「ナギサビール」の名前を聞いたことがあるでしょうか。
関西人なら、聞いたことがあるかもしれません。八尾でも、夏祭りの屋台で飲んだことがあります。
このナギサビール、和歌山の白浜で製造されている地ビールです。
H.I.Sが選ぶ、現地で飲みたい地ビールランキングで1位になったこともあるみたいです。
ご存知の通り僕は下戸なんですが、お方さまはビールが大好き。
ナギサビールの工場見学ができる、というパンフレットがあったので、早速行ってみることにしました!!
実はお方さまは、ビールの工場見学が大好きです。
京都・山崎にあるサントリービール工場はもう何度も見学に付き合わされています(^◇^;)出来立てのプレミアムモルツなどを試飲するコーナーが大好きのようです。
そしてサントリービール工場で、お方さまが絶対に購入するのが、工場でしか買えない、「ザ・プレミアムモルツ 工場直送便」です。
これは、工場に来た人しか買えないもので、缶に詰めてまだ数日しか経っていない缶ビールが購入できるのです。
僕は下戸ですが、味はわかります。この出来立てビールは、通常のスーパーで購入するビールとは鮮度がまったく違います。確かに、めちゃくちゃ美味しい!!
やはりビールにとって、鮮度って大事なんだなあ、と、下戸でもわかります。
さて、ナギサビール工場。
サントリーの京都にあるビール工場と比較したら、その大きさは10分の1、と言っても言い過ぎではないでしょう。小さな小さな、ビール工場です。
工場見学可、って書いてあるのに、電話で事前に予約を入れる必要もない。もちろん、お金もかかりません。その代わり、見学後の試飲サービスもありません。
僕らが来店した時、お客さんは誰もいませんでした。
工場の入り口には、ウッドデッキでスペースがありました。中でビールも販売しているので、ここで飲むこともできるのでしょう。
ドアを開けるとカウンター。工場というより、おしゃれな酒場です。
「工場見学できる、と聞いたんですが…」
とカウンターにいたお兄さんに声をかけると、お兄さんが出て来てくれて、建物の奥にある工場スペースへと案内してくれました。
このタンクには数日前に仕込んだビールの原液がたっぷり入っている、とのこと。
作業の工程を、係のお兄さんが詳しく説明してくれます。
奥にあるのが、自動でビンに詰める機械。
サントリーでは、麦汁の工場、酵母を入れる工場、などが別の建物でしたが、ナギサビールは全部一つの建物の中にあります。小さな小さな工場です。
説明は20分程度で終わりました。
その後、先ほどのカウンターに戻り、説明を受けたビールを飲みます。
けっきょく、カップ(大)をセレクトしたお方さま。
注ぎ方が上手で、泡がクリーミーで、シルクのようにきめ細かい!!下戸の僕でも、飲んでみたいと思うようなビールです!!
ナギサビールは、缶ビールはありません。ビンビールのみ、しかもこの330mlのビンしかありません。
お方さまがここで飲んでいるのは、できてまだ数日しか経っていないビールです。
お方さまがゆっくりと味わっていると、某観光バスがやって来て…
なんと、いきなり20名のお客さんが入って来ました!!
20名一度には入れないので、10名ずつ、工場見学に行かれていました。やはり人気スポットみたいです。
次の組の10名は、お土産物を探していました。
もちろん僕は運転して来ているので、たとえ一口でも飲むことはできません。一本だけ、購入して、その夜、お方さまが飲むのを一口だけもらいました。
製造されたのが5月23日、飲んだのは6月3日、11日後です。
出来立てのプレミアムモルツもそうですが、出来立てビールだけが持つ新鮮な風味が口いっぱいに広がりました。
そしてとてもフルーティな味わいがありました。ナギサビールの特徴でしょうか。
11日後の瓶ビールでさえ、それほどの風味でしたので、お方さまが工場で飲んだ、できて2〜3日のビールはどれほど美味しかったことでしょう!!
ナギサビール、規模は小さいですが、そのぶん、鮮度の高いビールがいただけます!!
ビール好きの方、ぜひ、ナギサビール工場へは、クルマで行かないように!!
ランで行っても、白良浜のビーチから20〜30分で着きますから!!(^◇^;)