たくみ君が見当たらない!!
まず今回のエピソードが従来のものと違っている最大のポイントが、
たくみ君が出ていない!!
と言う点でしょうか!!
この記事でも指摘した通り、
漫才コンビ・カミナリのボケの方の竹内まなぶ君は、主要登場人物のうちの1人・任侠さんとして出演されていますが。
その相方である石田たくみ君も実は1話〜5話まではすべての出演されています!!
1話=主人公が入ったカラオケ店の店員役
2話=主人公のロッカー室に貼っているポスター
3話=エマージェイソンにツッコミを入れる警官役
4話=カラオケ店で任侠さんと意気投合する店員役
5話=お母ちゃんが買い物をする店の店員役
これは絶対、ヒッチコック映画におけるヒッチコック監督本人のように、たくみ君はどんなチョイ役であれ、あるいは写真の中の人物といった形であれ、1〜7話までコンプリートする気だ!!と思っておりましたが…。
う〜ん、見つからない!!
#6「ハハノキモチ」は4回、目を凝らしてみましたが、どうしてもたくみ君を発見できていません!!
僕が見落としているだけでしょうか!!
ラスト5分、従来の世界観を覆すシリアス展開
物語そのものも、ラスト5分まではそれまでの世界観そのままに進んで来たものの…。
ラスト5分で、お母ちゃんは実は、すでに主人公・仲村叶の部屋に入っていた事が判明、
オシャレもせず、未だに特撮ヒーローのフィギュアを集めていることに、静かに激怒していたのでした。
そして高級和食店において、ついに仲村さんの宝物であるシシレオーのフィギュアを取り出し、
ええ歳して、こんなちっちゃい子が欲しがるようなモン集めて
言うて見なさいよ、店員さんや他のお客さんがおるとこで、『自分の大事な物やから返して』って。…。でけへんのでしょう?周りの人からどう思われてるか、自分でもよう判ってるやないの
仲村さんも最初はなんとか母の気持ちも立てながら、自分の趣味の正当性を理解してもらおうと、言葉を選びながらお母ちゃんを説得しますが。
お母ちゃんは口答えする娘の頬を打ち、
友人の悪口を良い、
娘の趣味を「ろくでもない事」と全否定し、
鬼のような形相で、仲村さんのアイデンティティを全否定し、
ついに、宝物のシシレオーのフィギュアを破壊するに至って、
仲村さんの積もり積もった怒り、
幼少の頃、大切にしていた雑誌を燃やされたことなども含めた、
彼女の全身全霊から湧き出た怒りが爆発、
やかましいクソばばあ!!
のセリフとともに、
女手一つで育ててくれた恩ある母を、彼女は殴ってしまいます!!
まさか娘が親を殴るなどとは思っていなかったお母ちゃん。
呆然と娘を見るお母ちゃんに向かって仲村さんは一切の逡巡も見せずに
親じゃないよ!!だから鍵かえして。育ててもらった恩とか、大学のお金とかいくら?!一生かかってでも返すから。それでもう家族じゃない。関わらんとって!!
と、まさかの親子の縁、断絶宣言!!
こっ、これはっ!!なんとシリアス!!
松下由樹の毒親ぶりが見事で、「これは腹立つわ〜」と思わせる名演。
仲村さんの積もり積もった怒りは充分に理解できます!!
明らかに100対ゼロで、相手が悪い状況ですが!!
自己のアイデンティティーを全否定されてまで、相手との関係を継続しなければいけない状況って、やはり存在していて。
傲慢な得意先や上司など、社会人になるとそんなケースは多々あります。
ほんとうはこの仲村さんのような胸がすく行動をとれればいいのですが…。
そんななかでも、やはり家族関係である場合は、やはり絶対にやってはいけない行動で。
家族こそ、最も大事にしなければいけない絆なはずで。
仲村さんの今回の行動は理解はできますが…。
必ずや、家族の絆は回復しなければなりません!!
最終回、このラストをリカバーする展開がきっとあるはず!!
34曲も収録されているサントラ。めっちゃほしい!!
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