〜鯛焼きウルトラにエイドで参加すべく、一路、しまなみ海道へと車を走らせていた。カーナビが若干、不正確で、よく分からない〜
妻:たぶん、ここは右車線走ってたら大丈夫やと思う…
(実際、その先で道が左右に分かれ、右車線を走っていて正解だった)
夫:(やや大げさに)すごいなあ!レーコの言う通り、右車線を走ってたら大正解やったわ!
妻:フフン。(ニヒルに笑うが、悪い気はしていない)
(数時間後…)
妻:…そやから、ドボルザークは、絶対、あそこで、電車の音に聞こえる音を作曲したんやで!鉄オタやったから!
夫:(真偽のほどはどうでもいい)へえ!そうなんや。レーコはなんでも知ってるなあ!!
妻:フフン。(悪い気はしていない)
(お分かりだろうか。夫婦仲を良好に保つ秘訣として、「相手をなるべく肯定する」と言う手段がある。よほどのことがない限り、相手を肯定していると、相手は決して悪い気はしないし、喧嘩にもならない。他愛もない日常会話で、不必要な我を張って、くだらない喧嘩になるより、相手を肯定する方が、よほど楽しく時間が過ごせると言うものだ)
(これが、お方さまになると、こうなる)
午前6時ごろ。
夫:(運転している妻を気遣い)レーコ、コーヒー飲む?
妻:いらん!
夫:…。
午前7時ごろ。
夫:(スピード超過気味の妻に)パトカーが見えたよ!スピード落としや!
妻:80km制限で、90kmやろ?!捕まるわけないやろがっ!
夫:…。
午前8時ごろ。
夫:(ハンドルを握っている)ガソリンが少ないね。あのスタンドで入れよか?
妻:130円やん!高い!まだいけるやろ!!
夫(心の叫び):!!!!全否定かよ!!!!