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「キングズマン:ゴールデン・サークル」ネタバレあり!!前作「キングズマン」詳細ストーリー付き!!前作忘れちゃった人、ゼッタイ復習していったほうがいいよ!!

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前作「キングズマン」は、スパイ映画がムチャクチャだった頃へのオマージュに溢れながら、スタイリッシュな音楽と斬新な映像で、アクション映画としてとても面白い作品でした!!

 

そのパート2。監督も、俳優陣もそのままということで、パート1と同じ世界観が共有できるのか、とても楽しみに観に行きました。

 

結論から申しますと、パート2もパート1に勝るとも劣らない面白さ!!

 

ただし!!

 

この「キングズマン:ゴールデン・サークル」を理解するには、前作「キングズマン」を観ていることが必須条件。

 

観たけど、細部は忘れちゃった、という人もいるでしょう。

 

ですので、まずは前作「キングズマン」の詳細なあらすじをおつけしておきますね〜。

 

この前作あらすじだけを読んでからパート2を見て、そのあと、ゴールデン・サークルのネタバレ部分を読んでくださいね〜。

 

 

 

前作「キングズマン」STORY

 

プロローグ

 

1997年中東。

 

“キングズマン”なる組織のエージェントたちは、テロリストのアジトを制圧したものの、最後の敵が手榴弾を持っていたことを見抜けなかったために、1人のエージェントが身を呈して他の3人を救った。

 

キングズマンのエージェント・ハリー(コードネーム:ガラハッド)は、死んだエージェントの家族に勇士勲章を渡そうとするが、その妻は取り乱す。ハリーはその場にいた、エグジーと名乗る3歳くらいの小さな男の子に、勲章を託す。

 

17年後。

 

雪深い山小屋に監禁されているアーノルド教授を救出したキングズマンのランスロットだったが、次の瞬間、彼の体は真っ二つに切断される。

 

彼を殺したその女の両足は義足になっていて、ひと蹴りで人体を真っ二つにできる刃が仕込まれているようだった。

 

サヴィル・ロウの高級紳士服

 

ロンドン・サヴィル・ロウ。

 

高級紳士服店が立ち並ぶ一角に、テーラー「キングズマン」はある。オーダー紳士服の店だが、奥はスパイ組織・キングズマンの本拠地となっている。

 

テーブルについているのはリーダーのアーサーと、ガラハッドことハリーだけに見えるが、特殊なメガネをかけると空席にも皆が座っているのが見える。各支部で席についているキングズマンのエージェントたちだ。

 

ランスロットが死んだ今、新たなランスロットを選出するため候補メンバーを探すよう、アーサーが告げる。

 

そしてハリー(ガラハッド)には、ランスロットが追っていた事件をフォローするよう、追加の任務を言い渡す。

 

17年後、退廃のエグジー

 

エグジーの母親は2人の男と同棲し、だらしない、荒れた生活を送っていた。エグジーは友人たちとパブで愚痴るも、母親の同棲相手・ディーンが仕切る不良グループたちにからまれ、すごすごと店を出る。

 

が、彼は不良グループのクルマを盗み、とんでもない運転技術でパトカーと激しいチェイスを展開するものの、最後はパトカーと正面衝突。

 

逮捕された彼は、あの日、ハリーがくれたペンダントに書かれている番号に電話をかける。

 

すると、嘘のように釈放されるのだった。

 

ハリーとの再会

 

警察署を出たエグジーを、ハリーが待っていた。パブでハリーとエグジーが話していると、あの不良グループがやってくる。あまりの無礼な振る舞いに、ハリーは

 

「礼節が人を作る」

 

と説き、一瞬で6人の男どもをなぎ倒す。

 

帰宅したエグジーを、激怒したディーンが待っていた。パブで手下をボコボコにした男は誰だ、と力任せにエグジーを殴るが彼は口を割らない。

 

エグジーにつけた盗聴器で、エグジーの口の硬さを確認したハリーは、エグジーこそキングズマンにふさわしいと判断する。

 

サヴィル・ロウのキングズマンのテーラーでハリーと再会するエグジー。

 

キングズマンとは

 

300年以上前から有力者に衣服を提供してきたキングズマンは、1900年代、大戦で後継を失った顧客の多くから財産を引き継ぎ、平和と命を守りたいと死んでいった人たちの志を継ぐべく、どの政府機関にも属さない完全独立性の諜報機関「キングズマン」を組織するに至った。

 

テーラーの地下は巨大な空間が広がっていた。何十台もの爆撃機や重火器が所狭しと置いてある。

 

一室に通されたエグジーは、9名の自分と同年代の男女がいることを知る。

 

世界一危険な就職試験

 

マーリンと名乗る教官により、説明がなされる。

 

これは世界で最も危険な就職試験。脱落者は死ぬおそれもある。また、機密保持を破ったものは、近親者とともに死体袋に入ることになる、と。

 

チャーリーを中心とした男性メンバーは、安価な身なりのエグジーをあからさまに蔑んだ態度をとる。それに対し女性メンバー、ロキシーとアメリアとエグジーは仲良くなる。

 

その夜。

 

キングズマン候補生が寝泊まりしている部屋が水没した。眠っていたら一瞬に水没していたのだ。

 

エグジーがマジックミラーに気づき、水中でそいつを叩き割って一命を取り留める一同だったが…。

 

逃げ遅れたアメリアは死んでいた。

 

キングズマンの恐ろしさを知る一同だった…。

 

謎の男・バレンタイン

 

ハリーはアーノルド教授を大学に訪問し、尋問する。ところが尋問中、アーノルド教授の首に仕掛けられた爆弾が爆発し、彼は爆死する。

 

