走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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ランニングログ 12/6 今日も様子を見て8kmウォーキング

篠山ABCマラソンまであと:

 

88日

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ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:8.48km

 

今月の累計走行距離:33.31km

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本日のスクワット回数

 

60回

  

心拍数

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今日の体重

今月月初の体重:80.4kg

今月末までの目標:78.4kg

本日の体重:80.9kg

月初からの増減:+0.5kg

目標まであと:-2.5kg

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昨日の摂取カロリー 

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総評

 

本日もウォーキングのみ。

 

走れそうな気もするが、一応、今週いっぱいは様子を見ようと思う。

 

スクワットは60回。

 

ドクより、

 

お尻を鍛えるにはサイドプランク、サイドレッグレイズ、ブリッジを頑張ろう。

 

というメッセージを受け取ったので、明日から取り入れて見よう。

 

 

ランニングログ 12/5 軽度の肉離れにつき、2時間ウォーキング

篠山ABCマラソンまであと:

 

89日

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ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:8.7km

 

今月の累計走行距離:24.83km

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本日のスクワット回数

 

55回

  

心拍数

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今日の体重

今月月初の体重:80.4kg

今月末までの目標:78.4kg

本日の体重:80.5kg

月初からの増減:+0.1kg

目標まであと:2.1kg

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昨日の摂取カロリー 

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総評

肉離れが多すぎるので、お尻の筋肉を鍛えよ、との指令。

 

いろいろ探していたらこんな記事が。

matome.naver.jp

 

これは主に女性が形のいいヒップを目指してのトレーニングと思われるが、スクワットっていいかも、と思い、これを参考にすることにした。

 

これによれば、30日で250回のスクワットをすることになるのだが、その通りにするかどうかは別として、これを一つの目安にしていこうと思う。

 

とりあえず、今週は走らずウォーキングを行おうと思う。

 

 

 

 

 

 

奈良マラソン、オススメ応援ポイント!! 電車で行ける、絶好の応援ポイントです!!

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大阪マラソンや神戸マラソンは、応援ポイントへの移動は、縦横無尽に走っている電車や地下鉄を利用すれば思いのままに移動できます。

 

ところが奈良マラソンは、電車が走っている部分がコースになっていないため、電車による移動が難しい。

 

僕が初めて奈良マラソンを走った2012年、お方さまはレンタル自転車で応援してくれました。

 

しかしレンタル自転車は返却時間などの関係もあり、なかなか思うように使えません。

 

電車で移動し、しかも絶好の応援ポイントで応援できる方法がありますので、それをご紹介しますね!!

 

①鴻池(こうのいけ)陸上競技場からJR奈良駅まで(徒歩orタクシー)

 

奈良マラソンのスタート地点である鴻池陸上競技場にランナーは集合しているので、朝の7時半ごろ、そこに集合し、ランナーの皆さんを激励するのがいいと思います。

 

ランナーの皆さんは、例年、とても寒いことが多いので、スタート前の寒さ対策として、100円均一のレインコートの2枚重ね着や、このホットクリームの塗布などをして、寒さ対策をすることをお勧めします。

www.rundietrunner.com

 

さて、応援者は鴻池陸上競技場から、JRの奈良駅まで移動します。

 

タクシーによる移動でも構いませんが、徒歩でも可能です。2.5kmちょっとです。

 

この時に注意すべきことが、国道369号線です。

 

ここを渡らないとJR奈良駅に行くことはできませんが、この道は同時にマラソンコースでもあるので、8:30に通行止になります。

 

歩行者といえ、渡ることができなくなります。

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ここは8時半から通行止になるので、それまでに渡っておかねばなりません。

 

万一、8時半にここを渡れない時は、やや遠回りになりますが、鴻池陸上競技場からまっすぐ南に近鉄奈良駅方面へ行って、高天(たかま)の交差点まで行くと地下道があるのでそれで渡ることができます。

 

②JR奈良駅→帯解(おびとけ)駅(約7分)

 

JR桜井線で、奈良→京終(きょうばて)→帯解(おびとけ)とわずかふた駅。

 

「きょうばて」や「おびとけ」など、関西人でも滅多に読めない地名です!!

