さて、歩くワラーチシリーズもいよいよ、本格的ワラーチの作り方をご紹介して終わりになります。
基本的には、木村東吉さんが細かく指導していただいているこのサイトの模倣と思っていただいて結構です。
ここでは、ビブラムシートに中敷を貼る手順は省いています。ビブラムシートの厚さは約5mm、やや薄いですが歩くことを考えたワラーチ用としては問題ありません。
また、そうすることでワラーチ作りがとても簡略化されます。最初の1足目は中敷なしで作ってみて、気に入れば2足目は中敷つきを作る、というのもいいかと思います。
用意するもの
①ビブラムシート
(東急ハンズ心斎橋店6Fで購入。1500円)
②真田紐
(東急ハンズ心斎橋店6Fと、高島屋大阪店7F茶道具売り場で購入。どちらも1m90円を3m分)
③穴あけポンチ(ハトメヌキ)6mm
(東急ハンズ心斎橋店6Fで購入。600円)
④ヘアーゴム
(100円均一ショップで購入)
その他
A4用紙、白の色鉛筆、ハンマー
手順
①足型測定
A4の紙に足を乗せます。このとき必ず、左右ともに均等に体重が乗っている状態にしましょう。そして上から鉛筆でなぞります。
お方さまはシューフィッターなので左右の足型を取りましたが、どちらか片方だけで大丈夫です。鼻緒の位置と、内くるぶし、外くるぶしの位置を記入するのを忘れないように。(くるぶしの真下、のイメージです)
左右の穴あけ位置は、くるぶし位置より約2.5cm程度、つま先側が良いでしょう。
穴あけ位置を決める裏ワザ!!!
実は、こんなサイトが存在します。ルナサンダルの公式サイトにある、サイズの早見表です。ルナサンダルを購入する際にも、とても役立つサイトです。
このサイトの詳細についてはこの記事を参考にしてください。
プリントのマークをクリックすると、足型が出てくるので、それを100%のスケールでプリントアウトします。(上の記事をよく読んで、くれぐれも100%スケールでプリントアウトするようにしてください)
これがあれば穴あけ位置は一発でわかりますね。
②足型にビブラムシートを転写、裁断
いつも「デブログ!!」のイラストを描く際に使用する色鉛筆の白色で転写しました。鼻緒部分、サイド穴部分も忘れずに。
転写完了。あとは普通のハサミで切るだけです。
裁断。
裁断完了。
③穴を開ける
6mmの穴あけポンチが最適の大きさでした。ハンズさんでは「ハトメヌキ」という名前のようです。こいつがないと穴あけは難しい。必需品。
ハンマーで思い切って叩きます。慣れれば、2〜3発叩けば貫通。
貫通しました。
④あとは紐を通すだけ。
この記事通りに通しました。
⑤完成です。
とても簡単。
足の下は5mmのゴムが張り付いているだけ、という、極めてワイルドなはき心地です。
足指が解放され、足底筋や足首も人間が本来歩くそのままの姿で使うことができる履物です。夏場はもちろん涼しい!!
「走る」ためではなく、「歩く」ために、ぜひお使いください〜。