今回の激レアさん。赤のジャケットがまぶしいおばあちゃんと、スリーピースをピシッと来こなす剃髪・色白男性のお二人。
若槻千夏(ゲスト):アダムスファミリーの方ではないですよね?
若林:宗教を作ったけど信者が集まらなかった人??
などと発言します。
確かにスーツの着こなし感と色白なルックス、若い男性も剃髪で、眉毛をかなり描いていらっしゃって。
アダムスファミリー感はかなりありました!!
おばあちゃん、ワダキョウコさんの正体は…。
「それまでずっと専業主婦だったのに、80歳にして急に不動産屋さんを始めた上に、24時間営業にしたおばあちゃん。」
激レアさんは常に主人公の名前はカタカタで表記されますが、ワダキョウコさんは「和田京子不動産」を営業されているからか、感じで表記されていました。
京子おばあちゃん、80にして突然不動産会社を始めた理由は…。
リベンジ
でした。
悲しみの訳あり住宅スパイラル
なんと、京子おばあちゃん…。
7軒連続60年間ワケあり住宅
に現在も居住中、とのこと。
例その1:水回り激弱(げきよわ)住宅
高台に建ってる家が気に入り購入した京子おばあちゃん。朝起きて蛇口をひねったら、水が出ない!!
自分の家だけかと思い、お隣に聞きに行くと…。
おばあちゃん:あら?知らなかったんですか?って(隣人は)キョトンとしてる。「この地域は高台だから水道の圧が低くて、夜中しかお水でないんですよ」って。
台地の一番下に貯水タンクが作ってあって。ヤカンだのバケツだので(水を)汲みに行くんです。
飲むだけじゃないでしょ、お洗濯もある。子供はまだ生まれて3ヶ月。毎日お風呂に入れなきゃならない。もう1日、水汲みしてる感じで。ヘトヘト!!
例その2:便意即ダッシュ住宅
汲み取り式のトイレがついてはいたが、ホース(恐らくはバキュームカーの)が届かなかったため、家のトイレは使えない状態だった。
トイレに行きたくなったらどうしてたんですか、の問いには、
京子おばあちゃん:駅まで走った!!
若林:えーー!!一日、何回くらい(トイレに)行く感じですか?
京子おばあちゃん:どんなに我慢したって4回くらい。だからなるべく食べないようにしていた。
このように、7軒にも渡ってワケあり住宅に住まわされた京子おばあちゃん。
なんでこんなにも自分は何度もワケあり住宅に引っかかるんだろう?
・自分自身
・説明しない不動産業者
・取り巻く社会
に対する鬱憤が、半世紀以上たまっていました。
79歳の転機:ご主人との死別
自分の役割は終わった。いつ人生を終えてもいい
ふさぎ込むおばあちゃんを心配した孫の昌俊さん。
ワケあり住宅ばかりつかまされた、という話を聞いていたので、
宅建のテキスト
をおばあちゃんに渡し、
「習い事でもして見たら?」
とアドバイス。
なぜ宅建?
どうせなら何か資格が取れる方が目標ができるんで
という理由で宅建をチョイスしたそうです。
半世紀以上、欠陥住宅に悩まされてきた京子おばあちゃん、テキストを開くと知りたかった知識が満載!!
水を吸う砂漠のように知識を吸収!!
79歳で予備校生に
電車の混雑を避けるため、1時間前に投稿するほど真面目な京子おばあちゃん。
模擬試験で…
マークシートを初めて見た京子おばあちゃん。
・丸を正確に塗りつぶせ、の指示を真に受けて5分かけて1つの丸を塗りつぶしたり、
・塗りつぶしやすいようデッサン用鉛筆を大量に購入し塗りつぶしていると、手の腹に濃厚鉛筆の黒鉛が付着、それが答案用紙を汚し、機械が読み取り不能の0点になったり、
良かれと思ったことが裏目に出たりしながらも、いよいよ宅建試験本番を迎えます。
結果は…。
一発合格!!
合格率は15%程度のようです。一発合格の80歳、すごいですね!!