 

③第1応援ポイント:15km地点 帯解駅から南東方向、169号線にかかる歩道橋(徒歩約10分)

 

帯解駅から南東に歩くと、マラソンコースである169号線に出ます。「下山町」という交差点の、一つ南にある交差点に歩道橋がかかっているのでコースの向こうに渡ることができます。

 

(この後、第2応援ポイントに向かう際、この歩道橋が重要になってきます)

 

ここはちょうど15km地点です。

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サブ3ランナーならここをちょうど10時に通過します。

 

サブ4ランナーなら、10時25分ごろ通過します。

 

帯解からの移動に10分かかるとして、サブ3ランナーを応援したいなら、

 

JR奈良9:41発→帯解9:47着

 

に乗らないといけません。

 

しかも、この次の電車は、

 

JR奈良10:15発→帯解10:21着

 

しかありません。

 

10:21に帯解着なら、そこから10分かけて移動すると、サブ4ランナーの通過時間10時25分を過ぎてしまいます。

 

ですので、応援者はなるべく

 

JR桜井線和歌山行き 奈良駅9時41分発

 

の電車に乗ることが望まれます。

 

④第2応援ポイント:34.5km地点 かきうち菜果園前

 

第1応援ポイントで歩道橋を渡った地点から、北に数百メートル行くと「下山町」という交差点があります。

 

ここを東に、農道のような道を数百メートル歩くと、34.5km地点に出ます。

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この徒歩移動も約10分かかります。

 

サブ3ギリギリのランナーならこの地点は11時25分ごろ、

 

サブ4ランナーなら12時15分ごろ

 

この地点を通過します。

 

ですので、第1応援ポイントの離脱時間は、余裕を持って15分前くらいに離脱されるのが良いと思います。

 

応援終了:13時54分

 

実は第2応援ポイントのすぐ前に、第7関門があります。

 

この関門の閉鎖時間が13時54分。

 

最後のランナーはその時間にやってきます!!

 

補足:防寒着及び食料は事前に入手のこと!!

 

特に第2応援ポイントは、完全に田んぼの真ん中で、360度、風を遮るものがありません。

 

そのため、かなり寒いです。

 

くれぐれも防寒準備をお勧めします。

 

また、周囲にはコンビニや自動販売機もあまりありませんので、食料や飲料などは、JR奈良駅にたどり着くまでに入手しておくことをお勧めいたします!!

 

 

「陸王」第7話 若手の奮起と、ウジウジなおじさんたち!!光る、キムラ緑子の名演!!

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陸王第7話は、若干ですが、今までと比べて、話の流れるスピードが遅いように感じました。

 

こはぜ屋に買収話を持ちかけてくる会社の社長を松岡修造が演じるようなので、彼を見たい、というのが今回のメインだったのに…。

 

結局、先週の予告動画と同程度しか松岡修造は出てきませんでした。

 

しかし、視聴後、この記事を見て納得しました。

 

www.jprime.jp

 

当初、11話のはずだった陸王は、選挙の影響で10話に短縮されたはずが、あまりに好評のため14話の尺に延長された、とあります。

 

これは多分、全14話、というわけではなく、今後、2時間枠とかで放送されて、全部で14話分の長さの物語になる、ということだと思います。

 

それで納得できました。第1話から、物語全体が全力疾走で進んでいる感がありましたが、第7話が若干、スローペースになった理由が。

 

というか、逆に残りあと3話なんですが、原作本でいうともう82%以上を消化してしまいました!!

(全588ページのうち、フェリックスの登場は489ページから)

 

前半進ませすぎてあと18%しか残っていないところを、30%以上埋めなければならないので、スローペースになってしまうのも仕方ありません。

 

さて、では第7話!!キムラ緑子がめちゃくちゃ良かったです!!

 

大地、茂木、若手の頑張り!!

 

メインのおじさん連中はすっかり意気消沈、ダメダメ状態に陥ってしまい、逆に、経験の浅さなどを馬鹿にされていた若手たちが奮起する、という、いつもとは逆の展開になります。

 

繊維会社のリストアップと商談

 

タチバナラッセルとの取引がおじゃんになってしまって、困り果てる宮沢ですが、息子の大地が孤軍奮闘いたします!!

