走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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ランニングログ 10/1 メマトイ消失の生駒山!!これからの水呑地蔵ランが楽しくなりそうな予感!!

 

 






 

ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:

 

今月の累計走行距離:

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心拍数

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今日の体重

今月月初の体重:78.4kg

今月末までの目標:76.9kg

本日の体重:78.4kg

月初からの増減:0

目標まであと:1.5kg

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昨日の摂取カロリー 

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総評

ずっと体を覆っていた疲労感は、炭水化物の摂取を怠っていたせいだと思われる。

 

かなり以前からのドクの忠告通り、1日ご飯を1膳ずつ食べるようにすると倦怠感は消失して体調がとても良くなった。 

 

体調も良くなってきたので久しぶりの水呑地蔵。ゆっくり走ると登りも歩かずに走ることができた。

 

また、夏場あれほど悩まされたメマトイが90%以上消失してすこぶる走りやすくなっていた。

 

これから再び、あそこを練習コースに取り入れることができそうで嬉しい。

 

体重は1.5kg減を目指そうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ブレードランナー2049」に至る3つのショートムービー。

 

 






 

 

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リドリー・スコット監督が35年前に発表したSF映画「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー2049」が、10月27日に公開されます。

 

「ブレードランナー」については近くまた映画評を描きたいと思っていますが、約1ヶ月後に迫った公開を前に、3本のショートムービーが発表されています。

 

35年前の映画「ブレードランナー」は、設定が2019年でした。続編は2049が舞台。

 

この、2019年から2049年の30年間の間に何があったのかが、この3本のショートムービーに描かれて、YouTubeにアップされています。

 

なかなか斬新な手法だと思います。

 

タイムライン順に紹介すると…

 

まず

 

「ブレードランナー ブラックアウト2022」

 

この作品はなんとアニメで、日本人によって制作されています。

 

「ブレードランナー」の3年後の2022年が舞台です。

 

2022年といえば…。

 

「ブレードランナー」に登場したレプリカントのリオンが、

 

「オレは2017年生まれだ、何年生きられる?!」

 

とデッカードに迫る場面があります。

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レプリカントの寿命は4年。

 

つまりリオンは普通に暮らしていれば、2021年まで生きたことになります。

 

リオンやバッティの「ネクサス6型」レプリカントが死に絶えた翌年。

 

「ブレードランナー2049」に続く、重大な事件が発生します。

 

渡辺信一郎監督によるアニメーションは耽美で繊細で、それでいて力強く、「ブレードランナー」の世界観を見事に表現しています。

 

ブレードランナー ブラックアウト2022

youtu.be

 

 2036:NEXUS DAWN

 

タイムライン順で2本目は「2036:ネクサス・ドーン(ネクサスの夜明け)」と銘打たれています。

 

これはリドリー・スコット監督の息子のルーク・スコットが監督しているショートムービー。

 

2022年にレプリカントが起こした事件によって、レプリカントの製造が禁止された中で、ある人物が製造を再開させる準備をしています。

 

驚くべきラストシーンに息を飲みます。

 

2036 :NEXUS DAWN

youtu.be

 

2048: Nowhere to Run

 

そして3本目が「2048:Nowhere to Run(逃走不可)」

 

新作「ブレードランナー2049」の1年前の出来事。

 

レプリカントであることを隠しながら生き続けなければならない者の、悲しい出来事が描かれています。

 

これもルーク・スコット監督作品。

 

2048:Nowhere to Run

youtu.be

 

この3本を見ることで、2019年から2049年までの、レプリカントをめぐる流れはだいたい把握することができます。

 

しかしながら…

 

もっとも知りたいことは…。

 

デッカードとレイチェルは、あれからどうなったのか。

 

デッカードは、レプリカントだったのか?

 

ガフが残した、ユニコーンの折り紙の意味は?

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この究極の問いに、答えは出るのでしょうか。

 

10月27日の公開が楽しみです!!

