゃぐちゃに破壊されたり、最後はサウナで全裸のまま射殺されます。

 

クバナン共和国の黒人大使は治外法権を利用して麻薬の取引をやっていたところをヤクザたちに脅され、いつしか大使館がカジノの会場となり、最後は殺した死体を埋める仕事まで押し付けられます。

 

村瀬組はヤクザとしては弱小。

 

クバナン共和国も微々たる弱小国。

 

「弱いもの」に対する愛情などかけらもなく、徹底的に強いものに踏み潰される様子を、残酷なまでにコミカルに描いています。

 

殴った弱者に殺される強者

 

水野(椎名桔平)

 

椎名桔平演じる水野は、弟分の加瀬亮演じる石原を殴りつけます。村瀬組の縄張りを受け継いだにもかかわらず、村瀬組に上納金を下ろしていた売人を呼んでいなかったという理由で。

 

水野はやがて、凄惨な最後を遂げます。それは敵に寝返った石原が水野の居場所を教えたからでした。水野が最後に聞いた言葉は、「石原がよろしくってよ」でした。

 

池元(國村隼)

 

國村隼演じる池元組組長は、さんざん、ビートたけし演じる大友組組長を使って村瀬組との抗争を演出しておきながら、大友が村瀬を殺害後、大友を破門すると、怒った大友により殺されます。

 

大友(ビートたけし)

 

その大友も、中野英雄演じる木村が謝罪に訪れた際、カッターナイフで木村の顔を切りつけて一生の傷を負わせます。ラストで刑務所に服役した大友は、先に服役していた木村に刺されて殺されます。(「アウトレイジ ビヨンド」で、実は生きていたわけですが)

 

関内(北村総一朗)

 

全てを裏で牛耳っていた、北村総一朗演じる山王会会長・関内。なんども若頭の三浦友和演じる加藤の頭を引っ叩きます。「お前はそんなこともわからないのか?」と。

 

大友組を壊滅させた、杉本哲太演じる池元組若頭・小沢に、2代目池元組組長を約束しておきながら、加藤に小沢を殺させる関内。加藤は小沢を射殺した後、振り返って関内も殺します。

 

人間性の裏に潜む、残酷なカタルシス

 

昨日まで弱かった側が、強かった側を殺すことで得られる残酷なカタルシス。

 

この、そら恐ろしいまでに単純なカタルシスこそが、「アウトレイジ」の本質です。

 

愛も仁義も何もない。

 

弱かった側が強かった側を殺す、単純なカタルシス。

 

高級スーツこそ身にまとっていますが、

 

高級車こそ乗り回していますが、

 

「アウトレイジ」に描かれているのは、原始人と同じレベルのカタルシスを求めているわれわれなのでした。

 

 

 

 

STORY

 

山王会VS村瀬組

 

山王会会長・関内(北村総一朗)は若頭・加藤(三浦友和)の口から、池元(國村隼)が山王会傘下ではない村瀬(石橋蓮司)組と兄弟の契りを交わしたことへの不満をぶちまける。

 

山王会の縄張りで村瀬組が麻薬を扱っているのではないかと疑っている、というわけだ。

 

困った池元は弟分の大友(ビートたけし)に村瀬組との軽いトラブルを依頼し、昵懇の仲ではないことを演出しようとする。

 

村瀬組のぼったくりバーにわざと引っかかり、100万円を請求される中年サラリーマン。震え上がったふりをして、「会社に支払ってもらいます」とポン引きを事務所に引き入れると、そこは大友組事務所。中年サラリーマンは、ヤクザに見えない大友組構成員・岡崎だった。

 

今度は逆にポン引きが震え上がる。水野(椎名桔平)が100万の束をポン引きに渡す。ちょっと脅すとポン引きは逃げ帰る。

 

それを知った村瀬は池元に電話を入れ、ポン引きに指を詰めさせ、それを持って若頭・木村(中野英雄)に謝罪に行かせる。

 

大友や水野は、木村を許すつもりなどない。木村の指を要求し、カッターナイフで指を切り落とせと迫る。

 

激しく侮辱された木村は激昂するが、大友がカッターナイフで木村の顔をX印状に切りつけ、半殺しにして追い返す。

 

この事態に村瀬が池元組へ直接謝罪に訪れると、池元は大友が勝手にやったことだと手のひらを返す。

 

泥沼化する事態

 

例のぼったくりバーを再訪する岡崎。前回は100万円を要求してきた店が、今回はタダであることをネタに、さんざん店側を愚弄する。

 

その夜、岡崎は村瀬組に拉致され、コンクリート塊と鉄パイプで撲殺され、大友組事務所前に捨てられる。

 

