妻:夢…見た…
夫:最近よく見るね。
妻:なんか、パレードがあるねん…
夫:何のパレード?
妻:ただ…ブラスバンドが…行進するだけのパレード…
夫:麗子は昔、ブラスバンド部やったからね。
妻:みんなで見に行くねん…いとこのヒサ子とか、早苗おばちゃんとか、ケンちゃんとこの赤ん坊とか…
夫:大勢で行くのね。
妻:ハイエースに乗り込むねんけど…
夫:うんうん。
妻:ハイエースは壊れてて、動かへんから…
夫:え?もう乗り込んでるで?
妻:牛で引くねん…
夫:…。
妻:麗子は、牛をあやつるから、牛の背中に乗るねん…
夫:…。
妻:で、八尾のメインストリートまで、牛に牽引されたハイエースでブラスバンド見に行くねん…
夫:何名編成のブラスバンド?
妻:…10名くらい…
夫:(小規模!)
妻:そのブラバンよく見たら…
夫:うんうん。
妻:「哲也先輩」がシンバル叩いてはるねん…
夫:「哲也先輩」を存じ上げませんが。
妻:高校の時の…ブラスバンド部の時の先輩…。何「哲也」やったか…上の名前は忘れた…
夫:「わたり」じゃなくて?!
妻:…え?
夫:「わたり」じゃなくて?!
妻:…え?
夫:「わたり」じゃなくて?!
妻:…え?
夫:…なんでもないです。
妻:で、哲也先輩があたしを見つけて…
夫:うんうん。
妻:「じぶんもココで演奏しやなアカンやん!」て言うねん…
夫:うんうん。
妻:「あたしチェロやし、行進できませんねん」て返すねん…
夫:牛に乗ってるコトはイジられないんや…
妻:「チューバでも吹きましょか?」って哲也先輩に提案してん…
夫:チューバ?
妻:「そうして!」って哲也先輩は言うんやけど…
夫:うんうん。
妻:「よー考えたら、アタシ、チューバ吹けませんわ!」言うねん…
夫:…。
妻:ほんで、哲也先輩、「こんなバンドどうでもエエねん!」言うて、ハイエースに乗り込んで、みんなで喫茶店でお茶すんねん…
夫:…フーン。
妻:…こちらからは以上です…
夫:…。
お方さまのランニングログ
すみません、今日も遅番につきランはなしです。
明日は篠山マラソンの応援です。帰ってから走れるかな?
お方さまの血圧
血圧 132-94
脈拍 66
感想
父親が、20歳くらいの娘さんとパンプスを買いに来られて、娘さんの足が痛くならないパンプスを選んでほしい、と必死に懇願。最終的にいいのが選べて、お方さまに何度も何度も頭を下げてくださった。
とても微笑ましい親子関係だった。