 

 

 

 

 

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「走ることをやめる」とわざわざ宣言して欲しくない理由

 

 






 

 

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走らない宣言をする人

 

走ることが好きで、SNS等で同じ趣味の人たちとつながっています。

 

そうしていると、ときどき、ある言葉を目にしてとても落ち込む時があります。

 

その言葉とは…

 

「走ることから距離を置く」

 

「ランニングをやめる」

 

といった趣旨の言葉。

 

そりゃあ、その人なりにいろいろな理由があるとは思います。

 

好きで走っていたのに、それを止めようと決意するのだから。

 

まあ、「いつも◯時間でゴールできたたのに、今回は△時間かかった。プライドが傷ついた」などという、他人からすればどうでもいいような理由の時が多いですが。

 

発言主にとっては天地がひっくり返るような出来事ごとなのかもしれませんが。

 

理由はどうあれ、それを趣味としている僕たちにわざわざそんな宣言することないんじゃないでしょうか。

 

走る意味を見失い、相談する人

 

「今、気持ちが弱っている、やめようかと思っているが…」

 

「満足な結果が残せなかった、自分はもうダメなんだろうか」

 

といった、相談的なスタンスならまだいいと思います。相談には喜んで乗るでしょう。同じ仲間なんだから。

 

一生懸命、練習してきたのにダメだった時。どんなに強い人でも弱気になってしまう時ってあると思います。その弱さをさらけ出し、真摯にアドバイスを求める姿は、実は芯の強さのある姿だと思います。

 

いちばん厄介なのは…

 

走らなくても友人関係は

 

やめたいなら勝手にやめればいいと思います。ただ、何も言わず、フェードアウトしていってほしい。

 

フェードアウトしたからと言って、全人格まで否定しようとは思いません。

 

走る繋がりはなくなっても、友人関係まで解消したいとは思いません。

 

「昔は走っていて、もう走らなくなった人」

 

と頭の中で静かにカテゴライズするだけの話。

 

声高に宣言する人

 

厄介なのは、一方的に意思を固めたかのような、「もう走らない」宣言。

 

もう走ることができない、合理的な理由があるわけではなく、「走れる」けれども「走らない」、ことを声高に宣言してしまう人もいるんです。

 

そう宣言してしまった以上、カテゴライズは変わってきます。

 

「走れるのに走らないとわざわざ宣言した人」

 

すなわち

 

「自分の中の何かを自分で処理しきれず、周囲を巻き込んじゃった人」

 

となってしまいます。

 

そうなると、やはりそんな人たちへ向ける目は変わってきてしまいます。

 

そんな宣言は芯の弱さの裏返しにしか聞こえません。

 

それでも、そんな言葉をときどき目にするんです。

 

「まあ、人それぞれだ。その人の意思を尊重しよう」

 

と大人な対応をすればいいんだけど、やはり、どうしてもそう簡単に割り切れないものがあります。

 

そんな言葉を聞きたくない理由

 

特にマラソンの応援をしていたりしたら、そんな思いを強くします。

 

今回の村岡ダブルフル、100kmコースにとっては73km地点で僕たちは応援していました。

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長い下り坂が3km続き、さすがの剛脚ランナーでさえ音をあげて、前ももへのコールドスプレーを欲しがるような、とてつもない急坂。

 

畏敬の念で固まるランナー

 

その初老の男性は、そこに現れました。

 

ちゃんとゼッケンをつけた、正式なランナーです。

 

しかし、「杖」をついていました。

 

トレランポールなどではない、普通の「杖」です。

 

足がお悪い方が使う「杖」です。

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剛脚ランナーでさえうまく走れないその坂を、その初老男性は「杖」をついて走って下って来ました。

 

明らかに、左半身が動かない様子でした。

 

脳梗塞。すぐにその言葉が浮かびました。

 

その男性は過去に脳梗塞を経験し、身体の半分が動かなくなったのだと思われます。

 

信じられませんが、その男性はそんな身体で村岡にエントリーし、走ってらっしゃいました。

 

僕は畏敬の念に打たれ、その男性の前で固まってしまいました。

 

その男性だけでした、コールドスプレーを

 

「左肩にかけてくれ!!」

 

とおっしゃったのは。

 

他のランナーは大腿部や膝、足首へのスプレーを希望しましたが、その男性はただ1人、「左肩」へのスプレーを希望しました。

 

左手で「杖」をつきながら走っているので、かなりの負担が左肩へかかっていると思われました。

 

僕は丁寧にじっくりと、その男性の左肩へコールドスプレーを吹きかけましました。

 

「ああ、ええ気持ちや!!『杖』ついてるから!!左肩が痛くなるんや!!」

 

その男性はそういっていました。

 

