走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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お方さまの苦笑日記 「お方さまはおもしろゲーム・プロデューサー!!の巻」

 

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妻:アタシが小学校の4年の頃やけどな。

 

夫:ウンウン。

 

妻:アタシが何気なく、始めた遊びがあってん。

 

夫:遊び?

 

妻:うん。小4の考える、他愛もない遊びやねんけど。

 

夫:どんな遊び?

 

妻:休み時間にな。

 

夫:ウンウン。

 

妻:なんか、プリントの裏とかの、いらん紙を小さくちぎって。

 

夫:プリント。あったなあ。

 

妻:その紙に、番号を書いて、折りたたむねん。

 

夫:ふむふむ。

 

妻:全部で、15枚くらいかなあ。

 

夫:ナンバー1からナンバー15まであるわけやね。

 

妻:で、その折りたたんだ紙を、箱に入れるねん。

 

夫:おお。なんか、クジ的な感じ?

 

妻:そう。まさにクジやねん。

 

夫:子供には楽しいやろね。

 

妻:で、たとえば、ある友達が『3』を引くやん。

 

夫:ウンウン。

 

妻:『3』は当たりで、景品は、たとえば、使いかけの消しゴムとか。そんなんやねん。

 

夫:なるほど!

 

妻:当たった友達は、めっちゃ喜ぶねん!

 

夫:子供やからな。

 

妻:この遊びのキモはな。

 

夫:ウンウン。

 

妻:『ハズレ』があることやねん。

 

夫:なるほど!

 

妻:子供ながらに、『ハズレ』になるとめっちゃ悔しいから。

 

夫:そやね!

 

妻:逆に『アタリ』を引くとめっちゃ嬉しい!!

 

夫:そりゃそやで!

 

妻:たとえそれが、アタシの使いかけの消しゴムでも、めっちゃ喜んで貰ってくれるねん!

 

夫:ン?ちょっと待って。

 

妻:なになに?

 

夫:『アタリ』の景品は、すべて麗子の私物なん?

 

妻:そやで。

 

夫:じゃあ仮に使いかけの消しゴムとしても、消しゴムをあげちゃったら、麗子の使う消しゴムがないやん。

 

妻:アホやな。

 

夫:え?

 

妻:ホンマに必要な消しゴムなんか、あげるかいな。

 

夫:ああ、全く不要な消しゴムってこと?

 

妻:そうやで。道で拾ったとか。兄ちゃんが飽きた、ライダー消しゴムの全然知らんキャラとか。

 

夫:なるほど!

 

妻:他の景品は、牛乳のフタとか、鉛筆のキャップとか。漫画の付録のシールとか。

 

夫:なんか、わかってきたぞ。

 

妻:当たった友達は、景品なんかより、『当たった』っていうこと自体が嬉しくて。

 

夫:子供やもんな!

 

妻:めっちゃ喜んで、牛乳のフタをもらってくれる。

 

夫:それって、まさか…

 

妻:アタシにしたら、テイよく、不用品は処分できるわ、友達は喜ぶわ、一石二鳥。

 

夫:ワルやなぁ〜。

 

妻:このシステム、あっという間にクラス中に広まって、アタシが考えたのに、みんながそこかしこでやり始めて。

 

夫:ハハハ。真似っこやね。

 

妻:アタシがあげたシールを、ヨシコちゃんがまた自分の景品に流用したりして。

 

夫:不用品のたらい回しやな。

 

妻:でも、やがて先生の知るところとなって。

 

夫:ん?どうした?

 

妻:タダで物をあげるって行為が問題視されて…

 

夫:ウンウン。

 

妻:禁止になってしもうた…

 

夫:そうなんや。学校はなんでも禁止するからなあ。

 

妻:ちょっとくやしかった。

 

夫:フラフープを、「腸がねじれる」って理由で禁止した学校もあったぐらいやからなあ。

 

妻:せっかく、不用品処分のカラクリができたのに!

 

夫:そっちかーい!!

 

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髪が薄いなら、思い切って坊主になろう!! 前編 セルフ坊主用バリカンの選択

 

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ボーズになろうと決めた理由

 

僕は坊主にならなければならなかった。

 

頭を、丸めなければならなかった。

 

と言っても別に、仏門への帰依を志したわけでもない。

 

浮気がバレたわけでもない。

 

僕がボーズを決心したのは、以下の理由である。

 

①毛髪の生え方の向きがぐちゃぐちゃ。襟足は三角形状に上から下に向いて生え、両サイドは後ろから前に向いて生え、つむじが二つある。幼少期より、髪型がバシッと決まったことはなかった。

 

②遺伝的にうちの家系はハゲ家系で、僕自身、もうかなり薄くなって来ている。わずかに残っている髪も、人間に例えたら、ガリガリでヒョロヒョロで、栄養失調気味の、弱々しい髪だ。

 

③ ①と②の問題をカバーできる美容師さんは近所にはおらず、かなり遠くまでカットに行かねばならない。

 

④おまけにカット料金もかなり高額だ。

 

⑤カットしてもらっても、満足がいく状態は、カット後1ヶ月程度だ。

 

⑥こんなスカスカヘアーに、そこまでの時間とお金をかける価値があるのか?

