横浜から来た毒舌男の巻
打ち上げにて。
店員:はい、お刺身お待たせしました〜!
オレ:おお!お刺身大好き!食べよう!
毒舌:おお!食べて食べて!マラソン走ってゴールしたんやもんな!お腹も空いてることだろう!
オレ:(…。オレ完走してないやんけ!)あ!鮭のお刺身や!これ好きやねん!
毒舌:鮭のお刺身!いいねえ!鮭って、産卵のため、生まれた川に戻ってくる!ランナーも、ゴールに戻ってくる!完走したランナーにこそふさわしい食べ物やね!どんどん食べて!
オレ:(もうヤケクソ気味に、毒舌男に合わせる)そうそう!オレ、ゴールしたからね!どんどん食べよーっと!鮭のお刺身!!
毒舌:それ、鱒(マス)らしいよ!
オレ:ぎゃふん!
(実際にはとろサーモンでした)
京都マラソンに絶対当選する方法の巻
毒舌:それにしても京都マラソン、応援したけど、めっちゃ楽しかった!来年は絶対に走りたい!
オレ:いいねえ!オレ実は、2014年に初めて京都マラソンに応募して以来、2014、2015、2016、、そして今年、2017年、すべて当選してる、当選確率100パーセントの男やねん!
毒舌:マジで?!
オレ:京都マラソン当選必勝方法を教えてあげよう!
毒舌:教えて!教えて!
オレ:インターネットの応募の記入欄のいちばん最後、「京都マラソンへのあなたの意気込みを教えてください」という部分を、しっかりと記入すること!
毒舌:と、言うと?
オレ:つまり、「なぜ京都マラソンを走りたいのか?」「自分は京都という土地をどれほど愛しているのか?」という、自分の思いを、熱く、詳しく語るのだ!オレはそうすることで、毎回、当選させてもらっている!
毒舌:ある!京都への熱い想い、俺にもある!
オレ:おお、なんや?ここで言うてみて!
毒舌:俺の嫁さん、実家が京都!
オレ:おお、いいね!
毒舌:で、毎年、嫁さんの実家に挨拶へ行く!
オレ:毎年行ってますか!いいね!ポイントアップ!
毒舌:義理のお父さん、満面の笑みで、犬の頭なでながら、玄関まで迎えに来てくれます!
オレ:優しいお父さん!
毒舌:「毒舌くん、わざわざありがとうね、来てくれて。待ってたよ、くつろいでくれたまえ」って言うてくれます!
オレ:いいねえ、義理のお父さん!
毒舌:そう言い残すとお父さん、二階に上がって、もう二度と降りて来ません!
オレ:風向き、変わったよ?
毒舌:京都の人って、建前と本音がわかりません!!
オレ:はい、落選!!
謎の美女ランナー!の巻
35km地点で応援をしていた我らがラン友応援団。
5時間のペーサーが過ぎると、ランナーはかなりへばっている。走ったり歩いたりのランナー、髪を振り乱したランナー。
そんな中…
掃き溜めに鶴、的な、信じられない美人ランナーがいた、とのこと!
彼女はニックネーム・ゼッケンをつけていた。仮に、「小雪」としよう!
「小雪」さんは、周囲のバテバテ系ランナーとはまったく異なり、軽やかな足取りで駆け抜けて言った、という。
なぜか髪もサラサラで、汗も見せず、妖精が舞うように駆け抜ける小雪さん。
中部地方で真実の愛を求めながら、道を説く仕事に従事しているI氏が思わず、
「小雪さーーん!がんばってぇええ!!」
と叫んだところ!
その、「小雪」さんは走りながら声のした方に振り返り、
「この世のものとは思えない微笑み」
を、I氏に投げかけたそうである。
ヒロシの…
ゼッケン作戦は大成功、特に「ヒロシの嫁」が呼びやすかったみたいで、
「ヒロシの嫁さん!頑張って〜!」
と、何度もなんどもゼッケンを呼ばれ、お方さまはご満悦のご様子でした。
また、ランナーさんからも、
「ご夫婦ですか?いいゼッケンですね!」
などと声をかけていただいたりもしました。
が、じゃっかん1名の応援者さん、ちょっと読み間違ったみたいで、
「ヒロシの家!」
と呼ばれていました…(^_^;)