全く足ができていない中、挑んだ大阪マラソン。
たくさんの方々に応援していただき。
35km地点でガチャピンを着て応援していたお方さまにも、
「ダイエットランナーさんの奥さんですか?」
と声をかけてくださったランナーさんもいらっしゃったみたいです。
完走後も、友人たちは言うに及ばず、このブログを読んでくださっている知らない方々からも「おめでとう!」を言っていただきました。
心房細動再発
しかし大阪マラソンのゴールは、めでたしめでたしのゴールではありませんでした。
結論から申し上げますと、心房細動が再発してしまいました。
大阪マラソンそのものは、本当に素晴らしいものでした!!
いいお天気に恵まれ。
たくさんの友だちを始め、沿道の応援者たちが、途切れることなく声援をくれて。
終わるのがもったいない、と久しぶりに思えたマラソンでした。
一体、僕の体に何があったのか…。
順を追って、見ていきたいと思います。
素晴らしかった大阪マラソン
▼スタート前。たくさんの友人たちと楽しくパシャリ!!BYプロカメラマンゆきちゃん。さすがの腕前です!!
▼手荷物預けのトラックまでが大渋滞。
▼やっと預けられました。
▼スタート前トイレ、スムースな大会もありますが、大阪マラソンはここに人員を割いていなくて、大渋滞。トイレが開くとすぐに並んでる人を誘導する人員を配置してる大会はとてもスムースですが、大阪はダメでした。
(大)のトイレに並び続けていたら30分はかかったでしょう。この時点で、スタートブロック閉鎖まで後40分ほど。
ここが最大のトイレ集積場であることを考えればここに並ぶのが本当でしょうが、ここからスタートブロックまでさらに移動しなければならず…。
▼(大)は断念して(小)に並びました。(小)はすぐに順番が来ました。
▼スタート地点へ移動しながら、朝日に映える大阪城を見ました。
▼Gブロックのスタート地点は日陰で寒かったです
▼朝はお餅を4切れ食べましたが、すでにお腹が空いていて。お方さまが作ってくれた小さなおにぎりがありがたかった。
スタート前は正常
▼さて、これが大事な写真です。スタート前のガーミン、左上の「心拍数」に注目してください。上の画面に隠れていますが、2桁で、10の位は「6」であることがわかります。つまりスタート前、僕の心拍数は60台でした。これは正常な数字でした。
▼スタートしました!号砲がなって、スタートゲートをくぐったのは10分を過ぎていました。
▼すぐに東京からのラン友・藤田さんが背後から追いつかれます!彼はサロマ100kmフィニッシャーです。
▼5時間半のペーサーさんは、キロ7分半くらいで走られます。「このペースならついていけるな…」と思い、しばしここについていました。
▼太陽の塔仮装の男性。関東の大会でこの格好で走った方が反応がいい、とのことでした。
▼前方が大渋滞。よく見るとブラマヨの小杉!!大人気でした!!
▼この辺りでトイレが我慢できなくなっていると、この看板が目に入り。
▼ハードロックカフェさんが、トイレを貸してくださっていたのでした!!ムチャクチャありがたかったです!!ハードロックカフェ、最高!!
▼トイレの間にブラマヨ小杉に抜かされていました。「ヒーハー!!」と声をかけるとハイタッチしてくれました!!
▼映画トランスフォーマーのバンブルビー仮装、完成度高し!!
▼中央公会堂を見ながら。
▼再び御堂筋を!
▼給水所。ゴミだらけの状況に、情けない思いをしました。滅多に見ないほどの汚さでした。
▼大阪ドーム、中間地点に近づいてきた…。
異常感知
▼その時!!僕は異変に気付きました!!心拍数が174に上昇しています!!
キロ7分半か8分くらいで、かつほぼ平坦な道。170を超えるなどあり得ません。
▼これが手術後走った京都マラソン。30kmあたりでDNFですが、心拍数は140を超えていません。
▼これは2017年11月にお方さまと走った淀川市民マラソン。7時間20分走りましたが150を超えることはありませんでした。
▼これが今年の3月に走った篠山マラソン、一瞬、170を超えていますが、これはきつい登り坂を必死に走った時のもの。
▼これが昨日の大阪マラソン時の心拍数。こう見ると明らかに異常な波形です。
上の時計の時間と、波形が跳ね上がった時間がほぼ同じなので、僕は本能的に、心臓が異常をきたした瞬間に時計を見たと思われます。
明らかに異常な心拍数…。
僕はゾッとしました。
不整脈か?…。機械の故障か?