 

⑦ボーズという髪型は、成人男性の間ですでに市民権を得ていると言って差し支えないだろう。

 

⑧セルフボーズに必要なバリカンの購入資金は、④の1回の金額よりも安い。

 

以上の理由から、僕はボーズを決心したのであった。

 

バリカンの購入

 

まず驚いたことが、セルフボーズに必要なバリカンの価格の安さであった。

 

電気シェーバーの場合、僕のようにヒゲが濃い人は、満足のいく剃りごこちのためには最低でも2万円くらいの出費は覚悟しておかねばならない。

 

ところがバリカンとなれば、有名メーカーがその10分の1の値段からあるのだ。

 

 

フィリップス 電動バリカン ヘアーカッター 交流式 HC3402/15

フィリップス 電動バリカン ヘアーカッター 交流式 HC3402/15

 

 

なんと、シェーバーで有名なフィリップス製で、2,228円?!

 

ケタを一つ、読み間違っているんじゃないか、と思うほどの値段だ。

 

とにかく初心者なので、あまり道具にこだわっても仕方ない。フィリップス製ならデザインもオシャレだし、商品にも問題ないだろうし、大丈夫ではないだろうか。

 

と、ほとんどこいつに決めかけたが…

 

待て待て。もう少し、他の商品についても調べてみよう、と思い、さらに検索を進めた。

 

するとわかったことが、

 

バリカンなら、フィリップス製よりもパナソニック製の方が口コミ等の評判が高い、ということだった。

 

そのパナソニック製のバリカンの中で、最も評価の高かったものがこれ。

 

 

 

 

口コミでの評価は、これが圧倒的に高かった。

 

価格は4,672円。水洗いができて、手入れも簡単らしい。

 

ということで、パナソニックのER-GF80-Sに決めた!

 

アマゾンで注文したのが4月4日だが、入荷予定が4月14日とのこと。しばらく待たないとダメだったのだが…

 

入荷が早まり、4月9日に届けられる、とのメールが到着した。

 

商品レビューとボーズ具合につきましては、次回とさせていただきます!!こう、ご期待!!

 

補足

 

実はボーズを志した理由には⑨番目がある。

 

⑨頭を丸めて、お方さまを悩ませている皮膚炎の完治を祈願する。

 

これは9番目ではなく、実は1番目なんだけどね。

 

後編はこちら。

 

dietrunner.hatenablog.com

 

 

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お方さまを苦しめる謎の皮膚炎。その後の状況と、少し困ったアレルギー検査の結果について。

 

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3月22日に発症した、お方さまの謎の湿疹。

 

詳細は、以下の記事に書いた。

 

dietrunner.hatenablog.com

 

インターネットで皮膚炎について検索していると、似たような症状でお悩みの患者さんは多くいらっしゃるようだ。

 

「自家感作性皮膚炎」という病名の症状が、今のところ、お方さまに現れている症状とたいへん似通っている。

 

お医者さんから、「一生なおりません」などと言われ、悲嘆にくれた経験のある患者さんも多数、いらっしゃるようだ。

 

そんな先人の皆さんのブログなどを読ませていただくと、「漢方」で改善を見た、という意見が散見されたので、藁にもすがる思いで試して見ることに。

 

4月5日、命泉堂薬局さんへと赴き、カウンセリングを受け、食生活の改善の指導とともに、1週間分の漢方薬を処方される。

 

1日3回、服用する漢方と、皮膚科から処方された薬を併用すると、2日目で、若干ではあるが、腕の湿疹に改善が見られた。

 

▼4月5日の段階の腕。

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▼今朝の段階の腕。写真では分かりづらいが、中央部分は成長が止まり、枯れて来つつある印象。また、腫れによる熱も収束しつつある。

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また、首の下の湿疹も若干ではあるが改善。

 

塗り薬は使用を中止した。塗布すると、湿疹の腫れが増大する傾向があるからだ。

 

それでも、症状は、極めて若干ではあるが、改善の兆候が見られた。

 