ハリーも大怪我を負いながら脱出。

 

教授の死因となった爆弾を起爆した電波は、IT業界の天才・バレンタインの会社から出ていた。

 

ハリーはバレンタインと接触、彼がアメリカのヘイトグループの教会の資料を集めていることを知る。

 

しかし実はバレンタインも、ハリーに飲ませたワインに追跡装置を入れ、彼の行動を監視していたのだった。

 

バレンタインは極秘裏に各国首脳や有力者を自分の仲間に引き入れるべく、彼らと直接面会し、自らの世界救済計画を説く。多くの人がその説明に共感してしまうほど、彼のカリスマ性は高い。

 

が、中にはその狂気じみた内容に反発するものもいる。スエーデンのティルデ王女は彼の考えを拒絶したため、幽閉される。

 

そしてバレンタインは、世界中の人たちに向けて、完全無料のSIMカードを10億枚、供給する、と発表していた。

 

全人類のスマホに、彼のSIMカードが挿入されることになった。

 

キングズマン選考試験

   

深夜の水攻めの翌朝。候補生達は子犬を授かる。犬を教えることで自らも訓練される、というのだ。

 

エグジーはパグを選ぶが、ブルドッグと間違っていたのだった。その日以降、エグジーはパグを「JB」と名付け、常に懐に抱いて行動するようになる。

 

チャーリーのグループのエグジーへの嫌がらせは度を増すが、エグジーは常に優秀な成績を収めて彼らを見返す。

 

キングズマン試験のスカイダイビングでは、飛び降りた直後に、誰かのパラシュートが開かない細工がしてあることが発表される。

 

急降下しながら、エグジーの提案で全員が円形のフォーメーションを取り、一人ずつ、パラシュートを開くことにする。

 

そして誰かのパラシュートが開かなければ、その横のメンバーが開かなかったメンバーを抱きしめ、自分のパラシュートを開く、という作戦だ。

 

一人、また一人、パラシュートが開き…。

 

エグジーとロキシーの二人が残る。

 

ロキシーのパラシュートが開いた時、残りは300フィート約100メートルも残っていなかった!!

 

エグジーのパラシュートが開かないのだ!!エグジーはロキシーに抱きつく!!

 

二人の重さで猛スピードで落下するが…。

 

二人は見事、落下地点に降下することに成功する!!

 

しかし、エグジーのパラシュートも、やはり開くようになっていたのだった。

 

最後の3人

 

試験はエグジー、ロキシー、チャーリーの3人に絞られた。彼らはあるミッションを遂行中、敵に捉えられる。そして一人ずつ、線路に括られ、迫り来る電車を前に、キングズマンの秘密を暴露するよう敵に脅迫を受ける。

 

エグジー、ロキシーは口を割らなかったが…。

 

チャーリーは命乞いし、全ての秘密を喋る。

 

もちろんこれも試験の一部であった。チャーリーは不合格、ロキシーとエグジーが最終候補となる。

 

最終選考:犬の殺害 

そして最終試験。

 

スーツに着替えたハリーは、これまで苦楽を共にしてきた愛犬・JBを射殺せよ、と命じられる。

 

銃口を愛犬に向けるエグジー。

 

JBは信頼しきった目で見返している。

 

エグジーは引き金を引けなかった。

 

落第だ。

 

ロキシーは、隣の部屋で、引き金を引いていた。

 

ロキシーが新しいランスロットとなった。

 

ハリーの激怒

 

帰宅したエグジーは、母親にアザがあることを知り、ディーンの元へ出向くが、突然、クルマが動き出し、ハリーの家にたどり着く。

 

ハリーは犬一匹のことで最大のチャンスを逃したエグジーを責める。ハリーの家には、ハリーの愛犬が剥製となっていた。

 

「銃の弾丸は空砲だった。最初の水攻めで死亡したアメリアも、実は生きている。限界に挑むが、キングズマンで死が許されるのは、仲間を助ける時だけなのだ」

 

教会での大虐殺

 

ハリーはケンタッキーにある教会へ向かう。バレンタインが向かっているからだ。

 

そこでは、極めてヘイト的な説教が行われていた。

 

その模様は300メートル離れたアジトからバレンタインとガゼルも見ていた。

 

ハリーが席を立ち、出ようとしたその時…。

 

バレンタインがスイッチを入れる。

 

SIMカードが起動し、その場にいた全員のスマホから不穏な電波が流れる。

 

電波はハリーにも影響を与え…。

 

ハリーは銃を引き抜き、その場にいた人間を射殺し始める。

 

同時に、教会にいた全ての人間が、他の人間を殺し始める!!

 

マーリンもエグジーも、ハリーのメガネについたカメラからその模様を見て、必死にハリーを止めようとするが、ハリーの耳には届かない。

 

教会の中は、全ての人間が互いを殺しあう、阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。

 

最後まで生き残ったのはもちろんハリー。

 

教会を出て、やっと我に帰るハリー。

 

外にいたバレンタイン。SIMカードから神経電波を発生させ、全人類が殺し合う計画であることを話すと…。

 

彼はハリーを射殺する。

 

モニターの前で絶叫するエグジー。

 

ハリーが死んだ…。

 

彼は、キングズマンの本部へ出向く。

 

アーサーが一人、腰掛けている。

 

エグジーはアーサーが寝返ったことを感じ取り、彼が差し出した飲み物をすり替える。

 

アーサーは自分が盛った毒で死んだ。

 

3人の騎士たち

 

エグジーはマーリンとランスロット(ロキシー)と合流、誰が寝返ったかわからないので、この三人で対処することに決める。

 

アーサーの首から取り出したインプラントをマーリンが分析する。

 

マーリンの作戦はこうだ。

 

