購入して10年以上が経過した我が家のエアコン。フィルターの清掃は毎年行なっているものの、その程度のケアしかしておりません。
「吹出口」と呼ばれる部分など、「汚れ」なのか「カビ」なのか、区別のつかないモノがびっしり…。
ここ数年、夏にエアコンをつけるたび、空気中に汚れを散布しているようで、気持ち悪く思っていました。
友人のブログで、初めて、「エアコンって、掃除できるんだ!」ということを知った始末。
どうやら、プロに頼むと15,000円かかるエアコン掃除が、自分で行うと1,500円で可能、とのこと。
ただし、素人が失敗するとエアコンを買い換えねばいけない…。あくまで自己責任。
友人ブログの他、「エアコン 掃除 自分で」でググって、出て来たサイトを熟読、失敗する可能性はかなり低い、と判断し、やってみることにしました!!
購入したもの@ホームセンター
①養生テープ
ガムテープでも代用できますが、ぜひ揃えておきたい。エアコン周囲にビニール袋を貼り付ける際、とても重宝します。特に基盤部分で重宝しました。
ダイヤテックス パイオランクロス 養生用テープ 緑 50mm×25m Y-09-GR [マスキングテープ]
- 出版社/メーカー: ダイヤテックス
- メディア: Tools & Hardware
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログを見る
②トイレ用ブラシ
僕が購入したタイプはあまり役に立ちませんでした。このタイプがオススメです。
③すみっこスポンジ
トイレ掃除用グッズですが、細かい部分はこいつが大活躍しました!!これも、ぜひ揃えたいグッズです。
④エアコン洗浄スプレー
いうまでもなく必需品。必ず2本1パックになっているのを買いましょう。フィンで1本、ファンで1本使います。
その他、掃除中に垂れてくる汚水を受ける巨大ビニール袋を購入すべきか悩みましたが、150リットル×10枚入りしか売ってなくて、1,000円もしたので購入を断念。結果的には、家庭用ゴミ袋3枚で代用できました。もし5枚入りが売っていたら購入していたと思います。
購入物は以上です。写真の領収書は1,235円ですが、養生テープが含まれていませんので、全部で1,500円程度の買い物となりました。想定通りの金額です。
実際の手順
エアコン掃除の手順を簡単に説明すると、
①外装部分を外す
②養生する(汚水受けビニールの装着)
③冷却フィンの清掃
④送風ファンの清掃
⑤組み立て
の5段階です。メインイベントは③と④、ですが、基盤に水がかからないことに注意しさえすれば、実はこの③と④がいちばん簡単です。(④は根気が必要ですが…)
ところが!!我が家はなんと、ほとんどのサイトがスルーしている
①段階でつまずいてしまったのでした!!
①外装部分を外す
ほとんどのサイトがここの部分はスルーしています。動画のアップを見ても、簡単にパコッと外しているのですが、我が家のエアコンはまったく外れませんでした!!
ルーバー部分は過去に何度も取り外して掃除しているらしいお方さま。この部分はあっさりと外していました。
ぞっとするほどの汚れ。
前面パネル、フィルター、ルーバーは取り外し完了。
ここで電源を抜きました。いちばん最初にやっておくべきでした。
他のサイトでは、上部にある「ツマミ」を押すことで、「カポッ!!」と簡単に外れてくれるはずの外装。しかし、我が家のエアコンは古いせいか、「ツマミ」なんかなく、どうやっても外れません。
諦めかけたその時、お方さまが吹出口の下に何かを発見!!
同じものが左にもついていました。左右のネジを外します。
は…外れたっ(T ^ T)!!
力任せに外そうか、としたこともありましたが、もし、そんなことをしていれば、外装は下半分が割れていたことでしょう。
1時間を超える格闘の末、ついに外装は外れました。
②養生する(汚水受けビニールの装着)
冷却フィンと送風ファン部分にそれぞれ洗浄スプレーするわけですが、フィンにスプレーした汚水は、ダクトを通って外に排出されます。
問題は、ファン部分。洗浄スプレーで落とされた汚水はすべて下に垂れ落ちます。それを受けるビニール袋を装着します。
ビニール袋をさいてシート状にし、それを2枚貼り付けます。下の部分、汚水を受け止められる形状に工夫します。
念のため、下に新聞紙とバスマットを敷いておきました。やはり、少しだけバスマットに汚水が点々と落ちていました。
絶対に忘れてはいけないことが、基盤の養生です。これは、サランラップを使います。しつこいくらいにサランラップで覆い、養生テープで止めました。ここで、養生テープのありがたさを実感しました。
左側にも、「風向きルーバー」を動かすモーターの機械部分があったので、念入りにサランラップで養生。
さあ!!ここまでできれば、あとは簡単なんです!!
③冷却フィンの清掃
上部の網のような部分が冷却フィンです。ここに思い切って、洗浄スプレーを噴射していきます!!汚水はダクトを通って外に排出されます。
この部分はデリケートなので、掃除機でゴシゴシやったりするのはNGとのことです。スプレーの水圧を信じて、洗浄スプレーを1本、まるまる使い切るまで、丁寧に洗いましょう。
④送風ファンの清掃
ここが根気のいる部分です。汚水は下に垂れ落ちるので、ビニール袋の受けが機能しているか、確認しながら作業を進めましょう。
まずは、洗浄スプレーで吹き付け。半分くらいを使うイメージです。
スプレー半分使ったら、今度は細かい汚れをブラシやスポンジで落とす作業です。お方さまがこだわったのが、奥にある、ローラーの部分。100本以上ある溝を、徹底的に洗っていました。ここで「すみっこスポンジ」が大活躍しました!!
作業は単純ですが時間がかかります。丁寧に、40分かけて清掃。
あとは汚れを洗い流すため、残り半分をまんべんなくスプレーします。
キッチンペーパーで汚れを拭き取って終了です。
⑤外装組み立て
外枠やルーバーなどは取り外し後、浴室で洗浄していたので、乾いた段階で取り付けます。
無事、動きました!!冷気はイヤなニオイもなく、清潔な空気です!!
注意!!
やり方を間違うとエアコンが壊れますので、買い換える羽目になります。作業は自己責任でお願いします!!
所要時間
①外装取り外し | 1時間10分 |
②養生作業 | 15分 |
③フィン洗浄 | 10分 |
④ファン洗浄 | 40分 |
⑤組み立て | 15分 |
合計 | 2時間30分 |
明らかに①に時間がかかり過ぎですが、あの「隠しネジ」の存在に気づかなければ、永久に取り外せませんでした。
①の方法がわかったので、次回は20分で可能なはず。次回は1時間は短縮できるかな、と思います。
ここまでするのはめんどくさい…というアナタ
③の、フィン洗浄だけなら、①も②も不要です。汚水も外に排出されますが、枠部分にスプレーが当たると、当然、汚水は垂れてきますので、網部分にだけ注意深くスプレーしてください。
ファン部分も洗うにこしたことはありませんが、フィルター以外は洗ったことがない、というご家庭も多いはず。エアコン深部のフィン部分はスプレーだけで洗えるので、年に数回はやっておくべきだと思います。
みなさんの参考になれば幸いです。