今回の激レアさんは…。
自分では全く知らないうちに世界が認める洋服デザイナーになっていた主婦と、その才能を見出した息子
母=チアキさん
息子=リョウタさん
親子。
例によって、弘中アナから
どんな体験をされた方だと思いますか?
の質問に
若林:息子さんが彫り師で、お母さんが練習相手で背中がタトゥーだらけの人?
と言いますが、これが言い得て妙。
確かに息子・リョウタさんのややアバンギャルドな雰囲気は、彫り師と言われてもぴったりくるイメージです。
弘中アナ:チアキさんが考える洋服のデザインが独特で、あの有名雑誌・Vogueにもその才能が注目されるくらい。
ゲストの東出昌大が、冒頭よりデザイン関係にはかなり明るい人物であるような受け答えをされていました。
今夜の #激レアさん は〜
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) 2018年5月28日
❶何も知らない内に世界が認める洋服デザイナーになっていた母とその才能を見出した息子✨
❷TV番組で話した内容を瞬時に字幕にする人📺
いいかー とてつもない親子が登場するぞ〜‼️そして #東出昌大 が熱い🔥熱い🔥熱すぎるぞ〜🔥🔥#若林正恭 #高橋みなみ #弘中綾香 pic.twitter.com/4uiv1GczWP
いきなりファッションショーが始まり。
親子が手がけた4着の洋服を、本職のモデルさんが着て闊歩されたのですが。
1着目は棟方志功っぽい女性の裸が描かれたセーター、
2着目はまるで子供の落書きのような人物画が服の左右に大きく描かれたもの、
3着目は大きな網目のニットで、左右に花の絵があしらわれて、
4着目は海と虹のバックにイルカが飛び出しているような絵のセーター。
ファッションセンスがない僕には、とても世界的なデザインとは思えません(^_^;)
幼少期のリョウタ
母の手作り
お母さんのチアキさんは、よほど手先が器用と見え。
息子・リョウタさんが幼い頃の服やバッグは全て
お母さんの手作り。
母が編んだセーターの写真が出てきますが…。
真ん中にじゃじゃ丸のイラストがあしらわれ。
白地にブルーのボーダー、
両肩にボタンがあり。
とても手作りには思えない出来。
にっこり笑ったじゃじゃ丸の顔に、いっぱいに詰まった母の愛が感じられ…。
そのセーターの写真を見たとき、なぜか僕は涙が溢れてきました。
小学生のエゲツないイジリ
大阪から兵庫の小学校に転校した初日に、新しいクラスメートから
「その服、なんやねん?(笑)」
的なイジリにあってしまいます。
それが原因で不登校になるリョウタさん。
(いつもは弘中アナ本人が持ってくる「弘中ボード」を、先ほどの外国人モデルが持ってくるという演出がクスクス笑えて面白い)
リョウタ:オカン、もう服、作らんといて!ホンマはアディダスとかプーマが着たいねん!!
チアキ:なんやねんこの子。ほな、買うて来たらええんやろ?
でも母は、
「アジデス」
みたいな、アディダスのパッチもんを買ってきたり。
ストレートな裾のズボンが欲しいのに、足首がゴムになってるタイプを買ってきたり。
子供が欲しいスタイルを絶妙に外してしまいます!
険悪な関係に
母は、息子のためにと思って買ってきた服を全否定され…
息子は小学生なりのトレンドを理解しない母に嫌気がさし…。
こうしてこの親子は、
普通の会話すらしなくなってしまいます…。
息子への愛が溢れた、あのじゃじゃ丸のセーターを見ているので…。
この展開は、とても心が痛いものでした(T ^ T)
リョウタのセンス
やがて中学生、そして高校生になったリョウタさんに変化が。
林家ペーばりの全身ピンクコーデ
志茂田景樹ばりの蛍光色コーデ
かなり奇抜なファッションで身を纏うようになります。
リョウタ:きている服を褒められたんです。そこから徐々に(ファッションの感度が)上がっていって…。
弘中アナ:お母様はこの頃のリョウタさんのファッションをどう思ってたんですか?
