神戸の応援に行って、嬉しかったことが2つありました。
速い男性ランナー
それは、36.5km地点で応援していた時のこと。
ガチャピンの着ぐるみで応援していると、かなり速い男性ランナーさん(3時間半ゴール予想くらいの方だったかなあ)が一瞬、立ち止まって僕を見て、
来週の大阪、どうされるんですか?
と聞かれました。
知らない方からのいきなりの質問でしたが、僕はとっさに、
あ、走ります、もちろん!
と答えました。するとその男性ランナーさんは、
良かった!僕も出ますねん!
とおっしゃいました。
そうですか、お互い頑張りましょう!
と僕がいうと、彼は笑顔を残してそのまま走って行かれました。
この間、約5秒くらいかな。
かなり速そうなランナーさん。滅多なことで立ち止まらないはず。
親友がやってるエイドとかなら別ですが。僕とは、初対面。
にもかかわらず、僕の前で立ち止まり、それだけじゃなく話しかけてくれました。
おそらくですが。
このブログを読んでくださっているのでしょう。
で、僕が脚を壊して大阪マラソンに出るかどうか微妙なところだって知ってくださっているのでしょう。
神戸の前日、38km地点にガチャピンで応援している、と書きました。2kmほど、距離は違ったものの、僕だとわかってくれたのだと思います。
大阪を走る、と僕がいうと、彼は一瞬、心からホッとした顔をしてくれました。
あまりに一瞬だったので、お名前をお伺いすることも、ゼッケン番号を写真に収めることもできませんでしたが。
会ったこともない僕が、大阪を走れるか心配してくださっていた彼の心がとても嬉しく思った一瞬でした。
完走ペースの女性ランナー
そしてもう1つですが。
同じく36km地点で応援していたとき。
すぐ先の36.8km関門が15時に閉鎖されるので、それがそろそろ心配になり始めてきた、14時40分ごろ。
1人の女性ランナーが僕の目の前で立ち止まりました。
そして彼女も、先の男性と同じく、
あの…。大阪マラソン、どうされるんですか?
と聞いてこられました。続けて、
あの、ダイエットランナーさんですよね?
と聞いてこられたので、
あ、そうです!
と答えました。
いつもブログ読んでます、大阪、どうされるのか心配で…。
と聞いてこられたので、
大阪、走ります!どうなるかわかりませんけど。
と言うと、彼女は胸のあたりで小さな拍手をされて、
良かったです、応援しています!
と言ってくださいました。
先の男性の時の失敗があったので、僕は
写真、撮らせてもらっていいですか?
と言って、2ショット写真を撮らせていただきました。
この女性も、僕が「大阪は走ります」と答えると、とても嬉しそうな顔をしていただいたことが印象的で。
こんな僕のことを気にかけていてくださったんだ、ととても嬉しく思いました。
写真も撮れたので、僕にとってこのことがいちばん印象的な出来事になりました。
お名前がわからない
ところが…。
この写真、よく見てみると…。
彼女のゼッケン番号さえ、入っていません。
お名前をお伺いすることを失念したので…。
この女性のお名前さえ分からず。
かなりゆっくりペースだったので、先の男性ランナーとは違い、お伺いしようと思えばできたのに。
お名前がわかればフェイスブックで検索すれば、お友達になれる可能性もあったのに…。
と、とても残念に思っていました。
FBでメッセージが
ただ、嬉しかったという、その気持ちをブログにしたためたところ。
なんと、彼女の方からフェイスブックで連絡を取ってくださいました!!
(友達申請をお受けした後のスクショなので、ステータスは「友達になっています」となっている)
もちろん、すぐにFBでつながりを持ち。
彼女の近況を見させていただいたところ…。
走ることが辛い
詳しいことはわかりませんが、どうやら彼女も脚の怪我がまったく治らず。
走りたいのに走れない、かなりツラい時期が長く続いているようでした。
現在も完治したわけではなく。
ランニングに対してかなり苦しい思いをされていたようです。
それでも、彼女は神戸を走って。
今まででワーストのタイムだそうですが、完走されました。
途中で僕なんかに声をかけてくださり。
そのおかげで僕はとても心が温かくなりました。
神戸に行って、良かったです
僕が彼女に、
そして、先の男性ランナーに言いたいことは。
走ってくれて、ありがとう。
僕は声を枯らして応援したけど。
あなたたちがいなければ、応援することもできなかった。
あなたたちが声をかけてくれて、
素晴らしい1日になりました。
そして次は僕の番で。
25日、きっと道の上で、僕はスタートしたことを後悔する瞬間が、何度もあると思います。
だからその時は、おふたりのことを思い出し…。
こんな自分でも、気にかけてくれる人がいることを思い出し、
少しでも前に進もうと思います!!
あの容赦ない太陽の下、
神戸マラソン2018を走った全ての皆さん、
「走ってくれて、ありがとう。」