(写真はイメージです)
今週も、番組はナスD組とU字工事組の2組の状況を同時並行的に紹介してくれますが。
U字工事組がロケをしている集落には、以前ナスDがプライベートで事前取材を行なっている部分で。
U字工事のロケの様子と、ナスDの事前取材の様子が
やや複雑な展開となっていました。
ナスD組
ナウンくんに会いたい
視聴者プレゼントのためシピポ部族の泥染を大量に入手する必要があるので、プエルトフィルメーサを再び目指すのですが。
本心は、以前、そこで出会った少年・ナウンくんと再会したい、という思いが強いようでした。
前回、ナウンくんがあまりにいい子なので、ナスDは、ナウンくんの将来に幸あれ、と強く願っている姿が印象的でした。
前回は雨季だったため船でいけたのですが、今回は乾季のため陸路でいかねばならず。
サンフランシスコ村の強欲ババア
まずは船でサンフランシスコ村に上陸します。
そこでは以前、詐欺同然でとつぜん3曲歌い出した婆さんに10ソル(約330円)ぼったくられた苦い思い出がある場所。
今回も同じ婆さんが、同じように歌を歌い…。
しかも4曲。
前回と同じ10ソル渡そうとしたら、婆さんが激昂します。
お前、以前は100ソルくれただろう!
と。
あまりの激しさに手がつけられず、仕方なく100ソル渡すことに。
ホルヘは婆さんのあまりの強欲ぶりに腹の虫がおさまらない様子ですが。
突然の再会!!
ここにとつぜん、ナウンくんが現れます!
ナスDたちの到着が待ちきれず、数キロ先のプエルトフィルメーサ村からこのサンフランシスコ村まで、モトタクシー(三輪のタクシー)で迎えに来てくれたのでした!
会いたかったナウンくんとの感動の再会は、強欲ババアに100ソルぼったくられた直後、という、良かったのか悪かったのかわからないタイミング。
でも天使のようなナウンくんの笑顔が、強欲ババアとの悪い後味を洗い流してくれました。
文明と部族
サンフランシスコ村からプエルトフィルメーサ村まで、ナスDたちはナウンくんが乗ってきたモトタクシーで向かいます。
その途中にパドレベルナルド村という集落があり。
最近はバックパッカーがここまで来ていて、観光地化しているものの。
4/20にトラブルを起こした外国人が殺されるという事件が発生しているとのことで。
文明はもうすぐそこまでやって来ている
すごいスピードでシピポ部族の村々を飲み込んでいる
ただ、今はまだ変わらないこの村で幸せを感じた
いつかはこの集落も変わるだろう
ナスDはそう綴り、こんな部族の集落にまで文明が押し寄せて来ていることへの複雑な胸中をのぞかせていました。
ナウンくんの村でナスDとの再会を喜んでくれる部族の皆さんの笑顔には屈託がなく。
心から再会を喜んでくれているのがよくわかる映像でした。
U字工事組
U字工事組の仕事は、呪いに関する調査。
かつて山奥に存在したカウィ村で、6年前、とつぜん15人もの村人が姿を消す、という事件が発生しました。
それは何者かが呪いをかけたせいだと決めつけた人々は集落を捨て、別の場所に新たに新しいカウィ村を作ります。
が、新カウィ村の人々のやり方についていけない人々が別にサンサルバドル村を作ったらしく。
先週はそのサンサルバドル村で、人々とともに狩猟に同行し、同じ食事をとり信頼を得て、呪いについて聞き。
新カウィ村へ
今回は新カウィ村へと向かいます。
新カウィ村の先住民たちは、客をもてなす、という意味もあったとは思うのですが、装いがこれまでの先住民たちと違っていて。
サンサルバドルやナウンくんのプエルトフィルメーサ村でも、先住民たちはTシャツやジーンズを履いていますが、新カウィ村の人々は、いかにも原住民といった装い。
布を体に巻き、顔には原住民的な化粧。
どこか、取っ付きにくい壁を感じます。
マサトを飲む
まずはいつもの「マサト」と呼ばれるユカ芋の発酵種を出されます。
これが巨大な盃に、何リットルも入っている代物…。
全部飲み干す必要はないらしいのですが、口をつけて信頼を得なければいけません。
U字工事は一口、二口ほど飲んで先住民の信頼を得るものの…。
ナスDは
同じことをされた際のナスDの映像が出て来て。これはおそらく、以前彼がプライベートでいった事前取材の映像と思われ。
4リットル分のマサトを一息で飲み干し、長老がドン引きしていました!
しかし、そこまでしてくれる外国人に悪い気がするはずがなく。
さらにイモムシまで…。
また、バケツいっぱいに入ったイモムシ50匹を、ナスDは現地人たちが見守る中、あっという間に全部食べてしまっていました。
あまりの彼の食べっぷりに、先住民たちの顔に徐々に笑顔が浮かんで来て。
最後にはリーダー格の人物に「兄弟」と言われるまでの信頼を勝ち得ていました。
イモムシの味は、
「皮の中に液体が入っているので、イクラに似ている。いくらより皮が硬く、中の液体は薄いミルクでとても美味しい」
とのことでした。
しかしウヨウヨとうごめくイモムシを、普通の人はあれほど美味しそうに食べることはできないはずで。
それを50匹も平らげるナスDの姿は、まさに先住民に溶け込む能力に秀でた人物であることがわかります。
こっちの人が食べているんだから美味しくないはずがない
朝に食料を獲りに行って取っておいてくれる気持ちが嬉しいから、それがスパイスになっちゃうんですよね。(だから全部食べる)
これがナスDの特殊なノウハウ、頑なな先住民の心を溶かす方法なのですが。
彼にしかそんな特殊な能力は使えません。
U字工事にそこまでの能力はない
もちろんU字工事にそこまでの能力はないので…。
彼らなりに先住民に溶け込もうとはするが
ナスDほどの信頼関係は築けず。
新カウィ村の先住民たちと魚を取りに川に行き、獲った魚介類を一緒に食いながら、少しずつ呪いのことについて聞こうとします。
呪いについてのインタビュー
福田:みなさんがこっちに来るきっかけになった呪いの話なんですけども。
先住民:戦士である我々には呪いという卑怯な文化は存在しない。気づかないうちに外のものが持ち込んだ
福田:前の村にはそういう人がいたってことですか?
先住民:そうだ、いつしか村の中にもそういう恐ろしい行為をする者が潜んでいた
福田:それはどういう方法で呪いをかけるんですか
先住民:前のカウィ村では50年もの間、平和に暮らせていた。しかしそこでとつぜん多くの村人が亡くなった。時を同じくしてある集団が村を離れサンサルバドル村を作った。呪術医は奴らのグループに属していた。だが呪術医は奴らと行動をともにすることなく姿を消した
福田:もしその呪いをかけていた人が見つかった場合、どうなってしまうんですか?
先住民:罪のない村人が大勢殺された。許すわけにはいかない。
しかし、この質問の応酬により先住民たちが興奮して来て、まだそれほど深く信頼しているわけではないU字工事に対し、激しく激昂します。
こうしてインタビューは終了。
行方不明、と聞かされていた15人は死亡していて、それはシャーマンに夜呪いで殺された、ということがわかって来ました。
ではそのシャーマンは…。
①どうして呪い殺したのか?
②どこに行ったのか?
という疑問を提示して終わりました。
画面右上に
次週完結!
となっていたので、この呪いシリーズは来週には完結するみたいです!!