チアキ:のどかな田舎の風景に似合うわけがないし。家から出て欲しくなかったです。
音信不通
高校卒業後、服飾系の専門学校へと進んだリョウタさん。
専門学校を卒業後…。
なんと、音信不通になってしまいます!!
実は、母親に
「ちょっと東京に行ってくる」
と行って、あるブランドに就職をしたのですが…。
そのことを実家には全く報告もせず。
それゆえ、お母さんとしては息子がどこで何をしているのか知るすべがない状態になったのでした。
3年間、何をしていたか。
こうしてなんと、3年が経過。
若林:心配でしょ?お母さん?
チアキ:その前の会話のない状態が激しかったから!だからアタシにしたら、「アタシが死んでも連絡するか!」と思ってた。
リョウタさんが就職したブランド、というのが、
リトゥンアフターワーズ、というブランドだそうで。
東出昌大とは会っていた
すみません、僕は聞いたこともありませんでした!!
が!
ゲストの東出昌大はかなり思い入れがあるブランドだったらしく。
その名を聞いた途端、彼のテンションがMAXに駆け上がるのがわかりました!!
リョウタ:ちなみにボク、(東出に)お会いしたことあります。
東出:マジで?「ここのがっこう」で?
リョウタ:と、一回スタジオに来られて。僕そのとき働いていたんですよ。
東出昌大が言うには、7年前にこのブランドのモデルではなく裏方として手伝っていた、とのことで。
この辺の詳細は番組で語られることはなかったのですが…。
実は7年ぶりの再会なのでした。
このやりとりに、弘中アナさえやや意外、って顔をしていたので…。
このキャスティングは意図的なものなのかどうなのかは判別できませんでした。
世界最大イベントへの挑戦
自分でブランドを立ち上げたいリョウタさん。
自らの実力を世界にアピールするため
ITS(イッツ)
と言うイベントを目指します。
「ITS」とは…。
イタリアで開催される、欧州最大のファッションコンテスト。
世界に通用する若手ファッションデザイナーの発掘を目的とした登竜門的なイベント。
世界80カ国、10,000人以上が応募し、コンテストに出場できるのはわずか40組。
わずか0.4パーセント、と言う狭き門。
リョウタの苦悩
「ITS」にエントリーしたリョウタさん。
しかしここで、自己の限界を感じてしまいます。
この時期に彼が作った服の写真は、かなり独創性があるように見えるのですが、
リョウタ:自分しか作れないものではない。
若林:もっとリョウタを入れたかったわけね?
リョウタ:そうです。(写真のファッションには)まだリョウタいない…。
東出昌大が、ジュエリーの勉強をしていた頃、自分らしいネックレスとは、との考えに、
ネックレス、信仰もしていない十字架なんかぶら下げる必要はないな、じゃあ自分にとって大切なものは?ってなった時に、家の鍵を首からぶら下げていました(笑)
と言うカミングアウトが面白かったです。
無欲。母のデザイン
デザインを考えても考えても息詰まる毎日の中…。
ふとある写真に目が止まります。
それが…。
あの、じゃじゃ丸のセーター。
弘中アナ:ファッションとしては、オカンのセーターはどこに魅力があったんですか?
リョウタ:欲がないんですよね。デザイナーの欲がない。
若林:欲はないでしょうね!無欲この上ない境地で!
リョウタ:そこが魅力的…。
3年ぶりの帰郷
こうして3年ぶりに帰郷したリョウタさん。
わだかまりが残っているので開口一番、
リョウタ:オカン、絵、描いて。
と、洋服のデザイン画を要求します。
母側の意地も継続中なので、
黙って20枚の絵を描き。
東出:服作りの勉強をすると、デザイン画は何頭身のモデルがいて、こう言う立ち姿に服を着せる、とか。だいたいみんな同じ規格で描き始めると思うんです。でもお母さん(のデザイン画)は、全身像ですらない。一切無いところから発想すると、本当に自由なものが生まれると言う(見本のようだ)
母、世界的デザイナーへ
イラストを描いて数週間後。
東京のリョウタさんより
リョウタ:オカン、東京に来て。
と言う電話があり。
スカイツリー、浅草寺見学、などに胸を躍らせて上京したチアキさん
しかし、リョウタさんに連れられて行った先は
渋谷のパルコ。
そこでは展覧会が開かれており。
リョウタさんが母の絵を洋服にしたところ、ファッション関係者から好評を得て、展覧会に出品できた、とのことでした。
母はデザイナーとして、パルコで2日間、その場に座らされていただけだったそうです。
息子からの謝罪だったのか?
