走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

MENU

「奇跡体験!アンビリバボー」2/8放送分「オリンピック史上最も美しい場面」スポーツマンシップについて深く考えさせられた物語。

f:id:maddiehayes9915544:20180209204137j:plain

 

いよいよ本日、平昌オリンピックが開幕しますね!!

 

17日間、様々な競技が見れるので楽しみです。

 

オリンピック史上、最も美しい場面

 

f:id:maddiehayes9915544:20180209204233j:plain

 

さて昨日の「奇跡体験!アンビリバボー」ではこの冬季オリンピックで実際に起こった、スポーツマンシップ溢れるある行為について特集がありました。

 

それは「オリンピック史上最も美しい場面」と呼ばれている、と番組では言っていましたが。

 

この事件のことを調べても、実際にそのように呼ばれている記録は見つかりませんでした。

 

ただし、それは我が国が当事者ではないからで。

 

当事者であるカナダにおいては、この事件のことを熱狂的に伝える新聞記事も紹介されていました。

 

おそらく、カナダでは本当に「オリンピック史上最も美しい場面」として語り継がれているのだと思います。

 

2006年トリノオリンピック

 

f:id:maddiehayes9915544:20180209204430j:plain

 

イタリア・トリノで12年前の2006年に行われたトリノ・オリンピック。

 

その中の「クロスカントリー女子チームスプリント」という競技の決勝戦で、その事件は起こります。

 

クロスカントリーチームスプリント

 

1周=1.15km(アップダウンあり)

1チーム=2名で、交代でリレーし計6周のタイムを競う

 

「滑る」というよりはスキーで「走る」競技で、距離が短いチームスプリントは勝敗がコンマ1秒で決することも多い、過酷な種目

 

 

とのことでした。

 

決勝進出チーム

 

・ノルウェー

・スウェーデン

・フィンランド

・カナダ

 

この4カ国がメダルを争うと予想されていました。

 

実は日本チームも決勝進出していた!!

 

ちなみに、番組では触れられていませんでしたが、この決勝戦には日本チームも残っていたのでした。

 

www.joc.or.jp

 

ただ、残念ながら決勝では8位であった模様です。

 

カナダチーム

 

ベッキーとサラのコンビが決勝に進みました。

 

カナダでもマイナースポーツであるクロスカントリーという競技をカナダ国民に認知してもらうべく、頑張ろうと心に決めていました。

 

ノルウェーチーム

 

エラとマリットのチームが決勝進出。

 

ノルウェーは前回のソルトレークシティオリンピックのクロスカントリー競技中、ほぼ全てでメダルを獲得、他国を圧倒するパワーを見せつけていました。

 

絶対王者の地位にいたため、国内でもメダル獲得は義務であるかのごとく、強いプレッシャーとなっていました。

 

ノルウェーのヘッドコーチであるビョルナル氏は、選手たちにはプレッシャーを和らげる言葉をかけながらも、自らは上層部から激しいプレッシャーをかけられていました。

 

レース中のハプニング

 

f:id:maddiehayes9915544:20180209204524j:plain

 

レースは予想どおり、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、そしてカナダの4チームが先頭集団を形成。

 

その中でもカナダが一歩、リードする展開でした。

 

が…。

 

3周目に突入した際、上り坂を登っていると、カナダのサラ選手の左のストックがポキリ!!と折れてしまいます!!

 

ストックは前に進む推進力

 

 

 

クロスカントリースキーは「4本の足で走る」と言われるスポーツで、ストックは前足の役目を果たします。

 

いうまでもなく、片方のストックを失うということは、推進力を半分、失うということ。

 

途端に速度は激減します。

 

ルールでは…。

 

用具交換

 

全ての競技において、ポールの交換はポールが折れた時または、破損した場合のみ認められる。

 

とルールブックにも記載されているので、交換することは許されています。

 

カナダスタッフのミス 

 

しかしカナダのスタッフはこの事態に気づかず、サラにスペアのストックを渡すことができませんでした。

 

次にストックを渡せる場所は20メートル先。

 

すでに破損前はトップにいながら、一瞬で4位に後退したサラにとって、20メートル先でのストック交換は致命的な遅れを意味します。

 

差し出されたストック

 

しかし誰かがサラの前に新しいストックを差し出し、彼女は夢中でそれを掴み、体勢を立て直します。

 

この段階で4位であったカナダは、4周目で、先頭にいたノルウェーをかわし、再びトップに躍り出ます。

 

結果は…。

 

1位 スウェーデン

2位 カナダ

3位 フィンランド

4位 ノルウェー

8位 日本

 

