新福菜館といえば、京都を代表すると言ってもいいラーメン屋さんだ。
特徴ある、真っ黒なスープに、真っ黒な焼き飯。
ほぼ全員が、
「あそこに行けば焼き飯を食べないと意味がない」
とまで言わしめる、ラーメンに並ぶ二枚看板の焼き飯だ。
さてその新福菜館、京都駅のそばの、あの本店しか知らなかった。支店があるという話は聞いたことがあったが、新福=京都というイメージが強くて、支店で食べよう、という発想にならなかったのだと思う。
去年、ひらかたハーフマラソンで、お方さまは初めてハーフマラソンを走った。無事、人生初のハーフマラソン完走を果たしたお方さまが、ラーメンをご所望。
その時、ピンときた。
「京橋に新福があると聞いたことがある!!」
お方さまも新福菜館は大好きだ。京都でしか食べられないと思い込んでいたので、初マラソン後の新福は嬉しい。
そういうわけで、初めて新福菜館 KiKi京橋店へ行ったのは、去年のハーフマラソン完走祝いだった。(KiKiというのは、この店が入っている商業施設の名前だ)
そのジャスト一年後の今年のひらかたハーフ終了後も、僕はこの店に行った。
そして先日。お方さまの皮膚炎で、天王寺の病院へ行った際の帰りに、3度目の訪店をした。
皮膚炎で落ち込んでいるお方さまを少しでも元気付けよう!と思ったわけだ。
関連ランキング:ラーメン | 京橋駅、大阪城北詰駅、大阪ビジネスパーク駅
日曜日の14時。京都の本店の混み具合ならどんなものだろうか。一段落ついた頃合いだろうか。
KiKi京橋店は、本店の大混雑を知るものとはしては、やや拍子抜けするくらいだった。
▼のれんにある「雅」はなんだろう。本店の看板にはなかった。かつて京橋花月があったから、その繋がり的なことかな?
メニューを見て驚くことは、「定食」の類があることだ。また、ここには書かれていないが、餃子まである。本店にあるのは、ラーメンと焼き飯、あと確かチャーシューくらいだ。生き残るための方策か。でもメニューが多いのはなんだか嬉しい。
▼券売機。店内に2台ある。
さて、ここで新福菜館kiki京橋店で注文をする際に、最も注意しなければ行けないことをお伝えしておこう!
まずはこれをごらんください。
これは以前、京都の本店で撮影した、焼き飯である。
そしてこれが、KiKi京橋店の焼き飯(並)である。
その量たるや!おそらく本店の、軽く1.5倍はあるのではないか、と思われる量だ。
前述の通り、新福菜館ではラーメンと焼き飯を食べたい。しかし本店では焼き飯の大きさは一つだけだ。だからラーメン(小)と焼き飯を選ぶのが一般的だ。
しかし!京橋店ではその方程式を当てはめると、焼き飯が多すぎて食べきれなくなってしまう。
ところが、定食にはラーメン(小)と焼き飯(小)のセットがあるのだ。一人で来店したなら、たぶん迷わずそのセットにするのがbetterと思われる。
この日は、僕らは夫婦で来ていたので、焼き飯(並)を二人で分けたのだが、それでもやや多すぎた。
▼一人はラーメン(小)+焼き飯(並)の定食。もう一人がラーメン(小)だけを選び、焼き飯を二人で分ける。それでもやや多すぎた感が否めない焼き飯の半端ない量であった。
京橋店さんの特徴として、焼き飯の量もだが、味付けも、ややスパイシーな味付けだ。これも本店とは大きく違う。
ラーメンの味は変わりないが、焼き飯のスパイシーさは好みが分かれるところではないだろうか。
ハーフマラソンを走り終えた体には心地よい味付けだったが、走っていないこの日の体には、ややからすぎる感があった。
いずれにせよ、ラーメンは美味しく、焼き飯も本店のスパイシーバージョン。僕的には京都まで行かずにあの味が楽しめる、大満足のお店だ。
守口にも新福菜館があるらしいので、守口店さんでも食べ比べて見たいものだ。