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トクサツガガガ #5 「ウミノジカン」ネタバレあり!!爆笑エピソードの連発で笑わせながら放つ、強烈なメッセージ!!「人と違ったっていい」ラストのシシレオーの言葉が、深く心を打つ!!

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ヒネリにヒネリを加えたオープニング

 

第1話と2話のオープニングはジュウショウワンのアップから始まります。

 

この、「普通のドラマなのに特撮パートからはいる」というヒネリで、視聴者はもうその世界観の虜になります!!

 

しかし!いつまでもその手は使わない!!

 

第5話の今回も、例によって特撮パートからはいるのですが!!

 

なんと、「ジュウショウワンチーム」対「ゲンカ将軍チーム」による、ビーチバレー大会という!!

 

特オタの仲村叶をして、

 

カオスにもほどがある!!

 

と言わしめるほどの、ヒネリにヒネリを効かせたオープニングで始まります!!

 

しかもその後に現れる「時を操る怪人」は、どう見ても1話と3話に登場した「カラオケ怪人」

 

カラオケ怪人の頭に「鳩」を乗せ、胸の「受話器」を外して「時計」をつけ、コートを「ベンチコート」から「スプリングコート」に変えただけ。

 

明らかに視聴者に突っ込ませようとしている、お手軽感満載の怪人。

 

それは、「テレビきっず」という子供向け雑誌の「全サ」(応募者全員サービス)

 

その内容は、本編に全く関係ないため、まさにやりたい放題。このDVDでしか見ることのできない、超貴重な映像となっているのだ

 

・トライガーが、もこみちばりに高い位置から料理にオイルを落とす「TORA'Sキッチン」

 

・ゲンカ将軍がわかりやすいダンスを踊る「ゲンカさんといっしょ」

 

・セロトルとシシレオーが将棋をし、それを戦闘員とチェルダが解説をしている将棋大会

 

などがサンプル映像として映し出され。

 

その中でも、冒頭のビーチバレーシーンが印象強く。

 

仲村さんも欲しいはず。任侠さんが気を利かせて手配しようとするも、仲村さんは頑なに拒みます。

 

それはきっと、幼い頃の記憶がトラウマになっていると思われ。

 

おそらくは来週、母が襲来してくる回への伏線となっていると思われます。

 

ドリフばりの「もしも」シリーズ

 

社内では「とっつきにくい人」で通っている北代さんに、仲村さんが馴れ馴れしく「写真を撮ってくれ」と頼み、ハラハラする同僚たちが笑いました。

 

名古屋在住のドルオタのみやびさんが上京してきて、みんなで食事をするシーン。

 

まだ学生のみやびさんは、会社内におけるオタク女子を取り巻く環境がイマイチ把握できていません。

 

そのため、隠れオタクの間ではNGな質問

 

「休みの日は何をしているんですか?」

 

を軽々しくしてしまいます。

 

それはオタクが困る質問だよ、と諭してもポカンとしてるみやびさんに対し。

 

吉田さんと北代さんが、たぬきの置物を置いて別人に変化し、ドリフのコント風に

 

もしも…。社会人隠れオタクが休日に何をしているかきかれたら…

 

のコーナーになります

 

「寝てる」と答える

「じゃあ今度、みんなで遊園地に行こう」と誘われてしまう

「今、金欠で…」でかわそうとする

「仲村さんって、何にお金使ってるの?」

 

と、答えられない質問のスパイラルにはまってしまうことになる!!

 

いっそのこと、「海に行っている」と答えておけ!!

「お土産買ってきてください!ホタテとかエビとか!!」

 

と、リカバーできない要求を突きつけられる!!

 

社会人隠れオタクの3人から以上のレクチャーを受けるみやびさんでした。

 

ここでみやびさん、海に行って、アイドルの写真によくある、「状況がよくわかんないヤツ」のグラビア写真が撮りたい!!と言い始めます。

 

状況がよくわかんないやつ

 

①なぜか白シャツ

 

②なぜか波打ち際に寝そべってる

 

③なぜか浅瀬なのに全身ずぶ濡れ

 

特オタの吉田さんも、

 

フィギュアの撮影を屋外でやって見たかった

 

となり。

 

ここでドルオタと特オタの利害が一致。

 

みんなで海に行こう、という流れになります。

 

ダミアンの恋

 

ダミアンとよく会う公園で吉田ー仲村が待ち合わせしていると、案の定ダミアンと遭遇。

 

仲村さんとダミアンがしゃべっている間の、吉田さんのオタクっぽいモジモジが面白い!!

 

で、「トライガー好き」という点でシンクロしたダミアンと吉田さん。

 

ダミアンが吉田さんに恋をするシーンの、激しすぎる演出!!

 

トライガーのどんなところが好きなんですか?

 

の、小3の質問に、

 

尻。

 

と答える吉田さん。

 

ダミアンの恋は冷めたのかしら??