本来、そこはリョウタさんが座るべき場所だったのかもしれません。母の絵を洋服にしたのは彼の手腕ですから。
しかし、絵を描いた母を座らせた、と言うこと。
それはきっと、母に対するリョウタさんの愛情の表れであり。
ずっと言えなかった感謝や謝罪の意味もあったんでしょうね。
コンセプトなどない
こうしてチアキさんは、気づかないうちに、新進気鋭のデザイナーになっていた、と言うわけです。
この場で、専門家から
「このデザインのコンセプトは?」
的な質問を多く受けるのですが。
そんなものはもちろんないので…。
「息子がお世話になりまして」
この一点張りで押し通します。
でんぱ組.incの衣装を担当?!
デザイン界で徐々に有名になって行ったチアキさんの名前は、やがて
でんぱ組.inc
に衣装提供が決まりました。
このジャケットででんぱ組.incのメンバーが来ている服は、チアキさんデザインのものだそうです!
0.4%の奇跡
そしてなんと…。
前述のITSのファイナリスト、0.4パーセントのうちの1組に選ばれてしまいます!!
ITS@イタリア。
イタリアで開催された、世界的ファッションコンテスト「ITS」。
ほぼ20代の若手デザイナーの中にあって、ダントツの最年長であるチアキさん。
ここではずっとイライラしっぱなしだった、と言うチアキさん。その理由とは。
1)丸3日間、めっちゃ拘束される
2)「あのコンセプトは?」系の質問ざんまい
3)おもんない会食事件
などが彼女をイラつかせました。
会食事件
特に3の会食事件では。
ファッション誌の編集者とデザイナーの会食において。
「あのデザイン、良かったね〜」
的な、チアキさんは全く興味が持てない話題が続いたので…。
「この場所、魔女の宅急便の舞台になったとこらしいね!」
と話題を変えると、全員から
へぇ〜…。
的な、空虚な反応をされてしまい…。
ブチギレたチアキさん、何十人も集まっていた会食の席を蹴るようにして帰ってしまいます!!
キレるとこじゃないでしょ(¯―¯٥)
ただ…。
なんでここでキレたの?チアキさん?(^_^;)
ファッション誌の記者に自分を売り込むの、当然じゃない!
魔女の宅急便とか、今する話じゃないじゃない!
怒ってあなたが帰ったあと、リョウタさんはどんな顔してその場に居続けたんだろう(^_^;)
チアキ:でも次の日からみんなの態度が変わったんです。優しくなったんです(笑)
お母さん!それは優しくなたのではなく…。
扱いづらいから当たり障りなくしておけ、ってなったのだと思いますよ!!(^_^;)
きっと影で、リョウタさんがフォローしまくってたんだと思いますよ!!
Vogueからの提案
しかし…。
ファッション誌Vogueのイタリア版編集者が
リョウタさん親子にだけ、ある提案をされます。
それが…。
ミラノにある老舗百貨店のウィンドウディスプレイを担当してみないか
と言うもので。
数千万の価値!!
普段はグッチ、ディオールなどが担当しているウィンドウ。
ここの使用料は数千万円。
それほど影響力のあるディスプレイ、と言うことでしょう。
リナシェンテ、と言う老舗百貨店のようです。
大きなショーウィンドウいっぱいに、チアキさんらしい明るい空と虹の絵が描かれている、素晴らしいウィンドウでした。
ラベリング
最後に、いつものラベリングを求められた若林は
リョウタくんのこともいっぱい言いたいんだけど、オレはね、
天才のおばちゃん
で行きたい。
と言っていました。
6/4までTverで視聴可能です!!