メダル獲得を義務化されていたノルウェーチームは惜しくも4位、メダルに届きませんでした。

 

誰がストックを渡したか

 

カナダが銀メダルを獲得できたのは、いうまでもなく、あの3周目でストックが折れた際に、遅れが致命的になる前に誰かが代わりのストックを差し出してくれたおかげ。

 

しかし、カナダのスタッフはあの時、リアルタイムに事態に気づいてはいません。対応したのはカナダスタッフではありません。

 

決勝戦が終わった翌日…。

 

その人物が明らかになります。

 

それは、ノルウェーチームのヘッドコーチ・ビョルナル氏その人。

 

決勝戦の翌2月15日のカナダの「グローブ・アンド・メール」紙において、「スポーツマンシップがカナダにメダルをもたらす」との大きな見出しでこの件について報道しました。

 

あの時、先頭集団は4チーム。

 

もし、ノルウェーのビョルナルが、カナダのサラにストックを渡していなければ、カナダの先頭集団からの脱落は間違いありません。

 

ノルウェーは最低でも3位入賞ができたはず。

 

なぜ、ビョルナルはそんなことをしたのでしょうか。

 

クロスカントリースキーの成り立ち

 

そもそもクロスカントリースキーは、雪深い北欧の国々で、生活のための移動手段として誕生したとされています。

 

当時の人々にとって、仲間と共に助け合い、無事に目的地に到着することが、最も大切なことでした。

 

ビョルナルは幼い頃からその精神に基づいたコーチから指導を受け、クロスカントリースキーとは助け合うことだと信じていたのでした。

 

この彼の行為はカナダ国内において「カナダ人はノルウェーのコーチに感謝している」「カナダはノルウェーの英雄を忘れない」などと絶賛されました。

 

自国ノルウェーでは…

 

ノルウェー国内においての評価は、メダルの数において歴史上最低、のオリンピックとなってしまったトリノ。

 

クロスカントリーのヘッドコーチだったビョルナルは責任を取って辞任することになりました。

 

薄れゆくスポーツマンシップ…。

 

もともと日本には

 

「敵に塩を送る」

 

という言葉があるように、このような行為を美徳と尊ぶ民族だったはずです。

 

しかしながらマラソン大会における給水所での紙コップの散乱や。

 

代理出走など、スポーツマンシップのかけらも見当たらないような行為をする人は後を絶ちません。

 

勝利至上主義、勝つことのみが美徳とされる傾向は世界中で強くなっています。

 

悲しかったグレートレース

 

先日、放送されたグレートレースでも…。

 

見ていて、悲しくなるシーンがありました。

 

「アドベンチャーレーシングワールドチャンピオンシップ」、という、アメリカのロッキー山脈を舞台に、自転車、ボート、そしてランニングで全長760kmを走るレース。

 

4人で1チームで走るのですが…。

 

1位のチームが独走状態になり。

 

2位と3位のチームは、共にスウェーデンから参加しているチームで。

 

途中、互いに助け合ってレースを進めたりしていながら…。

 

706km地点でわずか15秒差。

 

最後のマウンテンバイク、ゴールへと向かっていた5日目の夜…。

 

15秒、先を行っている2位のチームが…。

 

道を間違ったことに気づきます。

 

バイクのパートになって、進んだ直後、左折しなければならないところを直進してしまっていたのでした。

 

しかし、この2位のチームは…。

 

なんと、そのまま間違ったコースを進み続けます。

 

なぜなら、3位のチームが15秒遅れで彼らにぴったりとついてきていたから。

 

3位のチームは、2位のチームについていけば、道を確認するまでもないと思っていたのでしょう。

 

そして2km進んだ後、2位のチームはバイクを脇に止めます。故障でもしたかのように。

 

3位のチームはここぞとばかりにスピードを上げ、彼らを抜き去り…。

 

3位チームが見えなくなったところで、2位チームは来た道を戻り、正解のルートへと戻ります。

 

2位チームはしてやったりの顔で「これで俺たちの勝ちだ」と密着していたカメラに語りかけるのでした…。

 

いろんな作戦があっていいと思いますが、これは悪く言えばだまし討ち。

 

760km、東京〜青森間を超える距離を、不眠不休で走破する命がけの大会ですが、2位のチームも3位のチームも共にスウェーデン人。

 

見ていて、後後味が悪い終わり方だな、と感じました。

 

 

 

さあ!!

 

いよいよ平昌オリンピックが始まったみたいです!!

 

どうか、スポーツマンシップにのっとった、素晴らしい大会になりますように!!

