給水所での立ち居振る舞い
さあ!マラソンコースのオアシス・給水所がやってきました!
ここで覚えておきたいことについて記しましょう。
①良いカッコせず、ゴミはゴミ箱に
ごくまれにですが、給水所にいると、まるでトップランナーであるかのように、走り抜けながら水を取り、給水し、道端に紙コップを投げ捨て、走り去っていくランナーがいます。
サブ4さえまだ達成したことがない僕が目撃したということは、遅い遅い、初心者ランナーのはず。
1秒でも削りたい、その気持ちは尊重しますし、そのために一生懸命、練習してきたのでしょう。
しかし、それとマナー違反とは別。
マラソン中継のテレビを見て、投げ捨てるトップランナーに憧れていただけかもしれませんが。
トップランナーでさえ、空き容器をゴミ箱に入れる方もいらっしゃいます。
僕は北海道マラソンが大好きで、2013年〜2015年は毎年、走りました。大好きな大会ですが、唯一、残念なのがこの紙コップ問題。
8月の大会なので、ランナーの給水への執着は他の大会を上回っています。しかし(ゴミ箱が少ない、というのも理由の一つでしょうが)給水所に散乱する紙コップは、もはやマナー云々ではなく、危険すら孕んでいます。
真夏の大会で、並みの大会以上に散乱している紙コップ、さらに周囲には飲むだけでなく、全身から浴びせたと見え、大量の水。踏まれ続けた紙コップがその水と合わさり、溶解したような状態になり、足元が滑る危険が生じています。
逆に、名古屋ウィメンズマラソンは、(走ったことはないので、あくまで噂ですが)女性だけの大会だけあって、このようなマナー違反はなく、給水所周りは綺麗、と聞きます。
潜在的な危険を避けるため、また、もちろんマナー的な意味でも、紙コップはゴミ箱に捨てましょう。
②第1テーブルは激混み
給水所が見えた!喉がカラカラだ!水が欲しい!
そんな人たちで、給水所の第1テーブルは激混み状態。ゾンビ映画っぽい状況が生まれています(^◇^;)
しかしもちろん、テーブルは1台だけではありません。奥にもたくさんあります。
また、水のテーブルが5台続いたら、6台目から10台目まではスポーツドリンクのテーブル、となっているパターンが多いです。
なるべく、1台目のテーブルは回避し、ゆとりあるテーブルで給水しましょう。
③エネルギー補給も、なるべく給水所で
アミノ酸サプリやエネルギージェルなど、水以外の補給を行う際のタイミングですが、もちろん、あなたの好きなタイミングで行えば良いです。
5kmでアミノ酸、10kmでジェル、というパターンが一般的でしょうけど。
ガーミンが5kmを告げたらアミノ酸を摂取、などでも構わないのですが、摂取後のガラ(空き容器)の問題が出てきます。
これも、道ばたにポイってするのは、いかがなものでしょうか。
社会人として良識があるなら、そんな行為には当然、抵抗があります。空き容器はポケットに入れ、次のゴミ箱に捨てよう、という意識が働くことでしょう。
ところが、ジェルの空き容器をいったんポケットに入れて、次のゴミ箱で捨てようものなら、ポケットの中に、摂取しきれなかったジェルの残留物が流れ出てしまって、ポケットの中がベチャベチャ…(^◇^;)
という悲劇に襲われた経験があります(^◇^;)
給水所は、だいたい5kmごとを目安に設置されているので、エネルギー関係の摂取もなるべく給水所で行うことをお勧めします。ゴミはすぐに捨てられるし、まずいジェルも水で流し込めるし。
④「ありがとう!」の一言を!
さあ、給水所を離脱し、再びコースへ戻ろう!
でもその前に…
給水所で作業している皆さんへの感謝の言葉を述べましょう!
全員がボランティアです。賃金など発生しません。なのに、マラソンランナーより早起きして、準備を整え、重く、冷たい水を扱いながら、
「頑張ってください!」
と声を枯らして応援しつつ、水を配ってくれています。
彼らがいないとマラソン大会は成り立ちません。
「ありがとう!」
その一言を残して離脱しましょう!
そのスポーツマン精神が、ボランティアの皆さんへの、せめてもの恩返しです。