僕はブロガー失格かもしれません。その雄姿を前に畏敬の念に打たれ固まってしまい、男性に対して何1つ、言葉をかけることもできませんでした。

 

それどころか、男性のゼッケンの色さえ確認することを怠りました。

 

ただただ、男性が言われるまま、左肩にスプレーをして、彼の苦痛を少しでも和らげたい、ということで頭がいっぱいになりました。

 

やがて男性は自分から、

 

「ありがとう!!」

 

といってスプレーを終わらせると、再び坂を駆け下りるべく力強く走り去って行きました。

 

不自由な身体をモノともせずに。

 

しばらくは声も出せずに、僕はその場に立ちすくんでいました。

 

「盲・ろう」と書かれたビブスをつけて走ってらっしゃるランナーもいらっしゃいました。

 

目や耳、あるいはその両方、が不自由なのに、あんなすごい大会に臨んでいるランナーの存在は驚きでした。

 

数年前の京都マラソンでは、両膝から下に義足をつけたランナーも見ました。

 

僕の友人は、心臓の弁を牛の弁と取り替える手術をして、走っています。

 

友人のてっちゃんは、内臓の一部を摘出してなお走っています。

 

走らない宣言をするランナーへ

 

僕は言いたい。

 

どんな理由があるのか知りませんが、健康な身体、健康な2本の足があるにもかかわらず、わざわざ

 

「もう走るのをやめる」

 

と宣言する人たちへ。

 

その言葉を口にする前に、大会へ応援に行き、彼らの姿を見よ、と。

 

あなたは恵まれた環境にいるのではないか?

 

あなたの中では立派な理由かもしれないが、

 

体の自由を失ってまでも、あるいは、足を失ってでも、それでもなお走ろうとする人たちに、

 

顔向けができるくらい、その理由は立派な理由なのか。

 

もしそうではなく、それでも走りたくないのなら、それでもいい。個人の自由です。

 

ただ、黙って去ってくれ。

 

僕たちは声を枯らし、走りたい人たちを応援するから。

 

 

 

 

 

 

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村岡ダブルフル外伝2・「リアル吉本新喜劇」のランナーたち!!

 

 






 

 

「止まると死ぬ!!」状態のランナー!!

 

73km地点にエイドを設置したわれわれ夫婦。

 

そこは、3kmにもおよぶ長い下り坂が、あと300メートルで終わる地点。

 

要は、下り坂の途中です。

 

通常のマラソン大会では、下り坂の途中にエイドを設置するのはあまりお勧めできません。

 

下り坂はスピードに乗っているので止まらず走り抜けてしまうからです。

 

言い換えれば、下り坂で止まるにはかなりのエネルギーが必要になるため、なるべくなら止まりたくないはずです。

 

常識が通用しない大会

 

ところが、村岡ダブルフルは全てにおいて規格外な大会、そんな常識も通用しませんでした。

 

下りの途中だろうがなんだろうが、エイドがあれば止まらざるを得ない!!

 

特に後半は、僕たちの上にあった公式エイドの水が枯れてしまったようで、喉の渇きを訴えるランナーさんが続出していました!!

 

さらに、坂地獄のこの大会。足の筋肉に与えるダメージは相当なもので、下りが続くこのあたりでは、大腿四頭筋が崩壊状態のランナーが多くいました!!

 

村岡の下りだけで見られる症状

 

通常のマラソン大会で、コールドスプレーで冷やして欲しい2大筋肉といえば

 

「腓腹筋(ふくらはぎ)」

 

「大腿四頭筋(前もも)」です。

 

ところが下りが続くこの場所で、「腓腹筋」の痛みを訴えるランナーはほぼ皆無、全員が

 

「太もも!!前の太ももにお願いします!!」

 

と一様に口にしていらっしゃいました。

 

大腿四頭筋へのコールドスプレーで、苦痛に顔を歪める120km挑戦者。

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しかも後半になれば、足のダメージも大きいランナーが多くなってきて…。

 

コース上で

 

「コールドスプレーありますよ〜〜!!」

 

叫んでいると、まだわれわれまで100メートルはあろうかというランナーが、手を上げながら、

 

「ふとももかけてくださぁ〜〜!!!

 

と叫びながら突進してきます!!(^_^;)

 

ところが!!

 

そんなランナーは大腿四頭筋がもうガクガクになっているので!!

 

われわれのエイド前でピタリと止まることができず!!