 

来たる2/10「陸海空 地球征服するなんて」は西村アース=いいねアースのモンゴル編スタート!!ナスDの続きはいつなんだー!!(^_^;)

f:id:maddiehayes9915544:20180208224930j:plain

 

うーん、複雑!!

 

もちろん僕は、西村アースも大ファンです!!

 

ですので新シリーズ「激安!!いいね!アース・モンゴル編」が始まるのも、とても嬉しい!!

 

これまでのタイ編、台湾編では、共に裸の大将みたいなランニングシャツ一枚で歩き回っていた西村ですが…。

 

インスタによれば、今回のモンゴル編はマイナス40度の気温の中で行われていたらしいです!!

 

これまでとはかなり違った西村アースになりそうな、新シリーズ「モンゴル編」、超楽しみです!!

 

youtu.be

 

…。

 

それにしても…。

 

ナスDの無人島、いつ完結するんだー!!

 

さらに、ナスDが絡んだ新企画、いつ始まるんだー!!

 

彼はもう、(自分がテレビに出るのは)今回(無人島企画)が最後、のようなことをおっしゃっていますが…。

 

少なくても、

 

「世界一のディレクターを目指している」

 

と公言されているので!!

 

ディレクターとしては新しい企画をされることでしょうし!!

 

それはきっと、僕たちがまだ見たこともないような企画でしょうし!!

 

その企画を、今、きっと、練りに練ってらっしゃるんだろうな!!

久しぶりに暖かい日。十三峠に至る道には日向ぼっこのネコ多数も、一匹たりとも写真に収まらず!!「あと24日」

天気が良い日は、走っていてネコと遭遇する確率が高くなります。

 

十三街道に住み着いてるネコちゃんたちも、寒かったここ数日は見ることがなかったけど、今日は何匹も見ました。

 

でもスマホを取り出すとことごとく逃げてしまい。

 

けっきょく、ただの一匹も写真に収めることはできませんでした!!

 

足が軽かったので、水呑さんからさらに上の十三峠を目指したのですが…。

 

途中、雪が凍っていてやや危険な箇所もあり。

 

十三峠からさらに奥へと進むことはしませんでした。

 

f:id:maddiehayes9915544:20180208221823j:plain

f:id:maddiehayes9915544:20180208221907j:plain

f:id:maddiehayes9915544:20180208221924j:plain

 

あと24日。

f:id:maddiehayes9915544:20180208221943j:plain

 

久しぶりの平地ラン!!お方さまの定期検査後、長居公園10km。その後はお方さまの立っての願いで天下一品!!「あと25日」

お方さまは、おそらく胆嚢にCTにも映らないほどの極小の意思があると思われ。

 

時々、それが痛みます。

 

CT、エコー、あらゆる検査を行いましたが、石らしいものが写った試しはありませんが、症状からして意思があるとしか考えられないようです。

 

この症状はもう結婚前から続いているのですが…。

 

やはり怖いので定期的に検査に行っています。

 

長居公園の横にある森本病院さんに。

 

で、今日がその定期検査の日。

 

検査そのものは特に異常もなく、お薬だけをもらって…。

 

最近、ランをサボりがちなお方さまに、走ったらラーメンを食べさせるという約束で、長居公園ランを敢行しました。

 

一周2.8kmのコースを、最低2周!!ということでスタート。

 

「これ終わったらラーメン食えるぅー!!」と叫んでいます!!

f:id:maddiehayes9915544:20180207231545j:plain

 

 

道幅も広く、走りやすいなあ!!長居公園は!!

 

今日の大阪の最高気温は4度。吹く風は冷たかったものの、お日さんが強くてっていたので晴れてるところは暖かく。

 

猫たちがたくさん、日向ぼっこをしておりました!!

f:id:maddiehayes9915544:20180207232238p:plain

 

お方さまは最初の宣言通り、2周で終了。

 

僕はずっと水呑さんへの山道ランばかりで平地を走るのが久しぶりだったので、嬉しくなって、10km走りました。

 

思った以上に足が軽くてびっくりです。

 

でもすぐ痛めてしまうのであまり無理せず。

 

10kmまでならサブ5のペースで走れました。

f:id:maddiehayes9915544:20180207232616j:plain

f:id:maddiehayes9915544:20180207232631j:plain

f:id:maddiehayes9915544:20180207232649j:plain

 

あと25日。

f:id:maddiehayes9915544:20180207232833j:plain

 

 

 

 

「激レアさんを連れて来た。」2月5日放送分。さしもの若林も弘中アナも、最後の方は笑いに変えられなかったほど深刻な遭難体験…。

f:id:maddiehayes9915544:20180207192015j:plain

 

お方さまがテレビのサバイバルものが大好きで。

 

