この投稿でもお分かりの通り、僕はさまぁ〜ずが大好き。
さまぁ〜ずライブ11が近々、チケットが発売になるらしい。東京でしかやらないし、見たいけど、行けないかな〜。その前にチケットを取るのがムチャクチャ厳しいだろうけど。
さまぁ〜ずの番組では、「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」が2人の掛け合いの面白さがいちばん良く出ていると思うのだが、残念ながら「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」は大阪では地上波では放送していない。
さまぁ~ず×さまぁ~ずDVD BOX(Vol.30/31+特典DISC)(完全生産限定版)
- 作者: さまぁ~ず
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: DVD
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だが、最近では、テレビ朝日のサイトで最新話が無料で見れたり、民法公式テレビポータル「TVer(ティーバ)」でも見ることができる。「TVer」はiPhoneアプリでもあるので、出先でも見ることができるのだ。便利な世の中になったものだ!
4月27日放送分も面白い話が続出だった。
・三村が、コンビニでタバコを購入する際、「20歳以上は画面をタッチしてください」というレジのシステムを知らないので、大竹が必死に説明するくだり
・「あの映画のあの役者、誰だっけ?」という話題になった時、今の人はすぐに調べるが、その場は「思い出し大会」になっているわけなので、すぐに調べるな!というくだり
・三村が朝、起きたら、足に枕がある、逆さに寝ているくだり
など、フリートークでたくさんのネタがあったわけだが、
「さすが!さまぁ〜ず!!」と唸ったくだりがある。それが、大竹が喋った、
「大竹家の二人の息子」のくだりだ。
話そのものの流れはこうだ。大竹家には二人のお子さんがいる。長男が「龍臣(りゅうじん)」くん5歳、次男が「泰雅(たいが)」くん1歳。この次男くんが最近、食べ物を投げたりする。大竹が拾っても、またそれを投げる。今朝もそれが始まったので、大竹が次男くんの椅子を軽く蹴ると、びっくりした次男くんは大泣きに泣いた。
その夜、お風呂から出た長男くんは、背中を拭いてやる、という大竹をかたくなに拒む。
「どうしてお父さんに拭いて欲しくないんだ?」と大竹が聞くと、長男くんは、
「今朝、泰雅(たいが)を蹴ったから」
だと答える。
これを聞いた大竹は、家族全員に嫌われちゃった!と嘆く。
それに対して三村は、大竹が子供を持った年齢が遅かったので、「おじいちゃん」目線で子供と接している、どこか「好かれたい」と思って子供と接しているが、三村は若くして子供ができたので、好かれたいという意識は全くなかった。父親なんか子供に嫌われてナンボ、父親を怒らせると怖い、という意識を植え付けなければ行けない、だから大竹の行動は正しい、と説くのだった。
この話だけでも、二人の人間性が見えて面白いのだが、僕が本当に面白いと思ったのは、次男の椅子を蹴った時の大竹の言い訳だ。
「イライラしてたわけじゃないんだけど、冷静だったんだけど」
と前置きしながらも、最終的には、
「イラっとしちゃったのかな」
と、自らの非というか、人間的未熟さを認めようとする。それに対して三村は、
「大人の殺気、怒りを子供に見せることは大事!」
と言って大竹の行動を擁護する。大竹は三村の擁護を感じながらも、
「瞬間的に、(イラっとして)やっちゃったのかな!」
と自らの非を認める。
テレビでこの種のエピソードを話すときに、「どう考えてもそのリクツはおかしいやろ!」と言いたくなるようなヘリクツを並べ立てて、自らの正当性をまず訴えてからエピソードトークを始めるパターンが多いが、大竹は最終的に自分がイラついて子供の椅子を蹴ってしまったことを認めている。
そしてそれを聞いている三村が、逆に大竹を擁護しながら話を進めている。
そして最後はこの話を
父親=ラスボス
という形式にまとめようとして、大竹家にはママ(フジテレビアナウンサー中村仁美)というラスボスがいる、というオチに着地させる。
さまぁ〜ずらしい、どこか心が温まる笑いに昇華させてくれる、これが「さすがさまぁ〜ず!!」と思うところだ。