僕は走ることをやめ、落ち着くのを待ちました。
しばらくすると、心拍数は143あたりにまで落ち着きました。
今にして思えば、走りも歩きもせず、ただ立っているだけで140越えなど、それだけでおかしいのですが。
心臓が怖くなったので、僕はここから「スカウトペース」40歩あるいて40歩走る、あの走法に切り替えることにしました。
しかし、そうやっても心拍計はすぐに170を超えるようになりました。
おかしい…心拍計のバグか?
と思い、胸に装着しているベルトをいったん外し、付け直したりもしましたが…。
数値は変わらず。
どうしたらいいんだろう…。
不整脈が出ているかもしれない。
ここでやめるべきなのか?
スカウトペースでゆっくり、140くらいをめどに走れば大丈夫なのか?
僕は悩みました…。
悩みながらも、少しずつ前進しました…。
▼通天閣を見ながら。
▼素敵な応援に励まされ。
▼爺こと木上さんは大阪中を駆け巡って応援してくれました!!
▼愉快な仮装ランナーたちに元気をもらい
▼マナーの悪さに心を痛めていると。
▼宮路さん。先週の神戸、金曜日の福知山もこのスタイルで
▼ゴミを拾いながら走り続けられる、ランナーの良心とも言うべき方。
▼32キロのまいどエイド。遅いランナーがたどり着いても何もありません。プチトマトもカラ。
▼かまぼこもカラ。
▼きゅうりアイスも。
▼「たくあん」は残っていました。
▼楽しみだったたこ焼き。あるわけないって感じでした。
▼ラッキョウはありました、嬉しかった。
▼シュークリームが残ってた!!これは嬉しかったです!!
▼33kmすぎのトイレ、もし待っていたらこの後の関門が危うかったかもしれません。おしっこしたい度75%くらいだったので、ここは使いませんでした!!
▼ありがとう、たくさんの応援。
▼35km、お方さまエイドにたどり着きました。「心拍がちょっとおかしい」と正直に言うと、お方さまは心配しました。「ホンマにおかしくなったらすぐにヤメて!!」と言われました。(マスクはお方さまの従姉妹です)
▼その300m先にも友人エイド。爺はここにも来てくれています。
▼「奈良マラソンですか?」
「そうです!」
「応援に行きます!」
「ありがとうございます!」
▼神戸を3時間半で駆け抜け、福知山に応援に行き、大阪にも来てくれた久野先生。
▼プロカメラマン・ゆきちゃんが撮ってくれたナイスショット!!
▼子供達の素敵なフラダンス。
▼ラン友Tシャツを見つけました!埼玉からのラン友さん。両膝の痛みに苦しんでいらっしゃいました。
▼いよいよ最大の難関。南港大橋。
▼その手前にもラン友が!!右の方は、僕なんかよりずっと辛い病と闘いながら応援に来てくれています!!
▼南港大橋の登りの途中に、ゆりやんレトリイバアが!!ものすごくいい人でした!!
▼芸風がちょっと誤解されやすいかもしれませんが、ご本人は全員に「頑張ってください!!」とまっすぐな気持ちで声をかけてくれていました!!
▼最後のバナナエイドには大量にバナナが余っていました。それを32kmで欲しかったで!!
▼南港に入り、ほとんど応援者がいなくなった場所で、ただ一人声を上げてくれていたラン友。
▼こんな方も…。
▼あと1km。心拍数を気にしながら走ったので、足はけっこう残っていました。
▼このマツコ。神戸でも見ました。
▼42km、正直なところ、終わってほしくないと思っていました。
▼見えて来た、フィニッシュゲート。
▼フィニッシュゲートを越えました。ネット6:12:35。グロス6:23:15。
▼止まっても心拍数は142を下回りません。普通は60なのに。
▼ありがとう、大阪マラソン。
▼しかし、帰宅後、血圧計で測っても、心拍数は147。ガーミンは間違ってはいませんでした。
明けて。本日…。
翌日。僕は手術をしていただいた八尾市立病院へ行きました。
▼手術をしてくださった渡部先生は本日はご不在。心電図を診て、今日の先生が発した一言は…。
「残念ですが。心房細動が再発しています」
今後、僕はどうなるのか…。
木曜日、もう一度、渡部先生の外来へ行きます。
あの時、20kmでやめていたら、良かったのか?
それとも、あそこで辞めようがどうしようが、この再発は止められなかったのか。
渡部先生に聞いてみようと思います。
そして、今後の方針を決めます。
術後2年、やっと走られるようになったのに…。
さすがにちょっと落ち込んでいます。
そして何よりも、お方さまに申し訳ない気持ちでいっぱいです。