白浜の地ビール・ナギサビール。
こちらの記事でもご紹介しました。
この時、僕たちはクルマで行ったので、ドライバーである僕は一口たりとも飲むことはできませんでした。
白良浜からわずか3.5km。
白浜に着いたらラン練習をする、と言っていたのに、真夏の太陽に尻込みするお方さまのモチベーションを上げるには、これしかありませんでした。
白浜に滞在中、8月22日と24日の両日、このナギサビールランを行いました。
第1回ナギサビールラン
まずは22日。
本当に久しぶりに走るお方さま。しかも真夏の太陽、汗がかけない体質では、冷水の摂取だけでなく、水を体にかけて、汗の代わりに外から冷やす工夫をしなければオーバーヒートしてしまいます。
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保冷効果が高いのは、キャメルバックのポディウム・チルタイプ。氷を入れておくと、保冷効果の違いは通常のボトルより明白です。かなりの時間、冷たい状態がキープできます。

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それに対し、通常のペットボトルには常温の水。これは、頭や首にかける際、冷たすぎると、とっさにはかけにくいため、常温が良いとの理由です。
たった3.5kmですが、気温は30度、直射日光を浴びながらのランニングは、汗がかけない体質には危険な状況。
首筋や脳天にかけ水をしながら、ほとんど走るなんてできません。
が…。
ハタから見ていて、もっとも水をかけなければいけない場所は顔。
顔が、真っ赤になって、膨れ上がるように膨張しています。
「もっと顔に水をかければ?」
とアドバイスしても、
「日焼け止めが流れるからイヤ!!」
と言って聞きません。
「日焼け止めなんか、また塗りなおせばいいやん!!」
と言っても、
「日焼け止め、持ってきていない!!」
と反論。
結局、この日は一度も顔には水をかけることなく、フラフラになりながら、全部歩いてナギサビールに到着しました。
前回は「ペールエール」といういちばん人気のビールを飲んだので、今回は期間限定の「ヘヴン」なるビールを飲みました。
これは他社で言えば「ラガービール」にあたる製法で作られたビールだそうです。一口だけ味見をしました。とにかく出来立ての新鮮さと、ビールらしい味わいが特徴の、本当に美味しいビールでした。これがたっぷり味わえたらどんなに幸せだろう、と下戸の自分を呪いたくなる味でした。
短気夫、帰り道で激怒!!
とにかく真っ赤に膨れ上がった顔を冷やすことを拒むそのガンコな態度、愚かな姿勢は短気な僕を怒らせるには十分でした。
帰り道に出てきた最初のコンビニで、
「今すぐ、携帯用の日焼け止めを買ってこい!!」
と命じました。
「部屋に戻ったら大きいのがあるから!!」
と反論するお方さまに対し、
「それは携帯には向かない!!少なくともそのランニングベストのボトル横のポケットに入る大きさの、小さなヤツを今すぐ買え!!」
と、かなりの怒気を持って命じました。
しぶしぶ、小さめの日焼け止めを購入するお方さま。

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そして二度と持ち出すことを忘れないよう、お方さま用ベストのポケットに入れました。
第2回ナギサビールラン
翌23日は熊野古道の中辺路と呼ばれるルートにチャレンジ。往復16kmの道のり、前半はかなりの蒸し暑さに悩まされながら、やはり森の中は涼しい風が吹き、暑さに弱いお方さまでも完走することが出来ました。
そして24日は再びナギサビールランに挑戦しました。
たとえ16kmトレイルの翌日だろうが、あの美味しいビールのためならもう一度、あの直射日光の上り坂を走ってみよう、と思わせる魔力が、ナギサビールにはあるみたいです。
そして今回は、ポケットにあの日焼け止めがあります。
すぐに真っ赤になってきた顔に、常温の水をかけて顔を冷やすお方さま。
破裂しそうなほど真っ赤に膨れ上がっていた2日前に比べ、赤みはあるものの、今日は健康的な頰の色です。体調がいい、ということが一目でわかる頰の色。
思えば、僕自身、汗かきですが、真っ先に吹き出る汗は顔の部分、特に鼻の周辺です。
顔というのはまず熱を持ち、汗でその熱を冷やさねばならない箇所なんだと思います。
その汗が出ない以上、顔こそ、真っ先に水をかけなければいけない部分だったのでしょう。
2日前はほぼ全てを歩き通したナギサビールランを、この日はゆっくりながら、すべて走りきることができました!!
飲むのはもちろん、「アメリカンウィート」
これも一口だけもらいました。2日前の「ヘヴン」とはまったく違って、まるでフルーツのような甘さを感じる、透明感溢れる爽やかさ。とにかくできたての新鮮さは、下戸の口にもアルコールを感じさせないほどスルスルと入ってきます。
顔を冷やした結果、2日前とは見違えるほど軽やかにゴールできたお方さま。
ビールもいつも以上に美味しかったことでしょう。
帰り道、お方さまの大好きなネコちゃんも、祝福してくれているようでした。
たった、3.5kmの往復なんですけどね…