昨日京都マラソン2023の応援に行ってきました!!
思えば3年前。京都マラソン2020が終わったあと、すべてが変わりました。
この段階でコロナの足音は我々の背後ギリギリにすでに達していました。
そして京都マラソン2020を最後に、ほとんどすべてのマラソン大会は中止となってしまいました。
思えば3年前のこの日も雨でした。
そして昨日。ついに3年ぶりに開催された京都マラソンに、僕たち夫婦も応援に行かせてもらいました。
午前8時30分
阪急嵐山駅到着。
3年前もヒヨコ仮装で応援していたさえみんたちと合流し、いつもの6km地点へと向かいます。
早朝はかなりの土砂降りでしたが、この頃には雨も上がり始めていて。
気温も思った以上に高く、そのせいか蒸し暑く。
僕たちの装いは、Tシャツの上にモンベルのトレントフライヤーを着て、その上から着ぐるみ。
6km地点での応援はかなり暑く感じていました。
昨日の応援者の数は、これまでの京都マラソンの応援者に比べて、
かなり少ないように感じました。
・コロナが収束したわけではないこと
・1日中雨の予報だったこと
を考えると当然かとも思いましたが、応援者としては逆に、場所が確保しやすく応援しやすい環境でした。
午前9:30〜10:30まで、我々は渡月橋そばの6km地点で応援していました。
雨はずっと、降ったり止んだり。でも雨脚は弱く、気温は上がり、ムシムシして来ました。
雨のためスマホがうまく取り出せず、シャッターチャンスを逃すこと多し。でも京都生まれの東京在住の友人の姿はキッチリ収めました!!
雨よけ兼寒さ対策の雨ガッパ姿で走るランナーが多いですが、僕は、雨ガッパなんか早く捨てればいいのに、と思っていました。後半は晴れる予報でしたし、このころはかなり暑かったから。でもこの考えは間違っていたことを後ほど思い知ります。
関門延長??!!
我々がいた場所は、第1関門のすぐそばでした。
そろそろ次の場所に移動するため歩いていたら、
今まで聞いたこともないフレーズが聞こえて来ました。
第1関門、閉鎖時間を5分延長します!!あきらめないで!!関門を越えて!!
関門時間の延長なんて聞いたことがありません!!
しかしそれを言っていたのは6時間のペーサーさんでした。
そもそも京都マラソンの制限時間は6時間なので、6時間のペーサーというか、完走請負人みたいな存在。
要は6時間ペーサーの後ろにいる人は完走できないわけです。
その6時間ペーサーの人が、第1関門に到着するや、今来た道を逆走し始め、
第1関門、閉鎖時間を5分延長します!!あきらめないで!!関門を越えて!!
と、自分の後ろにいるランナーさんに声をかけ、逆走を始めたのでした。
その言葉通り、第1関門は10時2分に閉鎖予定でしたが、なんと10時7分まで開いていたのでした(-∀-`; )
歩くのが早いUTMF完走者
一緒に応援していたさえみんと津田さんはともに去年のUTMF完走者。
165km、累積標高7500mという人間離れしたレースを完走した猛者中の猛者。
歩くのが異様に早いUTMF完走者。ま、待ってくれ〜(-∀-`; )
第2応援地点に到着すると、お方さまが
暑いからトレントフライヤーを脱ぐ!!
と言いました。
前述の通り、僕たち夫婦は、シャツの上に雨具であるトレントフライヤーを着て、その上から着ぐるみを着ています。
11時過ぎにこの場所に到着したとき、雨はほぼ上がっていて、蒸し暑さがピーク。
もう雨も降らないだろう、との判断で、お方さまは雨具のトレントを脱いだのでした。
ここで少なかった応援者たちの合流組が着てくれました。
福士加代子は突然に
突如、現れた福士さん!!