 

次の日には日本中の繊維会社をリストアップして、自らが商談に向かう、という前向きな姿勢を見せます。

 

陸王のために、イヤな雑誌の取材も受ける茂木

 

一方、茂木のニューイヤー駅伝の快走は、ライバルである毛塚の体調不良、という面が強調され、あまりクローズアップされず、陸王の宣伝効果は皆無。

 

なんとか役に立ちたい茂木は、あの憎っくき「週刊アスリート」の取材に応じ、区間賞を取れたのは陸王のおかげ、とアピールするも、実際に紙面になった時は、やはり毛塚がメインの紙面作り。

 

 

あまりにあの「月間アスリート」の女性記者ってひどすぎると思いませんか??(^_^;)

 

前回は、向こうから毛塚との対談をセッティングしておいて、「毛塚サイドからNGが出たからなかったことに」って、素人みたいな対談キャンセル。

 

今回は、

 

「前回は失礼しました。ニューイヤー駅伝、感動しました。怪我から復帰された茂木さんは、同じく怪我に悩む多くのアスリートへの大きな希望となると思います。ぜひインタビューを取らせてください」

 

って依頼しておきながら、出てきた記事は、

 

「毛塚くんは僕の目標で、ニューイヤー駅伝では後で体調が悪かったと聞き、それでか、と納得しました」

 

などと、毛塚の太鼓持ちのような、言ってもいないコメントを載せる…。

 

実は、アトランティス並みに極悪非道ですよね、あの雑誌記者!!

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大惨事!!シルクレイ製造機、大爆発!!

 

飯山が持ち込んだ、シルクレイ製造機が突然、煙を上げて出火!!たいへんだーー!!

 

この時も、飯山を煙の中から救い出すのは大地。今回は特に、若手の活躍が目立ちます。

 

(結局、出火の原因は明かされず…。試作段階だった機械を酷使させた結果、ということでしょう)

 

ダメなオヤジども!!

 

そして宮沢を中心としたオヤジ層はウジウジと苦悩し、仲違いや裏切りへの誘惑などと戦う回となっています。

 

本作は、基本的にはおじさん賛歌のドラマですが、おじさんが常に直面している現実の壁、に登場人物たちも直面する回になっています。

 

大地は、燃え盛るシルクレイ製造機から飯山を救出し、さらに繊維会社を何社も何社もあたり、タチバナラッセルに変わるアッパー素材を探すものの、全てが空振りに終わってしまいます。

 

でも宮沢はそんな大地の努力には気付かず、大地は就職の面接に行っている、と思っている始末。

 

心折れる宮沢社長

 

タチバナラッセルの裏切りとシルクレイ製造機が再起不能になってしまったことが、宮沢社長の心をすっかり折ってしまいました。

 

銀行に1億円の融資を依頼するも、家長支店長に断られてしまいます。

 

故・桂枝雀師匠の弟子の桂雀々(かつら・じゃくじゃく)。かつては枝雀一門で、いたずらっ子みたいな存在でいらっしゃいましたが、嫌味な悪役も似合う面構えになってきました。

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また、すっかり「いいヤツ」化した大橋課長にも、また、チーム陸王のはずの坂本からも、こんな融資は銀行員が100人いたら100人が反対する、と言われ、すっかり自信喪失。

 

飯山へのアプローチ、キムラ緑子の名演

 

第4の会社・フェリックス

 

日本発・世界的アウトドアブランドの「フェリックス」なる会社が、飯山のシルクレイに触手を伸ばします。

 

なんと、年間60,000千円(6千万円)の特許使用料で独占契約をしたい、と持ちかけてきます。

 

あんな夜中の道を歩いている時に、突然、クルマを横付けして商談に入る、なんて絶対にありえないですけど…(^_^;)

 

揺れる飯山、支える妻

 

「おめえは何も心配することはねえんだよ」

 

フェリックスから依頼があり、少しは心に余裕ができた飯山ですが、その心中は複雑で…。

 

奥さんはそれを見抜いています。

 

今回は、飯山の奥さんを演じるキムラ緑子さんの演技が実に素晴らしかったと思います。

 

キムラ緑子さんは、同志社大学時代からの知人であるマキノノゾミさんという劇作家であり演出家である方と結婚され、離婚され、また結婚されています。

 

飯山の妻の役と、彼女自身の人生と、どこか重なり合った部分があるかのような…。

 

糟糠の妻、という役を見事に演じられていて、少ない登場シーンながら、素晴らしい存在感を見せつけられています。

 

物語の後半、宮沢が再度、奮起して出資先を探す決心をした時、飯山は運命を共にしようと決意します。そしてフェリックスに、独占契約を断る電話を入れます。

 

この時の、キムラ緑子の泣き笑いの表情…。

 

今週、いちばんグッときたのはこの表情でした!!