まずロキシーが成層圏まで気球で上昇し、バレンタインの衛星をロケットで攻撃、機能を停止させる。

 

再起動にかかる時間を利用し、アーサーの招待状で潜り込んだエグジーがバレンタインを倒す。

 

自家用ジェットでアーサーとして乗り込むエグジー。マーリンはそのパイロットだ。

 

成層圏に出たロキシーは、気球が予定より早く爆発するアクシデントに見舞われながらもロケットを命中させる。

 

一方、作戦行動を進めていたエグジーは、その場にいたチャーリーに正体をバラされる。

 

チャーリーの父も政府の要人で、バレンタインに招待されていたのだ。

 

逃げるエグジー。何十人もの警護兵が実弾でエグジーを殺しにかかる。

 

ロキシーのロケットが衛星に命中した今、バレンタインは別の衛星を使って計画を遂行すべく手を打つ。

 

絶体絶命

 

一方、敵の兵力は想像以上の規模で、ついにマーリンの乗るジェットも、エグジー自身も追い詰められる。

 

マーリンすら観念したその時、エグジーに名案が浮かぶ。

 

マーリンに、インプラントをハッキングして起動するよう命じる。

 

そして…。

 

バレンタインに共感していた全ての人物の首の中でインプラントが爆発。全兵隊も爆死する。

 

しかし、バレンタインの衛星が復旧し、電波が発信され、世界中で人間が殺し合いを始めた。

 

ついに、エグジーとバレンタインと直接対峙する時が来た。

 

エグジーの勝利

 

ガゼルがあの恐ろしい義足を振り回し、エグジーを襲う!!

 

しかしエグジーは、靴に仕込んだ毒ナイフでガゼルを刺し、ガゼルを殺す。

 

ガゼルの義足を取り外し、バレンタインに突き刺し…。

 

バレンタインは死ぬ。

 

電波は停止し、世界は救われる。

 

エグジーは…。

 

地下に幽閉されていたスエーデンの王女と愛を交わすと…。

 

家に帰り、あの憎っくきディーンと決着をつけるのだった。

 

 

 キングズマン:ゴールデン・サークルについて

 

さて、本作は前作を見ていないと楽しめない部分が多いため、上に詳細な前作のあらすじを書きました。

 

前作も、靴に仕込んだナイフ(007/ロシアより愛を込めて)や、時計から飛び出す飛び道具(007/ムーンレイカー)など、古き良きスパイ映画へのオマージュに溢れていましたが、今回もそんなシーンがいっぱいです。

 

冒頭、エグジーの乗った車が公園の池の中で潜水艦に変身するシーンは、「007/私を愛したスパイ」で全く同じシーンがありましたね。

 

雪山で滑り落ちるゴンドラを、エージェント・ウィスキーの背中のアメリカ国旗の柄のパラシュートが救いますが、あれは明らかに「007/私を愛したスパイ」の冒頭、ボンドが雪山から大ジャンプを見せる際に開く、イギリス国旗の柄のパラシュートのシーンへのオマージュです。

 

ロジャー・ムーアがボンド役だったあたりの、現実離れした007の世界観と、現代風のスタイリッシュな映像と音楽が融合させた「キングズマン」の世界観は、この「ゴールデン・サークル」でも健在です。

 

さらに紅一点の女スパイ・ジンジャーエールはハル・ベリーが演じています。彼女は今の007のミス・マネーペニー。

 

しかし、一方で、主人公のエグジーは、第1作目で救ったスエーデン王女・ティルデに対する純愛を貫いています。

 

物語が変わるたびに女を取っ替え引っ替えしているボンドとは、えらい違いです。

 

これも現代風といったところでしょうか。

 

ちょっと残念だった点・ユニバース化への布石

 

俳優陣の中に

 

・チャニング・テイタム

 

・ジェフ・ブリッジズ

 

などの名前があり、楽しみにしていたのですが、本作ではこの二人はほとんどカメオ出演といってもいい程度しか出ていません。

 

ステイツマンの腕利きエージェント・テキーラとステイツマン首領・シャンパン役なのですが。

 

これはおそらく、この「キングズマン」もいま流行りのユニバース化するという噂がありますので、今後、この二人が主役にした映画がスピンオフでできてくるのでしょうね。

 

教会での、激しいアクションをワンショットで見せた、あの独特な映像も健在です。ラストの大立ち回りは、これでもかとばかりにワンショットで見せてくれます!!

 

ストーリーの流れも、演出方法も、世界観そのものも、前作を丁寧に受け継いでいる、「キングズマン:ゴールデン・サークル」。

 

140分を感じさせない、圧倒的な面白さです!!

 

STORY

 

チャーリーの復活

 

サヴィル・ロウにあるキングズマンのテーラーを出たエグジーは、死んだはずのチャーリーに襲われる。

 

ロンドン市内を高速で移動するタクシーの中で激しい戦いを繰り返していると、チャーリーの片腕がマシンであることに気づくエグジー。

 

なんとかチャーリーをかわしたエグジーは…。

 

前作で救ったスエーデン王女・ティルデとのデートに向かう。

 

しかし…。

 

タクシーに取り残されたチャーリーの機械の腕は、キングズマンのコンピューターに接続し、内部情報を根こそぎ取り出していたのだった…。

 

麻薬王ポピー

 

カンボジア。

 

まだ誰にも発見されていない遺跡の中に…。

 

ポピーは派手なアジトを構えていた。

 

世界最大の麻薬カルテルのアジトだ。

 

その名は「ゴールデン・サークル」。

 

ポピーは晴れやかな笑顔とともに、新しく仲間になったアンヘルなる男に、彼を紹介したチャールズなる男を殺せ、と命じる。

 

