昨日6/9の「陸海空」は「地球アンケート」と称して。
「ベトナム」と「アルゼンチン」で、それぞれ現地の方2000人にアンケート調査を行い、知っている日本人の名前を聞いて回る、というものでした。
ベトナムとアルゼンチンで有名な日本人
結果は以下の通りです。
ベトナム | アルゼンチン | ||
1位 | 藤子・F・不二雄 | 1位 | 高原直泰 (35票) |
2位 | 安倍晋三 (56票) | 2位 | 鳥山明 (34票) |
3位 | おしん (41票) | 3位 | 村上春樹 (18票) |
4位 | 三浦俊也 (34票) | 4位 | 黒澤明 (17票) |
5位 | 青山剛昌 (31票) | 5位 | 錦織圭 (16票) |
6位 | 羽生結弦 (29票) | 6位 | 本田圭佑 (15票) |
7位 | 中田英寿 (24票) | 7位 | 宮崎駿 (12票) |
8位 | 香川真司 (22票) | 8位 | 三船敏郎 (11票) |
9位 | 村上春樹 (15票) | 9位 | 三島由紀夫 (9票) |
10位 | 福沢諭吉 | 10位 | 大野剛浩 (7票) |
アルゼンチン
10位
アルゼンチンの10位・大野剛浩(おおの・たけひろ)氏は料理人。日本ではほぼ無名な方ですが…。
彼が出演しているテレビ番組が、市販の調味料を使った日本の家庭料理を、スペイン語で紹介する、という番組で。
中南米16カ国で放送されている人気番組だそうです。
9位、3位
またアルゼンチンは読書大国でもあり。
首都・ブエノスアイレスは人口1人あたりの書店数が世界で最も多いのだそう。
三島由紀夫や村上春樹の名前が見受けられます。
8位、7位、4位
また映画への親しみも深いようで。
8位に三船の名前があり、
7位も宮崎駿。
4位が黒澤明。
マンガ人気
日本の漫画も、書店で特設コーナーがあるほどの人気らしく。
特にドラゴンボールが人気で。
20年前から放送されてるアニメの影響で、中南米では自分の子供に「ゴクウ」「ベジータ」などと名付ける親もいるほど、とのこと。
サッカー王国
1位はやはりサッカー選手で。
ボカ・ジュニアーズとはブエノスアイレスを本拠地とするサッカーチーム、国際タイトルはイタリア・ACミランと並び世界最多だそうで。
高原選手はそこでプレーをし、得点もあげた唯一のアジア人選手だそうです。
ベトナム
8位、7位、4位
近年、サッカー人気が強く、今年の1月に開催されたU−23アジア選手権決勝戦 ベトナムVSウズベキスタン戦では、
パブリックビューイングとして4万人収容のスタジアムに8万人が集結したほどで。
香川選手や中田選手の名前が入っていました。
特に4位の三浦俊也氏は、2014年にベトナム代表監督に就任された人物。
東南アジア競技大会では銅メダルをベトナムにもたらし、国民の英雄となられたそうです。
おしんの人気
おしんは62.9%の視聴率を記録したそうで。
1994年、初めてベトナムで放送された際、戦争後で沈滞していたベトナムの人々の心におしんの姿が突き刺さったようでした。
ドラえもんは人生の教科書
1位の藤子・F・不二雄はやはりドラえもん人気。
1992年に出回った漫画は海賊版だったそうで。1998年に正式なコミックが発売されたそうです。
ベトナム子供にとっては人生の教科書というべき作品なんだそうです。
4カ国の総合ランキング
タイ、南アフリカ、ベトナム、アルゼンチンを総合したランキングは
1位 | 安倍晋三 |
2位 | 香川真司 |
3位 | 藤子・F・不二雄 |
4位 | 本田圭佑 |
5位 | 鳥山明 |
となっているそうです。
疑問と正直な印象
ベトナム1位の得票数がわからない
見ているときは気づきませんでしたが。
当ブログを書くため、細かく見ていると気づいたことがあり。
アルゼンチンの結果は、すべてに得票数が入っていたのですが。
ベトナムのランキングにはなぜか、10位の福沢諭吉と、1位の藤子・F・不二雄の得票数が発表されていません。
2位の安倍晋三の56票はきちんとテロップで現れていますが…。
1位の得票数を発表しないと言うのはいかがなものでしょう…。
2000人の174人は…。
現地2000人にアンケート、とのことでしたが。
アルゼンチンの全得票数を足しても174票。
残り1826票はすべて、「その他」な人々に投票した、のか、答えてもらえなかったのか…。
かなり回答率は低いな、と言う印象でした。
以前よりVTRの作りがヌルい
また、VTRの作り方そのものも、不要な部分も多く。
ナスDの無人島のVTRなどは、わずか数秒のナスDのコメントをつなぎ合わせたりして、そのこだわった作り方は、見ているこちらでさえ緊張し、魅入られるもので。
無駄な部分を一切排除した、緊張感あふれるVTRでしたが。
今回のVTRは、テーマそのものもそれほど緊張感が必要なものではないとはいえ。
例えば、おしんの部分に、ぜんぜん関係ないスチュワーデス物語のエピソードを挟んだり。
放送時間を捻出するのに苦労しているかのような、やや間延びしている印象がありました。