走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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その名も“ネバーエンディングマウンテン”「果無峠(はてなしとうげ)」を制覇せよ!!ポンコツ夫婦の熊野古道・小辺路リベンジ。恐怖の雪坂、「アイゼンがなければ、靴下を靴に履かせろ!!」サバイバルなお方さまの知恵も炸裂!!

昨年の暮れに、熊野古道の小辺路(こへち)へとアタックし、あえなく散ったわれわれ夫婦。

 

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熊野古道の中でも有名なルートである中辺路(なかへち)は、初心者も簡単に歩けるような道。その中辺路は何度も歩いたことがありました。

 

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小辺路も、中辺路と同程度であろうとたかをくくり、スタート時間がやや遅かったため、明るいうちに下山できない、と判断し、引き返した前回の小辺路アタック。

 

今回はそのリベンジ。入念に下調べや友人からのヒアリングで。

 

①まずはクルマを熊野本宮大社の無料駐車場に停め、

 

②バスで奈良県・十津川村まで移動し、

 

③そこから果無峠(はてなし・とうげ)を超えて熊野本宮大社へと至るルートを歩く

 

という小辺路ルートが最適であると結論づけました。

 

ただし、熊野本宮大社から十津川村へのバスは2時間に1本。

 

朝7:14発のバスに乗らなければいけません。

 

白浜から熊野本宮まで1時間強。

 

なんやかんやで、5時半には出発しよう、とお方さまと話し合い、就寝しました。

 

翌朝。

 

2人が目覚めた時間は…。

 

出発予定時刻の5時半…。

 

大慌てで飛び起き、クルマに乗り込むポンコツぶり!!

 

リベンジは大丈夫なのか??!!

 

バスで50分。十津川村・蕨尾(わらびお)へ。

 

あらかじめ、余裕を持ったスケジュールだったため、熊野本宮大社の駐車場に6時50分に到着。

 

本宮大社前のバス停が荘厳な作りである件。

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なんとこのバスは和歌山県の本宮大社から、奈良県の大和八木駅まで行くのだ。ちなみに大和八木までの運賃は3,950円で5時間強かかるらしい…(^_^;)

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なんせ2時間に1本のバス。学生たちがバス停に間に合わず走って来て、「停めてくれ!」的なアピールをすると停まってくれる。田舎のバスって感じで微笑ましい。

 

約20分で奈良県十津川村へ。

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約40分で目的地・蕨尾(わらびお)バス停に到着。

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バス停すぐ横にお店があり、パンなどが売っていました。

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いざゆかん、小辺路!!

 

橋を渡れば登山口。

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いきなりの急斜面が延々と続きます。

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途中にある水飲み場。あまりの美しさにホッとします。

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世界遺産の石碑。熊野古道は世界遺産です。

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「登山届けは出しましたか?」の看板がありました。スマホで提出できる登山届けがあったので、急遽作成。

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ずっと登ると給水所。絶え間なく水が流れ出ているのですが、周囲が凍っています。晴れてはいますが温度は低く、動いていないと寒すぎる状態。

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徐々に雪が現れて来ました…。

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アイゼンを持ってくるべきだった!!

 

実はわれわれには懸念していることがありました。

 

今年の初めに、この同じルートを行かれた友人がいらっしゃり。

 

彼は世界最高峰のトレイルレース、UTMB(ウルトラ・トレイル・ドュ・モンブラン Ultra-Trail du Mont Blanc)で、200人の日本人ランナーの中ではで6位でゴールしたほどのランナーなんですが。

 

その彼をして、1月の小辺路アタック時には雪の状態に考慮し、アイゼンを持って行った、とのことでした。

 

われわれはアイゼンを持ってはいなかったので、事前に十津川村の役場に電話、事情を説明し、

 

「まだ果無峠に雪は残っているか。アイゼンは必要と思うか」

 

と質問したところ、

 

「雪はないからアイゼンも必要なし!!」

 

との答えでした。

 

そのため、アイゼンを購入することなく向かったのですが…。

 

その判断は大間違いでした…。

 

あまりに危険だったため、写真はこの一枚しかありませんが。

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標高800メートルあたりからはトレイルはずっと雪に覆われ。

 

しかもそれは所々、氷と化していて、間違ってそこを踏むと極めて危険。

 

僕もお方さまも、履いているのは普通のトレランシューズ。

 

すぐ横は谷底。滑落したら運がなければ死にます。

 

初心者のわれわれにとっては極めて危険な状況が、ずっと続きました。

 

適当なことを言った役場のヤツを心から呪いながら、われわれは一歩ずつに細心の注意を払いながら登りました。

 

と、突然、サバイバル番組が大好きなお方さまが、

 

「アイゼンが無い場合は、靴下を脱いで、靴の上から靴下をかぶせるねん!!ベア・グリルス(イギリス人サバイバルインストラクター)がテレビで、そうやって氷河を歩いてた!!」

 

と、かなりタメになりそうな知識を披露!!

 

正直なところ、もう少しこの雪道が続けば、この「靴下アイゼン」を試すつもりでいましたが…。

 

突然、頂上が現れました!!果無峠に到着!!

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ここからはほぼ下りなんですが、日当たりの関係か、下り道にはほとんど雪はありませんでした。

 

初心者ポンコツ夫婦は、下りもタイヘン。

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美しき山々。

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ついに、八木尾のバス停まで降りて来ました!!ここまで4時間30分。

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道の駅での美味しい食事

 

道の駅・ほんぐうまでは徒歩で約2km。

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山の中では持参したコンビニおにぎりとパンを食べていましたが、温かいお蕎麦と和歌山名物・めはり寿司がどうしても食べたくて!!

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歩きやすい中辺路

 

ここから、ルートは中辺路と合流します。中辺路のなんと歩きやすく、美しいことか!!

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熊野本宮大社に到着。

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実はこれ、僕の篠山マラソン対策、30km走がわりの4時間ハイキングのつもりだったのですが、6時間47分ハイキングになってしまいました(^_^;)

 

お方さま限定のご褒美。無限ビール。

 

そしてこのあと…。

 

こちらの記事でもご紹介した、

www.rundietrunner.com

 

「2月いっぱい、ナギサビール1000円で飲み放題」

 

のイベント会場へ行き。

 

「もう飲めない…」

 

というほど、出来立てナギサビールをノドに流し込むお方さまなのでした!!

 

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