妻:夢…みた…
夫:お!久しぶりやん!
妻:パンブラ怪獣がおってな…
夫:なに怪獣?
妻:パンブラ怪獣。
夫:なにそれ?
妻:パンツとブラジャーだけの怪獣。
夫:なんじゃそれ?
妻:アタシの実家の庭、よく、お腹すかせた野良猫が、なぜか行き倒れてるやん?
夫:そうやなあ。
妻:叔母さんが、みんなを助けてあげてるから。行き倒れ野良猫は、あの庭に行けば助かる、って知ってるみたいに。
夫:そんな感じやなあ。
妻:パンブラ怪獣も、そんな感じで行き倒れててん。あの庭に。
夫:野良猫と一緒の怪獣…大きさは?
妻:オバQくらい。
夫:そうなんや…
妻:そのまま叔母さんの家に居候するねん。
夫:オバQやん…
妻:めっちゃドジな怪獣やねん…
夫:オバQやん…
妻:でも憎まれへんヤツで…
夫:オバQやん…
妻:ある時、叔母さん一家と怪獣で、イタリア旅行に行くねん…
夫:突然やな!
妻:あと、飼ってる柴犬も一緒に。
夫:柴犬なんか飼ってないやん!
妻:そやけど、夢では飼ってるテイで。
夫:なるほど。
妻:ところがイタリアで、パンブラ怪獣のドジのせいで、柴犬が逃げてまうねん!
夫:ええ〜。異国の地でペットが逃げたら最悪やな!
妻:みんな、パンブラ怪獣をめっちゃ、責めるねん!「なんでしっかりヒモ持っとかへんかったんや!」とか、「どこに目ぇつけてるんや!」とか。
夫:…。ドジは承知の居候やろうに…
妻:パンブラ怪獣、ない知恵を必死にしぼり、考え抜いたあげく、だした結論が…
夫:うんうん。
妻:イタリアは南北に細長い地形やから…
夫:うんうん。
妻:全員が、横一列になり、手をつなぎ…
夫:…。
妻:イタリア全土を、北から南に歩けば、柴犬は見つかる!という…。
夫:…。
妻:そのアイデアを提案した直後、家族全員からパンブラのやつ、袋だたきにあう、という…
夫:まるで藤子不二雄の世界やな…
▼「パンブラ怪獣Tシャツ」をシュミレーションしている、の図