大友組はぼったくりバー従業員をリンチし、例のポン引きが青森へ逃げ帰ろうとしている情報を掴むと、新幹線の中でポン引きを射殺する。

 

かなり拡大してきた事態を収拾するため、池元と村瀬が2人で関内のもとを訪れ、謝罪し抗争終結を宣言する。2人の前では甘い顔を見せていた関内。

 

しかし村瀬が帰ったあと、加藤の口から、チンピラ1人殺しただけで終わったと思うな、と釘を指す。

 

またも困った池元は大友を頼る。大友は仕方なく、歯医者で治療中の村瀬を襲い、治療器具で村瀬の口を破壊する。

 

大怪我を負った村瀬は再度関内のもとを訪れるが、関内は不在。加藤は村瀬に、形式だけの引退を勧告。縄張りを池元に預け、麻薬の上がりの上納を約束する。

 

腹の虫が収まらない木村ほか、村瀬組構成員は大友を襲うが返り討ちにあう。木村は命からがら逃走。

 

村瀬の引退

 

警察のマル暴・片岡(小日向文世)は学生時代、大友とはボクシング部で先輩・後輩の間柄。片岡の暗躍でそれぞれの殺人も暴力団抗争とはならず穏便に処理されている。

 

村瀬の縄張りは池元組のものとなった。そこで麻薬を売っていた売人からの情報で、クバナン共和国大使館で麻薬の売買が行われていることを知る大友組。

 

クバナン国大使をハニートラップにかけ、おまけに女が死んでいるという状況を作り上げる大友組。大使は大友組に逆らえなくなる。

 

小さな大使館から、大きな倉庫へ大使館を移築させ、そこでカジノを経営する大友組。カジノは大友組のインテリヤクザ・石原(加瀬亮)が取り仕切ることとなった。

 

池元がカジノに入り浸るようになった。他の客が萎縮し、商売に影響がではじめた。

 

いっぽうクバナン大使は上がりの20%では割に合わないと言い始める。大友組は大使に30%支払っていることになっている。石原がピンハネしているのだった。

 

石原は大使を巨大な蛇がいる浴槽に閉じ込め、20%の条件を飲ませる。が、石原の部下にもう1人、英語ができる人間がいて、石原のピンハネに気づくのであった。

 

村瀬組時代からの麻薬の上がりが芳しくない。どうやら別の販売ルートができたようだった。

 

中華料理屋で麻薬の販売が行われていると知った水野たちは、料理屋の親父の耳を菜箸で突き刺し、右手の指を切り落として誰から麻薬を卸しているか聞き出す。

 

卸元は村瀬だった。

 

村瀬は引退したと言って、商売を続けていた。

 

村瀬殺害と大友破門

 

ついに池元は村瀬の殺害を大友に指示。

 

仕方なく大友は自ら村瀬のいるサウナに乗り込み、手下もろとも、村瀬を射殺する。

 

関内の指示で、池元は自分の兄弟分を殺した大友を破門する。

 

大友は激怒する。池元の指示で村瀬を殺したにもかかわらず破門されるなど納得がいかない。 

 

自らの指を詰め、関内の元へ向かう大友。

 

例によって関内は、大友に甘い言葉を囁く。

 

もう池元の時代じゃない。お前が仕切っていけ。池元を生かそうが殺そうが俺の知ったことじゃない。

 

池元殺害

 

破門しておいてカジノ通いはやめられない池元を大友は拉致し、あっさりと殺害する。池元のボディガード役のはずの小沢も、関内から池元を継ぐよう囁かれているため、親分を助けようとはしなかった。

 

池元の死体はクバナン国大使のクルマで郊外へ運び、大使自ら穴を掘って埋めるよう石原が指示。帰りの足がない大使をほおって走り去る。

 

池元が死んだいま、関内は大友組の壊滅を加藤に指示。加藤は密かにマル暴の片岡と連絡を取る。

 

大友組壊滅

 

何者かに殺される大友の部下たち。

 

大友は片岡と相談する。片岡は、関内が裏で糸を引いていると大友に助言する。池元の後任を任せるから池元を殺せと、大友にも小沢にも言っているはずだ、と。

 

自分の甘さを思い知る大友。

 

しかしさらに裏があるのだった。大友との会合を終えた片岡はまっすぐ加藤の待つクルマへ。

 

あの一室に大友組構成員が集結していると加藤に告げる片岡。

 

加藤は手榴弾を部屋に投げ込み、大友組の一掃を図る。

 

