昨日、2月16日は定期検査で外来でした。その時の模様は別記事に書くとして、気になっていた
「致死性不整脈」
について、先生にお聞きしたことを記しておきます。
あの、18歳のアイドルの女の子が突然死したというニュースは衝撃的でした。心からご冥福を御祈りいたします。
そしてその記事に出てきた「致死性不整脈」という言葉。心臓に不安を抱えているものとしては敏感に反応してしまいました。
記事をよく読んでいると、
「…心臓病を抱えながらマラソンをしている人などにもよくみられる症状である」
ええっ?!それってオレやん?!
また1個、心配ごとが増えたんかいな?
これは外来のとき、真っ先に渡部先生に聞かなあかん!!
と思い、外来に向かいました。
心房細動と心室細動
心臓には上下と左右に部屋があり、上が心房、下が心室、それぞれが左右に左心房、右心室、など、4つの部屋に分かれてるってことは、昔に習った遠い記憶…(^_^;)
そのうち、上の部屋に当たる心房が痙攣状態になるのが心房細動、下の部屋が痙攣するのが心室細動。
心房細動
上の部屋が痙攣し、止まったのと同じようになる心房細動は、心臓の血液を送るポンプとしての働きは、約30パーセント程度、減少するものの、すぐに命の危険があるわけではない。長期的に見れば脳梗塞などの危険が高まるので治しておきたい。
心室細動
下の部屋が痙攣する心室細動は、すなわち、心臓が止まった、という状態になる。大至急に措置しないと、心房細動とは違い、命の危険が極めて高くなる。
このうち、致死性不整脈とは、心室細動のことを指す。心房細動は当てはまらない。
とのことでした。
不整脈、ということで名前は似ているのですが、心房細動のあなたは特に気にする必要はない、と言われました。
元・心房細動ランナーとしてはホッとした次第です。
と同時に、やはり、不整脈、を軽く考えていると(そんな人はいないでしょうが)怖いな、との思いを強くしました。
これを読んでいるということは、あなたはもしかしたら、不整脈でお悩みなのではないですか?
ぜひ、お医者さんを受診されることをお勧めします。
何科に行けばいいかわからない、とおっしゃるのなら、
循環器系内科
です。
病院の選び方
まず順番として、手術をしてくれるような大きな病院ではなく、あなたの街の開業医さんのところに行きましょう。そんなお医者さんの中でも、看板の一番最初に
「循環器」
と書かれているお医者さんは、心臓など循環器を専門に扱ってらっしゃるところなので、そういうお医者さんに行きましょう。
僕の場合は、JR八尾駅のそばにある「うめもと循環器科・内科クリニック」へ行きました。
とても明るく、雰囲気の良い病院でした。
ここで心電図をとって、先生から即、言われたことが、
「池田さんは心房細動に間違いありません。カテーテルの手術をするレベルでしょう。さいわい、八尾には八尾市立病院に渡部先生という、この分野の立派な先生がいらっしゃるので、大阪とかまで行く必要はありません。渡部先生への紹介状を書いてあげますので、早急に行くように」
という流れで、八尾市立病院へ行くことになりました。
この病院は、とにかく広く、清潔で、導線も広いため、中に入っても心理的な圧迫感がなく、心にゆとりが生まれます。病気で心細くなっている患者さんへの気配りがとてもよく配慮されていて、居心地のいい病院です。
渡部先生が、カテーテルアブレーションという、心房内で痙攣の元になっている余計な神経を焼き切る手術をした方が良い、と言われたため、その手術を行い、今に至ります。
入院中も、とてもよくしてくださり、八尾市民の誇りといってもいいくらいの素晴らしい病院です。
このように、
地域の開業医さん→大きな病院、
という流れが一般的です。
もし、気になるところがあるのなら、お医者さんに診てもらいましょう!