そして昨日、4月9日、先週の血液検査から1週間が経過したので、検査結果を伺いに再び、坂本クリニックへ。

 

この検査結果で、少しばかりショッキングな事実が判明した。

 

猫にアレルギー反応が出たのだ。

 

▼猫アレルギー、クラス2、陽性としては一番低いものの、まさか大好きな猫にアレルギーがあるとは思わなかった。

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その他、花粉はヒノキの方がアレルギーがきつい、と思っていたのが、ヒノキは疑陽性のクラス1で、スギ花粉の方が陽性のクラス3であることなども意外であった。

 

お方さまは、猫と犬が大好きなのだ。近所にある親戚の家では、現在、猫が4匹住んでいる。

 

また、そことは別の親戚でも1匹、飼っているのだが、お方さまの症状が発症した3月22日は、この1匹飼っている親戚の家に行った日なのだ。

 

この症状と、その家の猫との間に因果関係があるのかないのかはわからないが。

 

検査結果を聞いた帰り道、実は4匹の猫がいる親戚の家に寄る用事があった。

 

お方さまは、ちょっと寄ってすぐ帰るから平気だ、という。

 

それなら、オレが家に入り、用事を済ませるから、あなたは家の外で待っておきなさい、というと、あからさまに不満顔をする。

 

何が不満なのだ、と聞くと、

 

「親戚の人は、私が家の外まで来ているのに、なぜ中に入らないのだ、と不満に思うだろう」

 

などと、訳のわからない発言をする。

 

この人は、こういうところがある人なのだ。

 

僕は怒りを覚えたが、お方さまは今、辛い皮膚炎で身も心も辛い状況だ。諭すように、僕はいった。

 

「猫アレルギーがわかった以上、猫がいる家には入らない方がいい。今日、何のために検査結果を聞きに行ったのだ?今後、猫とどう接していくかはこれから考えるが、もし今日、猫がいる家に入って、若干、改善しかけた症状がぶり返したら、どうするのだ?もう一度言う、今日、何のために、検査結果を聞きに行ったのだ?」

 

「…わかった」

 

とお方さまは不承不承、納得した。おそらくオレがいなければ、猫の家に入っていたことだろう。

 

「電話をして、事前に状況を伝えておくわ。家の前まで行くが、中には入れない理由を説明しておく」

 

と、言って、親戚に電話をしていた。

 

果たして猫が原因なのか、他の原因なのかはまだわからない。なるべく原因となる物質を排除し、少しでも早く病状が回復するようにしよう。 

 

早くよくなりますように。

 

 

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お方さまの苦笑日記 「皮膚科の待合室での、謎の会話!!の巻」

 

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お方さまは先週の日曜日に湿疹がひどくなったため、急遽、日曜日に診察してくれる皮膚科を探し、天王寺にある「坂本クリニック」を受診したのだった。

 

その際、血液検査をして、アレルギー検査をした。今日はその検査結果を聞きに、再び坂本クリニックさんを訪れた。

 

今日はクリニックはかなり混雑していた。僕たち夫婦は長椅子のいちばん端に座り、順番を待っていた。

 

しばらくすると、僕らの左横に3人の親子がやってきて、腰を下ろした。

 

いや、正確に言うと、腰を下ろしたのは母親と、10歳くらいの息子さん。

 

ちょっと小太りの父親は座らず、母親と息子の前に仁王立ちするような格好で立っていた。

 

席は空いているにもかかわらず、仁王立ちのように立ち尽くす父親

 

実はその親子の間には、若干の緊張感が漂っていた。

 

母親が、父親に対し、何らかの理由で怒っているようなのであった。

 

それに対し、父親は弱々しく反論している、そんな状況が、何となく空気的に伝わってきた。

 

別に聞いていたわけではないが、僕のすぐ横で行われていた会話なので、断片を聞き取ることができた。

 

父親:ゼッタイに、大丈夫!!

 

母親:ホンマに?ゼッタイなの?

 

父親:ゼッタイ!確認したから!

 

母親:ホンマに確認したの?(息子に)ヨシくん、ホンマにお父さん確認したの?

 

ヨシくん:(ゲームから目を離さず。かつ、どこか弱々しく)オレは見てないから…お父さんに、見ておいてって言うてん…

 

父親:(ヨシくんにかぶせるように発言)だから!お父さんが確認したって!

 

オレ:(心の声)いったい、何を確認したんやろう…っていうかこのお父さん、母親と息子の前に立ちはだかって、この二人と対決姿勢を見せているが…隣の席、空いてるんやし、座って普通に話せばいいのに…

 

母親:ホンマに確認したんやったら、おかしいやんか!