京子おばあちゃん:60年間の鬱憤でございます(笑)
とおっしゃっていました。
ガタガタ京子不動産
就職活動は…。
履歴書には、
「80歳 職歴なし」
これで採用されるわけがない、と悟った彼女。
京子80歳 女社長編
和田京子不動産開業 女社長80歳 職歴なし 業界経験なし
孫の昌俊さん、IT企業での知識を駆使し、
自作したHPが検索の上位に来るように細工
初日から電話がバンバンかかってきた!!
ところがおばあちゃん。
・自分がつけた屋号「和田京子不動産」を名乗るのが恥ずかしく、電話がかかっても受けられない
・やっと名乗れるようになっても、「自分の仲介で人生最大の買い物をさせるには役不足だ」という理由から、他の業者を紹介
など、およそ商売人とは言えない対応を繰り返します。
年商5億達成へ
・お客さんに融通がききまくる
・365日24時間営業
京子おばあちゃん:主婦感覚でございます。主婦って24時間、なんとなく営業しているようなものなんです。不動産屋も、そんな感覚でやればいいんじゃないかなと、かる〜く考えちゃった
・仲介手数料無料
不動産仲介業者とは、
「売主」と「買主」の間に立ち、物件が売れれば「売主」からも、「買主」からも仲介手数料が入って来る
というシステムだそうです。
和田京子不動産は、この
「買主」からの手数料を無料
にしています!!
京子おばあちゃん:私、自分が家を買うときに、「仲介手数料って高いなあ」と思った記憶がありまして。あんなに高く取らないでもやっていけるんじゃないかなあ、と思いましてね。
私は男みたいに「飲む」「打つ」「買う」の三道楽もないし、そういうお金はいらないので。
良かれと思って下したこの判断でしたが…。
同業者からの嫌がらせ
直接、店に押しかけられて文句を言われたり、
電話で攻撃されたり。
京子おばあちゃん自身、
商習慣を崩した自分が悪かった、
と反省の弁を述べられていました。
そのため…。
開業後2年間契約ゼロ 無収入
にもかかわらず、
戦時中に比べればヌルい!!
と商売を諦めません。
孫の昌俊さんは
このときサラリーマンだった昌俊さん、給料の80%約30万円をおばあちゃんの会社の運営資金として渡し、自分は
食費=1週間で1,000円
という極貧生活を送られていたそうです(T ^ T)
一方のおばあちゃんは、ノー節約で普通に生活。
京子おばあちゃん:夫の遺族年金がありましたので。(会社とは)別腹だったんです。孫も、8割渡してるなんて顔、しないんですよ。見栄はってね。で、私、「一体あの子(こんなに私にお金を渡して生活していけるとは)何やってんだろう。何か悪いことでもしてるんじゃないかしらって心配したくらい。
昌俊さんの好感度がグーーンとアップ!!いいぞ、昌俊!!
眠い!!
24時間営業なので、平均睡眠時間3時間
それも5分くらい寝て、パッと起きて、の累積の3時間。
弘中アナ:そこで京子さん、ある結論に達します。「ベッドを爆捨て」!!
若林:爆捨てなんて言葉、あるんだ!!
京子おばあちゃん:ベッドがあると、ついついパタンキューって寝ちゃいそうなんです。じゃあベッドがなければいいんだ、と。
創業3年目にして初の契約をゲット!!
この、「契約の前例がある」ということがこの業界では大切なことのようで。
「おばあちゃんのとこ、前例あるんだ。じゃあウチも取引してもいいかな」という感じで取引が拡大していき…
創業5年目で年商5億を達成。
苦しめられてきた不動産で、見事リベンジを達成!!
京子おばあちゃん、今の望みは…
「おばあちゃん、返事しないけどどうしたんだ、って思ったら。寝てる?って思ったら死んでたな、っていうくらい、仕事中に死ねたらいいなと思う」
と笑っていいのかどうかわからないお話をされ、さすがの若林も困った顔をしていました!!
3/19までTverで視聴可能です!!