半年前、某百貨店の支店から本店へと異動になったお方さま。
新しい職場はお笑いのハードルが低い、とつねづね不満顔。
ある日、職場のデスクに見慣れぬ文房具が置いてあった。それはポストイットだったのだが、極彩色で彩られた、お方さまは見たことがないデザインのポストイットであった。
たまたま隣にいたA子さんに、お方さまが言った。
妻:これ…フセン、ですねんねえ…。アタシ、何かわかりませんでしたわ…
A子:ホンマですねえ〜。こんなカラフルなフセンなんて、誰も使いませんよねえ?
妻:いや、志茂田景樹やったら使いまっしゃろ。
A子:?!志茂田景樹ィ?!(*≧∀≦*)!!(*≧∀≦*)!!志茂田景樹ってかいな?!信じられへん!!(*≧∀≦*)!!(*≧∀≦*)!!そんな名前!!普通、出てきまへんやん!!(*≧∀≦*)!!(*≧∀≦*)!!あ〜腹イタイ!!志茂田景樹ィィィ??!!(*≧∀≦*)!!
はるか向こうにいたB子まで…
B子:ええっ?!志茂田景樹って言いはったん??!!(*≧∀≦*)!!志茂田??景樹ィって??!!このフセンみて?!カラフルやから??!!(*≧∀≦*)!!めっちゃおもろい!!池田さん、爆笑クイーンですやん!!(*≧∀≦*)!!
この、予想外の大爆笑に、お方さまはただ呆然と立ち尽くすのだった…
「…志茂田景樹って言うただけやん…。何にもオモロイこと言うてないやん…オモロ度を計測するスカウターあったら、オモロ度2%やで…。この子ら、オモロ度低すぎるわ…」
地球人を見下すベジータのように、本社勤務の人間のオモロ度の低さに驚くお方さまなのだった…