昨日12/5の「水曜日のダウンタウン」。
カバンの中身チェックで出てきたヤバイ物のさばき方で芸人の力量丸わかり説
エレベーター早着替えチャレンジ
なかなか面白い企画ではありましたが。
何と言っても…。
モンスターハウス
が面白かったというか、怖かったというか…。
人間って、ホンマにこんな顔になるんや…。
と、背筋が凍るような、恐ろしさを感じた回でした。
前半:クロちゃん絶体絶命
オンエアの第一話を見る、という回だったのですが。
第一話ですでに莉音と蘭に二股をかけていたにも関わらず…。
そのエピソードが放送されるのに、全員の前で一片の焦りも感じさせないほど落ち着いているクロちゃん。
のちに松っちゃんが言っていましたが、
その辺は編集でなんとかしてくれるのだろう
と思っていたのでしょうか…。
莉音にも蘭にも、
一番好き
と告白しているシーンが流され。
最初は嬉しそうにしていた莉音でしたが、クロちゃんが蘭にも同じことを言ってるシーンを見て…。
みるみるうちに表情が曇り…。
さらに莉音にキスをしそうになっているシーンが映ると…。
今度は、実際に先日クロちゃんとキスした蘭も困惑の表情。
違うの違うの違うの
を繰り返すクロちゃんに対し、
見損なった
莉音にはウソつかないって言ってたのに。人間不信になりそう
この言葉を受けて蘭が
それ私にも言ってたよね
とサラリと言われ。
若い莉音は半べそ状態。
けっこう前の話だから…。スゲエ、酔ってたの。なんて言うの?そう言う雰囲気になっちゃったから…
と必死に弁解を試みるクロちゃんですが、会話に内容はゼロで、言葉は空虚に宙を舞います。
そこに蘭が強烈な質問を。
莉音ちゃんとキスしたの?
蘭は自分はしているのですが、それはあえて言わず、この質問をします。するとクロちゃんは一瞬の躊躇のあと首を振り、
ううん。してない
と否定。
するとここで、大学生・大雅が
でも、(莉音にキス)した、とは言ってた
とまさかのカミングアウト!
これは前回、蘭が大雅にキスをしてきたことをクロちゃんに告白した際、クロちゃんが「男の約束」だと言って、自分は莉音とキスをした、と大雅にだけ言ったことを指します。
これは明らかにフェイクの告白。こうすることで
蘭=大雅
莉音=クロちゃん
と言う構図を大河の中に植え付け、莉音に手を出させないようにしようとしていたものと推測されます。
ところがその後、大雅に振られた蘭が、徐々にクロちゃんになびき出したので、クロちゃんは蘭の唇を奪った、と言う流れになっていたのでした。
これを大雅の裏切りと取るか、性悪クロちゃんへの当然の報いと取るかは評価の分かれるところとなりますが。
莉音はしてもいないキスをしたと言いふらされていたことを知り、クロちゃんへの不信は決定的なものになり。
クロちゃんは必死に、
大雅、待って待って。してないしてない。
大雅がウソついてるの?
ウソをつく必要がない。この話において。
だからだから。勘違いじゃないのかなぁ、と思って。キスしてないから、したなんか言うはずないしな…。
もはやこの辺りのクロちゃんは、完全に犯罪者の様相。あまりに空虚な言葉で否定を繰り返します。
蘭が
どっちの方が好き?
と言う、女ならではの恐怖の質問を投げかけます。
それに対し即答できないできないクロちゃんに莉音が
黙るとこじゃない…。もういいや。
いや、『もういいや』じゃない。ホントにホントに。こう言うのって、途中経過じゃん?まだ分かんないじゃん?…。好きだよ。
どっちが?
…。どっちも。本っ気で。ホントに好きだよ。
まじキモいんだけど。
こんなハズじゃないから。こんなハズじゃないから。
自分勝手すぎない?
こんなハズじゃないから。コレ、なんか違うから。
と、まったく内容のない言葉を連射する、まさに犯罪者の言い訳の様相で前半戦を終了します。
VTR終了後、たむけんが
なんでこうなることが分かってて、アイツ普通に帰ってきたんですか?
と当然の疑問を口にします。
まあそれはクロちゃんの鈍感力のなせる技でしょうね…。
後半:クロちゃん、邪悪な神となる
そして後半のVTRが流れます。
夕食のテーブルに遅れてつくクロちゃん。
まったく目も合わさずクロちゃんがいないように振舞う莉音に対し、クロちゃんは媚びた、顔色を伺うような露骨な笑みを浮かべて
莉音ちゃん、まだ怒ってる?
媚び媚びな笑みで聞くクロちゃんの気持ち悪さよ!!
仲直りしないと、空気も悪くなっちゃうから
と媚びへつらい食らいつくクロちゃんに
どの口が言ってんの?