それも、巨大な挽き肉機にぶち込んで。

 

アンヘルは逃げるチャールズを叩きのめし、挽き肉機に突っ込む。

 

みるみるうちに、大量の挽き肉が機械からあふれ出てくる。

 

ポピーはその肉でハンバーガーを作り、アンヘルに食わせる。

 

そしてアンヘルの身体に、純金を溶かして輪(サークル)状の刺青を入れる。

 

「ゴールデン・サークル」の一員の証だ。

 

キングズマンの崩壊

 

キングズマンでマーリンがチャーリーの件を報告。

 

バレンタインのアジトでチャーリーがエグジーを拘束した際、エグジーが彼の首に電流を流した。そのせいでチャーリーの首のインプラントが破壊され、チャーリーはただ一人、インプラントの爆死を逃れたのだった。

 

今回、チャーリーとともにエグジーを襲った連中は全員死亡したが、彼らからはなんの情報も得られなかった。指紋も歯も細工がなされていた。

 

ただし、全員が、純金で施されたサークル状のタトゥーが彫られていた…。

 

エグジーはティルデの両親、つまりスエーデン国王夫妻と食事をともにしていた。厳格なテーブルマナーはハリーから教わっていたが、国王がエグジーの人となりを知るべく、矢継ぎ早に繰り出す時事問題などは、ロキシーから情報をもらって答えていたのだった。

 

ところがその時…。

 

飛んできたミサイルがロキシーの部屋に命中、ロキシーは爆死する。

 

ほぼ同時に、キングズマン全てのエージェントの元にミサイルが命中、全員が死亡する。

 

チャーリーが取り出した情報から攻撃した、ポピーの仕業だった。

 

最終手順

 

生き残ったのは、エグジーとマーリンの二人だけ。

 

二人は規則にのっとり、「最終手順」を実行する。

 

彼らはあるパブに出向き、指定されたテイスティングルームに入る。

 

その中の金庫に、問題解決の答えがあるのだという。

 

金庫を開けると…。

 

そこから出てきたのは、「ステイツマン」という名の、ウィスキーだった。

 

マーリンさえ困惑する状況の中、二人はその酒を酌み交わし、死んだ仲間を追悼する…。

 

ベロベロに酔っ払ったとき…。

 

エグジーはあることに気づく。

 

ビンの底に、「ケンタッキー製」と書かれている、その「K」の文字が…。

 

キングズマンのロゴと同じだったのだ…。

 

二人はケンタッキーにある、ステイツマンというウィスキー工場に向かう。

 

ステイツマン

 

そこは昔ながらの酒造メーカーのようだったが、工場の鍵は生体スキャナーで管理されていた。

 

二人はそこに侵入すると…。

 

一人の屈強なカーボーイに行く手を阻まれる。

 

エグジーとマーリンは彼と戦うが、カーボーイは信じられない戦闘能力で二人をなぎ倒す。

 

拘束された二人は真実を話すが、カーボーイは信用しない。

 

生きていたハリー

 

そして彼は、信じられないものを見せる。

 

部屋の向こうに、死んだはずのハリーがいた!!

 

「この男を探しにきたんだろ?」

 

カーボーイはマジックミラーの向こうにいるハリーに銃を向ける。

 

「誰の差し金できたの吐かなければ、この男を殺す」

 

カーボーイが引き金を引きかけたその時…。

 

女性が入ってきた。「裏が取れたわ。彼らはキングズマンよ」

 

カーボーイはテキーラ、女性はジンジャーエールがコードネームだ。

 

ハリーの部屋にエグジーとマーリンが入るが、ハリーは完全に記憶をなくしていた。

 

ジンジャーエールによれば、ハリーがここに運ばれた経緯はこうだ。

 

バレンタインがSIMカードのテストを行ったのはケンタッキーにある教会だった。突如、謎の電波を受信したジンジャーエールは大至急、テキーラを派遣、頭蓋を撃たれたばかりのハリーを発見する。

 

テキーラはα-ジェルと呼ばれる特殊なジェルでハリーの頭を覆った。脳を保護し、それを再生させるジェルだ。

 

手当てが早く、ハリーは一命をとりとめたが、近い記憶を失い、自分は蝶類学者だと思っている。

 

エルトン・ジョン

 

ポピーはエルトン・ジョンを誘拐し、自分一人のためのコンサートを開かせていた。しかしエルトンは首のあたりに謎の青筋を立てていた。

 

「エルトン、誰とおイタしたの?」

 

ポッピーの問いにエルトンは、「アンヘルと…」と答える。

 

勝手に商品に手をつけたアンヘルを、ポピーはロボット犬を使って処刑する。

 

共闘作戦

 

エグジーたちは、ステイツマンの首領・シャンパンことチャンプと会う。麻薬カルテル・ゴールデン・サークルを当たるため、チャーリーの元カノであるクララへの接触を提案するエグジー。

 

彼女はあるフェスを見に行く予定だ。

 

テキーラと行動を起こそうとした時…。

 

彼の首に、青筋が立っていることに気づくチャンプ。

 

彼の代わりに、エージェント・ウィスキーが招聘される。

 

戻らない記憶

 

一方、ジンジャーとマーリンは、ハリーの記憶を取り戻すために、過去の大きな出来事を再現してみる。あの「水攻め」テストだ。

 

マジックミラーを叩き割れば合格、しかし、ハリーはただオロオロするだけで、何も思い出すことはなかった。

 

エグジーの葛藤

 

フェスでチャーリーの元カノに接触したエグジー。ステイツマンの追跡装置は指サック型で、相手の粘膜に指を挿入しなければならない。つまり、セックスするしかないのだ。

 