 

父親:(母親にかぶせる感じで発言)だから!確認したから!「けむり」は、出てなかったから!!

 

オレ:(心の声)け?!けむり?!!

 

看護婦さん:池田さ〜ん!池田麗子さ〜ん!!診察室へどうぞ〜〜!!

 

オレ:(心の声)ええ〜〜!!「けむり」ってなにさ?!なにがあったんさ、この家族に?!けむり?!火事的な話?!お父さん、責任重大やん?!っていうか、皮膚科なんか来てる場合なん?!

 

こうしてオレは、明らかに不審な態度を示している父親が、いったいなにをしでかしたのかがわからないまま、お方さまのアレルギー検査の結果を聞きに、診察室へと向かったのであった…

 

 

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「ゴッドファーザーPARTⅢ」 すべてを背負ったアル・パチーノの熱演。否定的な意見が多い本作を、僕が愛する理由。

 

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本作の評価は相対的に低いが、それでも僕は本作を愛する。

 



本作の最大の失敗は、トム・ヘイゲンが出演していないことだ。トム役のロバート・デュバルはもちろん存命している。ギャラの問題でもめた、ということらしい。セリフの中で、トムは死んだことになっているが、トムはそんな対応をして許されるキャラクターではない。

 

ヴィトの養子であり、実の息子と同じだ。これは本作の最大の問題点であり、本作が前2作のDNAを汲んでいないように見えてしまう最大の要因だ。
 
そしてもう1つの問題点が、メアリー・コルレオーネ役のソフィア・コッポラだ。

 

監督本人の娘なのだが、どう見ても、本作のメイン・キャラクターをはれる器ではない。コニー役のタリア・シャイアはコッポラ監督の妹だが、タリア・シャイアはコニー役を立派に演じ切ったと思う。ならば娘も可能、と思ったのか…

 

ソフィア・コッポラがスクリーンに映し出されるたびに、がっかりした気持ちになる。とてもじゃないが、メアリー役を演じられる俳優ではない。
 
その後、ソフィア・コッポラは監督としてその手腕を発揮している。彼女の俳優としての起用はフランシス・フォード・コッポラ監督の最大の過ちだ。
 
さらに物語の複雑さが追い打ちをかける。バチカン銀行の不正と新法王の暗殺、さらにそれに伴う悪徳銀行家の不審死は実際に発生した事件をもとにしているため、内容が極めて複雑だ。

 

また、ヴィンセントが3代目のドンに襲名するくだりも、説得力に欠ける。コルレオーネ・ファミリーのドンになるには、ヴィンセントは明らかに実績が不足している。

 

と、ネガティブな要素が多いが、それでも本作を愛する理由は、アル・パチーノの熱演だ。

 

本作のマイケルには、かつてのような悪魔のような人格は影を潜めている。ファミリーのため、という大義名分を振りかざしながら、自分に歯向かうすべての人間を殺したあげく、絶対的な権力は得たが、人間的な信頼関係は誰からも構築できず、気づけば裸の王様に成り下がっていた。

 

ファミリーは、ヴィトの時代のように、ヴィトという人間の周りに集まった信頼関係ではなく、マイケルの恐怖政治によって統括される、き弱なファミリーになってしまった。

 

本作でのマイケルは、自らの過去に対する贖罪に奔走する。フレド殺しの罪を贖うかのように、必死に教会に献金し、ヴィンセントに殺し屋を差し向けたのがザザだとわかっていても、ザザを殺す許可さえ与えられない。もう誰かを殺す許可などマイケルには出せなくなっている。

 

過去の罪に怯え、父のようになれなかった自分を責め、最愛の女性さえ幸せにできなかった自分を責め、最後は愛娘さえ失う。

 

全2作でマイケルが犯したすべての罪を本作で償わせているかのように、本作のマイケルは弱々しく、はかない。

 

かつてのマイケルの決断は、コニーとヴィンセントが代わりに行う。マイケルにできることは、そんな2人を弱々しく叱責することだけだ。

 

僕は本作のアル・パチーノが好きだ。やっと、人間らしい弱さを見せ、フレドの亡霊に怯え、良心の呵責に耐えきれず号泣し、メアリーを失った時は狂ったように泣き叫ぶ、全2作ではあり得なかったマイケルの痛々しい様子を、見事に表現している。

 

ラストの、おなじみの大虐殺の場面も、全2作では常にコルレオーネ・ファミリーによる一斉攻撃であったが、本作では違う。マイケルが守りたかったヨハネ・パウロ1世は毒殺されてしまい、愛するメアリーは流れ弾を受けて死んでしまう。これも、マイケルの悪魔的なパワーが弱まったせいであり、マイケルへの罰でもある。