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村野の覚悟

 

すっかり弱気になってしまった宮沢に対し、村野が彼に覚悟を問います。

 

「選手たちは命をかけて走っている。その彼らと付き合うためには、我々にも命をかける覚悟が必要だ。私が聞きたいのは、宮沢さんにその覚悟があるのか、ということだ」

 

という村野の言葉に、弱々しい自己弁護しかできない宮沢。村野は、

 

「私の見込み違いだったようだ」

 

と宮沢との決別を宣言します。

 

宮沢の決意と、驚くべき提案

 

チーム陸王の一員だった銀行員の坂本が、銀行員の限界を感じて退職を決意、外資系の投資ファンドに再就職をします。

 

彼から、陸王の今後についてウジウジしている宮沢には、社長がどうしたいかという意思が感じられない、と指摘される宮沢。

 

帰宅すると、疲れて寝ている大地は、孤軍奮闘してアッパー素材を探し回っていることを知らされ、みずからの後ろ向きの姿勢を恥じます…。

 

「うぉー!!」はいいけど、飲酒後の激しいランニングは危険ですよ(^_^;)

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宮沢は再度、1億円の融資先を探す決心をし、坂本の融資会社へと出向きます。

 

そこでの答えもやはり、不可。

 

しかし、坂本は驚くべき提案を…。

 

会社を、フェリックスに売りませんか??

 

さあ!!いよいよ、風雲急を告げる展開に!!

 

アッパー素材もなく、ソールのシルクレイも作ることができなくなったいま、降って湧いたこの買収話。

 

再びやる気を取り戻したはずの宮沢は、果たしてどんな舵取りをするんでしょうか??!!

 

 

ランニングログ 12/2 12月はしっかりログ取ろうと思ったらまさかの…。

 

先月はランニングログをサボったところ、体重が激増。

 

しかし、ランは殻を破ったかのように順調になって。

 

心臓の薬を終了以来、心拍が楽になり、やっとそれに慣れてきた感じ。10kmがとても楽に走れるようになってきた。

 

そのため、先週、今週とほぼ毎日、10km走っていたら…。

 

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今日、6km走った時点で突然、右のふくらはぎに違和感…。

 

やばい…。(^_^;)

 

せっかく、今月は「ゆっくり10km実行月間」にしようと思っていたのに、二日目から崩れてきた…。

 

 

 

ランニング

今月目標距離:150km

 

本日の走行距離:6km

 

今月の累計走行距離:16.13km

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心拍数

 

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今日の体重

今月月初の体重:80.4kg

今月末までの目標:78.4kg

本日の体重:80.4kg

月初からの増減:0

目標まであと:-2kg 

昨日の摂取カロリー 

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総評

 

前述の通り、ふくらはぎをやってしまいました、すぐに歩いたので、怪我の程度は浅いと思いますが、とにかく2日は休もうと思う。

 

 

 

 

 

 

大阪マラソン2017、沿道秘話 〜もう2度と走れない彼女から届いた、一通のメール〜

大阪マラソンを走られた皆さん、お疲れ様でした!!

 

みなさんの頑張りと、沿道の応援が一つになって、素晴らしいマラソン大会になったと思います!!

 

ところで…。

 

みなさんは、こちらの女性を覚えていらっしゃいますでしょうか?

 

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ピエロの仮装をして、グレープフルーツと梨を、ランナーのみなさん用に準備し、34km地点で提供してくれていました。

 

彼女は現在、名古屋にある大学で教鞭を執っている先生でいらっしゃいます。

 

わざわざ名古屋から、大阪マラソンを応援するためにだけ、来てくれました!!

 

そんな彼女も、もちろん走ることが大好きです。

 

初めて会ったのは、何年も前の北海道マラソン。制限時間5時間の道マラのフルはまだ難しいから…。と、10kmファンランを走り、ゴール後、お方さまと合流してフルを走る僕たちを応援してくれました。

 

その後、京都マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソンでもフルを走っていらっしゃいます。

 

2015年2月、京都マラソンスタート前。f:id:maddiehayes9915544:20171201075356p:plain

 

乗鞍天空マラソンという、雪の壁の間を走る大会が大好きで、非日常的な雪渓を走っている写真を何度も見せてくれました。

 

そして2015年、「ぐるっと富士山一周100kmウルトラマラニック」というウルトラマラソンを走破して…。

 

