走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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今日の旅ラン10キロ、福島和可菜、再び!!

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akizouさんによる写真ACからの写真

 

今日の19時半からの「ふらっとあの街 旅ラン10キロ」は、大阪に続いて福島和可菜が登場します!!

 

www4.nhk.or.jp

 

彼女、見てて楽しいですね!!女性芸能人最速の足は伊達じゃなく、興奮するとめっちゃ速く走ってスタッフがついていけない、ってシーンを何度か見ました。

 

というか、彼女、この番組のレギュラーに昇格したようです!!

 

 
 
 
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またまた㊗️嬉しいお知らせです㊗️ 前回の大阪パワフルランに引き続き、 NHK BSプレミアム 🏃旅ラン🏃 に、また出演させていただける事になりました😆と言うか…㊗️レギュラー決定しました㊗️ 本当に嬉し過ぎる😭👏🏻 これからは、素敵な場所をたくさん旅ランしていきます☀️楽しみにしていて下さい🌈 今回は… 金沢 百万石ラン 新しい出会いがギッシリと詰まった旅😍 放送は… 5月1日(水) 午後7時30分~午後8時 コチラも絶対面白いです🥰 ↑↑↑ 言い切った(笑)✌️ 令和1発目の記念すべき放送🎉絶対見て下さ~い🤩 #新レギュラー決定 #嬉し過ぎる #おめでとう #NHK #BSプレミアム #旅ラン #love #running #金沢 #出会い #絶景 #桜 #歴史を感じる #新たなスタート #必ず #見て下さいな #面白い #走る #mizuno #ミズノ #令和 #一発目 #記念

Wakana Fukushimaさん(@fukushimawakana)がシェアした投稿 -

 

まずは今夜が楽しみです!!!

 

 

「サロマの道の、向こう側」 4日目 〜名物エイド「斉藤商店」のお母さん。優しい笑顔に見送られ、さらばサロマ!!最後まで想定外のお方さま!!〜

鶴雅リゾート

 

鶴雅リゾートさん、サロマ湖100kmウルトラマラソンのオフィシャルツアーの宿泊先でもあるこのホテルは、今回の旅で初めて宿泊した大型のホテル。

 

昨日の悠林館さんは宿泊客は僕たちだけだったのに、こちらのホテルはけっこう宿泊客がいらっしゃいました。

 

食事は朝もバイキング。新鮮な魚介類やサラダ、パンも何種類もあります。

 

腹痛が残っているお方さま。我が妻ながら、盛り付けはとても上手。

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乗り付けが超下手な僕のお皿(^_^;)

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斉藤商店さんへ

 

4日目にして初めての雨。

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取材は今日の昼過ぎまで。20時までに札幌北口店までレンタカーを返却しなければいけません。

 

まず向かったのが斉藤商店さん。68km地点にある名物私設エイドを出されているお店です。

 

一度もたどり着けなかったこの私設エイド。お母さんが切り盛りされている本店さんは、北海道で一番鮮魚が安いと評判です。

 

サロマのコース上は旧店舗で、斉藤商店さんのエイドは黄色いお店という印象ですが。

 

数年前に旧店は取り壊され、現在は青い建物に変わっていますが、斉藤商店さんのエイドは健在。

 

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ちなみに本店さんは、エイド地点のすぐ前、国道横の好立地にあります。

 

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素晴らしい人物

 

本店さんに入ってみると、レジにお母さん、鮮魚コーナーにもう1人の店員さんがいて、店内には2〜3組のお客さん。

 

レジのお母さんは、お客さんが商品を手に取ると、

 

「それはね、炙って食べたら美味しいよ」

 

「それはね、北海道限定の商品だよ」

 

などと、レジから声をかけてくれます。

  

鮮魚や塩干、さらに日用雑貨までとても安く、お母さんが親切で。お客さんがひっきりなし。

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あの、実は僕たち、サロマのウルトラマラソンの…。

 

と話しかけると、お母さんは

 

そうでしょ?!そんなカッコだからそうじゃないかなって思ってたの!!練習に来たの?!

 

最近はどこへ行くにもこんな格好のお方さま。お母さんの目にはサロマ練習に来たランナーに映ったようでした。

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練習に来たの?

 

この質問に対する答えは厳密にはNOですが、

 

過去にサロマに2回チャレンジしてダメで。次こそ完走と思ってたところで心臓病を患い。諦めきれずに小説にしたいから取材に来た

 

なんてややこしい説明で、この嬉しそうに笑うお母さんに水をさしたくない…。

 

僕は

 

そうです!!

 

と答えました。

 

過去2回走ってるんですけど、ここにたどり着いたことがなくて!!

 

というとお母さんは

 

それはダメね!!ここが最初のゴールって言われてんだから。ここには来ないと!!

 

僕たちはお土産に、ホタテの珍味を数種類と、北海道限定の謎の飲み物を買わせていただき。

 

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小原 ガラナ 缶 350ml×24本

小原 ガラナ 缶 350ml×24本

 

  

他のお客さんに忙しく対応されているお母さんに、

 

それじゃあ失礼します

 

というと、お母さんは接客を中断して、お店の横の「白帆」という飲食店に通じるドアを開き、

 

この中の写真も見ていって!!昔の写真があるのよ!!

 

白帆さんの店内に入れてくださいました。

 

斉藤商店さん横の「白帆」さんで撮らせていただいた、旧店時代の私設エイド風景。

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白帆さんで寝ていた、お母さんの愛犬「マルちゃん」。寝ていたところを起こされ、ご機嫌斜めでした(^_^;)ごめんねマルちゃん。

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別れ際、お母さんは僕たちに、

 

今年は、ここまで来てね!!来たら必ず声かけてね!!