 

そして、すべての罪を償うかのように、全てを失った象徴として、たった1人で、誰からも看取られずに、この世を去る。

 

パチーノは、トム役のロバート・デュバルが不在で、さらに、どう見ても美人と言えず、俳優としてのカリスマも見えない監督の娘がヒロインに選ばれてしまった本作の罪さえ一身に背負ったかのよう熱演を見せる。本当に素晴らしい。

 

 






STORY



 

ニューヨークに移ったマイケル・コルレオーネは、長年にわたる教会への貢献が認められ、個人としては最高の勲章をバチカンから授与されることになった。



 

授与式と、そのパーティに、長年マイケルの元を離れていた息子のアンソニー、娘のメアリーも駆けつけた。さらには、離婚した妻・ケイもやってきた。

 

久しぶりに楽しい時間を過ごすマイケル。



 

マイケルに勲章を授与したギルディ大司教は、バチカン銀行の経理が合わないことに苦悩していた。近い監査でそれが明るみになると世界的なスキャンダルだ。彼はマイケルに援助を依頼する。



 

マイケルは5億ドルの預金をする代わりに、バチカン銀行の管理下にある投資会社「インモビリアーレ」の理事の椅子を要求する。その立場になれば、資金の洗浄が容易になる。マイケルはファミリーを、完全に合法的な会社にしたかった。



 

それは30年以上前にケイに約束したことだ。あの時、マイケルは3年でそれができると豪語した。でも未だに達成できていない、マイケルの悲願だ。



 

ギルディ大司教は、6億ドルの預金と引き換えに、それを容認する。



 

幼い頃、優しく接してくれたフレド叔父さんに何があったかを理解しているアンソニーはマイケルの意に反し、オペラ歌手になることを宣言する。



 

妹のコニー。かつてマイケルを激しく憎悪していたが、最後の兄妹となった今、コニーはマイケルの最大の理解者となっていた。



 

そのコニーは、ソニーが愛人に産ませたヴィンセントを目にかけていた。彼はソニーの血を顕著に引いている。すなわち、短気だが義を重んじ、良くも悪くも真っ直ぐな性格。



 

マイケルの愛娘・メアリーは、ヴィンセントに恋心を抱いていた。



 

そのヴィンセント、今はニューヨークを支配しているザザの元で働いているが、マイケルの目の前でザザと激しくやりあう。ザザは影でマイケルを侮辱し、後釜さえ狙っている。そしてザザの耳を食いちぎり、関係の修復は不可能となる。



 

マイケルはヴィンセントに、亡き兄を見る。彼をしばらく自分の元において見ようと決心する。

 



バチカンで、マイケルは驚愕する。ギルディ大司教が、銀行家・カインジックと共謀し、コルレオーネ・ファミリーのインモビリアーレへの参画の約束を反故にしようとしているのだ。

 

表向きは、法王の病状悪化を理由としているが、6億ドルをマフィアから奪取するそのやり口にマイケルは激怒する。



 

コニーの名付け親(ゴッドファーザー)・ドン・アルトベッロは、他のファミリーとの仲介になり、彼らの不満の解消に一肌脱ぐ。マイケルが違法な仕事から手を引いているので、彼らは見放された、と思っているのだ。



 

友好パーティを開くため、全員を会場に集めるマイケル。そこに突如あらわれたヘリコプター。マシンガンによる一斉射撃が行われ、マイケルと友好関係にあるほとんどのボスたちが殺される。

 



ヴィンセントの働きで間一髪、難を逃れたマイケルだったが、持病の糖尿病が悪化し、生死の境をさまよう。



 

ヴィンセントとメアリーは愛し合っていた。しかし、ファミリーでマイケルの信頼を得れば得るほど、危険な立場になる自分。自分に何かあれば、敬愛するマイケルの娘を悲しませることになる。ヴィンセントは苦悩する。

 



ヴィンセントは白昼堂々、騎馬警官に扮装し、ザザを殺害する。その姿はどこか、ファヌッチを殺したヴィトを彷彿とさせた。

 



ザザごときが1人で、全てのファミリーのボスを皆殺しにする決断など下せるわけがない。黒幕がいる。おそらくはアルトベッロだ。

 



病状回復の兆しが見えたマイケルはイタリア・シシリーへと向かう。父の故郷であり、かつて、父の命を狙うソレッツォとマクラスキーを殺した時、身を隠していた場所だ。



 