ベア・グリルス、エド・スタフォード、そしてナスDなどのサバイバル番組などが大好きでよく見ています。

 

www.rundietrunner.com

 

「いつかは無人島でサバイバル体験して見たい!」とのたまったことがあるので。

 

「フルマラソン7時間という体力で、どの口が言うんだ!!」としかりつけたことがあります。

 

しかし今回の激レアさんを見ていると、とてもそんな軽はずみな気持ちでサバイバルなんて言葉を口にしてはいけない、と言うことを改めて知らされました…。

 

2月5日放送分の激レアさんは、

 

「少年4人だけで超ハイレベルな登山に挑戦してしまい山の災難フルコースを味わった人」

 

のジュンタロウさん。

 

彼の壮絶な話を聞くうちに…。

 

さしもの若林も、どんなことでも軽薄に伝える弘中アナも、最後は真剣な顔しかできなくなっていました…。

 

そう言う意味では、今回の激レアさんは、面白くいじれないという点で、番組趣旨的には失敗だったかもしれませんが…。

 

①遭難への道

 

ジュンタロウ少年、中学時代は登山部があったのに、高校に登山部がなく。

 

生徒1,000人分の署名を集め、山岳部を作ろうとしたものの、「危険」と言うことで認められず。

 

拗ねたジュンタロウ少年は「山岳同好会」を作り。

 

校舎の屋上からロープを垂らし、外壁を伝って地上に降りてくる、などと言う芸当をしてうさを晴らすような少年でした。

 

そして高校二年生の時。

 

夏休みを利用して、

 

「二泊三日大峰山への挑戦」

 

を決行します。

 

大峰山(奈良県)とは…。

 

山にこもって厳しい修行をする修験道の地。

大きな崖や滝も多く存在する険しい山脈地帯

 

しかもジュンタロウ少年、整備された登山道ではなく、道のない谷筋や岩場を登る、いわゆる

 

「沢登り」

 

で大峰山に挑戦します。

 

メンバーは4人。

 

〝険しければ険しい方がいい〟2年ジュンタロウ

 

〝いつだって冷静沈着〟2年ヨシカワ

 

〝足の速さなら負けない〟2年イラコ

 

〝エネルギッシュすぎる〟1年カジモト

 

しかもこのメンバー。

 

ジュンタロウ以外は登山初心者。

 

1日目 やっぱり山登りって最高!!

 

林道を歩き、カレーを作り、天の川を見て。

 

最高の1日にテンションが上がったジュンタロウ一行は…。

 

食料を半分食べてしまう

 

と言うミスを犯します。

 

②迫り来る脅威 

 

2日目 悪夢の幕開け

 

f:id:maddiehayes9915544:20180207192854j:plain

 

いつの間にか、気づいた時には遭難していました。今いる場所がわからない。

 

このことを弘中アナは

 

「ぬるっと遭難」

 

と呼んでいましたが、遭難する時ってこう言うパターンでの遭難が多いそうです。

 

「引き返そうとは思わなかったのか」

 

と言う、ゲスト菜々緒の質問に対し、

 

「崖は登るのも難しいが、降りるのはもっと難しい。また、道があるわけではなく適当に登っているので、適当に降りなければならず…。(もと居た場所に戻れる保証もなかった)

 

と答えるジュンタロウさんに、ゲストの菜々緒は呆れ気味でした。

 

☆ちなみに、この場合、どうすればベストの行動だったかと言うと、山岳ガイドの方のアドバイスによれば…。

 

山で遭難したと気づいたら、動き回れば正しい場所からどんどん遠ざかる可能性があるので、その場にとどまった方が良い

 

 

とのことでした!!

 

2日目は垂直な崖に出てしまい、先にも進めず戻ることもできず、また水筒に水もなく。

 

早くもかなりの極限状態の中、全員の体をロープでつなぎ、崖から落ちないようにして夜を明かした、とのことでした。

 

3日目 パニックの連鎖

 

f:id:maddiehayes9915544:20180207193032j:plain

 

冷静なヨシカワのおかげで命拾い事件

 

まず崖を降りるべく、ジュンタロウが先陣を切って降りようとしていると、ヨシカワが突然いいました。

 

「ジュンタロウ、靴紐、ほどけてるよ」

 

「え?ほんと?」

 

崖を降りるのを一瞬とめて靴紐を見ると…。

 

ほどけていない。

 

と、その直後…。

 

軽自動車ほどの岩石が、ジュンタロウの横を轟音とともに落ちていった!!