 

と言ってくださいました。

 

善意のかたまりのような女性でした。ここに寄っただけでも、サロマに来て良かったと思えるような、懐の大きな女性でした。

 

斉藤商店のお母さん、本当にありがとうございました。できるなら、走ってあなたのエイドにたどり着きたかったです。

 

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最後の復習

 

レンタカーを今日の20時までに札幌のバジェットレンタカーに返却しなければなりません。

 

昨日まで見て来た中で、もう一度、復習して見たい場所を回るタイムリミットを14時と決め。

 

我々は復習を始めました。

 

ややこしかったスタート直後の5km

 

20kmの折り返し

 

30km過ぎから国道に出るあたり

 

42.195kmポイント

 

50kmの坂

 

キムネアップ岬

 

魔女の森

 

ワッカ入り口

 

を3時間かけて回って周囲の動画を撮影し…。

 

タイムリミットの14時を少し回って。

 

ついに、取材を終えることにしました。

 

セイコーマートの美味しいカツ丼

 

北海道の有名なコンビニ・セイコーマートさんでカツ丼を買いました。540円で、丼の下までご飯がたっぷり。

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まだお腹が不安なお方さまはお蕎麦を購入。

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最近ではローソンも店内でお弁当を作っているようですが、先駆者的存在のセイコーマートさんのカツ丼はとても美味しかったです!!

 

こうして、楽しかった取材旅行は終わりを告げ。

 

一路、札幌へと向かいました!!

 

突然のギックリ腰!!

 

約4時間かけて札幌市内に入ると、サロマ湖周辺ではまったく経験しなかった渋滞にはまり。

 

大きな荷物は先にホテルに預けよう、とホテルを探すに手間取ったりで…。

 

レンタカーの返却時間、20時にかなり余裕を持ってたどり着けるはずが、19時半の到着と、けっこうギリギリになってしまいました。

 

たどり着いたレンタカー屋で支払いを待っていると…。

 

ここでお方さまの口から予想外の一言が!!

 

ギ、ギックリ腰なってしもた!!

 

え、ええーー?!なんでよ?重いもの持ったわけでもなく、レンタカー屋でただ立ってただけなのに?!

 

と、とにかく、冷やさなアカン!!

 

お方さまはかつては頻繁にギックリ腰になっていたので、治療のノウハウもよく知っています。すぐに冷やすが鉄則。

 

そばにあったコンビニで氷と湿布薬を購入。

 

最終日のホテルはビジネスホテル、リブマックス札幌駅前。

 

大人2名のデラックスツインで総額7,500円という安さ。

 

何がデラックスかというと、お部屋にマッサージチェアーがついていました!!

 

僕もお方さまも、マッサージチェアーは使わない人間なので、カバン置きになっていましたが(^_^;)

 

ホテルで小1時間ほど、患部を氷で冷やしました。

 

その後、丁寧に湿布を貼り…。

 

注意深く歩いて、ホテルを出ました。

 

最終日の夕食

 

最終日の夕食は

 

北海道はどんな小さな居酒屋でも刺身盛りは大阪の居酒屋と比較にならない!!

 

という都市伝説を検証すべく、ホテル側で見つけた小さな居酒屋さんへ向かいました。

 

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入ってまず失敗した!!と思ったのが全席喫煙なお店だったということ。

 

すぐ出ればよかったのですが、お方さまの腰のこともあり、動き回ることがしのばれて、ここにしようと思ってしまいました。

 

刺身の盛り合わせは新鮮でした。ただ、刺身の一切れ一切れがとても小さく…。

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本場・北海道なのに…。

 

ニシンが好きな僕、ニシンの開きなど食べたことありませんでした!これは美味しかった!!

 

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で、お会計が2人で7,000円弱。結構なお値段でした…。

 

正直言って、ちょっと失敗したかなあ〜。

 

ホテルに戻ると、すぐに冷やしたのが功を奏したのか、お方さまの腰は特に悪化の様子は見られず。

 

温めるとダメなのでお風呂はやめにして、早めにベッドに着きました。

 

(最終日に続く)

「陸海空 こんなところでヤバいバル」美女10人10日10kg太れるか? 4日目 あらわれ始めたギスギス感、チーム内でも軋轢が。全てを洗い流すお風呂は偉大!!

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yumeyumeさんによる写真ACからの写真

 

最新話はこちら

www.rundietrunner.com

 

5日目の模様はこちら

www.rundietrunner.com

 

6日目の模様はこちら

www.rundietrunner.com

 

(記事中、すべてのメンバーさんを敬称略で書かせていただいております。女性を呼び捨てにするのは不本意ですが、テンポよく読むには敬称を省いた方がいいと判断しました)

 

昨日の放送は、美女10人10日間10kg太れるか?の4日目でした。

 

関西地区だけ他の地区と放送時間が1時間遅く、YouTubeでのメンバーの様子とリンクできません!!悔しい〜。

 

スタート時の様子

 

NO. 氏名 年齢 職業 身長  初日の体重
1 池田裕子 31 女優 165 52.6
2 落合真彩 20 モデル 170 52.6
3 胡桃そら 21

アイドル 

仮面女子

147 45.1
4 神部美咲 24

タレント 

恋愛番組MC

163 53.4
5 高野桃子 24 レポーター 157 47.1
6 高見奈央 22

タレント

元ベイビーレイズJAPAN

158 48.5
7 遠山茜子 21 モデル 153 46.3
8 西野未姫 19

タレント 

元AKB

157 51.1
9 鉢嶺杏奈 29

女優 

ミステリーハンター

160 47.8
10 脇田恵子 26 モデル 女優 163 44.6

 

成長の象徴的出来事

 

脇田がファイアースターターで火を起こせるようになっている!!