そして彼女はもう2度と、走ることができなくなりました。

 

今日は、彼女について、少し話をしてみたいと思います。

 

生い立ち

 

彼女はカナダで生まれました。

 

外交官だったお父さんの仕事の都合で、幼い頃より世界各国で暮らされました。

 

小学生の頃は、サンフランシスコやタイのバンコクにいらっしゃいました。

 

ジャカルタにも長くいた、とおっしゃっていました。

 

初めて入学した大学はエジプトのカイロにある大学だそうです。

 

当時、お父さんは在エジプト日本大使でいらっしゃったので、年に数回、公邸であるご自宅に、エジプト在住の日本人全員を招待されていました。

 

その中には、現在、東京都知事でいらっしゃる女性も含まれていたそうです。

 

なぜこんなことを書くのかというと…。

 

この、長い海外生活や、アカデミックな生活こそが、のちに彼女と彼女のご家族の命を助けることになるからです。

 

病魔との闘い

 

マラソンに目覚めたのは、もう若いとは言えなくなってから。でもマラソンのいいところは、年齢がいっても、ベストタイムを狙えることだ、と以前彼女はいっていました。

 

しかし、様々な病魔が、彼女を苦しめます。

 

大腸がん 

 

大腸がんと言っても、お腹を開いて病巣を摘出するだけではなく、それに付随する何種類もの手術が必要でした。

 

病巣を摘出する手術も、一回では終わらず。

 

それでも、彼女はそれらの手術に耐え、その恐ろしい病気に打ち勝つことができました。

  

また走れる、嬉しく思ったのもつかの間…。

 

コラーゲンの形成異常

 

彼女は、軟骨や靭帯が劣化しやすい病気でもありました。

 

いや、正確には、劣化しやすいのは軟骨、靭帯だけでなく…。

 

身体中の全ての組織が劣化しやすい、コラーゲンの形成異常という状態にありました。

 

そのため、大腸がんやその他の手術後、縫合した部分が開いてしまうというアクシデントにも見舞われていました。

 

がんの手術の後、再び走れる、と喜んだのもつかの間、走っていると消化器官からの出血。

 

摘出手術時の結合が、過度の運動で開いてしまったのか…。

 

もう走れなくなるかも…。

 

しかし、不幸はまだ続きます。

 

骨盤の骨折

 

走っていると、腰部に痛みが。詳しく検査すると…。

 

骨盤の一部が、疲労骨折を起こしていました。

 

骨盤とは、

 

①左右の「腸骨」と

 

②脊椎の最下部にある「仙骨」

 

という3つの大きな骨で構成されています。それぞれを結合させているのが軟骨なのですが、この軟骨が劣化し、結果として骨盤の一部が疲労骨折を起こしてしまいました。*1

 

これは、治すことができません。

 

走れば激しい痛みが伴います。

 

そして、骨折箇所が広がれば、どうなるかわかりません。

 

このまま走り続ければ、骨盤が壊れてしまうでしょう。

 

もう、走れない…。

 

最後の挑戦

 

そう思ったとき、彼女は最後にやり残した「ウルトラマラソン」に挑戦したのでした。それが2015年の「ぐるっと富士山一周100kmウルトラマラニック」でした。

 

深夜にスタートするこの大会。大自然を満喫するマラニックのため、エイドはわずか3箇所、コンビニもほとんどありません。

 

必要な装備は全て自分で背負って走らなければいけません。

 

当時、サロマの完走を目指していた僕は、知り得た情報を全て彼女に送りました。読むべき本、入手すべき装備、飲むべき薬、摂取すべきサプリなど…。

 

初めての夜間走、誰1人、知らない参加者、初めてのザック走、初めての100km走…。

 

大会が近づくにつれ、「不安」「後悔」といった言葉が、彼女の口から漏れ出しました。

 

しかし…。

 

「私には『次』はない」

 

という言葉が、僕の胸に刺さっていました。

 

何としても完走させてあげたい…。

 

僕にできることは彼女を励まし、アドバイスを送ることだけでした。

 

やがて、覚悟が決まった彼女。

 

当日。

 

苦手な夜間走をくぐり抜けた彼女。

 

いつしか、初対面の参加者の方の数名と、グループを形成するようになりました。

 

不慣れなランナー達が集まって、様々な難関を乗り越え、ついに彼女はゴールへとたどり着きました!!