うまくベッドまで誘えたエグジーだったが、ティルデへの愛が強い彼は、トイレに行く振りをしてティルデに電話し、

 

「世界を救うために、今からきみ以外の相手とセックスしなければならない」

 

と正直に告白する。

 

ティルデは怒って電話を切ってしまう。

 

エグジーはベッドに戻り…。

 

相手の「粘膜」に指を挿入しただけで、「やっぱりできない!」とベッドを後にする。

  

しかし、すでにティルデはエグジーからの電話に全く出てくれなくなっていた。

 

ハリーの復活

 

ティルデを思い、やけ酒を煽っていたエグジーだったが、彼女との思い出の写真を見ていて、ハリーの記憶を戻す妙案を思いつく。

 

彼はペットショップで、ハリーがキングズマン試験の時に授かり、その犬が膵炎で死ぬまで共に過ごした同じ犬種の子犬を買う。

 

そしてその子犬をハリーにプレゼントしながら、犬に銃口を向ける。

 

ハリーは必死に犬を守ろうとする。

 

「気でも狂ったか?犬を殺そうとするなんて?」

 

「覚えてないのか?あんたは子犬を撃ったんだぞ!!」

 

その一言で、ハリーの記憶が戻った!!

 

「空砲だった、あれは空砲だった!!あいつは長生きして、膵炎で死んだんだ!!」

 

ハリーは記憶を取り戻した。

 

しかしながら、かつての華麗な動きは影を潜めていた。酒場でけんかになった時も、かつての動きができず、エージェント・ウィスキーが投げ縄を駆使し、一瞬で相手をぶちのめしていた。

 

大統領への提案

 

ポピーは大統領に提案するという形で、アメリカ全土に突然、テレビ放送を行なった。

 

自分が供給した全ての麻薬に特殊なウィルスを混入。感染者はまず青筋が現れ、筋肉が麻痺し、死に至る。しかし、解毒剤を注射すればあっという間に治る。

 

あらゆるドラッグを解禁し、アルコール同様に課税し新たな市場を開き、ポピーに免責を与えれば、即、全世界に解毒剤を供給する。

 

アメリカ全土がパニックに陥る。

 

ここ数週間で麻薬に手を出した人間の全員に、青い筋の症状が出現、病院は患者で溢れかえる。

 

大統領の陰謀

 

ホワイトハウスでは、真っ赤なネクタイで有名な大統領が、とんでもない作戦を立てていた。

 

「彼らの要求を飲むフリをして、最終的にはアオスジ患者全員に死んでもらおう。麻薬中毒者全員が死ねば、世界はよくなる」

 

この意見に、女性補佐官が反対する。

 

「全世界で何億もの人々に症状が現れています。全員がジャンキーではなく、止むに止まれず麻薬に手を出した人もいるはずです…」

 

しかし、真っ赤なネクタイの大統領は聞く耳を持たない。

 

ステイツマンではテキーラを冷凍保存し命を守ることにした。

 

イタリアのラボ

 

チャーリーの元カノ・クララにも青筋の症状が現れ、パニックになった彼女はチャーリーへ電話していた。その通話を傍受したステイツマンは、二人が落ち合う約束をしたイタリアのスキー場へ急ぐ。

 

クララの体内に仕込んだ追跡装置で現在地に解毒剤があると判明、エグジーとウィスキーはそのラボを急襲する。

 

一本の解毒剤を入手し、ラボから脱出するが、チャーリーに気づかれる。

 

ゴンドラで雪山を降りるはずが、チャーリーの操作でゴンドラが外れ、雪山を滑り落ちる。

 

しかしすんでのところで生還した二人はハリーと合流するが、小屋を敵兵に囲まれる。

 

せっかく手に入れた解毒剤も割れ、液体が流れてしまった。

 

ハリーは病気なのか?

 

ウィスキーが単身、外に飛び出し、敵兵を全員、始末する。

 

援護しようとしたエグジーを、ハリーが止める。

 

「なんで止めるんだ?!」

 

「奴は二重スパイだ」

 

「あれが二重スパイに見えるのか?!」

 

ウィスキーは敵兵全員を一人で始末した。

 

しかし、さらに増員した敵兵に囲まれてしまい、銃弾が切れて焦っているウィスキーを…。

 

ハリーが射殺する。

 

驚愕するエグジー。彼は必死にα-ジェルでウィスキーの頭部を覆う。

 

ハリーは取り出した整髪料を外に投げると…。

 

それは高性能の爆弾であった。一瞬で敵は制圧された。

 

チャーリーはクララもろともラボを破壊。解毒剤の再入手はできなくなった。

 

ホワイトハウスの冷酷

 

ホワイトハウスでは、大統領の意見に反対した女性補佐官に青筋が現れた。

 

「あなたのために不眠不休で働くために、薬を使うしかなかった…」

 

という補佐官に、大統領は

 

「心底、軽蔑する」

 

と言いすてる。

 

ティルデの感染

 

エグジーの元にティルデからテレビ電話がきた。画面の中のティルデの顔は、青筋だらけであった。

 

マーリンの最期

 

エグジーはラボで耳にした最後の手がかりを追って、カンボジアへと向かう。

 

α-ジェルで一命をとりとめたウィスキーが目を覚まし、エグジーたちに加勢するためカンボジアへ向かう。

 

エグジーたちはついに、ポピーのアジトを発見する。「ポピーズディナー」と書かれた、狂人が作りそうなアジトだ。

 

ジャングルを進みながら、地雷に気をつけて進むが…。

 

エグジーが、地雷を踏んでしまう!!

 

とっさにマーリンが足元を凍らせ、足を離した瞬間の爆発を遅らせる処置をするが…。

 

エグジーが足を離した瞬間、マーリンがその地雷を踏む!!