 

朝、誰かが火を起こしてくれるのを待つだけだった彼女の成長は、メンバー全員が少しずつ成長していることを表しているように思います。

 

で物資=グミ10kg

 

「噛める」という切り口で歓喜するメンバー。

 

朝食=11年前の冷麦

 

賞味期限が11年前に切れている冷麦を…。

 

茹で、

 

ひと口大にわけ

 

オリーブオイルで揚げる

 

パリパリになったスナック状のものに、

 

焼肉のタレ+川の水+オリーブオイルで作ったスープをかけると→料理

 

砂糖をたくさんまぶす→デザート(チュロスっぽい)

 

など、考えて食事を楽しんでいました。

 

朝の体重測定

  

NO. 氏名 年齢 職業 初日の体重 4日目朝 初日との差
1 池田裕子 31 女優 52.6 51.5 ▲ 1.1
2 落合真彩 20 モデル 52.6 50.7 ▲ 1.9
3 胡桃そら 21 アイドル 仮面女子 45.1 44.4 ▲ 0.7
4 神部美咲 24 タレント 恋愛番組MC 53.4 51.8 ▲ 1.6
5 高野桃子 24 レポーター 47.1 45.2 ▲ 1.9
6 高見奈央 22 タレント 元ベイビーレイズJAPAN 48.5 46.9 ▲ 1.6
7 遠山茜子 21 モデル 46.3 44.6 ▲ 1.7
8 西野未姫 19 タレント 元AKB 51.1 49.5 ▲ 1.6
9 鉢嶺杏奈 29 女優 ミステリーハンター 47.8 47.3 ▲ 0.5
10 脇田恵子 26 モデル 女優 44.6 44.3 ▲ 0.3
合計       489.1 476.2 ▲ 12.9

 

残り1週間で22.9kgの増量が必要という事実が示されました。

 

食材探しの旅へ

 

ボーイスカウト歴13年の落合が鉢嶺、池田、脇田、と…。

 

たまたまそばに座っていた最年少の西野で、一泊二日の食材探しの旅に出ることに。

 

西野さんはかなりの抵抗をするも、最終的に同意。

 

何かちょっとトゲない?

 

残ったメンバは胡桃そら(21)、神部美咲(24)、高野桃子(24)、高見奈央(22)、遠山茜子(21)。

 

食材探しに行ったメンバーは、誘った落合は20歳で、西野の次に年下なんですが、ボーイスカウト歴13年という実績からか、あまり年下色が見えないんですよね。

 

置き手紙への不満

 

魚をとるまで帰りません。

家のことはみんなに任せます。

帰宅がいつになるかわかりませんが

心配しないでね。

お風呂わかして待っててね!

がんばってきまーす!

(原文ママ)

 

この置き手紙に対し、残されたメンバーから不満が噴出。

 

「お前らもしっかりやれよってこと?」

「ダラけてたからや」

「なんかちょっとトゲない?」

「何なの?超強気じゃない?」

「『私たちこんだけやってるんだからそれぐらいやってよ』ってこと?」 

「『こっちは冷たい中行くんだぞ お前らのために』みたいな感じ」

 

と、わずか6行のメモ程度の置き手紙を、とてつもなく拡大解釈。

 

女子が陰口をいう時に特有の、いやぁな空気感を醸し出し延々と陰口を言い始めます。

 

しかし、

 

「ダラけてたからや」

 

の一言からも分かる通り、多少の負い目はあったと思われ。

 

その負い目があるからこそ、書き手が意図していないと思われる部分にまで深く行間を読んでしまったと思われます。

 

魚獲得チーム内の軋轢

 

“ムリ”を連発する西野

 

足腰に不安のある池田を水に入れるべきでないため、池田と落合で火起こし、他の3人で魚をとる、とチーム分けしようとすると西野が

 

ムリムリムリ絶対ムリ。魚食わなくていいから!

 

頑として川に入ることを拒否。

 

仕方なく落合、西野で火起こしチームにするも、ファイアースターターで火をつけ、枯葉等に移そうとするのは落合で、西野は座って延々と自分がどれだけサバイバルに向いていないかが分かったと喋り続けるだけで戦力になりません。

 

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風呂チーム

 

風呂チームは置き手紙に怒りを示し、半ば意地になって風呂を沸かそうとします。

 

小屋にあったクーラーボックス(キャリー用コロコロ付き)に川の水を入れ、小屋へと運びます。

 

風呂を沸かす「かまど」を発見し、かまどに火を入れようとするも、これがうまくいかず。

 

落合がファイアースターターで火を起こす術を、誰も習得していなかったようで…。

 

このメンバーはやはり、やや受け身で生活していたのかな、との印象を持ちます。

 

神部の意地

 

意地モードになった神部は、脇田がつけた暖炉の火をかまどに持ってくるというアイデアも潔しとせず。

 

なんとしても自分で火をつけると言い張ります。

 

七輪になんとか引火するも、その火をかまどに入れればすぐに消えてしまいます。

 

2時間、かまどと格闘した彼女は、七輪の火は囲われているからついているのでは、という点に気づき

 

(かまどの火も手前に置くのではなく、)奥の方でつけなきゃいけないって事?

 

という事で火をかまどの奥へ持っていくと、急に勢いよく火が燃え広がり始めます!!

 

なぜ奥だと火が回った?

 

これは煙突が奥にあるので、空気の対流が奥の方で行われていたからではないでしょうか。

 

この部分はとても勉強になる箇所でした!!ナイス神部!!