 

スプレーを持ってるお方さまに激突してやっと止まる、という、吉本新喜劇の

 

「わしゃ止まると死ぬんじゃぁ!!」

 

のネタをリアルに再現するかのようなワンシーンがなんどもありました!!

 

鯛焼きTシャツのソコヂカラ!!

 

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僕もお方さまも、鯛焼きinしまなみのTシャツを着て行きました。

 

特にお方さまはあのTシャツがお気に入り。

 

「よそ行き」と称して、普段の練習などではめったに着ません。生地が劣化するのを恐れているのです。

 

今回は大会の応援なので、まさに鯛焼きTシャツの出番でした。

 

同じのを僕も持っているので、2人で同じTシャツを着て応援していました。

 

すると、エイドに立ち寄っていただいたランナーさんから、

 

「鯛焼きですよね??!!」

 

「あ!!鯛焼きTシャツ!!私も持ってます!!」

 

「ここ、鯛焼きの、タモンさんのところのエイドですか??」

 

などと、この鯛焼きTシャツでかなり盛り上がりました!!

 

おそるべし、鯛焼きTシャツパワー!!

 

鯛焼きつながりで記念撮影していただいたランナーさん

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驚異の大自然!!

 

快晴→一転、濃霧!!

 

早朝4:30に家を出て、兵庫県香美町に向けて車を走らせていると…。

 

名塩PAで明るくなってきました。5:30。

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天気は快晴の予感。クリアな空が迎えてくれました。6:15。

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ところが!!

 

そのわずか12分後、6:27!!突然の濃霧!!

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トレイルランニングじゃない、ロードを走るマラソン大会なのに、いったい、どんな山奥で開催されるんだ…。

 

と、これから繰り広げられる村岡ダブルフルの困難な道のりを暗示するかのような、天候の急転ぶりでした!!

 

山に住む水棲生物

 

8:19、第1応援ポイント、8kmの登りが始まる地点で…

 

お方さま、カニを発見。

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甲羅の裏には子ガニがびっしりとしがみついていて、めっちゃ気持ち悪かったそうです!!

 

お方さまが草でちょっかいを出すと、ハサミで激しく反撃してきた、極めて気性の荒い性質のカニだったそうです。

 

ちなみに見つけたのはココ。

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近くに沢があるならわかるんですが、いったいどこからカニは来たのでしょう?!

 

 

 

 

 

 

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村岡ダブルフル外伝・「遥かなる、山の呼び声」

 

 






 

 

「あなたは誰ですかぁ〜〜!!」事件

 

村岡の100kmコースで言う所の、30kmすぎ地点でわれわれは最初のエイドを構えました。

 

クルマも停めやすく、さらにコース最大の難所の入り口に当たる場所と見えて、応援者たちも多くいました。

 

何しろ、ここから登りが8kmも続く…と、隣で応援中の「村岡経験者」のお兄さんに教えてもらいました。

 

僕がいた場所は、ちょうど登り始めて100メートルくらいの場所。ランナーは、平坦な道を走って来て、直角に曲がると、この登り口になります。

 

この直角に曲がる前の、平坦な部分でも応援している人はたくさんいました。

 

遥かなる、山の呼び声

 

応援を初めて1時間くらい経った頃でしょうか。

 

!!!博っさーん!!!

 

遠くで、僕の名を呼ぶ声を聞いたように思いました。

 

周囲を見渡すと、平坦部分で応援している人が、こちらに向かって手を振っているように見えました。

 

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しかしこの時は、かなりの数のランナーたちが行き来していた時間帯。たぶん、通り過ぎているランナーたちに手を振っているんだろう、と思いました。

 

この応援している人たちが、まさか僕に手を振っているとは思いにくい状況でした。なぜなら、ここで応援していることは誰にも伝えていませんでしたので、知り合いがいるとは思えなかったからです。

 

そういうわけで、500メートルほど手前で応援しているこの人たちのことはあえて無視して、僕たちは応援を続けました。

 

ところが…。

 

www.rundietrunner.com

 

上の記事にも書いたのですが、いちばん応援したいてっちゃんがこの30kmすぎ地点になかなか現れず、ヤキモキしていた時、先ほどと同じ声が、先ほどよりも大きな声で歓喜の雄叫びをあげました!!