 

自分が犠牲になろうというのだ!!

 

もう凍らせるスプレーもない。

 

激しい葛藤の中、エグジーはマーリンの言葉に後押しされ、任務遂行を決める。

 

マーリンは大声で歌を歌い始め、アジトの門を守っている敵兵の注意を引く。

 

敵兵が接近したところで…。

 

マーリンは足を離す。

 

地雷が大爆発を起こし…。

 

マーリンもろとも、門の敵兵は全滅する。

 

ゴールデン・サークルとの闘い

 

その隙にエグジーとハリーがアジトに侵入、襲撃をかける‼︎

 

幽閉されているエルトン・ジョンも、彼らの侵入に勇気付けられ、周囲の敵どもをなぎ倒す!!

 

ロボット犬はハリーが倒し、チャーリーもエグジーが倒した!!

 

ついに二人はポピーと対峙し、解毒剤を世界に配布するコンピュータのアクセスコードを尋ねる。

 

口を割らない彼女に、マーリンから託された薬剤を、彼女の腕に注射するハリー。

 

途端に彼女の顔に青筋が現れる。マーリンがウィルスを増強した、特殊な薬剤だった。

 

彼女が仕方なく、コードを口にした次の瞬間…。

 

薬が強すぎたのか、ポピーは死ぬ。

 

二人がコードを入力しようとしたその時…。

 

ウィスキーの正体

 

ウィスキーの投げ縄が、ハリーの首にかかる。

 

ウィスキーは、愛する女性がジャンキーに殺された恨みを晴らすため、このウィルスで全てのジャンキーを殺したかったのだった。

 

エグジーとハリーは力を合わせ、ウィスキーを倒す。

 

"VIVA LASVEGAS"

 

コードを入力すると、あっという間に解毒剤がドローンで世界中へと配布された。

 

エピローグ

 

すべての人間が救われた。ティルデも、エージェント・テキーラも。

 

そして、大統領補佐官は、大統領を告発し、彼は逮捕された。

 

ステイツマンとキングズマンは絆を深めることとなった。エージェント・ウィスキーを、ハリーとエグジー、二人のガラハッドのうちのどちらかに継いでほしい、と願うチャンプに対し、ジンジャーが立候補を名乗り出る。

 

誰もが賛成し、ジンジャーが晴れてエージェントとなった。

 

そして…。

 

エグジーは、ティルデと結婚式を挙げる。スエーデン王室の一員となるのであった。

 

また、乱暴者のエージェント・テキーラも、キングズマンでスーツを仕立てた。 

 

キングズマンの創設者は言った。

 

これは終わりではない。終わりの始まり、ですらない。

 

おそらくは、

 

始まりの終わり、なのだ

 

 

 

「笑ってはいけない」に見る、山ちゃん(方正)のガキ使での立ち位置について

もう何十年も前ですが、松っちゃんが、ガキの使いにおける山ちゃん(方正)の存在意義について語っていました。

 

山崎は、ガキにおいて、「大した芸もなく、ヘタレキャラで、大きな声を出す程度のことしかできないので、いなくてもいいのではないか」という声をよく聞くが、それは違う。

 

自分も、素人の時、「ひょうきん族」に出てくる西川のりおを見ていて、同じように感じていた。のりおはただ大きい声を出すだけで邪魔な存在、のりおなんか要らんやん、と。

 

でも自分が番組を作る側になって見ると、山崎のような存在がとても貴重であることがわかる。

 

現場が行き詰まった時、山崎みたいな存在が、場をメチャクチャにしてくれる。実はそんな存在って極めて大事で、それができる芸人って、滅多にいない。

 

山崎はガキに必要な存在である

 

 

という趣旨の発言でした。

 

確かに、山崎VSモリマンとか、もっと遡れば山ちゃんとジミーちゃんの犬猿の仲対決とか、とにかくムチャクチャな企画ってとても面白かったけど…。

 

松っちゃんがそこまで有り難がる存在なのだろうか、と心の何処かで思っていました。

 

しかし、最近の笑ってはいけないシリーズにおいて、山ちゃんがいない状況など、考えられるでしょうか。

 

今回のアメリカンポリスにおいても、山場の中心にはいつも山ちゃんがいました。

 

鬼ごっこの際の、マリー・アントワネットの仮装。鬼から隠れるのに、あんな服を着せられて鈴の音はするし、速やかな移動もできないし…。

 

何年か前から、レギュラー化しているコーナーですね。直径2メートルくらいの鉄球をはめられたり、101匹の犬の人形をはめられたり、その度ごとに変わりますが。

 

あの衣装を着こなしながら、田中が見つけた「巨大ゴムパッチン」の札を貼る相手を「浜田さんや」と即決し、その後、「田中に言われて…」と平気でウソをつくくだり。

 

また、浜ちゃんが透明な粘着テープで顔をぐるぐる巻きにされた際も、

 

「浜田さんを返せ!!」とか

 

「オレらに何するつもりや?!」

 

とか、浜ちゃんをバケモノとする流れを作ったのも山ちゃんでした。

 

また、言うまでもなく、こまわり君の扮装をして他の皆を笑わせながら、後半はむき出しになったお尻を叩かれまくり悶絶する、と言う、すっかりおなじみになったあの場面。

 

とにかく、山ちゃんのムチャクチャぶりが、笑ってはいけないシリーズでは存分に発揮されています。

 

山ちゃんが大活躍する笑ってはいけないシリーズを見るたびに…。

 

何十年も前に松っちゃんが言った、「山崎はガキになくてはならない存在」と言う言葉の意味が、やっとわかった気がします!!