 

魚捕獲チーム

 

魚、どうしても取れず。

 

火もどうしても起こせず。

 

焚き木が濡れてしまっている場合はサバイバルの達人のエド・スタフォードでも火を起こせない 回がありましたので…。

 

この場所で火をつけるのは至難の技だったと思われます。

 

小屋には薪がたくさんあったので、薪を持ってくるべきだったのかもしれません。後知恵で恐縮ですが。

 

ムリを連発する声の大きい人

 

西野がムリを連発し、他の4人を圧倒します。

 

この状況では西野の主張ももっともかも、と思わせる部分もありますが

 

彼女はただ、自分の強固な「帰りたい」という意思を全員に押し付けているだけで。

 

あまりの彼女の声が大きいので、他の4人が思考停止状態に陥ります。

 

場所を移動し、乾燥した木を見つける、や、雨風がしのげるシェルター状のものを探す、といった選択肢もなくはないでしょうし、その種の議論を全員でし尽くした後の「帰ろう」という結論ならまだスッキリするのですが

 

結局は西野のヒステリックなまでの「ムリ」「私は何があっても帰りますよ」「死ぬ」など、他の人間の議論を許さない意見の押し付けによる方針の決定だったので…。

 

あの部分は見ていてものすごくストレスを感じました。

 

魚捕獲チーム、帰宅

 

年下からは責められず、今後一切、この手紙の話題は出なかった

 

とナレーション処理でした。互いが互いに引け目を感じていたものと思われます。喧嘩に発展しなくてよかった…。

 

かまどに火が入り、

 

綺麗に掃除された浴槽に、水が少しだけだが溜まっていることに、年長チームは純粋に感動し、年下チームに感謝の念を述べたことなどから、

 

引け目を感じていた年下チームも自分たちの働きが認められたと嬉しく思ったものと思われます。

 

その後、落合を除く全員で水汲みをして、なんとか浴槽いっぱいに水をはり、お風呂が沸く状態にまで持っていきます。

 

落合はずっと暖炉の前にいましたね。自らが発起人となった魚捕獲の旅が全くダメだったことに責任を感じていたのかなあ。

 

お風呂の喜び

 

ムダ毛がボーボー

 

とか

 

お尻の穴を洗いたい

 

とか

 

とても若い女性がカメラの前で口にするとは思えない言葉を羅列。

 

過酷な環境でお風呂に入る人間って絵になるなあ!!

 

と再認識しました。人間が、お風呂を気持ちよく感じている様子って、見ていてとても爽快感があります。

 

全員がお風呂で活力を取り戻し

 

夕食は8年前のパスタをオリーブオイルで揚げ、塩を振り。例の焼肉のたれのスープをかけたもの。

 

夕食後の体重測定

 

NO. 氏名 年齢 職業 初日の体重 4日目夜 初日との差
1 池田裕子 31 女優 52.6 52.1 ▲ 0.5
2 落合真彩 20 モデル 52.6 51.1 ▲ 1.5
3 胡桃そら 21 アイドル 仮面女子 45.1 45 ▲ 0.1
4 神部美咲 24 タレント 恋愛番組MC 53.4 51.9 ▲ 1.5
5 高野桃子 24 レポーター 47.1 45.1 ▲ 2.0
6 高見奈央 22 タレント 元ベイビーレイズJAPAN 48.5 47.5 ▲ 1.0
7 遠山茜子 21 モデル 46.3 44.9 ▲ 1.4
8 西野未姫 19 タレント 元AKB 51.1 50.2 ▲ 0.9
9 鉢嶺杏奈 29 女優 ミステリーハンター 47.8 47.9 0.1
10 脇田恵子 26 モデル 女優 44.6 45.3 0.7
合計       489.1 481 ▲ 8.1

 

朝は22.9kg増量でしたが、夜は18.1kgになっていました。

 

このまま太れるのか?!

 

来週は…。

 

次週は丸ごと1時間「さよなら西野未姫SP」だそうです。

 

食材探しの時のムリ連発発言など、悪い面もあるけど明るくムードメーカー的存在でもある彼女。

 

ただ、意外にもろい側面には本人も驚いていた様子で。

 

サバイバル生活リタイア?!

 

と、クエスチョンマークもついていたのでどうなるかわかりませんが!!

 

来週は西野スペシャルだそうです!! 

 

 

「サロマの道の、向こう側」 3日目 〜想定外の連続!!キムアネップから魔女の森を抜け、最終目的地・ワッカへ!!巨大エゾジカとの遭遇、恐怖の森から脱出せよ!!〜

悠林館さんは本当にいいお宿でした。

 

www.yurinkan-saroma.com

 

オフシーズンのため、宿泊客がわれわれ夫婦だけだったと言う理由もあったと思いますが、

 

従業員の皆さんのすべてに真心が感じられ、とても親切なお宿でした。

 

旅館用靴下

 

お宿に泊まると、部屋用に靴下をくれるお宿がありますが、あの靴下が、実はお方さまが大のお気に入り。

 

女性用のV字ソックスが滅多に売っていない、と言う点もありますが…。

 

旅館用靴下のあの薄さ、ホールド感などが、お方さまの足にピッタリ。手にはいれば仕事中はずっとあれを履いています。

 

僕は自分用にもらった分も履かずにお方さまに進呈します。

 

そこで、佐藤二朗似のご主人に聞きました。

 

この旅館用の靴下ですが、うちの妻が大ファンなんです。どこで手に入るとかわかりませんでしょうか?

 

すると佐藤二朗似のご主人は困ったような顔になり。

 

これは…。実はわれわれもネットで購入しているのですが…。最低ロットが1,000足なんですよね…。

 

これにはさすがのわれわれも降参。あきらめました。

 

すると30分後…。

 

ご主人がわれわれの部屋を訪れてくださり…。

 

そっと、靴下を3足分、置いていってくださったのでした。

 

お方さまが履いた分、僕用にもらった分、二郎さんプレゼント分の計5足分。ありがとう、二郎さん!!

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どうやら「和」と書いて「なごみ」と読む靴下のようで、そのキーワードでググれば出てきました。今後はこれで買えそうです!!

 

 

朝食

 

朝食には、例によってホタテ貝。一年目のホタテ貝は稚貝(ちがい)と呼ぶそう。稚貝が無数に入ったお味噌汁と、焼きホタテ。さらに「大統領」と言う名の大きなしいたけと、自家製の厚揚げを炭火で焼いていただきます。

 

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悠林館さん、サロマ当日は…。

 

サロマ当日のお宿の状況を聞いてみると、もちろん一年前から満室。

 

日本中のランニングチームの方々が、押さえられていますので…。

 

とのことでした。

 

ちなみにわれわれ夫婦が2人で泊まった部屋は、当日は7人で寝泊りされるそうです(^_^;)

 

二郎似のご主人も、過去に一度50kmを走られたことがあるそうで、やはりサロマには思い入れがおありのようでした。

 

有名ランナーさんの常宿

 

あの大会って、速く走るだけじゃなく、遅く走っても尊敬されるのがいいですね。毎年うちに泊まられる方で、昨年だったかな、3分前にゴールされた方がいらっしゃいます。

 

史上最年少サロマンブルー、ギリギリゴールで有名なSさんのことだろうと思い、その名を出すと、

 

そうです!!よくご存知で!!

