「死にそうになっても、走ってたら、なんとかなります!!」
聴衆に向かって哲ちゃんは言いました。
もちろん半分は冗談でしょうけど、『あの病気』から生還した本人の言葉だけあって、半分は本当なんだと思います。
走っていても、『あの病気』に倒れた友もいます。でもあの会場には、僕が知る限り、最低でも3名は、生還したランナーがいました。きっと、他にもいらっしゃるんだと思います。
あの場にはいらっしゃらない方で、余命宣告までされたのに、生還したランナーさんもいます。
「走るって、ええのぉ!!」
と哲ちゃんは続けました。その言葉で、伝説の打ち上げは幕を閉じました。
「BORN TO RUN」の中の名セリフ、
「人は歳をとるから走らなくなるのではない。走らなくなるから、歳をとるのだ」
哲ちゃんの言葉が、この名セリフとオーバーラップしていきました。

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"
- 作者: クリストファー・マクドゥーガル,近藤隆文
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
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鯛ロゲの打ち上げと、タモンさん&翠さんの結婚おめでとう会を兼ねたパーティは、130人が集まり、「横綱 通天閣店」にて開催されました。
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130人の宴会って…(^◇^;)こんな大規模な宴会、今まで経験したことあるかなあ…。
大人になってからの人間関係っていつもどこかに利害関係が付いて回るもの。
なんの損得勘定もなく、子供の頃のように、友情だけで、こんな大規模な人数が集まったことって、経験したことがないかもしれません。
宴会はいきなりトップギアで始まりました!!
まずは今日の鯛ロゲの順位発表!!
もう全員がハイテンションのため、司会の山口さんやタモンさんがなにを言っているのかはほとんど聞き取れず!!
何かの賞??を授与すべく、読み上げられるチーム名の方々は、ほとんどがその場に不在!!
130人参加してるのに、読むチーム、読むチーム、不在って(^◇^;)!!
いったいどれだけの規模の大会だったのだ!!(^◇^;)鯛ロゲ!!
そしてチームMDKの、大規模な「松崎しげるものまねショー」が始まって!!
いったい、いつの間に仕込んだのだ?!と思われる、7名ものバドガールダンサーズを従えた松崎しげるが「愛のメモリー」を熱唱(^◇^;)
並み居る女性陣よりも、哲ちゃん扮する「てつこ」に人気が集中するという異常事態も発生…(^◇^;)
「てつことならイケる!!」の声も多数、聞かれました。(なにが「イケ」るんだか…(^◇^;)
久野先生演出によるサプライズ、突如、誕生日ケーキが登場して、前後2週間の皆さんの誕生日がお祝いされたり。
われわれは、お方さま手描きの、タモンさんと奥さんの似顔絵イラストをお渡しして。
久野先生はさらに、鯛焼きウルトラのマークにそっくりの、鯛の形をしたお皿をプレゼントされていました。
このマークにそっくりなお皿…。どこで見つけてこられたんだろう?
虎カメラマン・ユキちゃんは、信じられないほどよく通る声でお祝いを絶叫したあと、哺乳瓶の形をした大きな容器に、お菓子をたくさん詰め込んだものをプレゼント。
そのほかにもたくさんのプレゼントが、タモンさんと翠さんの結婚のお祝いにプレゼントされて…
↑この写真、なぜタモンさんは鯛焼きマスクを後ろ前にかぶっているかというと…。
感極まって、号泣しているからでした。
そして最後の主催者挨拶。
タモンさんの口から、意外な言葉が出てきました…。
今回の鯛ロゲは、鯛焼きウルトラinしまなみにおいて、エイドや裏方を担当した人間に対して光を当てたい、という願いから発案された、小規模の予定だった企画。
それを、ここまで大きい大会に膨れ上がらせた理由。
それが哲ちゃんだった、ということ。
第一回の鯛焼きウルトラ、僕はサロマのため出られませんでした。でも関西ランナーの間では伝説になっているあの逸話については聞いています。
その逸話とはこうです。
第一回鯛焼きウルトラのスタート前、哲ちゃんが相棒の安ちゃんとミニコントをしたあげく、オチで大阪城公園の噴水にハマる、という大ネタで皆を笑わせた、という有名なエピソード。
そんな鯛焼き愛あふれる哲ちゃんが、第3回の鯛焼きinしまなみは、『あの病気』の療養のため参加が叶わず。
(この病気についてはこの記事に書きました。)
鯛焼きしまなみに参加できなかった哲ちゃんですが、病気を克服した今、
「次の鯛焼きには必ず出るから!!」
とタモンさんに告げていたそうです。
この病気を克服したということが、タモンさんにとってもどれだけ嬉しかったことか。詳しくは書きませんが、 きっと、他人事とは思えなかったのでしょう。
「次の鯛焼きには必ず出るから!!」哲ちゃんの言葉を受けたタモンさんは、ミニ鯛焼き、と言ってたイベントを、本大会、いやそれ以上の規模で開催することを決意されます。
そして今回の、この規模の大会になった、というのが、真相だったそうです。
そうか、そんな深い、熱い理由があったのか…
この時ばかりは、参加者全員が、笑いながら、泣いていました。
とにかく、知っている人も、知らない人も、
何の利害関係もなく、
ただ、タモンさんと翠さんの幸せを願い、
ただ、タモンさんと彼を慕うスタッフさんが仕掛けたこのイベントに感謝し。
ただただ、誰もが、みんなの幸せと健康を祈って。
あの場にいました。
なんて幸せな光景なんだろう、と僕は思いました。