かつてマイケルを匿ってくれたドン・トマシーノは存命していた。トマシーノの助言で、マイケルはバチカンのランベルト枢機卿と面会し、インモビリアーレの件を相談する。



 

枢機卿は、マイケルが出会ったことのないような人物であった。彼の大きな懐で、マイケルはこれまでの罪を告白する。特にフレドを殺害したこと。ヴィトの息子を殺してしまったことが、マイケル最大の苦悩であった。枢機卿の前で号泣するマイケル。

 



マイケルはヴィンセントをアルトベッロに接近させ、本心を探らせる。アルトベッロは、インモビリアーレへの参画を目論むドン・ルケージとつながっていた。ここシシリーでマイケルを殺し、インモビリアーレの理事の椅子を狙っていたのだった。



 

バチカンでは法王が亡くなった。次の法王を決める選挙「コンクラーベ」が行われ、ランベルト枢機卿が圧倒的な得票数で法王となり、ヨハネ・パウロ1世を名乗る。



 

ギルディ大司教と銀行家カインジックは焦る。次の法王は徹底的にバチカン銀行を調査するだろう。自分たちの不正が明るみに出ることは時間の問題だ。



 

マイケルの息子・アンソニーは主役としてオペラの舞台に立つこととなった。実母・ケイもシシリーに駆けつける。



 

マイケルとケイ。長いいざこざはあったが、お互いはまだ深く愛し合っているのであった。



 

ヴィンセントの報告で、アルトベッロ、ルケージ、ギルディ大司教、銀行家カインジック、のつながりが判明した。

もはや、疲れ果てたマイケルの手に負える話ではなかった。マイケルはヴィンセントにコルレオーネ姓を名乗ることを許し、全権を委ねる。

 

ここに、「ドン・ヴィンセント・コルレオーネ」が誕生した。



 

アルトベッロはマイケル暗殺のため、シシリーの殺し屋・モスカを雇う。

モスカによりドン・トマシーノが殺された。ケイはこの世界の恐ろしさを再認識する。



 

そしてアンソニーのオペラ・デビューの日。

 



ヴィンセントは最も信頼できるアル・ネリをバチカンに向かわせる。コニーは自分のゴッドファーザー・アルトベッロを毒殺。ヴィンセントの刺客はルケージも、カインジックも殺害する。

 



アル・ネリはギルティ大司教殺害に成功する。しかし一足遅く、ヨハネ・パウロ1世は毒殺されてしまう。



 

アンソニーのオペラは大盛況で幕を閉じる。しかし退席の場に現れたモスカが放った銃弾はマイケルをかすめ、メアリーの命を奪う。

 



愛娘の遺体を胸に抱き、半狂乱に絶叫するマイケル。



 

その後、マイケルは失意のうちに老いていき、孤独の中でこの世をさるのであった。



 

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妻夢シリーズ:悪の異星人の魔の手から逃げろ!!の巻

 

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妻:夢…見た…

 

夫:(出たっ!)…ふーん。どんな夢?

 

妻:悪い異星人に捕まるねん…絶体絶命やねん…

 

夫:いきなりクライマックスやね…

 

妻:そいつら、タバコ吸ってるねん…

 

夫:悪いなあ…

 

妻:火ぃついたまま、ポイ捨てしとるねん…

 

夫:悪いなあ…

 

妻:ほんで…足下に、お酒の瓶がころがってて…

 

夫:うんうん。

 

妻:その瓶を異星人がけってしもて、中からお酒が流れ出て…

 

夫:うんうん。

 

妻:お酒と火ぃついたタバコが混ざって…

 

夫:うんうん。

 

妻:タバコの火ぃが「ジュっ」って消えて…

 

夫:うんうん。

 

妻:ほんだら異星人、木っ端みじんになって…

 

夫:……えっ?

 

妻:異星人、木っ端みじんになって…

 

夫:な、なんで?

 

 妻:分からんけど…。「お酒とタバコが混じると木っ端みじんになるタイプの異星人」やったんやと思う…

 

夫:……めっちゃ、主人公に都合のいいタイプやね…

 

妻:でも、ボヤボヤしてたら別の敵に捕まるから…

 

夫:(ハア…)まだあるのね続きが…

 

妻:そこら辺におった動物たちと逃げるねん…

 

夫:…

 

妻:犬とか…ネコとか…ヤギとか…猿とか…牛とか…と、近くの小屋に避難するねん…

 

夫:…

 

妻:でも小屋の中で…

 

夫:トイレ行きたい…勘弁してください…

 

妻:動物がめっちゃ鳴くねん…「ワンワン!」とか、「ニャーニャー!」とか「メエーメエー!」「モーモー!」「ガアーガアー!」

 