 

とのことでした。Sさんの常宿みたいです。さすがSさん、お宿の選球眼もしっかりしていらっしゃる!!

 

後ろ髪引かれながら悠林館をあとにして。

 

取材2日目

 

われわれはサロマの後半の50kmの取材に向かいました。

 

昨日は中間レストポイントまで行きました。そこからクルマを出します。

 

国道238号線がずっと続きます。左手にサロマ湖を見ながら細かなアップダウンを延々と走ります。

 

やがて60kmの関門を過ぎたあたりに左手に出てくるのが…。

 

キムアネップ岬

 

「キムアネップ岬」。

 

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アイヌ語で「山・細長い・もの」を意味するキムアネップ岬。

 

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前方に大きく広がるサロマの雄大!!

 

ここで目をこらすと、天気次第では見えるかもしれません…。

 

ワッカ・第2湖口にかかる橋が!!

 

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キムアネップ岬からワッカ第2湖口橋をのぞむ

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まだ25km先のワッカの折り返し…。もしかしたらランナーに絶望を与えてしまう情報かもしれない…。

 

キムアネップをあとにした小さな橋で、白鳥を見ました。

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魔女の森

 

キムアネップ岬をあとにすると65kmでやってくるのが、有名な「魔女の森」。

 

われわれは4月に行ったのでこんな感じですが、6月末にはもっと青々と葉が茂っているはず!!

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“魔女の森”の所以

 

ずっと日陰がなかったサロマのコース上で、とつぜん現れる森の日陰。ついついランナーは歩いてしまうのですが、ここで歩くと次の関門に間に合わない!!

 

ランナーを誘惑する森なので“魔女の森”と呼ばれているそうです。

 

斉藤商店さんのエイド

 

魔女の森を抜けると、再び238号線に合流。

 

サロマ大橋を渡り、すぐを左へ。すると左手に有名な、斉藤商店さんの私設エイドが現れます!!

 

斉藤商店さんのエイドといえば、黄色い外装という印象ですが、あの旧店は現在取り壊され、青い外装の建物に変わっています。

 

この前に私設エイドを出されます!!

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ワッカ原生花園

 

このエイドが68km地点、次の関門が69km。

 

この関門を抜けるとまた国道を外れ左へ。

 

今日のお宿・鶴雅リゾートさんを左手に見ます。

 

鶴雅リゾートさんも私設エイドを出されています。

 

これを超えしばらく行くとワッカの看板が見えますが、これは観光客用。ランナーはさらに右へ折れて走ります。

 

こうしてしばらくは湖を後方に離れていき、牧場のような場所を走ります。

 

そして十字路で左折、細い道をJAの施設を見ながら、ワッカへと入っていきます!!

 

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ネイチャーセンターの冷たい対応

 

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ワッカ原生花園。僕たちが訪れた4月24日にはまだ花はほとんど咲いておらず、ずっと寂しい風景が続いておりましたが。

 

サロマ当日の6月最終日曜日には、たくさんの花々が咲いていると思われます。

 

ワッカにはクルマで入ることはできません。

 

しかし、ワッカをこの目で見る、ということが今回の旅の大きな目的の一つ。

 

「ワッカネイチャーセンター」で自転車がレンタルできるということなので、われわれはそこへ向かいました。

 

ところが…。

 

ワッカネイチャーセンターは冬季のため営業しておらず!!

 

準備のため従業員さんはいたものの…。

 

ちょっと冷たい態度で、「冬季ですので」の一点張り。

 

ネイチャーセンターは季節外れの観光客には冷たいな、というのが正直な印象でした。ここへ至る道のどこにも、「冬季のため閉鎖中」の看板は見ませんでした。iPhoneで確認した時も、「営業中」となっていました。

 

北海道の常識を知らずに来たわれわれが悪いのでしょう。

 

ワッカを歩け!!

 

さて、自転車がダメだからと言って、ワッカを諦めるわけにはいきません。こここそ、今回の旅の最大の目的地なのだから。

 

徒歩しかない。われわれは徒歩でワッカへと向かいました。

 

花など一輪も咲いていない、冬季のワッカ。

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恐怖の海風

 

ワッカを歩いて痛感したのが、その寒さです。

 

暖かい日でしたので、ここに入るまではTシャツ1枚で歩いて来ましたが…。

 

木々がなくなり、オホーツク海から吹く北風がダイレクトに体に当たると、恐怖を感じるくらいの寒さでした!!

 

前出のサロマンブルーのCさんによれば、「どんなに暑い日でもサロマは寒い。54kmのレストポイントで必ず上着を持つように」、といつも言われていますが、それがよくわかりました!!

 

ゆっくりのランナーがこのあたりを走るのはもう夕方。なめてかかると絶対に危険!!

 

ゴール目前にして低体温症で走れないという事態も十分に考えられます!!

 

ワッカは寒い!!これ、テストに出るとこです!!

 

折り返しの橋

 

折り返し地点は、ワッカの入り口から約9kmの橋の上。この橋が数年前にできたそうで。

 

お方さまが持っているのは、オホーツク海岸で拾った流木。杖代わりに使い、出るとき元あった場所に戻しました。

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85kmを走って来たランナーには、この橋の登りでさえ、かなりのきつさと思われます。

 

ここを折り返し、来た道へ戻ります。

 

恐怖の森

 

サロマのコースのワッカの入り口は、森のようになっています。

 

われわれ夫婦は、とてもウカツでした。

  

札幌市街にクマが出たというニュースを聞いたのが、北海道に来た初日。びっくりしていましたが、

 

森なら市街よりクマが出て当たり前!!