 

 

お方さまの無念・去年もオールザッツに外れました…。

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関西の年末の風物詩・オールザッツ漫才。

 

毎年、年末の29日ごろに、大阪のMBSで深夜から翌朝まで生放送で行われるお笑い番組です。

 

知名度が低い芸人が、ここで注目されて翌年いきなりブレーク、というパターンがよくあり。

 

最近では、とにかく明るい安村の「安心してください!!履いてますよ」のネタも、この番組で初めて見て、数ヶ月後、彼は全国区の有名人になっていました。

 

最近ではこのオールザッツそのものも、全国で放送されているらしいので、関西圏以外でもご存知の方も多いと思います。

 

お方さまはこのオールザッツの大ファンで、毎年、観覧希望のハガキを出します。

 

が、観覧席が良く写るのですが、観覧に来ているのは20代〜30代の、若い人たちばかり。

 

やはり、会場が若いと場の雰囲気も盛り上がるので、若い人たちを当選させるのでしょう。

 

今年もお方さまに命じられてハガキを書きましたが…。

 

もちろん、当選することはありませんでした。

 

今年は、霜降り明星のせいやがブレークしていました。来年はいよいよ全国区になるかな?霜降り明星。

 

お方さま、今年の年末こそ、オールザッツを見に行くのだ!!と元日の夜、星に誓っていました!!

ガキ使 「笑ってはいけない」の、蝶野ビンタをめぐる7つのトラップ!!そしてドルフィンちゃんはなぜ吠えたのか??!!

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ガキの使いの笑ってはいけないシリーズ、、大晦日の年越し放送となってもう10年以上が経っているんですね!!

 

関西人の、笑ってはいけないシリーズのトラウマ

 

実はこのシリーズは、関西在住のガキ使ファンにはトラウマがあります。

 

関西では、以前は「ガキの使い」は極めて不定期な放送で。

 

放送しても深夜の2時半とか。その放送も何ヶ月も遅れた回の放送。

 

二週に渡る放送でも、一週分だけ放送して、二週目は放送しなかったり。

 

それでも放送してくれていた頃は良かったんですが…。

 

シリーズ第一作放送直前、関西では放送終了

 

シリーズ第一作「笑ってはいけない温泉旅館一泊二日の旅」は、確か松っちゃんチームと浜ちゃん1人が何かで対決をして、浜ちゃんが勝って、その罰ゲームとして考案されたのがこの企画でした。

 

その対決の回までは関西で放送されました。

 

そしてその放送回の最後に、「この対決の罰ゲームとして、『笑ってはいけない温泉旅館一泊二日の旅』という企画を放送します!!」という予告が流れ。

 

予告の常として、その面白そうな場面がダイジェストで流れ。

 

「ウワァ〜!!めちゃめちゃ面白そうな企画やん!!」

 

って喜んでいたところ…。

 

下の方のテロップで、

 

「(関西では)『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』は今回で終わりです」

 

の文字が流れました…(T ^ T)

 

前述の通り、当時関西でガキ使の放送は「不定期」と言っていいほど、流れたり流れなかったりだったんですが、その時ははっきりと「今週で終わり」とテロップで流れました。

 

もちろん、関東ではずっと続いていることは知っていますが、関西では数字が悪いのか、そんな扱いでした。

 

「えー!!こんな面白そうな企画が見れないの!!」

 

と、ガキ使ファンはかなり落ち込みました。

 

実際、その全てを見ることができたのは、何年も後になってDVDが発売されてからでした。

 

今ではガキ使は関西でもレギュラー放送されていますが、そんなトラウマがあるので、笑ってはいけないのは関西ファンは執着があります。

 

蝶野ビンタの衝撃!!

 

さて今回の放送、やはりいちばん面白かったのは蝶野正洋のビンタ部分でしたね〜〜!!

 

9月に起こった日野皓正のビンタ事件のあおりを受け、週刊誌に蝶野さんがインタビューされて。

 

インタビューって、蝶野がすでに日本のビンタ界のオーソリティー的な立場になっているのが面白かったけど(^_^;)

 

あの週刊誌、僕も読みましたが、確かに蝶野は今年の大晦日はもうビンタはしない、と断言していました。

 

本当は、リング以外でテレビでビンタをすることに抵抗があった、的なニュアンスの発言だったと思います。

 

レギュラーコーナー終焉はよくあるが…。

 

去年までで10年連続、山ちゃんにビンタをし続けている蝶野ビンタのコーナーでしたが…。

 

今までも、準レギュラー的なコーナーが終わってしまったことはよくあって。

 

初期の頃、ふかわりょうの、外人から一言ネタをねだられるコーナーとか、の千秋と遠藤のカラミとか、好きでしたがやらなくなりました…。

 

あれと同じく、蝶野ビンタももう終わりなんだな、と少々寂しく思っていました…。

 

用意周到な、『蝶野は出ない』演出

 

2回目の引き出しネタで、遠藤の引き出しからくだんの週刊誌が出てきて、何気なくその事実を視聴者に思い出させて…。

 

さらに、いつもの蝶野の出番的雰囲気の講堂では、博多大吉がテンパった感じで出てきて、「衝撃ビンタマシーン 蝶野くん」なる人形を用意。

 

方正に似せたダミー人形の首がもげる、という、いかにもありそうなフリで、蝶野が不在であることを再確認させながら…。

 

なんと、蝶野正洋本人が登場する、という驚きの展開!!

 

ここでの博多大吉の演技が見事で!!

 

めっちゃテンパった感を出されていましたね!!

 

「いやだって、蝶野さんがビンタはもうやらないとおっしゃったんで…」

 

とオロオロしながら話す大吉先生の表情は、本当に何も知らないかのように真に迫っていました!!

