妻:夢…見たよ…
夫:おお!どんな夢?
妻:なんかな…お笑いライブを見に行かなあかんねんけど…
夫:ウンウン。楽しみやん!
妻:行く道が、なんか、アスレチック状の道で…
夫:アスレチック状?
妻:いろんな仕掛けをクリアしやなあかん道やねん…
夫:普通の道やのに?
妻:最大の難関が…
夫:ウンウン。
妻:野生の熊と戦わなあかんとこで…
夫:勝てるかっ!
妻:そこは大丈夫…熊は、挑戦者を襲う直前に、感電させられるねん…
夫:感電?
妻:うん…。本部が、コントロールして、熊の上に落雷を落とすねん…
夫:すごい本部に守られたアスレチックやな…
妻:熊が落雷でひるんだスキに…
夫:「ひるんだ」って(^_^;)落雷でも無事なのね、熊…
妻:挑戦者は熊に「パイルドライバー」をお見舞いするねん…
夫:パ…パイルドライバー?
妻:うん…
夫:感電で痺れてる熊の頭を下げて、後頭部を自分の股に挟んで、折り曲がった腰のあたりを持ち上げ、熊を逆さにして、脳天から突き落とすわけやね。
妻:そう…
夫:できるかっ!
妻:クリアしたあたしは…
夫:クリアしたんかーい!
妻:お笑いライブに行く前に、銭湯行こう思って…
夫:熊と戦ったからね。
妻:女湯に入ったら、まるで通勤ラッシュ並みに混んでるねん…
夫:混みすぎや!銭湯!
妻:洗われへんから、そーっと、男湯に入るねん…
夫:チャレンジャーやな!!
妻:男っぽく振舞いながら、体を洗ってるねんけど…
夫:ウンウン。
妻:やがてザワつき始めるねん…「アイツ、女ちゃうんか?」って…
夫:尋常ではない事態やな。
妻:しゃーないから、慌てて、あたし、男湯を飛び出すねん…
夫:番台も奴も気づけよ!入る前に!
妻:着替えは、ガウンみたいなやつ…バスローブ的な…
夫:銭湯にそんなん持って行かへんやろ!
妻:バスローブのままお笑いライブに行くねん…
夫:メチャクチャやな。
妻:バスローブで見るお笑いライブは…
夫:ウンウン。
妻:「寒いなあ…」って思うねん…
夫:…。
妻:…そこで目ぇ覚めてん…
夫:はよ起きなはれ。