 

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「私にとっての初100kmは、想像していたような自己の限界との闘いではなくて、ただただひたすら「まだこれだけしか進んでないのぉ〜〜?!」と走っても走っても距離が減らない失望感と忍耐の連続でした。

 

それでもずっとずっと歩みを止めなければ、必ずゴールできると思って、ゴールが近づくにつれて喜びが込み上げてきました」

 

 

こうして、人生で初めて100kmを走破した彼女。

 

さようなら、ランニングシューズ

 

骨盤の骨折箇所は限界に達していました。

 

それ以来、2度とランニングシューズを履かないと自分に誓いました。

 

病魔は終わらない

 

しかし、不幸はさらに続きます。

 

今度は、首の部分の軟骨が劣化し…。

 

彼女の脊椎の先端が、延髄(脳幹部)に食い込んで行く、という症状が発症しました。

 

激しい頭痛。

 

この症状は、手の打ちようがありませんでした…。

 

日本では。*2

 

極めて特殊な手術

 

彼女には「切り札」がありました。

 

彼女の家族の中で、このコラーゲンの形成異常を患っていたのは彼女だけではなく…。

 

実は15年も前に、すでに彼女の次女さんに、同じ症状が出現していたのでした。

 

そのとき、彼女は、自分の娘を助けるため、この分野では遅れ気味である日本の医療より、もっと進んだ医療がないものか、英語で書かれた医学書を読み漁りました。

 

そして、この分野の世界的専門医であるDr.Bとコンタクトを取り、娘さんの主治医となってもらっていたのでした。

 

Dr.Bはこの15年間、彼女の次女さんの経過をずっとフォローしてくださっています。

 

そしてDr.Bは、その間にもこの分野の手術を無数にこなし…。

 

ついに2008年、極めて特殊な手術方法にたどり着きました。

  

その手術は、日本では脳外科医でさえ、そんな手術の存在すら知らない、極めて特殊な手術でした。

 

簡単に言えば、

 

「頭蓋骨と脊椎を、ネジで固定する」

 

というものです。

 

その後、献体された遺体から採取した骨と化学物質を合わせて粘土状にしたものをかぶせて固定します。

 

世界中で、執刀できる医師は、Dr.Bを含めて2名のみ。

 

ただし、その手術を行うと、首を回すことができなくなります。

 

簡単にいうと、前しか向けなくなるのです。

 

それでも彼女はその手術を受けることを決意。

 

今年の初めに、先生がいるニューヨークで、手術を受けました。

 

手術は成功し、頭蓋骨の脊椎への沈降は無くなりました。

 

(その後半年間は、bone growth stimulator(骨成長刺激機)という機械で1日4時間、その部位に電波を当てて骨の固定を促進しなければならなかったそうです)

 

 

退院時の様子。向かって左の次女さんはイギリスから、彼女の後ろに立つ長女さんと、右の長女さんのお嬢さんはカナダから、手術に付き添ってくれました。

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閲覧注意・手術後の首

 

今の彼女の状態は…。

 

「普通の人が、「首を寝違えて痛い」と思っているその状態が、自分にとっては通常の状態」

 

だとおっしゃっていました。

 

手術後のレントゲン写真。6本のネジが確認できる

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首をくるっと回すことはできなくなりましたが、悪い症状は治まりました。

 

今、彼女はこの手術について、日本の脳外科医よりも詳しく知っている人物となっています。日本の主治医に彼女がレクチャーする立場になっていて、脳外科医からこの手術に対するフェイスブックのページの作成を勧められているらしいです。

 

彼女の現在

 

そんな彼女…。

 

もちろん、もう2度と、走ることはできません。骨盤もそうですが、首がそんな状態でもあるのですから。

 

いま、彼女はどうしているかというと…。

 

毎日、ジムに通い、水泳をしているらしいです。

 

1日2回、プールに入る日もあるようで、週に8回以上、プールで泳いでいらっしゃいます。

 

それも、ただ単に泳いでいるわけではなく、レッスン、それもかなり激しいレッスンを受けていらっしゃいます。

 

何キロ泳いだらプールサイドで激しい筋トレをして、そのままプールに入ってさらに何キロも泳ぎ、を繰り返すといったレッスン。

 

まるで高校の部活みたいだ、と自分で笑ってらっしゃいました。

 

もちろんコーチは彼女の首のことを理解しているので、首に負担がかからない練習です。

 