 

「てっちゃん来たぁ!!てっちゃん来たぁ!!博っさん!!てっちゃん来ましたぁぁぁ!!」

 

500メートル手前なのに、その声ははっきりと聞こえました!!しかも、今度は明らかに僕の方を向き、てっちゃんが来た方向を指差してくれていました!!

 

やっぱり、さっき僕に声をかけてくれてるのか?と思ったのは正しかったんだ!!

 

この時僕は確信しました!!

 

依然して、歓喜に満ちたオーラで、全身を使って僕にてっちゃんの到着を示してくれているその人影に、僕は叫びました!!

 

「あなたは誰ですかぁぁぁ〜〜!!」

 

「しのけんでぇぇぇす!!!」

 

この500メートル離れた場所で、地声でやり取りする2人に、周囲で応援している他の人たちからクスクス笑いが漏れていました(^_^;)

 

そうです!!

 

「しのけんさん」という僕の友人が、同じようにこの場所で応援していらっしゃったんでした!!

 

一体なぜ、こんなに離れた場所なのに、しのけんさんはすぐに僕だとわかったのか…(^_^;)

 

それはいまだに謎です…。

 

とにかく、早くから僕に気づき、手を振ってアピールしてくだすっていたのに、最初の方、気づかずに黙殺してしまったしのけんさん!!

 

本当に申しわけありませんでした!!(^_^;)

 

そしててっちゃんの到着を教えてくださって、本当にありがとうございました!!

 

なんで??!!ワラーチランナー率が高い!!

 

NHKの「グレートレース」なんかを見ていても、上位入賞者のほとんどがHOKAを履いている、なんてレースもありました。

 

いまや長距離ランニングシューズの流行は、明らかに厚底ゼロドロップ。

 

好き/嫌いは別れるかもしれませんが、デザイン的にもカッコよく、実績もある厚底シューズで、少しでも過酷な環境を乗り切ろう、と思うのが人情ではないでしょうか。

 

ところが、日本一の累積標高を誇るこの大会で目立ったのは、流行りの厚底ではなく、ワラーチでした。

 

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正確な数を数えたわけではありませんが、とにかく目についたことは確かです。

 

明らかに、他の大会よりもワラーチ利用者は多かったと思われます。

 

トルデジアンやUTMBの上位入賞者に、薄いゴム一枚のサンダルを履いた人がいましたか?(^_^;)

 

彼らにそう伝えたかったですが…

 

たぶん、彼らはそんなことはどうでもよくて…

 

舗装路のウルトラマラソンなのに、2550メートルを登り、下りするこの大会に参加しよう、と思ってしまう精神構造を持つ人たちは…

 

きっと、速く走るとか、そんなことよりも、人間らしく、原始に帰って動き続けたいという、へそ曲がりな人たちが集結しているせいだと思われます!!

 

どうしてそんな人たちが集まるか、というと…

 

きっと、

 

「山が呼んでいる」

 

からなのではないでしょうか!!

 

 

 

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ランニングログ 9/26 炭水化物の摂取で体調良好も、体重激増!!

 

 






 

ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:5.10km

 

今月の累計走行距離:104.42km

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心拍数

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今日の体重

今月月初の体重:79.1kg

今月末までの目標:77.1kg

本日の体重:79.4kg

月初からの増減:+0.3kg

目標まであと:2.3kg

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昨日の摂取カロリー 

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総評

 

8/1以来、意識的に炭水化物の摂取を抑えて来たが、9/24に村岡へ応援に行った際、久しぶりにカツカレーやおにぎりを食べると、それまで感じていた体のだるさ、重さがすっきりと解消された!!

 

その日以来、少量の炭水化物は摂取すると、あの一日体が動かないような不調は解消した。

 

が、カロリーは少ないがやはり体重が一気に増えて恐怖レベル。

 

 

 

 

 

 

 

 

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村岡ダブルフル・誰も知らない最後の勇者。〜悪魔に打ち勝った彼は、モンスター・スロープに挑んだ〜

 

 






 

 

いろんなマラソン大会に応援に行きますが、大会ごとに違った、「特に応援したいランナー」がいます。

 

今回、村岡ダブルフルウルトラランニングで特に応援したいと思っていたのは、てっちゃんでした。

 

去年、僕とほぼ同じ時期に大きな手術をしたてっちゃん。

www.rundietrunner.com

 

 

彼が受けた手術は、僕が受けたものとは比べ物にならないくらい大きな手術、それこそ、本当に、生と死を分けるレベルの手術でした。

 

さらにその数ヶ月前にも、網膜剥離の手術も受けていらっしゃいます。

 

人生の大きな転機を、僕とほぼ同時期に経験したてっちゃん。

 

彼に対して、僕は勝手にシンパシーを感じています。

 

先日の「鯛焼きロゲイニング」ではすっかり元気になった姿をみんなに見せてくれて、

 

「村岡の100km走るからな!!」

 

と鯛ロゲ参加者全員に宣言したてっちゃん。

 

これは、応援に行くしかあるまい!!