 

「リップサービスだよ」

 

の蝶野の一言に、日本中が驚いたのではないでしょうか!!

 

どこまでが考え抜かれていた部分なのかなのか…

 

A)9月の週刊誌の時点で、ここまで考慮しての、ネタふり的な発言だったのか

 

B)9月の段階ではああいうしか仕方がなかったが、世間的な反応を見て、軌道修正をしても差し支えないとスタッフと協議したのか

 

いずれにせよ、今回の最大の驚きでした!!

 

これがただの序章だった今回

 

しかし、今回、このコーナーにおける仕掛けはこれだけではなく。

 

資産家一家殺害事件の犯人を探す、というテイで、蝶野がビンタをする相手を探すのですが。

 

その資産家が可愛がっていた「ドルフィンちゃん」なるワンちゃんは、犯人を覚えている、という設定。

 

出てきたのは、本物のシュナウザー。

 

お方さまがいうには、おそらく本物の警察犬ではないか、との読みでした。

 

小型犬の警察犬もいるので、それぐらい訓練した犬じゃないと、あんな人の多いところで正確な反応などできないだろう、との読みです。

 

まさかのドルフィンちゃんの吠え間違い!!

 

ところが、ドルフィンちゃんは、山ちゃんのところではなく、松っちゃんのところで吠えてしまいます!!

 

これはまた驚きで!!

 

以前、似たような状況があって、浜ちゃんが犯人、という設定になった回がありました。確か名探偵の回でしたか。

 

しかし、あれは最初から人形の顔が浜ちゃんの顔だったので、スタッフの段階から浜ちゃんにビンタさせるつもりなんだな、と視聴者は把握できました。(結局、その人形の奥から方正の顔が出てきて、ビンタされたのは方正でしたが)

 

ところが今回は、いくら訓練されているとはいえワンちゃん。

 

大一番で、しくじったのか!!

 

という空気が会場全体に流れていましたね!!

 

蝶野もなんども、「方正じゃないのか?」

 

とドルフィンちゃんに念押しし。

 

テロップでも「想定外の事態に、現場も不穏な空気が流れる…」

 

と「イレギュラー感」を煽り立て。

 

大吉先生のリアルなテンパり具合!!

 

ここでも、先ほど以上にテンパった感の博多大吉が、

 

「松本さん…。想定外のことも…。流れを、重視したい、という…」

 

と、うろたえた様子で松っちゃんに登壇を促し…。

 

とにかく大吉先生のあの様子がリアルでリアルで!!

 

これは本当に不測の事態が起こってしまった、と誰もが思ったことでしょうね!!

 

仕方なく舞台に上がった松っちゃんからも、ものすごい困惑と恐怖の色が見て取れ…。

 

でも、結局は、名探偵の時と同じく、

 

「さっきのワンちゃんはドルフィンちゃんではなかった」

 

ということで、黒いシュナウザーが出てきて、ちゃんと山ちゃんのところで吠える、というオチでした。

 

ドルフィンちゃんはなぜ吠えた?!

 

では、ドルフィンちゃんはどうやって吠えていたのでしょう。

 

このくだり、何度もなんどもビデオを巻き戻して見て見ました。

 

ドルフィンちゃんが吠えたカラクリは、多分こうです。

 

白いドルフィンちゃんの時も、黒いドルフィンちゃんの時も…。

 

ワンちゃんのリードを持っている男性の左手が…。

 

吠える対象者の時だけ、男性の口元に行っています。

 

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おそらく、このワンちゃんを操る男性が左手を口元にやる行為そのものか、あるいはそうすることで何か音を出しているのか、そうすることでドルフィンちゃんは吠えるようになっているものと思われます!!

 

とにかく、

 

①9月の段階で、蝶野正洋のビンタは今年はない、とネタふり!!

 

②引き出しネタでさりげなくその週刊誌を出し、再確認を徹底!!

 

③大吉先生の終始テンパっているかのような演技!!

 

④ビンタマシーン蝶野くんを登場させ、やはり本人は出ない、という念押しで安心感を演出してからの本人登場!!

 

⑤ワンちゃんが山ちゃんではなく松っちゃんで吠える、というアクシデント!!

 

⑥しかもそれをリアルに見せる大吉先生と蝶野の困惑ぶり!!

 

⑦そしてトドメの、黒ドルフィンちゃんの登場!!

 

用意周到に張り巡らされた、この蝶野ビンタをめぐる演出は実に7つの段階に分けられて視聴者を引っ掛けていました!!

 

どこまでこの蝶野ビンタに時間とカネをかけるんだスタッフ!!

 

とにかく、騙されました〜!!おもしろかったです!!

 

 

 

 

あけましておめでとうございます!!元日の朝は、水呑地蔵院へのランと、実家の関西風お雑煮でした!!

あけましておめでとうございます。

 

元日ですが、いつものように水呑地蔵院まで往復ラン。

 

十三峠につながるこの道、いつもは車で渋滞してますが、元日の朝8時は一台もいませんでした。

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小川も澄んで気持ちいい。

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ご本堂がご開帳していました。

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空気も澄んで、ハルカスの右にうっすらと神戸方面の山々が見えました。六甲山かな。

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300メートルの登り。最初の頃より楽に登れるようになりました。

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お昼からは奈良の実家に帰り、母の手作りのお雑煮。今年もたべれてよかった!!

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今年もよろしくお願いします!!

 

 

良いお年を!!

みなさん、今年一年、ありがとうございました。

 

この一年は、僕にとって、いろいろ考えることの多い一年でした。

 

お方さまにも迷惑ばかりかけてしまいまして。

 

来年は、飛躍の年にしなければいけないと思います!!

 

それではみなさん、よいお年を!!