運よく大友1人が難を逃れるが、組事務所に電話しても誰も出ない。事務所にいた連中も全員、小沢の手で殺されているのだった。

 

石原は、自分のピンハネを見抜いた英語ができる部下を殺し、関内へと寝返った。

 

水野は事前に大友から逃げるように指示されていたが、石原の裏切りにより潜伏場所がばれ、拉致される。

 

クルマの座席に固定されたまま、首に縄を結ばれる水野。縄の端は道路脇の鉄柱に結ばれ、クルマは速度を上げる。

 

水野の死体は、ほとんど首がもげていた。

 

ただ1人生き残った大友は、片岡の説得で投降する。

 

最後に笑う者

 

大友組壊滅を関内に報告する小沢。関内は小沢を歓迎しながら、加藤に小沢を射殺させる。

 

小沢の死を楽しそうに見やる関内。

 

が、加藤はその直後、別の拳銃を抜き、関内も殺す。

 

その銃を死んだ小沢に持たせ、小沢が関内を殺したと装う。

 

刑務所の中でぼんやりとしている大友の横に座った男は、顔にX状に傷があった。木村だ。

 

木村は五寸釘を大友に二度、突き刺す。

 

山王会会長におさまった加藤の元に、片岡が挨拶に来る。大友が、刑務所で木村に殺されたと報告する。

 

その横には、山王会の金庫番となった石原が座っている。

 

片岡も出世し、次の担当者を加藤に紹介するのだった。

 

 

 

 

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石切劔箭神社。「でんぼ=腫れ物、できもの」の神様。寅さんも訪れた東大阪の有名な神社。

 

 






 

 

 

「でんぼの神様」いしきりさん

 

石切神社は、大阪の生駒山の麓にあります。

 

正式には石切劔箭(いしきりつるぎや)神社と言います。

 

こちらの神社は関西において、古くから「でんぼの神様」として知られています。

 

「でんぼ」とは関西弁で、「腫れ物・できもの」を意味します。

 

そういった病気でお悩みの方が、足繁く訪れる神社として、とても有名なところです。

 

ここのお守りを手に入れたかったので、本日、お参りに行ってまいりました。

 

 

「絵馬殿」と呼ばれる立派な門をくぐると…

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有名な石切神社の境内です。

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手前と向こうのお百度石を、時計回りに100周まわって願をかける人たち。

 

石切さんのお百度石はたいへん有名です。

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僕とお方さまのマラソン大会に向けて、わざわざお守りを送ってくれた我が友。

 

その友人に、今度は僕たちが少しでも力を貸してあげたい。

 

お祈りをして…

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石切さんでしか手に入らない、その体にできた悪いものを取り除いてくれるお守り。

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これで友人の健康はもう大丈夫。

 

石切参道商店街

 

石切駅から石切神社までは、たくさんの商店が軒を連ねています。

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梅月堂さんのみたらし団子

 

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梅月堂さんでみたらし団子をいただきました。「ここで食べます」というと、お茶をつけてくださいます。1本80円。

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お店の前にある小さなスペースでいただけます。

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蜜が甘すぎず上品で、柔らかくとても美味しいお団子でした。

 

 

 

 

 

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ランニングログ 10/1 メマトイ消失の生駒山!!これからの水呑地蔵ランが楽しくなりそうな予感!!

 

 






 

ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:

 

今月の累計走行距離:

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心拍数

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今日の体重

今月月初の体重:78.4kg

今月末までの目標:76.9kg

本日の体重:78.4kg

月初からの増減:0

目標まであと:1.5kg

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昨日の摂取カロリー 

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総評

ずっと体を覆っていた疲労感は、炭水化物の摂取を怠っていたせいだと思われる。

 

かなり以前からのドクの忠告通り、1日ご飯を1膳ずつ食べるようにすると倦怠感は消失して体調がとても良くなった。 

 

体調も良くなってきたので久しぶりの水呑地蔵。ゆっくり走ると登りも歩かずに走ることができた。

 

また、夏場あれほど悩まされたメマトイが90%以上消失してすこぶる走りやすくなっていた。

 

これから再び、あそこを練習コースに取り入れることができそうで嬉しい。

 

体重は1.5kg減を目指そうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ブレードランナー2049」に至る3つのショートムービー。

 

 






 

 

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リドリー・スコット監督が35年前に発表したSF映画「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー2049」が、10月27日に公開されます。

 

「ブレードランナー」については近くまた映画評を描きたいと思っていますが、約1ヶ月後に迫った公開を前に、3本のショートムービーが発表されています。

 

35年前の映画「ブレードランナー」は、設定が2019年でした。続編は2049が舞台。

 