 

その思いを強くして、僕もお方さまも、余念無く準備をしていたのでした。

 

応援ノウハウ・2ヶ所での応援

 

フルマラソンでもウルトラでも、われわれはなるべく、2箇所で応援したいと思っています。

 

1ヶ所目は、ランナーにまだ余力のある地点で。

 

2ヶ所目は、いよいよ辛くなって来ている地点で。

 

フルマラソンでは…

 

フルマラソンで言えば、1ヶ所目は7km地点くらいです。ランナーはまだ笑顔、余裕の表情で会話ができてハイタッチもできます。

 

フルマラソンで言えば、2ヶ所目は30〜35km地点。「30kmの壁」を過ぎ、エネルギーが枯渇し、フラフラになる地点。

 

もうやめようか、と思っているこの地点で応援をもらえば、「やめるわけにいかない」と言う消極的な事情も発生しつつ、「もう少し、頑張ろう!!」と言う積極的なモチベーションにも火がつく、絶妙な応援ポイントです。

 

100kmウルトラでは…

 

それが100kmマラソンになったら…。

 

1ヶ所目が30km地点になります。フルマラソンで言えば、フラフラになっているはずの地点。

 

いくら100kmランナーが鉄人とは言え、30km地点でフルで言う所の7km地点の元気を保っているかと言えば、決してそんなことはないはずです。

 

それでも、100kmで言えばまだ前半なんです。ランナーは来るべき後半に余力を残しつつ、この地点を通過しなければなりません。

 

続々と通過する、バラエティに富んだランナーたち

 

「村岡ダブルフルウルトラランニング」は100kmの他にも88km、66km、120kmのランナーがこの地点を通ります。距離によって若干、コースも違うため余力具合もさまざま。

 

ビール片手に現れた、66kmランナーもいました。

 

余裕の笑顔で通り過ぎた、88kmランナーもいました。

 

最終的に120kmを走破したランナーは、涼しい顔をしてこの地点を過ぎて行きました。

 

なぜか村岡の100kmだけは完走できずリベンジを誓っているランナーも、しっかりした足取りで通過して行きました。

 

しかしながら…。

 

なかなか、てっちゃんはやって来ません。

 

彼はフルマラソンを、手術前は3時間17分で走っていました。そもそもの潜在能力が違います。

 

「もしかしたら、僕たちがこの地点に到着する前に、通り過ぎてしまったのかも…」

 

と言う疑念すら湧いて出ました。

 

「てっちゃん来たぁ!!」遠くから聞こえた声

 

その時、遥か遠くから、

 

「てっちゃん来たぁ!!てっちゃん来たぁ!!」

 

と言う、歓喜の叫び声が聞こえました!!

 

てっちゃんは人気者なので、彼の到着を待っていた応援者は他にもいたのでした。僕より前の場所で応援をしていた人が先に彼を見つけ、歓喜のあまり叫んだ声が僕の耳にも届いたのでした!!

 

そして…

 

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後続のランナーはまばらになっていましたが、笑顔で坂を登ってくるてっちゃんの姿が見えました!!

 

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冷えた炭酸水を手渡すと、

 

「美味いなぁ!!これ、何か入ってるの?」

 

と明るい声で言いました。何も入っていない、ただの炭酸水ですが…(^_^;)

 

「完走できそう?」

 

僕の問いに対し、相変わらず、明るく、ハキハキした口調で彼は言いました。

 

「うーん、完走はしんどいかもしれんなあ」

 

大手術を終えてまだ1年足らず。無理は絶対に禁物です。

 

「そうなんや。無理したらあかんで!!」

 

「オウ、わかってるよ!!」

 

「一応、次は70km地点で応援する予定なんやけど…」

 

「わかった!!じゃあ70kmまでは必ず行くようにするわ。ホナな!!」

 

そう言って、彼は登りが8km続くモンスター・スロープに戦いを挑むべく、力強く登って行きました!!