と辛辣な女性陣。
男子メンバーからもまったく同意は得られず。
完全に孤立状態…。
まあ当然なんですが。
黒服の男
そこに番組から派遣された黒服の男が、黒い箱を持って登場。
何も言わずクロちゃんに手紙と黒い箱を渡し、去っていきます。
手紙の中には…。
これからこの家を出て行く人を
1名決めて頂きます
クジを引いて◯が出た人に
その脱落者を決める権利が与えられます
四面楚歌
この事態に全メンバーが騒然。
状況が状況だけに、クロちゃんは必死に事態を覆そうと、例によって無意味な言葉を羅列します。自分以外が◯を引いたら、全員が脱落者にクロちゃんを選ぶのは100%間違いないからです。
ちょっと待って!今の状況だったらヤバいじゃん!違うじゃん!
しかしクロちゃん以外の5人は番組の趣旨を汲み取り、粛々とクジを引く準備を進めます。
その状況に、
おかしくない?おかしくない?
出ていかないからね!オレは!
まだ話、終わってないじゃん!まだ喧嘩してるじゃんウチら!
蘭がクジの箱を中央に置こうとすると、それを取り上げようとするかのような抵抗を見せるクロちゃんですが。
彼以外全員はすでに番組趣旨通り、クジを引こうと意思決定していて。
顔を赤くして抵抗する醜い41歳男の高音ボイスだけが耳障り。
邪悪な起死回生
ところが…。
全員がクジを引き、せーの、で手のひらを広げると…。
なんと!
◯のクジを引いたのは!!
クロちゃん本人だったのでした!!
ここが、今日のハイライトでした!!
この時のクロちゃんの、邪悪な喜びに満ちた、蛇のような執念深さを感じさせる笑顔!!
もう放送禁止なんじゃないか、と思わせるほど…。
背筋が凍りつきそうな、邪悪な笑顔でした!!
自分が、他の全員の運命を左右できる、と知った時…。
(オレが)引いたよ…。引いたよ…(邪悪な笑み)
だって、オレのこと落とそうとしてたでしょ?
他の5人、全員が凍りつく…。
どうしよう…。困ったな!(邪悪な笑み)ホントにずっと、この6人で過ごしたいってさっきも言ってたじゃん?!(邪悪なハイテンション)みんなが(クジ引きを)やろうとした時、オレはやろうとしなかったじゃん!(顔を真っ赤にハイテンション!!)
一人ずつ…。面談しようかな!どんだけの思いがあって今ここで生活してるのか。
ワタクシ、下の部屋にいるから。一人ずつ来てもらおうかな。
みんなが納得する方向を考えよう。
大雅ね、まず(邪悪なニヤニヤ)
下で待ってま〜す(邪悪ニヤニヤ)
それはまるで、ホラー映画で、最も危険なサイコパス野郎だけが、ピストルを拾ってしまった時のように…。
クロちゃんというサイコパスが他の全員の運命を左右する力を持ってしまった、衝撃の瞬間でした。
そしてそのサイコパスぶりをたっぷりとテレビの前で見せつけた瞬間でした。
あの、斜め下から全員を見上げる下卑た目付きは、演技でできるようなものではなく。
彼の異常性を如実に表す、恐ろしい表情でした。
最初に大雅を指名したことの恐怖
大雅を最初に指名したのも、本当に恐ろしいことで。
大雅は「莉音とキスをした」とクロちゃんが大雅にだけ告白した「男の約束」を破り、全員の前でそれを暴露しています。
前述の通り、それを大雅の裏切りと取るのかクロちゃんへの当然の報いと取るかは評価が分かれるところですが。
少なくとも、クロちゃん本人から見た場合は純粋な裏切り行為。
彼のあの発言で、クロちゃんの立場が決定的に悪くなったことは言うまでもありません。
もしこれがホラー映画だったら、若くてハンサムで、自分の狙う莉音、蘭がともに好意を寄せている大雅は、ただでさえ邪魔な存在。
おまけに自分への裏切り行為もプラスされれば、真っ先に排除すべき存在。
ホラー映画なら、ピストルを手にしたサイコパスはニヤニヤ笑いながらこの邪魔者の脳天を銃撃して殺すでしょう…。
大雅ね、まず(邪悪なニヤニヤ)
これは大雅にとって、単純に死刑宣告ととってもいいんじゃないでしょうか…。
本当にガチか?
クロちゃんが席を外したあと、念のために蘭がクジ箱を覗き、なんらかの仕掛けがないかを見ますが
うわ、ガチだ
とつぶやくので、箱には何の仕掛けもなかったのでしょう。
(これがヤラセという可能性もなくはないです。事前にスタッフとクロちゃんの打ち合わせがあったと考えた場合、箱には5人分の白紙しかなく、事前にクロちゃんが◯のついた紙をポケットに忍ばせていたら同じ結果になります。ただ、そこまで考えるのは野暮というものでしょう)
全員が共有していた、クロちゃん=サイコパスの思い
めっちゃキャラ豹変したよね?
こわかった
急に変わったよね
あのニヤニヤした感じ、怖いね
と全員が口々に言っていましたが…。
そして来週は、この面談の模様と、脱落するメンバーが決まるようです…。
まさにモンスターハウスと化して来たシェアハウス…。
もはや恋愛リアリティではなく、サイコホラーとして見ると、めっちゃ面白くなっています!!