 

とのことでした。

 

ヨシカワくんの言葉で立ち止まっていなければ、ジュンタロウは間違いなくその岩石の直撃を食らっていたでしょう。

 

ちなみに、なぜ、ほどけてもいない靴紐をほどけている、とヨシカワが言ったのか。それをヨシカワくんに聞いたところ、

 

「覚えていない」

 

と答えたそうです…。

 

このあと、パニックを起こした後輩カジモトをなだめつつ。

 

崖を降りた先は…。

 

脱出不可能な、大きな谷間

 

についてしまいました。

 

滝によってできた中洲のような場所で、行くことも戻ることもできない場所。

 

やがて彼らは全員が、そこで同じような幻覚・幻聴を経験し始めます。

 

専門家によれば、山で遭難したら幻覚・幻聴はよくある、とのことで。

 

遭難ではありませんが、過酷なウルトラトレイルの番組などを見ていると、寝ないで山を走っているランナーが、「あそこに人が立っている」とかよく言っています。人なんかいるはずもない場所で。

 

f:id:maddiehayes9915544:20180207193102j:plain

 

4日目 ジュンタロウに異変

 

責任を感じたジュンタロウは抜け道がないかなど、周囲の散策に明け暮れるも成果はなく。

 

体調が悪化、発熱して寝込んでしまいます。

 

すでに食料はほぼなく、滝の水を沸かした湯の中に、米粒が浮遊している程度のものを飲んでいたそうです。

 

その夜、無口なヨシカワが自分の分の食料を削り、リーダーであるジュンタロウの回復を促すため彼の食料を多めに盛った、とのことでした。

 

5日目 ラジオから救助隊のニュース

 

家族が出した捜索願を受けて、救助隊が出動したとの知らせを聞いた一行は…。

 

黄色のポンチョをロープにつなぎ、滝に流し、下からでも見えるように救難信号がわりにしたとのことでした。

 

6日目 体力を奪う激しい雷雨

 

激しい雷雨で滝の水かさが増し、テントだけは無事でしたが寝袋などはすべて水浸し、という状況に。

 

③絶望の果て

 

7日目 「生存の可能性が低い」と報道

 

希望が絶望に変わり…。

 

④奇跡の生還

 

8日目 捜索打ち切り

 

この日に見つからなかったら捜索は打ち切り、というニュースがラジオから聞こえてきました。

 

それを聞いた四人は…。

 

死を受け入れるような不思議な安堵感

 

を抱きます。

 

もう頑張らなくていいんだ、という。

 

極めて危険な精神状態だったと思われます。

 

彼らは全員、生徒手帳に遺書を書くことにしました。

 

内容は、全員が母親に当てた手紙だったそうです。

 

その時、もう馴染んでしまった幻聴が聞こえ始め。

 

「おーい、おーい」

 

の声は幻聴で何度も聞いていたので、誰も顔をあげなかったそうです。

 

しかしその声は幻聴ではなく本物の救助隊のもので。

 

彼らは捜索を打ち切り、帰る途中に…。

 

滝に流していた黄色いポンチョを見つけ、この場所にたどり着いたのでした!!

 

無事、彼らが下山し、医者に診てもらう時。

 

待機していた医者は、死体を調べる検死専門の医師だったそうで。

 

もはや、彼らが生きているとは誰も思っていなかったのでしょう…。

 

こうして無事、下山しましたが…。

 

災難はまだ続きます。

 

救助された後の苦労

 

①マスコミの記者会見とバッシングの嵐

②警察からの長時間の取り調べ

③先生からのキツ〜い説教

④捜索費用400万円の請求

 

ちなみに捜索費用は、4人の家族が均等に、1家族100万円ずつ支払ったそうです。

 

確かにジュンタロウさん。いくら高校生だったとはいえ…。

 

①〜④はすべて、自業自得。

 

捜索隊のおかげで生きて帰れただけ感謝しなければならないでしょう!!

 

とにかく、生半可な気持ちでサバイバルなど口にしてはいけないな、と強く感じた内容でした!!

 

また、僕は特に方向音痴でもあるので。

 

知らない山に入ったりしたらこんなことになるので厳禁!!

 

と自らに言い聞かせました!!

 

 

「海月姫」第4話:まやや、無双!!ばんばさん激おこ、冷静ジジ様、狼狽の千絵子抄!!そして…。難役・月海を完璧に演じきる芳根京子に笑い、泣いた第4話!!さらに次回は…。まややの目が!!神回の予感!!

f:id:maddiehayes9915544:20180207012239j:plain

 

もう月曜日が楽しみで仕方ありませんでした!!

 

蔵之介が男であることが尼〜ずたちにバレて!!

 

メガネの男(鯉淵修)が蔵之介の弟であることもバレて!!

