▼その1はこちら。
さて、熊野本宮大社、参詣道としての熊野古道は、ここはゴール地点であるわけですが、われわれはここからスタートすることにしました。
そのため、まずはここで参詣をすることにしました。
▼この鳥居をくぐる時、地元の皆さんは深々と一礼をされていましたので、それを真似て、脱帽し、一礼をして入りました。
▼急な石段を登ります。
まずはお手水で清めましょう。お手水のやり方については、
ここで詳しく説明してあります!!
柄杓に直接、口をつけるなんてもってのほかですが、ほとんどのおばちゃん連中は柄杓に口をつけていました。口を注ぐ時は、必ず左手に水をとって、その水ですすいでください。
参拝について詳細は、熊野本宮大社のHPをご参照ください!
本宮を出て、最初の王子、「祓殿王子」(はらいどのおうじ)へと向かいます。
ここは熊野本宮から数百メートルしか離れていない場所なので、すぐについてしまいました。
▼熊野本宮大社から数百メートル、まだまだ森にも入らない、こんな道に…
▼こんな立て看板があって
▼スタンプを押す台があります!!
下調べ不足のわれわれ夫婦は、各王子がスタンプラリー方式になっていることを知らずに来たのでした。
たまたま、リュックの中に入れていたメモ帳があったので、急遽、それを御朱印帳がわりにしました。
注意!!熊野古道を歩く/走る際には、必ず御朱印帳を持っていくようにしましょう!!!
▼祓殿王子のスタンプ、GET!!
僕たちが予定していたコースは、このあと伏拝王子、水呑王子、を経て、発心門王子。
わずか数分で最初の祓殿王子についたので、発心門王子もすぐ到着じゃないかな?もっと目的地を遠くしてもいいのでは?
と思ったのですが…
次の、伏拝王子に到着するのは、この1時間半後なのでした…(^◇^;)
▼ついに道は、このような様相を呈し始めました。
▼木、しか見えない。
木々の一本一本が、同じ大きさで、かつ、どれも垂直に伸びています。
おそらく、丁寧にお手入れをされているので、このような美しい木々の森になるんだろうな、と思いました。
▼この道しるべ状のものが、ほぼ50mごとに立っているので、道に迷う心配はありません。
▼美しい森を歩くと、時間を忘れます。
▼正規ルートからちょっとだけ外れる、「ちょっとよりみち展望台」に登りました。けっこうな急坂でした。
▼正規ルートに戻ります。こんな道が延々と続き…
▼スタートして1時間。「三軒茶屋」に到着。優しいおばちゃんのお店。われわれ夫婦はここを「おばちゃんエイド」と呼んでいました。
ここは、熊野本宮大社への道と、高野山へと向かう道の中継点になっています。かつてはさぞ賑わっていた場所だったのだろう、と推察されます。
▼関所がありました。お方さまが指差す方向に進むと高野山です。
▼らっきょう、つまませてもらいました、美味しかった!!ニンニクや、ワラジも売っていました。
▼おばちゃんエイドで梅ジュースをもらいました。120円。普通のお値段でした。おばちゃん良心的。
おばちゃんが、「奥にトイレがあるから、使っていき」と言ってくれました。こんな山奥のトイレ、ちょっとオエッかも、と思ったら…
▼なんと、「バイオトイレ」。
水洗式ではありません。フタを開けると、1mほど下に、膨大な量の「おがくず」のようなものが敷き詰められています。
そして、用を足し終わると、この「スタートボタン」を押すと…
敷き詰められていた「おがくず」状のものが何度も何度も回転し、汚物を包みこむようにして抱き込んでいき、やがて汚物は下の層に消えていきます。
匂いも何もしない、とても清潔なトイレでした。
「おばちゃんエイド」をでて、20分ほど歩くと、ひらけた場所に出ました。
▼NHKのテレビ小説「ほんまもん」でロケに使われた場所だそうです。
このすぐ横が伏拝王子。
スタンプ台は休憩所横にあります。
▼伏拝王子のスタンプです。
京都からの旅人が、かなたに見えた熊野本宮に感動し、「伏して拝んだ」から「伏拝王子」。また、和泉式部がここで生理になってしまい、参拝を断念する決意を固めたところ(生理中の女性は不浄ゆえ神社に参拝できない)、熊野権現(熊野神社に祀られている神様)が快く受け入れた、との伝説があるそうです。グッジョブ!熊野権現!!
▼伏拝王子横の休憩所、「伏拝茶屋」。行きも帰りも、なぜかここには白人さんの姿を多くお見受けしました。
このあとは水呑王子、と発心門王子ですが…
実はこのあと、われわれはちょっとした恐怖体験をすることになります…