この、2019年から2049年の30年間の間に何があったのかが、この3本のショートムービーに描かれて、YouTubeにアップされています。

 

なかなか斬新な手法だと思います。

 

タイムライン順に紹介すると…

 

まず

 

「ブレードランナー ブラックアウト2022」

 

この作品はなんとアニメで、日本人によって制作されています。

 

「ブレードランナー」の3年後の2022年が舞台です。

 

2022年といえば…。

 

「ブレードランナー」に登場したレプリカントのリオンが、

 

「オレは2017年生まれだ、何年生きられる?!」

 

とデッカードに迫る場面があります。

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レプリカントの寿命は4年。

 

つまりリオンは普通に暮らしていれば、2021年まで生きたことになります。

 

リオンやバッティの「ネクサス6型」レプリカントが死に絶えた翌年。

 

「ブレードランナー2049」に続く、重大な事件が発生します。

 

渡辺信一郎監督によるアニメーションは耽美で繊細で、それでいて力強く、「ブレードランナー」の世界観を見事に表現しています。

 

ブレードランナー ブラックアウト2022

youtu.be

 

 2036:NEXUS DAWN

 

タイムライン順で2本目は「2036:ネクサス・ドーン(ネクサスの夜明け)」と銘打たれています。

 

これはリドリー・スコット監督の息子のルーク・スコットが監督しているショートムービー。

 

2022年にレプリカントが起こした事件によって、レプリカントの製造が禁止された中で、ある人物が製造を再開させる準備をしています。

 

驚くべきラストシーンに息を飲みます。

 

2036 :NEXUS DAWN

youtu.be

 

2048: Nowhere to Run

 

そして3本目が「2048:Nowhere to Run(逃走不可)」

 

新作「ブレードランナー2049」の1年前の出来事。

 

レプリカントであることを隠しながら生き続けなければならない者の、悲しい出来事が描かれています。

 

これもルーク・スコット監督作品。

 

2048:Nowhere to Run

youtu.be

 

この3本を見ることで、2019年から2049年までの、レプリカントをめぐる流れはだいたい把握することができます。

 

しかしながら…

 

もっとも知りたいことは…。

 

デッカードとレイチェルは、あれからどうなったのか。

 

デッカードは、レプリカントだったのか?

 

ガフが残した、ユニコーンの折り紙の意味は?

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この究極の問いに、答えは出るのでしょうか。

 

10月27日の公開が楽しみです!!

 

 

 

 

 

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「走ることをやめる」とわざわざ宣言して欲しくない理由

 

 






 

 

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走らない宣言をする人

 

走ることが好きで、SNS等で同じ趣味の人たちとつながっています。

 

そうしていると、ときどき、ある言葉を目にしてとても落ち込む時があります。

 

その言葉とは…

 

「走ることから距離を置く」

 

「ランニングをやめる」

 

といった趣旨の言葉。

 

そりゃあ、その人なりにいろいろな理由があるとは思います。

 

好きで走っていたのに、それを止めようと決意するのだから。

 

まあ、「いつも◯時間でゴールできたたのに、今回は△時間かかった。プライドが傷ついた」などという、他人からすればどうでもいいような理由の時が多いですが。

 

発言主にとっては天地がひっくり返るような出来事ごとなのかもしれませんが。

 

理由はどうあれ、それを趣味としている僕たちにわざわざそんな宣言することないんじゃないでしょうか。

 

走る意味を見失い、相談する人

 

「今、気持ちが弱っている、やめようかと思っているが…」

 

「満足な結果が残せなかった、自分はもうダメなんだろうか」

 

といった、相談的なスタンスならまだいいと思います。相談には喜んで乗るでしょう。同じ仲間なんだから。

 

一生懸命、練習してきたのにダメだった時。どんなに強い人でも弱気になってしまう時ってあると思います。その弱さをさらけ出し、真摯にアドバイスを求める姿は、実は芯の強さのある姿だと思います。

 

いちばん厄介なのは…

 

走らなくても友人関係は

 

やめたいなら勝手にやめればいいと思います。ただ、何も言わず、フェードアウトしていってほしい。

 

フェードアウトしたからと言って、全人格まで否定しようとは思いません。

 

走る繋がりはなくなっても、友人関係まで解消したいとは思いません。

 

「昔は走っていて、もう走らなくなった人」

 

と頭の中で静かにカテゴライズするだけの話。

 

声高に宣言する人

 

厄介なのは、一方的に意思を固めたかのような、「もう走らない」宣言。

 

もう走ることができない、合理的な理由があるわけではなく、「走れる」けれども「走らない」、ことを声高に宣言してしまう人もいるんです。

 