 

もちろんサロマ当日は、何千人というランナーやスタッフの人々がいるのでクマは近づいてはこないでしょうが、

 

今、ここにいるのはわれわれだけ。

 

クマがいてもおかしくないシチュエーションですが、われわれは全くそのことに気づかず…。

 

ただワッカの全貌を見たい、それだけしか頭になく、暗い森の中をズンズンと進んでしまいました。

 

巨大野生エゾジカ出現!!

 

と、その時!!

 

鹿が!!

 

巨大なエゾジカが、われわれの目の前を飛び跳ねるように横切って行きました!!

 

それも、2頭も!!

 

奈良公園の鹿など、全員がバンビちゃんに見えてしまうほど、その鹿は巨大でした!!

 

黒いふさふさした体毛に、お尻のあたりの毛だけ真っ白だったように思います!!

 

何かに驚き、急いで逃げているかのように、とてつもない跳躍力で一歩ずつを飛ぶように跳ね!!

 

一瞬で現れ、一瞬で去って行きました!!

 

オレたちどこに来てしまったんだ!!

 

このとき初めてわれわれは、自分たちがものすごく危険な場所にいることに気づきました!!

 

鹿がいる場所にはクマもいる。

 

どんな熟練のサバイバリストも口を揃えていうのが、クマには絶対に出会ってはいけない、です。

 

われわれはワッカを見ることに夢中で、われわれ以外誰もいない危険な森に入っていることに気づいていませんでした。

 

ネイチャーセンターの駐車場へと戻ろう。

 

目指す入り口までほんのあと数百メートルでしたが、われわれは来た道を戻りました。

 

なんども後方を振り返り、危険生物が後ろにいないかを確認し。

 

お方さまと2人で、ずっと歌をうたいながら、人間の存在をアピールしながら森を戻りました。

 

こうしてわれわれは、徒歩でワッカを往復。距離は約18km、時間は4時間かかりました。

 

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ゴール地点へ

 

寒さと、久しぶりに20km近くを歩いた疲れとで、車に戻った時はクタクタになっていました。

 

でも、ここまで来たらゴールは目前です。

 

再び、クルマでランナーのワッカ入り口まで戻り、ゴールを目指します。

 

ワッカで低体温症にならなかったランナーなら、もうゴールは目の前。

 

2km先にある常呂町スポーツセンター、そこへ至る道はおそらくビクトリーロードのように応援者で溢れていることでしょう。

 

そして右に曲がるとあっけないほどすぐ目の前にゴールがあるはず。

 

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このスポーツセンターには、サロマンブルー、つまりこの大会を10回完走された皆さんの足型が飾られています。

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絵に描いたようなサロマの夕日を見ました。

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サロマ最後のお宿

 

この日のお宿は鶴雅リゾートさん。オフィシャルツアーの宿泊先にもなっている、有名なお宿です。

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お食事は、海鮮盛り合わせの他はバイキングでした。お方さまはまだお腹に少し不安があったので、負担にならない食事を選ぶことができて、こちらのバイキングにとても喜んでいました。

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ネイチャーセンターで自転車が借りれず、徒歩でワッカを往復という予想外の事態や、さらに巨大エゾジカとの遭遇など、精魂尽き果てた3日目でしたが…。

 

ずっとずっと、この目で見たかった、この足で歩きたかったワッカが歩けて。

 

大満足の3日目でした。

 

(4日目に続く)

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「サロマの道の、向こう側」 2日目 〜お方さま、腹痛!!難関の50kmの坂と、巨大ホタテ貝との戦い〜

北海道2日目、取材初日。

 

しらかばさんの、素晴らしい朝食

 

サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート地点のすぐ前のお宿・宿泊施設しらかばさん。

 

朝の7:30。朝食会場に向かうと、4人いるはずの宿泊客は僕たち2人だけ。

 

朝食は、夕食と遜色ないほど豪華。朝からホタテのお刺身。サロマ湖のとれたてホタテ、この上なく美味しい!!サバ味噌も3切れもあり、それだけでかなりのボリューム!!

 

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実はこの大ボリュームの朝食を食べ過ぎたお方さまが…。

 

このあと、面倒な事態になってしまいます…。

 

サロマ当日の宿泊

 

サロマ当日は、この大きな会議室に、すし詰め状態でランナーが寝泊まりするそうです!!

 

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スタート〜10km

 

さて、宿を出て向かったのは、すぐ前にある湧別総合体育館。

 

 

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この有名なモニュメント。

 

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2015年

 

2015年サロマ、ランニングチーム「ラン友」で記念撮影しました。

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体育館すぐ横の郷土館で…。

 

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湧別町の歴史を勉強しました。

 

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サロマ湖100kmウルトラマラソンはこの体育館の前からスタートし、まずはぐるりと体育館を一周します。その距離約5kmなんですが…。

 

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サロマ湖100kmウルトラマラソン公式ホームページより

 

 過去2回走ったはずなのに、どの角で曲がるのか、どう周回するのかが…。

 

マッタクわからない!!

 

そうだ、オレは重度の方向音痴!!

 

曲がり角など、わかろうはずもなく!!

 

何度も何度も、スタート地点からやり直し、

 

「最初の角は約500m、ここを曲がってみよう!」

 

「アカン!全然5kmにならへん!!やり直し!!」

  

「二番目の角を曲がってみよう!!」

 

「次にどこを曲がる?」

「まっすぐ道なりが左にカーブしてる!!」

  

などとナビや距離計を見ながら、ああでもない、こうでもないを繰り返し。

 

この、わずか5kmの正しいルートを調べ出すのに、実に1時間。

 

お方さまの異変…。

 

方向音痴の僕は、方角に明るいお方さまが頼り。

 

しかしそのお方さまが…。

 

朝食の後から、どうにも様子がおかしい…。

 

実はお方さま、膵臓に、MRIにも映らない、小さな小さな石があるらしく…。

 

脂っこいものを食べ過ぎると、それが痛み出すという持病を持っていて。

 

どうやら、お宿の朝食を食べ過ぎ、その持病が顔を出し始めた様子!!

