忙しいビジネスパーソンにとって、ランの時間の捻出は難しい問題だ。
早起きして朝ランをすると、一日が有効に使え、さらに早朝の美しい時間帯を駆け抜ける爽快さは、朝ランならではの経験だ。
しかし、どうしても朝に走ることができないという方もいる。
そうなると夜ランしかなくなる。
仕事が終わり、帰宅し、準備して、走り始めるともう20時ごろか。
季節に関係なく、もう真っ暗な時間帯だ。
実は僕もどちらかといえば夜ラン派で、ずっとそれくらいの時間帯を走っていた。
そこで、夜ランで注意したいいくつかの点について書いていこう。
①明るい色のウエアを着よう
夜道を走っていると、ダークな色のウエアを着たランナーが多いことに驚く。
夜は暗い。どうしても他者からの視認が難しくなる。特に車道横の歩道を走ったり、横断歩道を横切ったりするコースの場合は、ドライバーからの視認が重要だ。
上下真っ黒のウエアで走っているランナーには、危険を感じずにはいられない。
上半身や帽子は、白や蛍光色など、明るい色を着ることで、少しでも他者から視認されやすくした状態で走りたい。
②なるべく発光体を身につけよう
僕はこれを腕に巻いて走っている。
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これじゃなくても、首からぶら下げるタイプの発光体や、光を反射する反射板がついたウエアなどでもいい。なるべく光を発して、存在を知らしめながら走ろう。
③自転車に注意!
言うまでもないことだが、特に夜ランの場合、自転車は昼間以上に危険な存在だ。
自動車も注意が必要な車両であることはもちろんだが、自転車は歩道も走ることができる。ランナーと同じ場所を走れる車両として、それにまつわる様々な危険を経験してきた。
A)無灯火自転車が多い
まず無灯火の自転車が多いので、接近するまでこちらもその存在に気づかない。相手は相手で、スマホ片手で乗ってるもんだから、走っているこちらに気づいていない、何て事もよくある。
B)自転車は避けられても…
夜ラン時に、角から急に現れた自転車。こちらはとっさに、自転車から離れ、危険が及ばない程度の距離のコースをとる。
ところが!突然、何かが足に絡まり、激しく転倒!
何が絡まったのか?!
それは、犬のリードだ。突然、角から現れた自転車に、反射的に距離を置いたが、それは犬を散歩させていた自転車で、犬にまでは気づかなかった。
そのためリードに足を引っ掛け、転倒してしまったのだ。
そして、そんな無責任な自転車乗りの場合、たいていがそのまま走り去ることが多い。転倒して怪我を負っても、泣き寝入りというパターンになってしまう。
C)カドからは飛び出し注意!必ずアウトにコースをとろう!
亀ランナーの僕を抜くため、俊足ランナーが、曲がり角があるコースをインから抜き去ろうとしたその時…
カドから現れた自転車と激突!
(もちろん自転車は無灯火なので、ランナーは激突の瞬間まで自転車の存在には気づかない。)
双方とも転倒、あわや大怪我か?!
幸い、両者とも大した怪我はなく、互いに名乗る事もせずにそのまま走り去っていった。
夜の街角をインで走ると、カドから無灯火の自転車が来る、と思っていた方が良い。アウトコースを取ることを心がけたい。
④音楽ランは避けるが賢明
ランニングブームの牽引役として、iPhoneなどでの音楽を聴きながらのランニングスタイルがあることは分かってはいるが、上述の通り、夜ランは危険も多く、昼ランよりも注意力、集中力が必要であることはいうまでもない。
安全で楽しいランのためにも、夜ラン時の音楽は控えた方がbetter。
⑤女性は大通り、ランナーの多い公園などを!!
男性なら特に考える必要のない事も、女性なら考えなければならない問題はよくある。
特に、家の近所を、夜毎、決まった時間に一人で走る、という習慣がついた場合、どこで誰がその習慣に気づいているかわかったもんではない。
時間帯によれば、人通りが全くなく、あかりもない、といった、エアポケット的な場所で待ち伏せでもされたらたまったものではない。
残念な事だけど、なるべく女性ランナーは、そういった危険を回避するように心がけられた方が賢明だと思う。
大きな公園で、夜でも仕事終わりのランナーが集まる場所などを走られるようにお勧めしたい。
最後に…
夜ランへの注意事項ばかりで、なんだか夜ランをあまりオススメしていないように見えるが、決してそんなことはない。
夜ランは夜ランで、一日の疲れを癒してくれる効果は抜群だ。
仕事で凝り固まった筋肉がランでほぐれ、頭脳も精神面もスッキリする。
体がリセットされる。
食事も美味しく、入浴時も爽快で、よく眠れる。
朝ランに勝るとも劣らないメリットが、夜ランにもあるのだ。
どうか、危険を回避して、楽しく夜ランができますように!!