 

「海月姫」第4話は、第3話の風雲急を告げるラストからの続きでした!!

 

まやや、無双!!

 

ばんばさんのアフロアタックに回転を加えるサポートをし、槍を駆使して立ち回り、月海に会いに来た鯉淵修を追い返すべく大立ち回りを演じるまやや!!

 

それだけではなく、今日もまややの奇声はそこかしこで轟きます!!

 

蔵之介にジジ様と千恵子さんが北京ダックを奢ってもらったと聞くや、すぐに蔵之介に電話を入れたのもまややでした!!

 

クラブでダサい格好を馬鹿にされて怒ったばんばさんの怒りを支持し。

 

月海が修の待つ駅前に行くべきか悩んでいる、結構シリアスな場面でも、

 

「空腹じゃぁ〜!!ジジ様、まだかのう??!!オレは、腹が減って死にそうじゃあ!!」

 

 

とあちこちかき回します。

 

「我々には刺激などいらぬ!!刺激のないぬるま湯のような暮らしが、我々『尼〜ず』にはいちばん合ってるのじゃ」

 

また、蔵之介のドレス製作の提案に反対したばんばさんを支持し、

 

「御意!!悪霊退散!!」

 

と蔵之介に塩を撒きます!!

 

ばんばさん:(蔵之介に)お前がここに来てから、ぬるま湯だった平穏無事な天水館での生活が壊れた!!

 

まやや:そうだ!!お前のせいで、毎日が熱湯コマーシャルだ!!

 

ばんばさんが覚醒し、電車ドレスのデッサンを描いている現場に遭遇し、

 

「ぬおぉぉ!!」

 

と奇声を発し。

 

蔵之介に再びドレスアップさせられた時も、

 

「ぬおおおお!!やはりイヤじゃあ!!こんなおしゃれ人間モドキの格好で外に出るなど、末代までの恥じゃあ!!」

 

と先頭を切って反対します!!

 

そしてラストも、謎のまややの雄叫びで幕!!

 

まさにまやや、完全無欠の狂言回しっぷり!!

 

まやや、無双!!

 

ばんばさん激おこ!!

 

ただし、今回の影の主役はばんばさんで。

 

クラブで琴音たちから馬鹿にされたことで傷ついたばんばさんは蔵之介と距離を置くことを決意。

 

クラゲのドレスを作ろう、という蔵之介の提案にも、

 

「わしはやらん!!やるなら向こうでやれ、ここは食事を楽しむところだ!!」

 

と、もっともな主張をします。

 

一枚岩に思われた尼〜ずに亀裂が入った瞬間でした。

 

その後もばんばさんの怒りは収まらず。

 

「月海を追い詰めたのは誰だ」

 

「そもそもを言えば、お前(月海)がコイツ(蔵之介)を連れて来たせいでもある!!」

 

と容赦なく怒りをぶつけます!!

 

しかし…。

 

ジジ様の、

 

「何もしなければ、天水館はなくなってしまう…」

 

の言葉にふと我に帰り。

 

成功する/しないは不明ながら、蔵之介や月海は天水館を救うべく行動を起こしていたことに、改めて気づかされ…。

 

最後は、完全に行き詰っていたドレス製作が、ばんばさんの捨て身の行動がヒントになり、奇跡の前進を遂げるのでした!!

 

月海=芳根京子が素晴らしい!!

 

芳根京子、絶世の美女かというとそうでもない!!

 

他を圧倒するスタイルの持ち主かというと、そうでもなさそうだ!!

 

しかし!!芳根京子がいい!!

 

実にいい!!素晴らしい!!

 

月海は難しい役です。喜劇的パートでは突き抜けたドタバタ喜劇的な爆発力が必要で!!

 

かといって、しんみりしたシーンでも見せなければならない。

 

ただ泣けばいいだけではなく。

 

月海は、はかなく、いじらしい存在でなければならない。

 

つまり笑いのシーンでは、タダの笑いではなく、針が振り切れるほどの爆発力が求められ。

 

泣きのシーンはただオンオン泣くのではなく、抑えた、いじらしく感じる泣きを。

 

硬軟演じ分けるのがとても難しい役。

 

彼女は見事だと思います!!

 

見るもの、まややに目を奪われがちですが、気がついたら月海の演技に魂を奪われています!!

 

今回も、必死に走っていった駅前にはけっきょく修は現れず…。

 

蔵之介と一緒に天水館に帰る道すがら…。

 

「ジジ様、本当に料理が得意なんです。いつも食べるのが楽しみでして」

 

涙をこらえてこう話す彼女の表情は…。

 

切なくいじらしく。

 

この役は、本当は別の誰かが演じるはずだった的な記事を見たことがありますが…。

 

断言しよう!!