 

ひどくなればもんどりうつほどの痛さのこの持病!!

 

今はまだ、強い痛みではないけど…。

 

方向音痴と、ハラ痛ナビゲーター…。

 

この旅、ヤバいぞ…。

 

残り95kmの取材道を思うと、思わず慄然とするのでした。

 

10km〜30km

 

その後、初めてランナーはサロマ湖と出会い…。

 

サロマ湖を右手に見ながら、延々と8km程度、折り返しを求めて走ります。

 

折り返してくる無数のランナー、しかしなかなか現れてくれない折り返し地点。

 

焦りに焦ったことを思い出します!!

 

サロマってこんなにキツイのか!!まだ序盤も序盤やのに!!

 

そう思ったことを思い出しました。

 

サロマ湖は見えていますが、道は恐ろしく単調。迫り来る関門…。

 

亀足ランナーには最初の大きな難関になります!!

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30km〜50km

 

このあと、30kmを過ぎて、国道238号線に出る道がなかなか分からず。

 

農作業をしていた地元のおじさんに教えてもらい、やっと道がわかりました。

 

牧場以外何もない一本道にポツンと現れるコンビニ「ハマナスクラブ」さん。

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スーパーとコンビニの中間のようなお店でした。生のニシンなど関西では見たことがなく、2尾で158円って!

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お手洗いにも暖房器具が。北海道あるあるなんでしょうが、寒かったのでありがたかったです。

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ランナーは238号線から脇道に入り、42.195kmポイントへ。

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同じポイントで2015年に撮った写真。

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実は走路の右斜め上には、「愛ランド湧別」という大きな道の駅があります。

 

 

応援者はここにクルマを停め、下に降りてランナーを応援するポイントです。

 

ランナーは50kmの関門まで、238号線を延々と進み。

 

僕が3分も遅れた50km関門。

 

未知の道

 

ここからが未知の領域になってきます。

 

実は旅を始める前に、サロマンブルー、つまりサロマ100kmを10回以上走破されているCさんに、

 

「最も注意して見るべき場所は?」

 

と質問すると、

 

「50キロのところの坂ですね。ここが一番急なはずです。私はいつも歩きです」

 

と答えが返ってきました。

 

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50kmを超えたところにある上り坂、僕が一度も登らなかった坂を、車から降りて自分の足で登って見ました。

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坂の上から振り返った写真です。

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54km地点のレストポイントは「グランティアサロマ湖」というビジネスホテルです。

 

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2015年

 

2015年、青野毬子のモデルの1人・友人のオスカルくんは、ここではまだ元気でした。

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このホテルグランティアは、冬季は休業されています。

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このグランティアさんにたどり着いた段階で17時近く。今日の取材はここまで。

 

すぐそばにある「道の駅 サロマ湖」に立ち寄り。

 

 

宿へ

 

本日のお宿はこの上にある「悠林館」。

 

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とても立派なこのお宿は、前出のサロマンブルー、Cさんが常宿とされていて、われわれに勧めていただいたのでした。

 

俳優の佐藤二郎似のご主人、開口一番に言われたことは、

 

今日、うち、ヒマなんです。池田さまのご予約は小さい方のお部屋でしたけど、大きな方のお部屋に泊まっていただこうと思いまして。

 

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お食事は

 

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これにさらに帆立貝の酒蒸しが1人に2個。しかも1個が、今まで見たどの帆立貝よりも大きい…。

 

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しかも、「ホタテの酒蒸し、めちゃめちゃ美味しいです!!」と言うと、厨房の方が、

 

じゃああと2個、追加で持ってきます!!

 

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腹痛が危険なお方さまは1個しかたべれないので、僕が5個たべました…(^_^;)

 

大浴場で今日の疲れを癒しながら、2日目が更けていきました。

 

(3日目に続く)

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「サロマの道の、向こう側」 1日目 〜僕とお方さま、3度目のサロマへ〜

水都翌日、飛行機へ飛び乗れ!!

 

4月22日、つまり水都大阪ウルトラで大いに盛り上がった次の日。

 

僕たち夫婦はクタクタなカラダにムチ打ち、8時25分に関西国際空港を出る飛行機に飛び乗りました。

 

行き先は、新千歳。

 

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ジェットスターの男性CAは、乳首ドリルでおなじみ新喜劇の吉田裕がちょっと長身になった感じで親しみやすい。

 

新千歳空港内で受け渡しができる段取りで申し込んだレンタルのWi-Fiを受け取り。

 

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www.wifi-rental.com

 

エコカー最安値はバジェットレンタカー。申し込んだ車種はフィット。

 

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新千歳から高速に乗る前にお昼を食べようと、やっと見つけたお蕎麦屋さん。

 

つけとろろそば。香り、のどごし、やはり大阪のそばとは力強さがまるで違う美味しさでした。

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関連ランキング:そば(蕎麦) | 長沼町その他

 

高速に乗り、一路…。

 

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湧別町へ。

 

目指すは、サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート地点。

 

のすぐそばにある「宿泊施設しらかば」さん。

 

2015年のサロマ湖100kmに参加したとき、スタート地点の目の前にあるこのお宿に、いちど泊まってみたいと思っていたのでした。

 

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2食付きでも8,000円もしないお宿。

 

オフシーズンとあって、宿泊客は僕たちの他は、あとおじさんが1人と、若い男性客が2名。

 

若い2人は、ホタテ漁師見習いだそうで、連泊されているとのこと。

 

部屋は豪華ホテル並みとは言わないけれど。

 

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お食事は、とても豪華!!