夫:アヒルもおったんや…

 

妻:静かにしやな、敵に見つかるのに…

 

夫:…もうやめて下さい…

 

妻:そやからアタシ、みんなにむかって、「シィィィィーーーッ!」って言うねん…

 

 

妻のアホ夢は延々と続き、夫は(大)をするため立ち去るのだった…

 

 

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うちの前に捨てられた子犬。里親さがしに奔走し、素晴らしい里親さんに出会いました。

 

▼前回のお話。

dietrunner.hatenablog.com

 

捨て犬と妻

 

11年前の話です。

 

段ボールに入れられ、捨てられていた子犬。

 

うちのマンションはペット禁止なので、飼うことはできない。

 

でも親戚が旅行に行くので、数日間ペットを預かる、くらいのことは許容範囲です。

 

「名前はチャーニー」

 

子犬が入れられていたダンボールの内側には、子供の筆跡で、マジックでそう書かれていました。

 

だから僕はチャーニーと呼んでいましたが、妻は頑なにその名前で呼ぶことを拒みました。

 

「この子を捨てた人間がつけた名前なんか、けがらわしい!」

 

というのがその理由です。

 

「きっと、捨てた人にも、いろいろ理由があったんやで。この字はまだ子供の字。親に言われたんやで、捨ててこい、って。子供にしたら辛かったと思うで」

 

「関係ない。子供にそう親が言ったのなら、その人に親の資格はない。命を捨てる、っていうことは、テイ良く、手を汚さず、命を殺しているのと同じ。自分の子供に、殺しを教える親がどこにいますか?!」

 

妻は子犬を撫でながら、激しい怒りを宿した目でそう言っていました。

 

30年前、同じ思いをした自分の過去と、この子犬。

 

この子は、自分なのだ。妻はそう考えているようでした。

 

里親さがし

 

次の日から、里親探しが始まりました。

 

僕と妻は、職場で手当たり次第に色んな人に声をかけ、子犬の写真を見せて、里親になってくれそうな人を探しました。

 

特に妻は、帰宅したら、

 

「今日は〇〇さんと△△さんに声かけてみた。〇〇さんは、家にもう2匹もいるから無理って。△△さんは、お子さんが生まれたばっかりらしくて、今はちょっと…って」

 

などと、毎日、里親探しの進捗状況をこと細かに僕に報告してくれました。

 

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当時、我が家は共働きだったので、家に誰もいないことが多く、そんな中に生後まもない子犬を置いておくのは、子犬も寂しいだろうし、僕たちも気が気ではありません。

 

妻の叔母さんの家で一時、預かってくれることになりました。叔母さんの家は大家族で、ワンちゃんも猫ちゃんも多く飼っています。僕はこの家に貰われるのがいちばん子犬にとっても幸せだろうと思っていましたが、もう定員が満杯のようで、飼うことはできない、と言われました。

 

この叔母さんが、交友関係がとても広い方で、子犬に対するアドバイスをくれた動物愛護協会に務める安西さんも、この叔母さんの友人なのでした。

 

そしてこの安西さん、動物好きは尋常ではありません。自分が稼いだ給料の大半を、捨てられた動物たちの保護に使っている人なのでした。僕たちが保護した日に電話で事情を聞いていたので、気になっていたらしく、子犬の様子を見にきてくださいました。

 

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子犬は家の中を走り回り、とても元気です。口の左右に、まるでえくぼのような場所に黒い点がありました。

 

口の周りが黒いので、冗談で

 

「ドロボーみたいやな!(笑)」

 

なんて、みんなから言われていました。

 

安西さんも、動物愛護協会のコネクションを使って、里親さがしに協力すると約束してくれました。

 

「元気でね」

 

里親を探し始めてから、10日ほどが経過したある日。

 

あの、安西さんから連絡がありました。

 

飼いたい、という方が見つかった、とのこと。

 

2006年3月12日の日曜日。僕、妻、そして安西さんは、子犬を連れて、里親を希望していただいた方のお宅へと向かいました。

 

▼まさにその時の車中。どこか、不安そう…

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車中で安西さんから伺ったのは、Yさんはまだ最終的に飼うことを決めたわけではない、ということ、現在、飼われているワンちゃんが病気で、もう長くないこと、などを聞かされました。

 

Yさんは、久宝寺緑地という公園のすぐそばにお住い。

 

僕らを迎えていただいたのは、笑顔に溢れ、見るからに善意のかたまりと言ったイメージの奥さんでした。

 

奥さんは、子犬の顔を見るなり、

 