背泳を中心として、競泳の大会に何度もでて。

 

年代別で金メダルを2個もとったのよ、と誇らしげに僕たちに見せてくれました。

 

彼女が受賞した金メダル

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「転んでもただでは起きない」、なんて言葉は、彼女の人生にとって軽すぎる言葉かもしれませんが。

 

何度もなんども襲いかかる不幸を跳ね返し、そしてその先にある人生の喜びを見出す。

 

なんという、驚異の生命力だろう、と僕は思います。

 

彼女が応援した、大阪マラソン

 

大阪マラソンは…。

 

大阪マラソンは、そんな彼女が名古屋から来て、応援をしてくれたマラソン大会なのでした。

 

自分はもう2度と走れない、マラソンの道。

 

そこを走っているランナーの皆さんを、彼女が応援してくれた大会なのでした。

 

きっと、いつも以上に、応援の力を感じたランナーさんも多くいらっしゃったのではないでしょうか。

  

そして、彼女のことを考えるたびに、僕は思うのです。

 

走れるってことは、なんて幸せなことなんだろう、と。

 

エピローグ 〜彼女からの手紙〜

 

僕はこのブログの下書きを彼女にメールで送り、何箇所か訂正してもらいました。レントゲン写真なども、送っていただきました。

 

そしてそのメールの最後に、彼女からメッセージが添えてありました。

 

そのメッセージを読んで…。

 

僕は不覚にも、落涙してしまいました。

 

ああ、僕は、なんて愚かな男なんだ。

 

「まだ、私は諦めていないんです」

 

そこには、そう書かれていました。

 

そのメッセージを添付して、この話を終わりにします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 
池田さん
 
お心のこもった文面でこのような場で紹介していただけて、とても光栄に思います。
 
大阪マラソンの応援、ご一緒できてとてもとても楽しかったです。そして最後のランナーを見送って、またある記憶が蘇ってきました。
 
それは私が最初に沿道に立ってマラソンの応援をしたときのこと、ある手術で翌週入院することになっていたときでした。
 
トップランナーの通過から、最後のランナーが苦しそうに歩いて通過するまで何万人ものランナーがそれぞれの自己にチャレンジする姿を目の当たりにして、
 
「これほど大勢の人々が頑張っているのだから、私でもビリでのゴールなら目指せるかもしれない」
 
という気持ちが沸々と湧いてきました。
 
その気持ちは手術後、病室のベッドの上でどんどん強くなっていき、退院するときには「絶対に走る」という確信に変わっていました。そうして、
 
「できるだけエスカレーター、エレベーターを使って、できるだけ歩かないように」
 
と医師から忠告されていた私が、フルマラソンだけでなく、ウルトラマラソンやトレイルランなどにも参加できてしまったのです。
 
医師の忠告を守らなかったことで症状が進行した、という面はあったかもしれません。それでは、じっと大人しくしていた方が良かったのか、というと絶対にそんなことはない、と自信を持って言えます。
 
池田さんご夫妻をはじめ、ランニングを通してどれほど素敵な人々と出会い、楽しい時間を過ごすことができたか、それはどんなものにも代え難い私の宝物です。
 
そう、それで、池田さんは「もう2度と走れない」と書かれましたが、
 
私、本当は走ること、諦めてはいないんです。
 
またあの時の気持ちが蘇ってきて、
 
「制限時間ギリギリのゆるゆるランなら、マラソン、ゴールできるかもしれない」
 
っていう気持ちでいます。どうなることでしょう?
 
他に楽しいこともいっぱいあるけれど、また走りたいな、とも思います。応援していただけたらうれしいです。
 
いつもいつも励ましてくださってありがとうございます。
これからもどうぞよろしく!
 
万里

 

*1:3つの大きな骨のつなぎ目になっているのが、左右の仙腸関節と下腹部中央にある恥骨結合部です。本来は動かない仙腸関節の軟骨がすり減ってずれるようになったために恥骨関節が疲労骨折を起こし、そこは現在も左右に開いたままになっています。

*2:この症状に対して、日本で行う手術は後頭部の外側をとても長いプレートで固定するというもので、本当にロボットのようになってしまう手術です。Google で「頭蓋頸椎固定術」を画像検索すると日本のこの手術の典型的なレントゲン写真を見ることができます。これは、死にそうにならないとやってもらえない手術。