 

海にて

 

ノリノリで海に着いたら雨。

 

オタクたちのツメの甘さを物語っています。

 

でもそこは、海の家でおしゃべりをしてすぐに方針を変更します。このあたりのフレキシブルさもオタクの真骨頂。

 

雨のため、波打ち際でずぶ濡れになる撮影はできないと判断、急遽

 

あったらいいな こんなグラビア撮影会

 

と称し、

 

「エネルギッシュなくーまん」

 

をイメージしたグラビアを撮影することに。

 

(例の「時を操る怪人」が、すでに雨は上がり、天気が持ち直していることを指摘するも、4人はもうこの撮影に夢中になっていてそのことに気づきません)

 

この「エネルギッシュ」な部分を、

 

巨大ロボが地面に着地した時、地面がドーン!!ってなるヤツを再現すべく。

 

①人が入れるくらいの穴を砂浜に掘り。

 

②モデルは穴のそばで鈍器を振り下ろし、

 

③穴の中から砂を巻き上げ、さも鈍器の衝撃で砂が巻き上がっているように見せる、

 

という演出にチャレンジ。

 

人が二人ほど入れる穴を掘って…。

 

フィギュア撮影会

 

まずはジュウショウワンの撮影からスタート。

 

浜辺、ということもあり、また冒頭で見た全サ映像の影響もあり、

 

仲村さんはミニチュアのビーチバレーのネットを張って、ジュウショウワンのフィギュアをセッティング。

 

それを穴の中に入った吉田さんが、見上げる構図で撮影、リアルな写真になります!!

 

特に遠近法を使って、ジュウショウワンに混じって仲村さんがスパイクを決めようとジャンプしてる写真は素晴らしかった!!

 

(北代さんからは「アイドルのグラビアよりよっぽど意味不明…」と言われてしまいますが)

 

鈍器グラビア撮影

 

そしてみやびさんが鈍器を振り下ろし、砂が舞い上がるグラビアの撮影。

 

仲村さんと北代さんが穴に入り砂を巻き上げ、吉田さんは砂浜に寝そべって撮影。

 

撮影が終わり、全員が達成感に浸っているところで、やっと晴れていることに気づき。

 

本来の目的である「セクシー写真」と言っても濡れた白シャツで寝そべるってヤツを追加で撮影。

 

こうして充実した休日は終わり。

 

「みやびさんの就職」と「吉田さんの写真家への転身」による「遊ぶ時間が減る」というキーワードが、もしかしたら後に続く伏線なのかな、との思いも残しつつ…。

 

強烈なメッセージ

 

ここで場面は変わって、

 

第2話にも出てきた「エスパニュールバーガー」

 

ここの子供向けセット「どんどんセット」にはAとBがあり。

 

Aはシシレオーのおもちゃ

 

Bはラブキュートのおもちゃ

 

がついてきます。

 

前回とはおもちゃが変わっていて、シシレオーがバイクに乗っている「シシレオー&ライドライオー」というおもちゃ。

 

これを、たまたま母親とこのバーガー屋さんに来ていた女の子が興味津々の目で見つめ、自分もジュウショウワンのおもちゃがいい、というのですが。

 

母親は女の子だからラブキュートのおもちゃにするよう娘に言います。

 

でも女の子は、わずかな言葉でシシレオーの良さを母親にプレゼン。

 

ひとりだけ違うとヘンだよ

 

と娘を説得にかかる母。

 

横で聞いている仲村さんは心の中で女の子を応援します。

 

ヘンじゃない!

 

小さな子供は語彙も少ない。大きくて賢い大人を任すなんて無理なんだよ

 

ちょっと悲しそうな顔で、テーブルに着く女の子の姿は、幼い頃、黒のランドセルがいいのにムリヤリお母ちゃんに赤のランドセルを背負わされた自分の姿。

 

仲村さんの妄想の中で、バーで「あちらのお客様からです」状態のシシレオーが女の子にグラスを滑らすように、

 

シシレオー&ライドライオーを女の子に向けて走らせると、

 

シシレオー&ライドライオーは妄想の中で炎を吹いて走り!!

 

勢い余ってテーブルから飛び出てしまうものの!!

 

それ。私は落としたんだけど、いらないからあげるね

 

でもママがこっちはヘンだって

 

ヘンじゃないよ。欲しいと思ったものを選んでいいんだよ

 

(あの時あたしに。戦えない子供の代わりに、賢くて大きな大人と、互角に渡り合える味方がいたら)

 

"女の子が黒だっていいじゃないか。好きなものは好きでいいんだ"

 

"あんた誰?"

 

"オレはシシレオー。いずれ君と出会う、君の味方だ"

 

このシーンは、思わずグッと来てしまいました!!名シーンだったと思います!!

 

物語の中核

 

この物語を、LGBTや、多数派と違う人たちと重ね合わせるのは、少し違うかもしれませんが。

 

違ったっていい

 

欲しいと思うものを選んでいい

 

というメッセージは、明らかに、この物語の周囲を包む喜劇的要素とは違い、物語の中心にあるメッセージ。

 

オタクの日常と、その妄想だけではない、中心にしっかりしたメッセージを含んでいるからこそ、

 

この物語は見てて楽しく、ブレずに貫いた世界観があるのだと思われます!!