「ああ、小さな、可愛い子やなあ!」

 

と感極まっていらっしゃいました。

 

安西さんが、

 

「抱っこしてみますか?」

 

と水を向けると、

 

「ああ!抱っこしたらもうアカンやろうなあ!抱っこしたらもうアカンやろうなあ!!」

 

とおっしゃりながら、子犬を胸で抱っこして、顔をペロペロと舐められていらっしゃいました。

 

もうお母さんは、子犬に夢中のご様子でした。

 

「ああ、気づきませんで!どうぞ、お上りください!」

 

実は以上は、Yさんのお宅の玄関先でのやりとりだったのです。それほどYさんの奥さんは、子犬に夢中なのでした。

 

リビングには、ご主人もいらっしゃいました。奥さんはずっと笑顔でよくおしゃべりになりますが、ご主人は僕たちには会釈をされた程度で、ほとんど口をおひらきにはなりませんでした。

 

ご主人の興味はただ一つ。

 

子犬なのでした。

 

お母さんの手から子犬を渡されると、ずーっと、満面の笑顔で子犬に話しかけてらっしゃいました。子犬への愛情が溢れていらっしゃいました。

 

このご夫婦なら間違いない。

 

そう直感しました。

 

▼Yさんのご主人さんに抱かれる子犬。ご主人は何かをずっと小声で話しかけていました。

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部屋の片隅には、もう一匹のワンちゃんが、静かに佇んでいました。

 

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奥さんが、この白いワンちゃんを飼うことになった経緯を話してくださいました。

 

「この子はね、久宝寺の公園に、捨てられていたんです。この子と、この子が産んだ、3匹の子犬と一緒に。ウチで保護して。子犬は小さいから、なんとか里親さんが見つかったけど、この子はもう大きかったから、誰も引き取り手がなくて。だから、うちで飼うことにしたんです。でも今は病気で。もう長くはないって言われています」

 

この白いワンちゃんの目の周りなどを丁寧に拭いてあげるY夫婦の手つきには、このワンちゃんへの愛情がこもっていました。

 

もしうちの子犬が新入りで入っても、この古株のワンちゃんへの愛情が薄らぐような、そんな人格のご家庭ではない。

 

そんな確信も持てました。

 

「どうなさいますか?この子犬、Yさんのご家族になってもいいですか?」

 

安西さんがお尋ねになられました。答えは聞くまでもありません。ご主人はもう子犬を家の奥にまで連れて行っていました。

 

僕たちは、Yさんの家を出ました。

 

「元気でね」

 

妻は最後に子犬の頭を撫でました。

 

Y家の扉が閉まり…

 

クルマを停めたコインパーキングまで少しの距離を歩きました。

 

妻は、泣いていました。

 

大粒の涙を、ボロボロと流して泣いていました。

 

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この10日間、子犬のことばかり考えていた妻。

 

とてもいい里親さんに巡り会えた安心感と。

 

子犬とお別れしないといけない寂しさと。

 

自分のこれまでの人生と。

 

いろんなものを重ね合わせて、泣いていました。

 

「よかったね」

 

と僕は言いました。

 

「うん」

 

と妻は言いました。

 

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エピローグ

 

月日は流れ…

 

Yさんは子犬を「ダイちゃん」と名付けました。ダイちゃんは近所の子供達に大人気。ワンちゃんが怖くて近寄れなかった子供も、ダイちゃんになら触れる、ダイちゃんは優しいから怖くない、と評判が立っている、という噂を聞いていました。

 

実は僕はこのころ、久宝寺緑地をランニングする習慣がありました。一度、久宝寺緑地を散歩する、Yさんのご主人の姿をお見かけしたような気がしました。

 

その時は走るのに必死で気づかなかったんですが、後になって、

 

「あ、あれ、Yさんだったんじゃないかな?!」

 

って思ったのでした。

 

妻にそのことを伝えると、妻は久しぶりに、Yさんの奥さんにメールを打ちました。

 

どうやら、時間や場所から考えて、Yさんに間違いなかったようでした。そして、一日に3回、久宝寺緑地を散歩することなどを教えてもらいました。

 

2006年7月23日の日曜日、お昼の散歩の時にダイちゃんと会うことになりました。

 

約4ヶ月ぶりの再会です。

 

向こうからやってきたダイちゃんは…

 

信じられないくらい、大きくなっていました!

 

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子犬は必死に吠えて、助けを求めて、命をつなぎとめました。たった4ヶ月で、ここまで大きくなりました。

 

これからもきっと、たくましく育ってくれることでしょう。

 

(完)

 

 

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