そう宣言してしまった以上、カテゴライズは変わってきます。

 

「走れるのに走らないとわざわざ宣言した人」

 

すなわち

 

「自分の中の何かを自分で処理しきれず、周囲を巻き込んじゃった人」

 

となってしまいます。

 

そうなると、やはりそんな人たちへ向ける目は変わってきてしまいます。

 

そんな宣言は芯の弱さの裏返しにしか聞こえません。

 

それでも、そんな言葉をときどき目にするんです。

 

「まあ、人それぞれだ。その人の意思を尊重しよう」

 

と大人な対応をすればいいんだけど、やはり、どうしてもそう簡単に割り切れないものがあります。

 

そんな言葉を聞きたくない理由

 

特にマラソンの応援をしていたりしたら、そんな思いを強くします。

 

今回の村岡ダブルフル、100kmコースにとっては73km地点で僕たちは応援していました。

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長い下り坂が3km続き、さすがの剛脚ランナーでさえ音をあげて、前ももへのコールドスプレーを欲しがるような、とてつもない急坂。

 

畏敬の念で固まるランナー

 

その初老の男性は、そこに現れました。

 

ちゃんとゼッケンをつけた、正式なランナーです。

 

しかし、「杖」をついていました。

 

トレランポールなどではない、普通の「杖」です。

 

足がお悪い方が使う「杖」です。

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剛脚ランナーでさえうまく走れないその坂を、その初老男性は「杖」をついて走って下って来ました。

 

明らかに、左半身が動かない様子でした。

 

脳梗塞。すぐにその言葉が浮かびました。

 

その男性は過去に脳梗塞を経験し、身体の半分が動かなくなったのだと思われます。

 

信じられませんが、その男性はそんな身体で村岡にエントリーし、走ってらっしゃいました。

 

僕は畏敬の念に打たれ、その男性の前で固まってしまいました。

 

その男性だけでした、コールドスプレーを

 

「左肩にかけてくれ!!」

 

とおっしゃったのは。

 

他のランナーは大腿部や膝、足首へのスプレーを希望しましたが、その男性はただ1人、「左肩」へのスプレーを希望しました。

 

左手で「杖」をつきながら走っているので、かなりの負担が左肩へかかっていると思われました。

 

僕は丁寧にじっくりと、その男性の左肩へコールドスプレーを吹きかけましました。

 

「ああ、ええ気持ちや!!『杖』ついてるから!!左肩が痛くなるんや!!」

 

その男性はそういっていました。

 

僕はブロガー失格かもしれません。その雄姿を前に畏敬の念に打たれ固まってしまい、男性に対して何1つ、言葉をかけることもできませんでした。

 

それどころか、男性のゼッケンの色さえ確認することを怠りました。

 

ただただ、男性が言われるまま、左肩にスプレーをして、彼の苦痛を少しでも和らげたい、ということで頭がいっぱいになりました。

 

やがて男性は自分から、

 

「ありがとう!!」

 

といってスプレーを終わらせると、再び坂を駆け下りるべく力強く走り去って行きました。

 

不自由な身体をモノともせずに。

 

しばらくは声も出せずに、僕はその場に立ちすくんでいました。

 

「盲・ろう」と書かれたビブスをつけて走ってらっしゃるランナーもいらっしゃいました。

 

目や耳、あるいはその両方、が不自由なのに、あんなすごい大会に臨んでいるランナーの存在は驚きでした。

 

数年前の京都マラソンでは、両膝から下に義足をつけたランナーも見ました。

 

僕の友人は、心臓の弁を牛の弁と取り替える手術をして、走っています。

 

友人のてっちゃんは、内臓の一部を摘出してなお走っています。

 

走らない宣言をするランナーへ

 

僕は言いたい。

 

どんな理由があるのか知りませんが、健康な身体、健康な2本の足があるにもかかわらず、わざわざ

 

「もう走るのをやめる」

 

と宣言する人たちへ。

 

その言葉を口にする前に、大会へ応援に行き、彼らの姿を見よ、と。

 

あなたは恵まれた環境にいるのではないか?

 

あなたの中では立派な理由かもしれないが、

 

体の自由を失ってまでも、あるいは、足を失ってでも、それでもなお走ろうとする人たちに、

 

顔向けができるくらい、その理由は立派な理由なのか。

 

もしそうではなく、それでも走りたくないのなら、それでもいい。個人の自由です。

 

ただ、黙って去ってくれ。

 

僕たちは声を枯らし、走りたい人たちを応援するから。

 

 

 

 

 

 

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