 

70km地点へ 

 

さて、次は70km地点へ。

 

エイドも兼ねた、4番目の関門が73.3km地点にあります。関門は15時ジャストに閉鎖。

 

ここを目指してクルマを走らせました。

 

駐車に適した場所がなく、1kmほど離れたところにクルマを停めました。

 

エッチラオッチラ歩いて。

 

第4関門の300メートル手前、下り坂の途中にわれわれのエイドを設置しました!!

 

下り坂の途中。止まれないランナー

 

そこは長い下り坂の途中。

 

通常のマラソン大会なら、下り坂の途中にエイドを設置してもダメです。ランナーは止まらず、通り過ぎて行くからです。

 

しかし、坂しかない村岡は、通常のマラソン大会とは違います。

 

フラフラの足で、3kmもの下りを駆け下りて来たランナーたちは、必死で止まろうとしていました。

 

ここで止まらなければ!!

 

水分、エネルギー、コールドスプレー、などを補給しなければもう進めない!!

 

必死の形相でストップをかけて、僕たちのエイドに立ち寄ってくれるランナーたち。

 

44kmコースにとってこの場所はまだ13km地点。

 

まだまだ元気な44kmランナーの笑顔はとても輝いていました!!

 

オレンジゼッケンは44km。マスクを脱いで炭酸水、フルーツを一気飲みした黄レンジャーさん!!素顔写真はNGでした(^_^;)

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ゴールドゼッケンは120km、勇者の道の挑戦者。それでも足の痛みにコールドスプレー希望者続出。

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待ち人、来らず

 

3年前の福知山マラソン以来の再会になる友人や、走ってるとは知らなかった44km挑戦の美女軍団。

 

さらに30km地点でビール片手に現れた破天荒ランナーも、73km地点にやって来ました。

 

鯛焼きマラソン主催者のタモンさんは、お姉さんと一緒にやって来ました。 

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44kmランナーも加わり、太陽は村岡の坂道に照りつけています。

 

炭酸水、氷、グレープフルーツはあっという間になくなってしまいました。

 

コールドスプレーも、最後の一缶を残すのみになってしまいました。

 

まだ来ていない友人たちのために、わずかに残った物資はとっておくことにしました。

 

そして…

 

14時45分。残り時間が迫って来ました。

 

300メートル下にある関門は、15時閉鎖。

 

もう時間がありません。

 

てっちゃんは来ません。

 

彼には70km地点、と言いました。

 

ここは73km地点。

 

もしかしたら、70km地点にいるのかも知れない。

 

そんなはずはないのですが、僕は矢も盾もたまらず、坂道を上に登り始めました。

 

まだまだ諦めていないランナーたちが、痛い足をこらえて必死に坂を下ってきています。

 

「ナイスランナイスラン!!関門はこの下すぐにあるよ!!」

 

「わかったありがとう!!」

 

すれ違う何人ものランナーたち。

 

村岡の100kmがどうしても走破できず、リベンジに挑んでいるランナーがいました!!

 

「たぶんギリギリ間に合いますよ!!」

 

僕は彼に言いました。数百メートル下にいるお方さまに電話を入れ、彼が行くから水とフルーツを事前準備するよう伝えたかったのですが、山が深すぎて電波が届きませんでした!!

 

僕はさらに登りました。

 

「70kmまでは必ず行くようにする」

 

と約束してくれたてっちゃんの声がまだ耳に残っていました。

 

そして約束の70km地点に来ましたが…。

 

てっちゃんはいませんでした。

 

もう、時間はありません。

 

僕は下りました。お方さまがいる場所まで。

 

この写真は14:55:52秒に撮影。関門まであと1km、下りを利用し全力疾走で通過を目指しています!!