 

「その人」が芳根京子ほど、月海の心の機微を演じ分けることができたとは、まったくもって思いません!!

 

「尼〜ず」、完璧なフォーメーション!!

 

蔵之介は相変わらず美しく、優しく、正しく。

 

ジジ様は冷静で。

 

千恵子抄は狼狽し。

 

まさに「尼〜ず」のフォーメーションは完璧でした!!

 

要潤がズルい!!

 

「馬鹿よ貴方は」という漫才コンビがいて、そのネタの中に延々と「要潤(かなめじゅん)」と言い続ける、というネタがあり。

 

要潤本人もそのネタの存在を知っていて。

 

それについてどう思うか質問された時、彼がとてもお笑いが好きであることがわかりました。

 

その趣味を存分に活かした、要潤の笑いのシーンはズルい。面白すぎる。

 

気を抜いていたらツボにはまってしまいそうです!!

 

 

 

とにかく第4話もとても面白かった!!

 

次回予告は、神回の予感!!

 

おお!!

 

なんと!!

 

まややの目が、見えている!!

 

それどころか、おしゃれ服を着てランウェイを闊歩しておる!!

 

ど、どうしたというのだまやや??!!

 

次回は神回の予感がします!!

 

 

 

「世界まる見え」にて。わずか3歳でハーフマラソンを2時間4分で走破、4歳でフルマラソンを48回完走した少年の数奇な運命…。

f:id:maddiehayes9915544:20180206210325p:plain

 

2月5日の「世界まる見え」において紹介されたこの話、僕は不勉強で知りませんでした。

 

・3歳でハーフマラソン(21.0975km)を2時間4分で走破。

 

・4歳でフルマラソン完走回数48回。

 

そしてさらに…。

 

・4歳で65kmのウルトラマラソンを完走。

 

という、にわかには信じられない少年が、かつてインドにいたというのです。

 

彼の名前はブディアくんといいます。

 

彼がなぜ幼くしてマラソンランナーになったのか。

 

そして5歳以降の彼がどうなったのか…。

 

生い立ち

2002年にインドのスラム街に生まれたブディアは、1歳にして父親と死別します。

 

ブディアの母が働いても生活は立ち行かず、母はブディアを行商人に800ルピー(約1900円)で売り渡します。

 

しかしそこでの生活はブディアにとっては辛かったようで、虐待を受けていた模様です。

 

そんな彼を見かねて、養護施設を兼ねた柔道場を運営していたダスという名の男性が、自分の施設に引き取ります。

 

しかしダスは柔道のコーチ。

 

なぜマラソンか?というと…。

 

マラソン覚醒

 

ある日、ブディアが友達の悪口を言った、と知ったダス先生は、罰としてブディアに走ることを命じます。

 

それが朝の6時。

 

その後、ダス先生は外出。おそらくブディアが走っていることなど忘れてしまっていたのでしょう…。

 

午後1時に戻ってきてみると…。

 

なんと、ブディアはまだ走っていたのでした!!

 

それを見たダス先生は、ブディアにランニングの素質があると見抜いたのでした。

 

こうしてブディアは長距離走の練習をして。

 

わずか3歳でハーフマラソンを2時間4分で走破。

 

ちなみに今年初めに走った「勝手に」ひらかたハーフマラソン、僕は2時間22分でしたけど…。(^_^;)

www.rundietrunner.com

 

3歳でハーフマラソン完走という快挙で、ブディアは一躍、インドマラソン界の大スターとなりました!!

 

さらに4歳になって、フルマラソンを48回も完走しました。

 

ダス先生、ブディアの養父に

 

オリンピックを目指すと公言するコーチのダスは、ブディアの名前でマラソン基金を設立しました。

 

そしてダスは正式にブディアを自分の養子として迎え入れます。

 

さらにスラム街にいたブディアの母親にも仕事を世話し、ブディアの実母から深く感謝されていました。

 

ウルトラ完走後のトラブル

 

2006年5月3日。

 

4歳のブディアは、65kmのウルトラマラソンに挑戦します。

 

この挑戦への批判

 

 

プラミラ・マリク(児童福祉大臣)

 

「あのコーチは自分が名声を得るために幼い子供を利用しているに過ぎない。児童虐待ではないか」 

 

午前4時7分

 

65kmマラソンスタート。

 

彼の前後を10人近い伴走者と5〜6台の自転車隊に囲まれながら、彼がテンポ良く走っている映像が残っています。

 

午前8時30分

 

42km地点到達。(4時間半)

 