彼女の走り方は特徴があります。誰よりも綺麗なフォームで、一歩一歩が飛ぶような、絵に描いたような綺麗なフォーム。
腕の曲げ方にも特徴があって。
その、飛ぶようなフォームでやって来たのですが、僕を始め、福士さんがペアランナーで走っているとは知らなかったので、
!!福士さんやぁぁぁ〜!!
と叫んでしまいました!!
その声が届いたようで、直前まで隣のランナーとおしゃべりしながらジョグっぽく走ってた福士さんは
足の速い一般ランナーさんとおしゃべりをしながら走る福士さん
「!!福士さぁぁん!!」の声に気づいて…
明らかに沿道に話しかけています
何を言ってるのかはまったく聞こえませんでした
そして文字通り、飛ぶように走り去ってしまいました…
ビキニ美女、出現!!
合流組の1人・横光さん。
ビキニ姿に見えるのはエプロンですが、
遠目にはマジでビキニ姿に見えます!!
ビキニ美女が応援に駆けつけてくれました!!
ガチャピン、ムック、ビキニ美女でお送りしております!!
の掛け声で応援すると、
36km走って来て苦痛に歪むランナーの顔も、
ほんの少し、ほころんでいました。
久野先生は12時15分に36km地点を通過。余裕の表情。
3年前は一緒に京都の応援をしていたアンディも力強く通過。
雨、そして寒さ
お昼を回ってしばらくすると、
(…あれ?もしかしたら…寒い??)
さっきまで蒸し暑かった空気が、一気に冷気を帯び始めました。
ビキニ型エプロンをつけていた横光さんもウインドブレーカーを羽織っていました。
お方さまも、一度は脱いだトレントフライヤーを再度、着ぐるみの中に着込んでいました。
雨脚はどんどん強くなっていました。
着ぐるみは雨を吸ってすっかり重く、冷たくなっていますが、
中に着たトレントフライヤー(ゴアテックス入り雨ガッパ)のおかげで濡れることはありません。
家から持って来た温かい飲み物を飲みながら応援を続けます。
コールドスプレー
オレ:足、痛いヒトぉ〜!?
有美ちゃん:!!はぁい!!(強く挙手)
オレ:そんなアナタに!!コールドスプレー!!熱い筋肉を冷やしましょう!!
と、有美ちゃんのナイスアシストでコールドスプレーに寄りやすくなり、
ランナーさんがひしめく結果に。
過酷な環境をランナーは走る
京都在住一級建築士ハッシー先生は今年も走っていました。
ちなみに3年前の京都マラソンにおいて、彼女のユーモア溢れる手作り雨ガッパの話はこちら。
奈良マラソンを一緒に応援してくれたみっちゃん。
彼女が発した一言が、この日の京都マラソンの過酷さを言い表していました。
すごく、寒いんです!!
スタート前は、雨は降るだろうけど気温は下がらないのでは、と思われていたこの日。
その予想通り、午前中は、土砂降りになったり、雨脚が弱まったり、
雨は絶え間なく降りながらも蒸し暑く、寒さ対策のレインコートなど不要に思われていました。
でもお昼を過ぎ、1時を回ったあたりから空気が急速に冷え始めた印象です。
それは走っているランナーでさえ寒く感じる空気でした。
丸太町で応援していた際、救急車の音を2,3度聞きました。低体温症で運ばれたランナーさんかな、と思いました。
結局、雨は最後まで上がることはなく、後半は寒さがランナーの敵となる、過酷な環境下だったと思います。
それでも、3年前の京都マラソン2020で止まってしまったマラソン大会の時計は、ゆっくりとですが、再び動き始めたように思います。
戦い済んで
冷たい雨の中、走り続けるランナーさんたちを、
おかしな着ぐるみを着て応援していた我々です。
まあ誰に頼まれたわけでもなく、走れるわけでもなく、
ただランナーさんとの思いを共有したく、
ずぶ濡れで声を枯らした我々も、
京都マラソンの再開を心から待ち望んだ1人です。
昨日、京都を走られた皆さん、
大雨に濡れながら応援した皆さん、
本当に、お疲れ様でした。