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下りながらも、背後からてっちゃんが来ないか、なんども振り返りながら…。

 

でも、彼は来ませんでした。

 

「まだあの手術して1年たってないねんから、無理したらアカン。てっちゃんがここまで、って判断したんやったら、その判断が正しいに決まってる!!」

 

と合流したお方さまも言いました。

 

関門閉鎖

 

15時。

 

関門は、閉まりました。

 

僕とお方さまは、荷物をまとめて、帰る準備をしました。

 

てっちゃんが来ないか、何度も振り返りました

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炭酸水やコールドスプレーの大量の空きボトル、ゴミが満載されたゴミ袋二つ、などを抱えた僕とお方さまを見て、関門で作業されている人たちは皆、

 

「お疲れ様でした!!」

 

と声をかけてくださいました。

 

僕たちも挨拶を返しましたが、最後の待ち人がこなかったので、どことなく、力のない挨拶になってしまっていたと思います。

 

ゴールを見に行こう

 

近所にはいくつも温泉の施設があるようでした。お方さまは温泉でも行こうか、と言ったのですが、僕はどうしてもゴールを見に行きたいと思っていました。

 

ゴールは村岡小学校。

 

クルマを走らせ、邪魔にならない場所に駐車し、ゴール地点へと向かいました。

 

ちょうど、66kmの表彰式が行われていました。

 

タスキは120km、「勇者の道」を走破した証。

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知った顔が誰かゴールしないかな…と待っていましたが、結局、誰も現れず。

 

お方さまは明日は早く出勤しなければなりません。

 

「楽しかったね。じゃあ、帰ろうか」

 

クルマに戻ろうと思ったその時…。

 

再会

 

ゴール前の縁石に腰掛けている人物が目に入りました…。

 

てっちゃんや!!\( ˆoˆ )/!!

 

てっちゃんがそこに座っていました!!

 

収容バスで、荷物があるこの小学校まで来ていたのでしょう。

 

「てっちゃん!!」

 

とわれわれ夫婦は彼に駆け寄りました!!

 

「おぉ〜」

 

てっちゃんは笑顔で言いました。でも、いつもの力強さは感じない笑顔でした。

 

「残念やったね!!」

 

と僕は言いました。

 

「そやねん…。70kmで待ってる、って言うてくれたやろ?そやから絶対そこまでは行こう!!って思っててんけど…。足が動かなくなってなぁ…ごめんやで」

 

「かまへんかまへん!!」

 

「73.3kmの関門まであとちょっとやったけど。下りやのに足が出ないねん…。後ろからクルマが来て。『もう関門、閉まりました。これに乗って、関門まで行きますか?』って言われたから」

 

僕は思いました。ええっ?!じゃあ、てっちゃんは僕たちのすぐそばまで来てた、ってこと??!!

 

「でも関門までもうちょっとやから。『いいや、自分の足で行きますわ』って言うて、関門までは自力で走ったけどな」

 

もう関門は閉まっているから、自力だろうがクルマだろうが関係ないのに、動かない足で、這うように関門まで走ったのは、バカな意地です。

 

でもてっちゃんらしい。

 

彼は約束を守ったんです。

 

僕たちが、あの場所を早く離れすぎただけで。

 

「クルマに乗らんで、1人だけで、あの坂、下ってたら…。なんか、ボロボロ、涙が出て来てなあ…」

 

「てっちゃん…」

 

「また、大阪城のあの坂で、練習しやなあかんな!!2、3回、あの坂、上り下りしよか!!」

 

「2、3回じゃあかんやろ!!(笑)」

 

「そやな!!100回、200回、練習しやなな!!」

 

そう言って僕たちは別れました。別れ際も、彼は立ち上がることができないことを詫びていました。足がガタガタで、立つことができなかったのです。

 

精一杯の変顔でおどけるてっちゃん。足が辛く、立ち上がれませんでした。

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誰も知らない最後の勇者

 

「てっちゃん、悲しそうやったね…」

 

とお方さまが言いました。

 

きっと、これに向けて、かなりの練習をして来たんだと思います。

 

てっちゃんにとって、初めての村岡とのことでした。モンスター級の坂は、彼の想像を超えていたのかもしれません。

 

しかし、たった1年前に、内臓の一部を摘出し、体内に巣くった悪魔との戦いに打ち勝ち、そこから挑んだこの村岡ダブルフル。

 

敗れはしたものの、73kmまでたどり着くなんて、とてつもない回復ぶりでしょう。

 

この日、147人のランナーが「勇者の道」120kmを走破し、勇者の称号を得ました。

 

でも、ここで、悔し涙を流しながら、次の戦いへの闘志を燃やしている彼もまた、誰がなんと言おうと、勇者に違いない。

 

と僕は思いました。

  

 

 

 

 

 

 

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