気温は34度に上昇。

 

ブディアの顔は苦痛に歪み、かなり汗をかいています。

 

が、伴走している大人たちがそのことを気にしている様子はあまり見えません…。

 

7時間2分経過

 

ブディア、65kmを完走。

 

しかし…。

 

完走の証として首にレイをかけられたブディアの手を引っ張るように、ダス先生はさらに3km先にあるスタジアムまで、ブディアを走らせます。

 

そこにはたくさんの観客や町の有力者がつめかけていたからでした。

 

ところが…

 

その3knを、ブディアはもう走ることができませんでした。

 

彼は倒れ、なんらかの発作を起こします。

 

瞳孔が開いた目で全身から力が抜け、立つことができず。

 

居合わせた軍医によりすぐさまブディアはクルマに乗せられ、スタジアムまで運ばれました。

 

ナヤク軍医の証言

 

「私がいなければ、あの子は死んでいました。あのコーチは幼い子供の命をもてあそんでいる」

 

この時の映像をみていると、虚ろな表情のブディアが、ものすごい勢いで水をガブ飲みしています。

 

まさか、ブディアは、水を与えられていなかったのでしょうか…。

 

しかし、このあとブディアは回復。

 

ダス先生が用意していた医師はブディアを診断し、

 

「心拍もなにもかも極めて正常」

 

であると診断します。

 

児童虐待?

 

この3日後…。

 

コーチのダスが児童虐待の容疑で逮捕されるかもしれない、との報道が駆け巡ります。

 

州の児童保護委員会の命を受けた警察がブディアの健康状態を徹底的にチェック。

 

その結果は…。

 

ブディアの体調には何も問題は見つかりませんでした。

 

マラソン禁止

 

それでも児童保護委員会は4歳のブディアがマラソンを走ることを禁止する、と通達してきました。

 

これには世論も半分に割れ。

 

ダスコーチは天才ランナーを見出し英才教育をしているのか。

 

それとも、児童虐待なのか。

 

コーチの黒い噂

 

そんな中、児童保護委員会は

 

ダスコーチがブディアのマラソン基金から、90万ルピー(約260万円)を横領していると発表します!!

 

この疑惑に対し、ダスコーチは全面的に否定。

 

母親の反乱

 

するとブディアの実母が、ダスコーチを信用できないとして、彼の手からブディアを奪い返します。

 

これにはスラム街を牛耳るグループの手を借りたようで…。

 

そもそも母親のこの行動自体が、

 

「児童虐待で訴えればコーチから大金を受け取れる」

 

と何者かから吹き込まれた結果であるようです。

 

ダス先生の死

 

そんな中、悲劇は起こります。

 

ダスコーチが持っているとされるカネ目当てで、地元のギャングがダスを銃撃し、そのままコーチは帰らぬ人に。

 

その後…。

 

8歳の時、スポーツ特待生となったブディアは、マラソン選手としてのトレーニングを受けるべく新しい学校に通うこととなりました。

 

亡きダス先生について、ブディアは…。

 

「先生との生活はとても楽しかった。僕は虐待なんか受けていない。今でも走っていると、先生のことを思い出すんだ」

 

と述べていました。

 

エピローグ

 

現在、ブディアは16歳になりましたが、児童保護委員会からのマラソン禁止令は未だに効力を持っていて。

 

1,500メートルしか走ってはいけないそうです。

 

しかしブディアはマラソンへの情熱は失っておらず。

 

いつかオリンピックに出たい、という夢を抱き続けているとのことでした。

 

結局、ダスコーチは…??

 

番組では、ダスコーチの所業が結局、児童虐待であったのか、また、ブディアの基金から横領したという疑惑は本当だったのか、明らかにしませんでした。

 

しかし、わずか4歳の子供にフルマラソンを1年で48回も走らせるなど正気の沙汰とは思えません。

 

それどころか…。

 

65kmのウルトラマラソンまで走らせ。しかも34度の猛暑の中、満足に水も与えず。

 

「コーチ」と言っても、そもそも柔道を教えていただけで、マラソンに関してはズブの素人のはず。

 

どう考えても、信頼できるコーチとは思えません。

 

ただ…。

 

残っている映像を見れば、ダスと走っている時のブディアは心の底から幸せそうでした。

 

ブディアは1歳で実母から1,900円でモノのように売られ。

 

売られた先で虐待を受けていたところから救い出したのは、紛れもないダス本人であり。

 

いったい、何が正しいのかは、最後まで明かされませんでした。

 

東京オリンピックは真夏に開催されます。

 

インド代表でブディアが真夏の東京の空の下を駆け抜ける姿を見たいものです!!