 

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旅の理由

 

2016年9月13日に、僕は初めて心臓の手術を行いました。

 

心房細動と激しい運動の間に因果関係はない。だから、治ればまたマラソンができる。

 

先生からそう言われ、生まれて初めて心臓に管を入れ、内部から悪い部分を焼き切る手術を行いました。

 

そして2年半。ひたすら復活を信じていましたが…。

 

昨年12月、大阪マラソンの道の上で、突然の再発。

 

主治医の先生も、

 

術後1年以内に再発がなければ、普通はもう再発はないのに…。

 

と不思議がられました。

 

現代医学で心房細動とマラソンの間の因果関係はない。けど…。

 

池田さんの場合は、合わないのかもしれないなあ。池田さんの生きがいを奪うようなことは言いたくないけど、もう長い距離を走るのはおすすめできないなあ。

 

先生のこの言葉は正直、ショックでした。

 

ずっと、一生懸命に練習してきたけど、もう長い距離を走ることはできないんだ…。

 

何人かのランナー友達が、僕にいろいろなアドバイスをくれました。

 

その中には、不整脈がありながらも走っているランナーさんもいらっしゃいました。

 

やりたいことをやらなくて、何の人生だろう。

 

そんな考えも頭をよぎりましたが…。

 

それでも、僕は結婚したとき、これからの人生を妻と一緒に生きていこうと決め。

 

その妻から

 

もう長い距離のランニングはやめてほしい

 

と言われたら、続けるという選択肢はありません。妻の意思は僕の意思です。僕たちはそういう風に生きていこうと決めたんです。

 

もちろん、健康のため5km程度のゆっくりランは、しばらくしたら再開するでしょう。

 

でももうフルマラソンや、ウルトラマラソンは走れない。

 

サロマへの思い

 

2015年、2016年と連続してDNFだったサロマ。

 

2015年、この少し先の関門に届きませんでした

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2016年は冷たい雨のサロマでした。

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次は必ず完走する、と何度も自分に誓ったサロマ湖100kmウルトラマラソンを完走することは叶わなくなりました。

 

キムアネップ岬も、

 

“魔女の森”も、

 

斉藤商店さんの私設エイドも、

 

そして何より行きたかったワッカも、

 

もう行くことはできなくなりました。

 

あの日の悔恨

 

2016年のDNF。まだ自分の心臓が悪いことを知らなかったとき。

 

レンタカーで僕を拾ってくれたお方さまが言いました。

 

せめて、ワッカでも見にいこうか?

 

でも僕は強がって言いました。

 

いいや。ワッカは、この足でたどり着いたときに見る!!

 

あの時、本当は「見に行きたい!!」と喉元まで出かかっていました。せっかく高いお金と時間を使ってサロマまで来て、ワッカも見ないで帰るなんて。

 

でも絶対に、来年は完走する!!その思いを強くするため、あえて見には行きませんでした。

 

でももう、この足でたどり着くことはないのか…。

 

2度目の手術を無事に終えた最初の夜。病院のベッドでそう思うと、僕はとても悲しくなりました。

 

サロマへ行こう

 

次の日、お見舞いに来てくれたお方さまに僕は言いました。

 

退院したらサロマに行こ。

 

どうして?

 

サロマを走る小説が書きたい。でもオレは、サロマの後半を走っていないから見たことがない。そして何より、ワッカが見たい。

 

ワッカにはまだ花は咲いてないかもしれへんで?

 

それでもいい。手術と退院のお祝いと、サロマ取材を兼ねてサロマに行こう!!

 

水都は必須

 

お方さまはサービス業。連休の予定がなかなか決まらず…。

 

何と、4月21日から6日間の連休となりました。

 

4月21日は水都大阪ウルトラマラソン。

 

水都の応援を終え、次の日の飛行機で北海道へ行くという強行軍になりますが、水都応援は必須事項です。

 

天才プランナー・お方さま

 

サロマのスタート地点への最も合理的な移動方法は何だろう…。

 

お方さまが導き出した最適な方法、それはクルマ移動。

 

鉄道や女満別への飛行機移動よりも費用も安く、短い時間でたどり着けるはず。

 

                        料金   所要時間  備考
鉄道 ルート 1名片道   往復2名計    
新千歳〜遠軽 8,240   32,960   4時間半 遠軽駅よりレンタカー代が追加
レンタカー ルート レンタカー代 高速料金+給油代    計    
新千歳〜現地 16,856 13,000 29,856   3時間半 現地まで直接行ける。レンタカー代の追加なし
飛行機 ルート 1名片道   往復2名計    
新千歳〜女満別 20,000   80,000   45分 女満別からレンタカー代が追加

2人で交代して運転すれば、レンタカーがベストという答えにたどり着きました!! 

 

この目で見たい。サロマの道の、向こう側を。

 

こうして、この旅はスタートしました。

 

いわばこの旅は、僕がずっと見ていた夢に対して、決着をつける旅です。

 

僕も、お方さまも、ついぞ見ることのできなかった、サロマの道の向こうは…。

 

果たして、どんな景色が広がっているのでしょうか。

 

サロマを完走したランナーたちは、何を見て、何を思いながらゴールしたのでしょうか。

 

僕の頭の中でサロマを走る女性は、青野毬子と言います。

 

青野は、サロマ湖の美しい青色の、

 

毬子は、北海道の湖で見た毬藻の、それぞれメタファーです。

 

彼女はサロマを走りながら何を見るんでしょうか。どう感じながらあの道を走るのでしょうか。

 

その答えを知りたくて始まった今回の旅。

 

道連れにされるお方さまにとっては、いい迷惑かもしれませんが(^_^;)

 

部屋に戻ると、昨日の大暴れした水都応援と、今日の早朝からの移動、運転と…。

 

疲れがどっと押し寄せてきて。

 

早々に、眠りにつきました…。

 

(2日目に続く)

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